28
「大丈夫です^^私はあくまで道具ですので^^でないと、もっと批判を買うことになりかねませんので、身の程をわきまえておきます^^」
小田切「では一旦安室くんの報告を聞こうか」
「結構ですよ^^私について知りたくない人の方が多いですし^^」
安室「いえ、聞いてください。」
松本「では早速お願いできるか?」
安室「はい。」
「…」
安室「先程仰ってた事件ですが、彼等は警察を辞めたのではなく、犯罪を犯していたから辞めたんです。…まず1件目SVRはみなさんご存知かと思いますが、そこの組織を壊滅に陥れたのは我々警察です。警察は彼女の力を借りるために彼女を襲わせ、それを助けたSVRの仲間を公務執行妨害として捕らえ、その後彼女との関わりを断たせ、彼女には彼等を解放する代わりに協力を要請しました。…これをしたのが今彼女をストーキングしている主要人物、元大阪府警本部長武市昭夫です。
そしてその部下も彼女のストーキングに関わっており、彼女の元へ毎日このような写真を送ってきています。そして毎日の尾行、人気の少ないところで彼女の腕を掴んだり嫌がらせをしていて、殺すなどの発言も見られています。彼女は加害者ではなく、被害者です。」
小田切「本当かね…?」
「まぁでも誤解されるような言動をしている私も悪いですしね……」『笑え、笑うんだ。止まれ、震えも止まって…!』
ゆりは顔を俯かせた後必死に作り笑いをすると
「お気になさらないでください^^」
と言った。
誰もがその笑顔に罪悪感を覚えるしかなかった。
「すみません、私捜査の下調べとか終わらせたいので^^……こ、れで…失礼しますね^^」
そう言ってドアの方まで向かうが手が震えてうまく開けることができない。
…ガチャッガチャガチャッ…
服部「椿はん…」
「すみませんっ^^すぐに出ますので^^」
ゆりは奥歯を噛み締めながら自分の腕にカッターの刃を向けるとスッと傷を作り震えを止めて部屋を出て行った。
遠山「すまんけど佐藤刑事と上原刑事は彼女についたってくれ。」
2人「はい!」
そう言って2人は後を追おうとしたが既に姿はみえなかった。
ゆりは一人化粧室で自分の腕を何度も洗い擦っていた。
『消えろ…消えろ消えろ…!!こんなの…!!大丈夫!!』
その後会議が終わる頃に署を後にしたゆりはまたトボトボと歩いて帰ろうとしていた。
ポタッ…ポタッ…ザァァア…
「また雨か…」
?「椿ちゃん♪僕たちの件、嗅ぎ回ってるらしいねぇ?自ら襲われに来たのかなぁ?」
「…な、んの…こと…」
?「君が僕たちの場所を奪ったんだもんね~?今度は僕たちの命を奪うのかなぁ?」
「ぃゃっ…」
?「ばかだねえ?君は。」
「っ…」
?「いつも力を出さないから油断してたかな?…こうすればっ、連れ込むことなんてかんたんなんだよね~?いいよ、その顔、君は大人しくしていたら本当に可愛いからねぇ」
「はな…してっ…」
?「いいよ?大人しくしててくれるなら♪♪」
「…」
ゆりは車に連れられて自由になった手でケータイを取り出した。
「警察にばれちゃ面倒、でしょ。…身の回りの人…に連絡させて…」
?「いいよ??ただし妙なことはしちゃだめだよ?」
「じゃあ通話履歴も何もかも見せるわ…」
?「さすがだね♪」
「怪しまれたくないから静かにしてて…」
?「ふっ」
…pipipi…
「あ、空?どう、いい子にしてる?明日はおねーちゃん忙しくて顔出せそうにないからちゃんと昴さんの言うこと聞いて良い子にしてるのよ?」
空「わかってるわ!」
「それから、ポアロに行くのは良いけど、この間のお詫びにちゃんと昴さんにお紅茶持たせてもらうのよ?ちゃんと中身が入ってる方か確認してね!昴さんに渡した方もあるんだから!」
空「?」『何かの暗号だな。』「わかってるわ!任せて!俺ちゃんと挨拶できるし!」
『伝わったようね。』「じゃあね!」
…pi…
「はい、通話履歴は預かっている親戚の子だけよ。メールも見て確認してもかまわないわ」
?「本当だったか♪さすがーっ♪じゃあボスの所へいこうか♪♪」
空「昴さん!ねーちゃんが置いていった紅茶の箱ある?!」
昴「あぁ、ありますよ^^」
空「それかして!」
昴「構いませんが…?」
"これを読んだということは近くに昴さんもいると思うので、昴さんには空の行くところへは車で連れて行ってもらって。万が一のためだから。昴さん、お手数おかけしますがお願いします。
空のやることリスト
1.Aの封筒を紅茶の缶に入れて渡す。紅茶の茶葉は全て抜いてかんだけのじょうたいでもっていって。外から見られて怪しまれないように。
2.私のケータイのGPSを確認できるように空のスマホを昴さんに操作してもらう。昴さんがよく使っている手順で大丈夫です。
3.操作してもらったら私の最後のGPSの発信履歴を確認。その場所を安室さんに伝える。
以上!協力よろしく☆
空「ねーちゃん流石だな!よーし!昴さん!ポアロは明日の朝から安室さんがいるはずだから明日の朝一で連れてって!」
小田切「では一旦安室くんの報告を聞こうか」
「結構ですよ^^私について知りたくない人の方が多いですし^^」
安室「いえ、聞いてください。」
松本「では早速お願いできるか?」
安室「はい。」
「…」
安室「先程仰ってた事件ですが、彼等は警察を辞めたのではなく、犯罪を犯していたから辞めたんです。…まず1件目SVRはみなさんご存知かと思いますが、そこの組織を壊滅に陥れたのは我々警察です。警察は彼女の力を借りるために彼女を襲わせ、それを助けたSVRの仲間を公務執行妨害として捕らえ、その後彼女との関わりを断たせ、彼女には彼等を解放する代わりに協力を要請しました。…これをしたのが今彼女をストーキングしている主要人物、元大阪府警本部長武市昭夫です。
そしてその部下も彼女のストーキングに関わっており、彼女の元へ毎日このような写真を送ってきています。そして毎日の尾行、人気の少ないところで彼女の腕を掴んだり嫌がらせをしていて、殺すなどの発言も見られています。彼女は加害者ではなく、被害者です。」
小田切「本当かね…?」
「まぁでも誤解されるような言動をしている私も悪いですしね……」『笑え、笑うんだ。止まれ、震えも止まって…!』
ゆりは顔を俯かせた後必死に作り笑いをすると
「お気になさらないでください^^」
と言った。
誰もがその笑顔に罪悪感を覚えるしかなかった。
「すみません、私捜査の下調べとか終わらせたいので^^……こ、れで…失礼しますね^^」
そう言ってドアの方まで向かうが手が震えてうまく開けることができない。
…ガチャッガチャガチャッ…
服部「椿はん…」
「すみませんっ^^すぐに出ますので^^」
ゆりは奥歯を噛み締めながら自分の腕にカッターの刃を向けるとスッと傷を作り震えを止めて部屋を出て行った。
遠山「すまんけど佐藤刑事と上原刑事は彼女についたってくれ。」
2人「はい!」
そう言って2人は後を追おうとしたが既に姿はみえなかった。
ゆりは一人化粧室で自分の腕を何度も洗い擦っていた。
『消えろ…消えろ消えろ…!!こんなの…!!大丈夫!!』
その後会議が終わる頃に署を後にしたゆりはまたトボトボと歩いて帰ろうとしていた。
ポタッ…ポタッ…ザァァア…
「また雨か…」
?「椿ちゃん♪僕たちの件、嗅ぎ回ってるらしいねぇ?自ら襲われに来たのかなぁ?」
「…な、んの…こと…」
?「君が僕たちの場所を奪ったんだもんね~?今度は僕たちの命を奪うのかなぁ?」
「ぃゃっ…」
?「ばかだねえ?君は。」
「っ…」
?「いつも力を出さないから油断してたかな?…こうすればっ、連れ込むことなんてかんたんなんだよね~?いいよ、その顔、君は大人しくしていたら本当に可愛いからねぇ」
「はな…してっ…」
?「いいよ?大人しくしててくれるなら♪♪」
「…」
ゆりは車に連れられて自由になった手でケータイを取り出した。
「警察にばれちゃ面倒、でしょ。…身の回りの人…に連絡させて…」
?「いいよ??ただし妙なことはしちゃだめだよ?」
「じゃあ通話履歴も何もかも見せるわ…」
?「さすがだね♪」
「怪しまれたくないから静かにしてて…」
?「ふっ」
…pipipi…
「あ、空?どう、いい子にしてる?明日はおねーちゃん忙しくて顔出せそうにないからちゃんと昴さんの言うこと聞いて良い子にしてるのよ?」
空「わかってるわ!」
「それから、ポアロに行くのは良いけど、この間のお詫びにちゃんと昴さんにお紅茶持たせてもらうのよ?ちゃんと中身が入ってる方か確認してね!昴さんに渡した方もあるんだから!」
空「?」『何かの暗号だな。』「わかってるわ!任せて!俺ちゃんと挨拶できるし!」
『伝わったようね。』「じゃあね!」
…pi…
「はい、通話履歴は預かっている親戚の子だけよ。メールも見て確認してもかまわないわ」
?「本当だったか♪さすがーっ♪じゃあボスの所へいこうか♪♪」
空「昴さん!ねーちゃんが置いていった紅茶の箱ある?!」
昴「あぁ、ありますよ^^」
空「それかして!」
昴「構いませんが…?」
"これを読んだということは近くに昴さんもいると思うので、昴さんには空の行くところへは車で連れて行ってもらって。万が一のためだから。昴さん、お手数おかけしますがお願いします。
空のやることリスト
1.Aの封筒を紅茶の缶に入れて渡す。紅茶の茶葉は全て抜いてかんだけのじょうたいでもっていって。外から見られて怪しまれないように。
2.私のケータイのGPSを確認できるように空のスマホを昴さんに操作してもらう。昴さんがよく使っている手順で大丈夫です。
3.操作してもらったら私の最後のGPSの発信履歴を確認。その場所を安室さんに伝える。
以上!協力よろしく☆
空「ねーちゃん流石だな!よーし!昴さん!ポアロは明日の朝から安室さんがいるはずだから明日の朝一で連れてって!」
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