黒と白の初の食事会
仕事が終わって…僕は、白石さんが待っていると言われる待ち合わせ場所へと急いで向かっていた。
タッタッタッタッ…
貴之「ハァ…ハァ…ヤバい…間に合うかな…?」
僕は走って、白石さんの待ち合わせ場所へと向かっていた…。
そして…その待ち合わせ場所が見えると…。
貴之「どこだ…どこに…あっ!!」
僕は、辺りを見回すと見た事ある服装の女性を発見した。
白いパンツスーツに黒くセミロング系の髪、そして意外にも高い身長の女性…。
間違いない!!
僕は、その人の所に近づいてくと、向こうも気がついて、僕の方へと向かってきた。
カッカッカッカッカッ!
潤「黒沼さん!!」
貴之「白石さん、すいません! 遅れてしまいました!!」
潤「いえ、そんな気にしないで下さい。 私もつい先程着いたばかりなので。」
やはり本人だった。
僕は、彼女を見ていると、白のパンツスーツが良く似合うなと思った。
対する僕は、会社で着ていた黒のスーツのまま…。
まあ、この前のメールで自分からスーツで行くなんて言ったからな…。
潤「黒沼さん、じゃあ今日は宜しくお願いしますね!!」
貴之「えぇ、分かりました。」
と、僕と白石さんは、僕が行きつけのお店へ歩いていく事にした。
ただ、二人で一緒に歩くと、ヒールを履いている彼女の方が僕よりも背が…僅かといえ高くなる為、正直隣同士で歩くのは少し辛い。
けど、横を見ると彼女の顔が見れるのは良い点かも知れない。
まあ、あまりデメリットは感じないかも。
潤「あの…。」
貴之「ん、はい?」
潤「良かったら…手を繋いで歩きませんか?」
貴之「………へ?」
僕は彼女の思いがけない言葉に唖然とした。
え…手を繋ぐ? 手を繋ぐって…お互いの手を握って行く事だよね…?
え…こんなキレイな人と僕が手を繋いで歩く?
思わず僕は…
貴之「あの…変な冗談は…。」
と言うと、彼女は…
潤「いえ…私、本気ですよ…。 やはり…ダメなんでしょうか…?」
少しシュンとした表情になってしまった。
貴之「いやいやいや、こんな普通の男と、白石さんみたいなキレイな女性が手を繋いで歩くなんて…そりゃ冗談と思われますよ、僕みたいな男の手を繋ぐなんて…。」
潤「…。」
貴之「本当に良いんですか…?」
潤「…。」コクリ
どうやら彼女は本気の様だ…。
それを見て僕は…
貴之「あの…痛かったら…遠慮なく言ってくださいね…。」
潤「はい…。」
ギュッ…
こうして僕らは、手を繋いで歩く事にした。
まさかの展開に僕は顔が真っ赤になりそうだ…。
こんなキレイな人と手を繋いで…その上、彼女から手を繋いでくれと言ってくるなんて…!!
ありえない…今日は…夢であってほしい…!!
いいや夢なのか…?
と、思考がまとまらないまま、歩き続けていくと、僕の行きつけのお店へ着く。
貴之「あ、白石さん。 着きましたよ、ここが僕がいつも行くお店です。」
潤「えっ…ここって…。 お寿司屋ですか…?」
貴之「えぇ…まぁ…。」
到着したのは、僕が月に3~4回ほど通ってる寿司屋だ。
潤「見るからに…高級そうですけども…。」
貴之「まぁ、あまり行かないので。 たまに行く程度ですよ。」
彼女の言う通り、この寿司屋は中々の値段はする。
だが、それでも僕がここに行きつけにしてるのは勿論、理由はある。
貴之「さ、入りましょう。」
潤「分かりました…。」
カラカラ…。
大将「へい、らっしゃい。 おっ?」
貴之「お久しぶりです、おじさん。」
大将「ありゃ、貴ちゃんじゃねえか!! 久しぶりだなぁ!!」
と相変わらず、やる気満点のおじさんの迫力。
白石さんは少し困惑してしまってる(笑)
潤「え…あの…黒沼さん…?」
貴之「あ、実は。 この大将さんと僕の父が中学の同級生でね。」
潤「そうなんですか。」
そう、このおじさん松葉寿司の大将、"盛弘"さんは父の中学時代の同級生で、僕も小さい頃は良くここに通っていた。
大将「ところでよ…大ちゃん。 大ちゃんの隣にいる女の人は一体誰なんだ?」
潤「あっ、私は黒沼さんの知り合いで白石潤と言います。」
大将「ほう! こりゃ、お前さん、中々のべっぴんさんじゃねえか!! おいおい、貴ちゃんよぉ!! お前さんも遂に女を連れて歩くような歳になったのか? んんっ?」
おじさんが白石さんに気づくと彼女の事で僕をからかいだした。
全く…このおじさんは…。
貴之「おじさん、あまりからかわないで下さい!! 彼女とは、少し前に有ったお見合いパーティーで知り合った仲ですから。」
大将「そうかいそうかい。」
貴之「全く、それよりもおじさん。 早くお寿司を…。」
大将「おおっ、そうだなぁ、貴ちゃん!! 今日は何が良いかい?」
貴之「んー…そうだなぁ…。 白石さん、先に頼んで良いですよ、僕はもう少し選んでおきますので。」
潤「えっ、あっ…分かりました。」
僕は久し振りの寿司で迷ってしまってるのか、一番最初にどれを食べたいか悩んでしまってる。
時間も勿体ないから、先に白石さんから食べてもらう事にした。
悩みに悩んだ末の一番最初のネタ…これにするか…。
タッタッタッタッ…
貴之「ハァ…ハァ…ヤバい…間に合うかな…?」
僕は走って、白石さんの待ち合わせ場所へと向かっていた…。
そして…その待ち合わせ場所が見えると…。
貴之「どこだ…どこに…あっ!!」
僕は、辺りを見回すと見た事ある服装の女性を発見した。
白いパンツスーツに黒くセミロング系の髪、そして意外にも高い身長の女性…。
間違いない!!
僕は、その人の所に近づいてくと、向こうも気がついて、僕の方へと向かってきた。
カッカッカッカッカッ!
潤「黒沼さん!!」
貴之「白石さん、すいません! 遅れてしまいました!!」
潤「いえ、そんな気にしないで下さい。 私もつい先程着いたばかりなので。」
やはり本人だった。
僕は、彼女を見ていると、白のパンツスーツが良く似合うなと思った。
対する僕は、会社で着ていた黒のスーツのまま…。
まあ、この前のメールで自分からスーツで行くなんて言ったからな…。
潤「黒沼さん、じゃあ今日は宜しくお願いしますね!!」
貴之「えぇ、分かりました。」
と、僕と白石さんは、僕が行きつけのお店へ歩いていく事にした。
ただ、二人で一緒に歩くと、ヒールを履いている彼女の方が僕よりも背が…僅かといえ高くなる為、正直隣同士で歩くのは少し辛い。
けど、横を見ると彼女の顔が見れるのは良い点かも知れない。
まあ、あまりデメリットは感じないかも。
潤「あの…。」
貴之「ん、はい?」
潤「良かったら…手を繋いで歩きませんか?」
貴之「………へ?」
僕は彼女の思いがけない言葉に唖然とした。
え…手を繋ぐ? 手を繋ぐって…お互いの手を握って行く事だよね…?
え…こんなキレイな人と僕が手を繋いで歩く?
思わず僕は…
貴之「あの…変な冗談は…。」
と言うと、彼女は…
潤「いえ…私、本気ですよ…。 やはり…ダメなんでしょうか…?」
少しシュンとした表情になってしまった。
貴之「いやいやいや、こんな普通の男と、白石さんみたいなキレイな女性が手を繋いで歩くなんて…そりゃ冗談と思われますよ、僕みたいな男の手を繋ぐなんて…。」
潤「…。」
貴之「本当に良いんですか…?」
潤「…。」コクリ
どうやら彼女は本気の様だ…。
それを見て僕は…
貴之「あの…痛かったら…遠慮なく言ってくださいね…。」
潤「はい…。」
ギュッ…
こうして僕らは、手を繋いで歩く事にした。
まさかの展開に僕は顔が真っ赤になりそうだ…。
こんなキレイな人と手を繋いで…その上、彼女から手を繋いでくれと言ってくるなんて…!!
ありえない…今日は…夢であってほしい…!!
いいや夢なのか…?
と、思考がまとまらないまま、歩き続けていくと、僕の行きつけのお店へ着く。
貴之「あ、白石さん。 着きましたよ、ここが僕がいつも行くお店です。」
潤「えっ…ここって…。 お寿司屋ですか…?」
貴之「えぇ…まぁ…。」
到着したのは、僕が月に3~4回ほど通ってる寿司屋だ。
潤「見るからに…高級そうですけども…。」
貴之「まぁ、あまり行かないので。 たまに行く程度ですよ。」
彼女の言う通り、この寿司屋は中々の値段はする。
だが、それでも僕がここに行きつけにしてるのは勿論、理由はある。
貴之「さ、入りましょう。」
潤「分かりました…。」
カラカラ…。
大将「へい、らっしゃい。 おっ?」
貴之「お久しぶりです、おじさん。」
大将「ありゃ、貴ちゃんじゃねえか!! 久しぶりだなぁ!!」
と相変わらず、やる気満点のおじさんの迫力。
白石さんは少し困惑してしまってる(笑)
潤「え…あの…黒沼さん…?」
貴之「あ、実は。 この大将さんと僕の父が中学の同級生でね。」
潤「そうなんですか。」
そう、このおじさん松葉寿司の大将、"盛弘"さんは父の中学時代の同級生で、僕も小さい頃は良くここに通っていた。
大将「ところでよ…大ちゃん。 大ちゃんの隣にいる女の人は一体誰なんだ?」
潤「あっ、私は黒沼さんの知り合いで白石潤と言います。」
大将「ほう! こりゃ、お前さん、中々のべっぴんさんじゃねえか!! おいおい、貴ちゃんよぉ!! お前さんも遂に女を連れて歩くような歳になったのか? んんっ?」
おじさんが白石さんに気づくと彼女の事で僕をからかいだした。
全く…このおじさんは…。
貴之「おじさん、あまりからかわないで下さい!! 彼女とは、少し前に有ったお見合いパーティーで知り合った仲ですから。」
大将「そうかいそうかい。」
貴之「全く、それよりもおじさん。 早くお寿司を…。」
大将「おおっ、そうだなぁ、貴ちゃん!! 今日は何が良いかい?」
貴之「んー…そうだなぁ…。 白石さん、先に頼んで良いですよ、僕はもう少し選んでおきますので。」
潤「えっ、あっ…分かりました。」
僕は久し振りの寿司で迷ってしまってるのか、一番最初にどれを食べたいか悩んでしまってる。
時間も勿体ないから、先に白石さんから食べてもらう事にした。
悩みに悩んだ末の一番最初のネタ…これにするか…。
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