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我ら関西組!

原作: 名探偵コナン 作者: 北原りりな
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永久保存のお花見

朝、新幹線に揺られて東京に着いて、電車を乗り継いで辿り着いた公園。
目の前に広がってたのは、空を覆うような満開の桜。

和葉「うわぁ〜……ほんま、満開や」

茜「ほんまやな!そや思てバッチリええ画質のカメラもってきたで!」

平次「珍しくええ判断したな」

茜「ちょっと〜、素直に褒めてくれてええやん〜!」

和葉は苦笑いしながら、茜と平次のやりとりを見てた。
どこか懐かしい。…でも、なんか今日はちょっと違う。


蘭「こっち〜!こっちだよ〜!」

和葉「あっ、蘭ちゃん!ひさしぶりやね〜!」

茜「蘭ちゃん、東京でもめっちゃ元気そうで安心したわ〜!」

コナン「二人とも、相変わらずにぎやかだな」

平次「こっちはこっちで変わらんやろ」

蘭「今日、絶対楽しいよ〜!桜、今が一番きれいなんだって!」

茜「そらもう、撮っとかなあかんやん!」

和葉「写真?」

茜「そやそや、せっかくやし“満開記念”な!」


茜「まずはウチがモデルな〜!誰か撮ってや〜♪」
コナン「ボク撮るよ!……はい、こっち向いてー。3、2、1――」

(カシャ)

和葉「もー、自分の写真ばっか撮らんと、みんなで撮ろうや」

蘭「うんうん、集合写真撮ろ!」

茜「コナンくんに撮ってもろて、ウチら並ぼっか!和葉、平次の隣空いとるで?」

和葉「えっ、いや別にウチそこじゃなくても……」

茜「ほらっ、ここ!」(ぐいっ)

平次「なんやお前、急に押すなや」

和葉「ちょ、ちょっと……」

茜「はーい、ピースして〜!コナンくん、お願いっ!」

コナン「じゃ、撮るよ〜。……3、2、1――」

(カシャッ)

桜の花びらがふわっと舞って、シャッターと同時に光が差す。
それだけで、なんか特別な1枚になった気がした。


茜「見て見て〜!めっちゃいい感じやん!ウチ、映えすぎちゃう?」

蘭「ほんとにいい写真!春って感じ〜」

平次「お前、目つぶっとるやん」

茜「うそ!?ほんまや、ちょいブレてるぅ〜!もう一回撮るっ!」

和葉「……ふふ、にぎやかやなぁ」

平次「お前も、ちゃんと写っとったで。ええ顔してる」

和葉「……えっ!? あ、あんがと……」

茜「ニヤニヤこれは永久保存やなぁ〜♪」


そのあとはレジャーシートの上で、お弁当広げて、
手作りの卵焼きに、お団子に、茜が大阪から持ってきたお菓子。

コナン「この焼き菓子、おいしいね~。」

茜「やろ?これ、ウチが最近ハマってるやつやねん」

和葉「お茶あるで〜。蘭ちゃんも飲む?」

蘭「うん!ありがとう〜♪」

のんびり食べて、しゃべって、笑って。
桜の木の下で、なんでもない時間がほんまに幸せに思えた。


蘭「そろそろ駅向かおっか」

コナン「新幹線、混む時間帯に入るかもね」

和葉「ちょっと名残惜しいなぁ……」

茜「また来よな!今度は大阪でお花見や〜!」

平次「ほな、次はオレらの番か。ちゃんと迷わんようにしとけよ、茜」

茜「もう〜っ!まだ言うん!?」

和葉「……ほんま、アタシら変わらんなぁ」

春の一日が、笑い声と桜色に包まれて、静かに暮れていった。
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