第七師団所属主 R-18
「神威、最近顔に包帯しないよね。」
「え?まあ、そうかもしれないけれど。」
いきなり何の話だと不思議そうに私を見る神威に、洗って綺麗にした包帯を服と一緒に手渡す。
太陽系の銀河にいない限りは確かに包帯なんて必要ないし、地球に行った際も傘だけ使って包帯は使用しないことが多くなってきた。
「包帯巻いた姿カッコいいんだけどなぁ。」
「誉められてるのか、貶されてるのか微妙なんだけど。」
「誉めてるよ。厨二病みたいでカッコいいよね。」
「…喧嘩売ってんの?」
「ええっ!?売ってないよ!」
でも、もう巻かないなら本来の使い道しかもう使わないんだねー。
いっぱい持ってるのにもったいないなぁ。
なんて適当なこと言って笑うと、神威は包帯をぽーんと上に軽く投げてはキャッチして手遊びしながら何か考えている様子だった。
…こうやって何か考え事している時の神威ってろくなことを思い付いた試しが無い。
巻き込まれないよう、今のうちに退散しておこうと立とうとした瞬間に神威の手がしっかりと私の手首を掴んだ。
「いいこと思い付いた。」
「いや、それ絶対いいことじゃない。」
「包帯のいい使い道、あるじゃん。」
ニタァと歯を見せて笑う神威に、やっぱり私の考えが正しかったことを確信させた。
はい、ばんざーいってして。
と笑っている神威に渋々ながら従って両手を上げた。
すると神威は私の前に立ち上がり、私の両手を一纏めにしてそこにぐるぐると包帯を巻き始めた。
…ほら、やっぱり全然いいことじゃない!
手首を上に拘束され、そのまま神威は私を抱えてベッドに引きずりこみ、服を胸の上当たりまで捲り上げた。
露になった下着に今更恥ずかしさなんてものは無く。
神威も見慣れているから大して何かを言うわけでも無く、ストラップを外し、背中のホックを外してベッドの外に落とした。
「あー…いいね。犯してる感があって。」
「変態。」
「そんなこと言ってると、その変態に泣かされちゃうよー?」
「…もう少しムード作るなりして欲しいんだけどなぁ…。」
溜息をつく私にムッとしたのか、神威はさっさと下半身の衣類も全て剥いで、私が身に付けているものを胸の上に捲し上げた服だけの状態にした。
そのまま無遠慮に足を開いたかと思うと、私のふくらはぎと太ももをそれぞれまとめるかのようにぐるぐると包帯を巻きつけた。
これだと足を閉じることは出来ても、足を伸ばしたり立ったりすることも出来ない。
「ちょっと神威、さすがにやり過ぎじゃ…。」
「いつもみたいに優しく抱いてあげるのもいいけどさぁ。
……たまには、泣かせたくもなるよねぇ。」
ニタァ…と笑う神威の顔は、いつもの飄々とした態度とは一変して、怒っている時の表情に近いものがある。
この表情の神威はさすがにまずい!と身の危険を感じて起き上がろうとするも、神威は問答無用に私に覆い被さって、首筋に食らい付く。
舌や唇をねっとりと這わせながら、節くれた手で下から持ち上げるように胸を揉み始めた。
「ひっ…!」
両手で揉み上げながら、それぞれの人差し指だけでその頂きを優しい力加減でくりくりと愛撫する。
思わずぞくぞくと快感が走り、もじもじと太ももをすり合わせ…られない。
太ももとふくらはぎが固定されていて、その足を開いた状態で神威が覆い被さっているせいで私のそこを守るものは何も無い。
じわじわと下腹部が濡れていけばいくほど、ベッドにそれを垂れ流してしまう。
「…っ…。」
「勃ってきたね、ここ。」
そう言って親指と人差し指で両方の頂きを摘まむ。
そのまま親指と人差し指を擦り合わせるように動かされ、その快感から耐えきれない程下腹部が濡れていくことを感じてしまう。
神威は横髪を耳にかけて片方の頂きに唇を寄せる。
唇で何度も優しく挟まれ、私の呼吸も乱れてきた。
いつもより念入りに、長く、もどかしいくらいにゆっくりと神威は私の上半身を愛撫していく。
汗が滲むくらいに火照った体は、男のそれを求めてだらしなく涎を垂らすように愛液を溢してシーツに溶けていく。
「かむい…っ。」
「なぁに?」
「下…触って…ぇ。」
未だ頂きを舌で転がす神威に、もう耐えきれないと体を捩りながら懇願する。
息を乱しながら神威を見つめ、また神威も私の顔をじっと見つめながら舌を這わせ続けた。
「お願い…っ。」
「えー…うーん…
やだ。」
にっこり笑ってそう言い放った神威に、絶望感すら感じた。
「なん、でぇっ…!」
「気分じゃないから。」
「そんな…っ、だって神威がっ…!」
「え?お前が勝手に感じてるのが悪いんでしょ。」
あまりに理不尽過ぎる発言に一瞬頭が真っ白になった。
…いやいや、どう考えても感じさせるための触り方をしているのに、それはどうなんだろう。
何事もなかったかのように上半身の愛撫に戻る神威。
なにこれ、拷問…?
そんな風に思うくらいに、この状態でのお預けはとてつもなく辛い。
何度目かのお願いで、ようやく神威の手が巻かれた包帯越しに太ももに触れた。
良かった…!これ以上耐えろだなんて頭がおかしくなりそうなんだもの。
ホッとしながら与えられる快感を待ちわびてみるも、
神威は太ももやふくらはぎ、足先に舌を這わせたり口付けを落とすばかりで一向に下腹部に触れようとはしない。
その場所からは、私のそこがどうなっているのか見てすぐ分かる筈なのに。
「や、だぁあ…っ」
「えー?もう泣いちゃう?堪え性が無いなぁ。」
「ぅ…ぇ…っお願いします…触って…くださ、ぁ…!」
「どうしよっかなー…。」
私の内腿を掴んで押し広げた神威が、私のそこに顔を寄せる。
ふーっ…と静かにかけられた息ですら、びくびくと感じるくらいには限界まで追い詰められていた。
触れるか触れないかくらいで神威の舌がそこに触れた途端、神威の頬に飛沫が飛んだ。
「っあ!!ご、め、」
顔に掛かったことを謝ろうと体を起き上がらせるも、
神威が私の腰をぐいーっと上に上げたことで私の上半身は再びシーツに沈む。
縛られた太ももとふくらはぎを両手に抱えた神威は、未だ愛液を溢し続けるそこにむしゃぶりついた。
散々に焦らされて、もうその気になっていたそこは一気に快楽に飲まれていく。
「あっ!!あーー!!ぁああッ!!」
「ここ、凄く充血してる…まだ全然触ってないのに、ねぇ?」
舌先に力を入れて硬くした神威は、ゆっくりと花芽辺りをなぞっていく。
先程までとは打ってかわって、弱いところをピンポイントで舌先で愛撫して、腕で足を抱えながらその指で花芽の周りを押し広げて充分にそこへ刺激を与えやすいようにした。
「あっ、あっ、イく、ぅあ───ッ!!」
「ほーら、お前の待ち望んだこれはどう?
ほら、ほら。」
「や、やめ、イったばっか、ぁ!!」
「俺の肉棒が欲しくて欲しくて堪らないって、ひくひくしてるよ。」
「あ"ぁあっ!!や、らぁあ!!」
ワガママだなぁ。なんて喉で笑った神威はじゅるるっと音を立てながら飛沫を飲み干し、口を離して指で花芽を触りながら、今度は後ろの蕾の方へ舌を滑らせる。
「っ!?そ、こ!!やだ!!や、だぁ!!」
「嘘だぁ。ここだってひくひくしてるもん。」
そう言って唾液をそこに垂らしたかと思うと、その唾液を捩じ込むようにぐりぐりと舌先を挿れようとする。
「やだ!!やめて!!!そこっ、汚いから、やだ!!」
「分かった分かった、挿れないから暴れないで。」
本気で嫌がっていることを察して、神威は舌を挿れようとせずにそこを丹念に舐め回す。
同時に花芽を指で擦られ、またすぐに絶頂の波が押し寄せてきた。
「あ"ーッ!!だめぇ、イっ、あ──!!!」
白い光が弾けて、びくんびくんと体が痙攣する。
体がもう限界だと言わんばかりに小刻みに震えだした。
それに気がついたのか、神威はずるりと私の腰を口元から下ろして自身の服に手を掛けた。
「さーて…。動けないお前をどうしてやろうかな?」
ニタァ…と嫌な笑い方をしながら服を脱いでいく神威を見て、私の背中に悪寒が走った。
end
※会員登録するとコメントが書き込める様になります。