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Detective Hitman

原作: 名探偵コナン 作者: 豆太
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第2話『狙撃』の時間

「起立!きをつけ!礼!」

ババババババッババババッ!!



日直の挨拶とともに、聞こえる銃声、とても普通の学校とは違う雰囲気の椚ケ丘中学の3年E組、その銃の標的は、弾をマッハ20のスピードで避けながら出欠をとる担任の月を7割破壊した犯人の超生物、「殺センセー」。


殺センセー「ヌルフフフ、今日も欠席0ですね。素晴らしいです。」

「ちぇ、速すぎるよ。」
「今日も殺せなかった。」
「みんなで一斉に殺れば、って思ったのに。」

など、残念がる生徒たち、そんな生徒たちを見て、殺センセーは頭を黄色と緑のシマシマにして、なめ腐った態度で生徒達を馬鹿にする。全く大人げない。



その時、パシュッ!
という音とともに、殺センセーの触手が一本、何者かの狙撃によって撃たれた。



「「「「はぁぁぁぁぁぁぁ‼‼」」」」



生徒達は全員目を大きく開けて驚いた。
それもそのはず、どんだけ頑張っても触手の一本も殺ったことがないのに、たった一発で触手を一本殺ることができたのだ。
どこの誰がやったのだろうと、校舎の外を見回すが、誰一人として人影が見えない。

そこに、
ガラガラガラ

烏丸「はぁ、はぁ、今触手の一本をやったと報告が入ったが、本当か?、、、!!」

教室の扉から息を切らして入ってきたのは、このクラスの副担任で、防衛相の烏丸先生だ。左手にはスマホが握られている。その烏丸先生が、殺センセーの状態を見て、目を丸くしている。そして、左手に握られたスマホを左耳にあて、通話をしはじめた。

烏丸「!!どうやら、本当らしいな。・・・状況を確認した。すごいな。ちなみにどこから?・・うそですよね?・・マジですか。ハハハ。で、こちらには今日にも来られますか?・・・はい。・・・え!別にそんなことしなくても大丈夫ですが・・・そうですか、わかりました。・・では、明日また。」

二言三言会話を続けた後、烏丸はスマホをしまい、生徒達に話があると、教壇に立つ。
烏丸が話始める前に、学級委員の磯貝悠馬が手を挙げクラスみんなの気持ちを代弁する

磯貝「烏丸先生、今の電話ってもしかして、この触手破壊した人からですか?」

烏丸「正確には違うが、似たようなところか。今の電話の相手は俺の恩師で、今はFBI 捜査官の赤井秀一という男からで、この触手を破壊したのは、その男の息子さんだ。その息子さんと娘さんが、明日ここに転校してくるらしい。」

そこで、可愛らしい男の子の潮田渚も烏丸に質問する。
渚「息子と娘ってことは双子とかですか?ってか連絡してくるくらいなら、すぐくればいいと思うのですが・・。」

烏丸「ただの恩師だ。双子かどうかなど知らん。明日、聞いてみるといい。そう、俺もすぐ来るものと思っていたが、今彼らは、この数キロ先の山の中にいるらしく、この校舎につくまでにはきっと日が暮れてしまうから、また明日こっちにいくといっていた。」

烏丸のその言葉に、反応したのは殺センセー。触手が撃たれたことがショックで抜け殻と化していたが、今の言葉に反応して覚醒したらしい。

殺センセー「にゅや!数キロ先の山の中から狙撃したというのですか?!そんなばかな、しかも転校してくるということはこの子たちと同い年ということですか?!」

烏丸「あぁ、恩師にこどもがいるなど全然聞いたことないが、転校してくるということは、君たちと同い年のしかも凄腕のスナイパーということになるな。」

殺センセー「ヌルフフフ、これはまた、面白くなってきましたねぇ、どんな子たちがくるのかとても楽しみです。」





そのころ、3年E組の校舎から数キロ離れた山の中に人影が三つ。

コナン「秀一さん、電話終わりました?」

秀一「あぁ、向こうはかなり驚いてるみたいだったな。」

哀「そりゃそうでしょうよ。それにしても、このビービー弾みたいの対殺センセー用の弾でほんとによく撃てたわね。この弾の素材をいろいろ調べたいわね。」

弾を掌で転がしながら、目をキラキラさせる哀。
そんな哀をライフルを片付けながら、呆れた目でみるコナン。

コナン「で、秀一さん、この後はどうするの?さすがに秀一さんのシェルビーGT-500で校舎いってもつく頃には日が暮れると思うけど。」

赤井「あぁ、この後は椚ヶ丘中学校の本校舎で転入試験を受けて転入準備をしようかと思うが、いいか?」

コナン「俺は大丈夫ですよ。」

コナンはそういうと、お前はどうなんだよという目で哀を見る。
そんなコナンに、はぁ、とため息をついて哀は答えた。

哀「久しぶりの日本、ショッピングしたかったけど、自由に動けない身だからしょうがないわ、付き合ってあげる。」

赤井「・・ほんと、君たちは相変わらずだな。この学校のことはもう調べたか?」

哀「当たり前よ。」

コナン「あぁ、調べたけど、この学校すげー頭いい学校みたいですね。でもこのE組制度っていうのを作った浅野學峰校長、やり方がひどすぎるな。」

哀「私は嫌いよ、こんな人間。」

赤井「まぁまぁ、君たちの気持ちは重々わかる。君たちには、向こうの学校を休学という形になってしまったのは、申し訳ないとおもってるよ。」

そう、コナンと哀はアメリカの飛び級制度で、中学3年生の学年だが、大学のそれぞれの学部に通っていた。

哀「でも、このE組に入るには、転入試験、ちょっと手を抜いた方がいいのかしら?」

赤井「いや、それは大丈夫だ。本来の実力でテストを受けてほしい。満点を取ってもらってかまわない。なんとかする。」





   To be continue
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