貴之、とある番組に特集される
潤ちゃんが動画配信を始めてから既に2ヶ月が経ち、彼女の動画の登録者数は3000人を一応は超えた。
そして、一方で僕はと言うと…
まさかの潤ちゃんの動画チャンネル経由で僕に仕事がやってきたのだ。
内容は、僕自身の料理に関する特集だ。
「人気モデルの黒沼潤の夫、料理人[KUROTAKA]とは何者?」
というタイトルで
今日はその収録日、とあるバラエティ番組で使われるとの事らしい。
カメラマン「では、KUROTAKAさん。 よろしくお願いします。」
貴之「よろしくお願いします~。」
生放送では無いとは言え…やはりテレビ番組で僕の姿が全国に映し出されるんだ…緊張はする…。
ちなみにだが、使われる玄関は既に撮ってある、というのも素の僕の姿が映し出されてからそのコーナーが始まるからね…恥ずかしい…。
AD「はい、本番10秒前…9、8、7、6、5、4…3、2、1…」
貴之「えー今日は、モッツァレラチーズを使った太巻きを作りたいと思います。」
僕は、早速オリジナル料理としてモッツァレラチーズを使った太巻きを作ろうと思う。
材料は、鰹節、きゅうり、ニンジン、酢飯、サーモン、そしてモッツァレラチーズ。
貴之「まずは、きゅうりを縦に半分に切った後、さらに4等分にしていきます。 これは基本的な太巻き寿司に使われるきゅうりの形ですね。」
僕は太巻きの作り方を説明しながら食材を次々に切っていく。
そして、太巻きが完成し、スタッフの人達で食べてもらう。
AD「うほっ、美味しいですね~!! え、モッツァレラチーズとサーモンってこんなに相性良いんですね~!!」
カメラマン「意外と醤油が合う、濃厚に見えて、モッツァレラチーズとサーモンの割合が酢飯と比べて少なめにしているから、しつこさも感じませんね。」
スタッフの人達が全員僕の料理を絶賛。
まあ、口に合って何よりだ。
それどころか取材そっちのけで太巻きを食べるスタッフもいた…。
そして、スタッフの人達が僕の作った太巻きを食べ終えるとここからは僕や料理に関するエピソード、そして潤ちゃんとの馴れ初め等の取材になる。
スタッフ「料理の他に、得意な事ってありますか?」
貴之「まあ、ありますね。 こま回しが得意ですかね、後は居合とか剣道とかもやってます。」
スタッフ「ちなみに段位は?」
貴之「居合と剣道はそれぞれ五段、こま回しは三段ですね。」
僕の他に得意な事、まあ言ってみれば他の特技の事を話した。
スタッフ「では、今の奥さんとの馴れ初めってどんな感じだったんですか?」
今度は、潤ちゃんとの馴れ初めについて話してきた。
貴之「そうですね、僕がまだ本格的に会社の平社員として働いていた時ですね。 彼女と僕の出会いはあるお見合いパーティーですけど。 僕と潤ちゃんは周りから浮いていました…。」
僕はあの時の出会いを淡々と語った。
その話を聞いたスタッフの人達は、僕の事を煽っていく、「ヒューヒュー」とか「フゥ~」とか…。
まあ言ってくこっちとしてはもう慣れたし、別に何とも思わないけどね。
結果ゴールインしたし、勝ち組だったし。
そして、特集番組の収録が終わって、それから家で潤ちゃんが帰ってくるのを待った。
潤ちゃんが帰って来て、僕にこんな一言。
潤「貴之くーん、3日後に放送されるよ~!! 番組録画予約しようよ!!」
帰ってくるなり、僕が先程まで収録していた特集の番組の放送日を伝えに来た。
しかも、僕にそう伝えた後に急いでその番組の録画予約をしにリビングへ…。
録画予約が終わると、僕に抱きついて
潤「どうだったの? 大丈夫?」
と僕の事を心配する。
まあ、僕自身芸能人では無いからね…そりゃ心配されてもおかしくは無いか…。
僕は一言「大丈夫」と言って彼女を安心させた。
そして遂に放送日の日…
家族でその番組を見る事となった。
娘や息子と一緒に僕の特集を。
美冬「パパ、どんな感じだろう。」
潤「楽しみだねぇ~。」
雪菜「私、明日幼稚園でパパが出た番組皆に聞いてみる。」
貴之「ゆき~!! それは止めてぇ~!!!」
ただの特集なのになんでここまで…
恥ずかしくなってきた…しかも、ゆきに至っては幼稚園の子達に聞くという始末…。
番組が始まり、遂に僕の特集をしたコーナーが始まった。
最初は料理の部分、まあ…僕オリジナルの料理だな…。
潤「ええ~貴之君、私あの料理食べた事ないよ~!!」
貴之「そりゃそうだよ、あれ僕オリジナルの料理だもん。」
潤「ずるい~今度私達にも作って~!!」
あの料理を見て潤ちゃんが子供の様に駄々をこねてお願いしてくる。
と言うか子供達が居るのにこんな姿見せるなよ…。
料理が終わると、今度は僕の特技、こま回しの披露となった。
得意の"大車輪"、"燕返し"、"スタンダップ"など合計6つの技を披露した。
その技を見ていた出演者が…「すごい」、「マジか…」と感嘆していた。
潤「当然でしょ、うちの誇る最高の旦那だもん!!」
その様子を見ていた潤ちゃんがテレビに向かってどや顔で言う。
そして…僕と潤ちゃんの馴れ初めのエピソード…
改めて考えたら…恥ずかしいな。
これに関しては潤ちゃんも僕も顔真っ赤で見ていた。
勿論、出演者の人達がそれに対して煽っていたのは言うまでも無い。
この番組が放送されて次の日、潤ちゃんの動画チャンネルの登録者数が3000人から一気に1万人を超す登録者数となった。
これには僕も潤ちゃんも驚きだった…。
そして、一方で僕はと言うと…
まさかの潤ちゃんの動画チャンネル経由で僕に仕事がやってきたのだ。
内容は、僕自身の料理に関する特集だ。
「人気モデルの黒沼潤の夫、料理人[KUROTAKA]とは何者?」
というタイトルで
今日はその収録日、とあるバラエティ番組で使われるとの事らしい。
カメラマン「では、KUROTAKAさん。 よろしくお願いします。」
貴之「よろしくお願いします~。」
生放送では無いとは言え…やはりテレビ番組で僕の姿が全国に映し出されるんだ…緊張はする…。
ちなみにだが、使われる玄関は既に撮ってある、というのも素の僕の姿が映し出されてからそのコーナーが始まるからね…恥ずかしい…。
AD「はい、本番10秒前…9、8、7、6、5、4…3、2、1…」
貴之「えー今日は、モッツァレラチーズを使った太巻きを作りたいと思います。」
僕は、早速オリジナル料理としてモッツァレラチーズを使った太巻きを作ろうと思う。
材料は、鰹節、きゅうり、ニンジン、酢飯、サーモン、そしてモッツァレラチーズ。
貴之「まずは、きゅうりを縦に半分に切った後、さらに4等分にしていきます。 これは基本的な太巻き寿司に使われるきゅうりの形ですね。」
僕は太巻きの作り方を説明しながら食材を次々に切っていく。
そして、太巻きが完成し、スタッフの人達で食べてもらう。
AD「うほっ、美味しいですね~!! え、モッツァレラチーズとサーモンってこんなに相性良いんですね~!!」
カメラマン「意外と醤油が合う、濃厚に見えて、モッツァレラチーズとサーモンの割合が酢飯と比べて少なめにしているから、しつこさも感じませんね。」
スタッフの人達が全員僕の料理を絶賛。
まあ、口に合って何よりだ。
それどころか取材そっちのけで太巻きを食べるスタッフもいた…。
そして、スタッフの人達が僕の作った太巻きを食べ終えるとここからは僕や料理に関するエピソード、そして潤ちゃんとの馴れ初め等の取材になる。
スタッフ「料理の他に、得意な事ってありますか?」
貴之「まあ、ありますね。 こま回しが得意ですかね、後は居合とか剣道とかもやってます。」
スタッフ「ちなみに段位は?」
貴之「居合と剣道はそれぞれ五段、こま回しは三段ですね。」
僕の他に得意な事、まあ言ってみれば他の特技の事を話した。
スタッフ「では、今の奥さんとの馴れ初めってどんな感じだったんですか?」
今度は、潤ちゃんとの馴れ初めについて話してきた。
貴之「そうですね、僕がまだ本格的に会社の平社員として働いていた時ですね。 彼女と僕の出会いはあるお見合いパーティーですけど。 僕と潤ちゃんは周りから浮いていました…。」
僕はあの時の出会いを淡々と語った。
その話を聞いたスタッフの人達は、僕の事を煽っていく、「ヒューヒュー」とか「フゥ~」とか…。
まあ言ってくこっちとしてはもう慣れたし、別に何とも思わないけどね。
結果ゴールインしたし、勝ち組だったし。
そして、特集番組の収録が終わって、それから家で潤ちゃんが帰ってくるのを待った。
潤ちゃんが帰って来て、僕にこんな一言。
潤「貴之くーん、3日後に放送されるよ~!! 番組録画予約しようよ!!」
帰ってくるなり、僕が先程まで収録していた特集の番組の放送日を伝えに来た。
しかも、僕にそう伝えた後に急いでその番組の録画予約をしにリビングへ…。
録画予約が終わると、僕に抱きついて
潤「どうだったの? 大丈夫?」
と僕の事を心配する。
まあ、僕自身芸能人では無いからね…そりゃ心配されてもおかしくは無いか…。
僕は一言「大丈夫」と言って彼女を安心させた。
そして遂に放送日の日…
家族でその番組を見る事となった。
娘や息子と一緒に僕の特集を。
美冬「パパ、どんな感じだろう。」
潤「楽しみだねぇ~。」
雪菜「私、明日幼稚園でパパが出た番組皆に聞いてみる。」
貴之「ゆき~!! それは止めてぇ~!!!」
ただの特集なのになんでここまで…
恥ずかしくなってきた…しかも、ゆきに至っては幼稚園の子達に聞くという始末…。
番組が始まり、遂に僕の特集をしたコーナーが始まった。
最初は料理の部分、まあ…僕オリジナルの料理だな…。
潤「ええ~貴之君、私あの料理食べた事ないよ~!!」
貴之「そりゃそうだよ、あれ僕オリジナルの料理だもん。」
潤「ずるい~今度私達にも作って~!!」
あの料理を見て潤ちゃんが子供の様に駄々をこねてお願いしてくる。
と言うか子供達が居るのにこんな姿見せるなよ…。
料理が終わると、今度は僕の特技、こま回しの披露となった。
得意の"大車輪"、"燕返し"、"スタンダップ"など合計6つの技を披露した。
その技を見ていた出演者が…「すごい」、「マジか…」と感嘆していた。
潤「当然でしょ、うちの誇る最高の旦那だもん!!」
その様子を見ていた潤ちゃんがテレビに向かってどや顔で言う。
そして…僕と潤ちゃんの馴れ初めのエピソード…
改めて考えたら…恥ずかしいな。
これに関しては潤ちゃんも僕も顔真っ赤で見ていた。
勿論、出演者の人達がそれに対して煽っていたのは言うまでも無い。
この番組が放送されて次の日、潤ちゃんの動画チャンネルの登録者数が3000人から一気に1万人を超す登録者数となった。
これには僕も潤ちゃんも驚きだった…。
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