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「…というよりも新一くんが小さくなってしまった原因の組織を国が総出でおいつめようとしていたので、結局こちらに私は来ることになりました。これからは日本の警察にも雇われるようになりますのでいつもより多くお金はお送りできるかと思いますので…どうか空のやりたいことをさせてあげてください…」
有紀子「もう!お金なんかいいわよ!空ちゃんはうちの息子なんだから面倒みるわよ!ね?優作さん!」
優作「あぁ、勿論そうだよ」
有紀子「だからあなたもうちの娘同然なんだから!もっと頼ってくれないかしら…?」
「ありがとうございます…」
有紀子「じゃあその地味なフリもしなくていいのよ!」
優作「それは有紀子が彼女の姿を見たいだけじゃ…;」
「そですね…」
ゆりはゆっくりとメガネを外し髪の毛を書き上げるととても美形な彼女が見えた。
有紀子「んまぁ!綺麗なお顔なのに勿体無い!」
優作「地味なフリをする理由があるのかな?」
「それは…。………少し嫌なことがあって…容姿を隠しているんです…」
優作「そうか…」
有紀子「まぁこんなに美人さんだったら襲われちゃったら困るものね!」
「以上が今お話しできる今までのお話です…」
有紀子「よく頑張ったわね…!」
有紀子はそう言ってゆりに抱きついた。
「ゆ、有紀子さん…?」
有紀子「辛くなったらいつでもうちに来ていいんだからね?」
「あの…。」
有紀子「ん?」
「どうしてお二人は見ず知らずの私や空にそこまで優しくしてくださるのですか…?」
有紀子「あぁ…えっと~それは…」
優作「空のご両親と知り合いだったからだよ」
「え…?」
有紀子「ちょっと…!」
優作「彼女のことだ、わかっていて聞いたんだろう?」
「はい。…いろいろ諸説ありましたが、空のご両親と繋がりがあったようで。…それで空の名前を知った時にわかってくれたのかなと…」
優作「あぁ、そうだよ。君が空くんを預けた1週間後、彼の両親から手紙が届いたよ。これだよ。」
工藤優作様、有紀子様へ
この手紙を読んでいるということは私達がこの世に居ません。
そしてお二人がこれを読む前には恐らく空とゆりちゃんが訪ねてきていることでしょう。
私達は少し厄介な事件に巻き込まれてしまいました。私達神乃家の問題にゆりちゃんのご両親を巻き込んでしまったのです。
だから二人を宜しくお願いします。
神乃健、彩子より
「そうでしたか…」
優作「まぁ君が一人でどこかへ行ってしまうことは予想外だっただろうけどね」
「どうでしょう…」
優作「だから私たちには君達を預かる義務があるんだ。いつでも、かえってきなさい。」
「ありがとうございます。」
「椿ゆりです…よろしく…」
膝にかかるくらいの長さのスカートにもう夏になるのに汗ひとつ書かずに来ているカーディガン、ツヤのある黒髪は真っ直ぐ腰まで伸びており、黒縁のメガネをかけた地味な少女の容姿で転入してきた。
空「お前俺と同じクラスじゃん!よろしく!」
「よろしく…」
蘭「空の知り合いなの?」
園子「こんな地味子ちゃんが?」
世良「なんか意外だね!」
空「お前らなぁ…;ちったぁ言い方っての考えろよなぁ…;あ、そうだ、椿?だっけ?俺とどっかで会ったことねぇか?」
「昨日お会いしたばかりですが…」
空「ふぅん、そっか。」
園子「知り合いなの?知り合いじゃないの?はっきりしないわねぇー」
空「あー、いや、母さんと父さんの知り合いらしくて昨日挨拶に来たんだ」
蘭「そうなの?」
「うん」
空「まぁ蘭達も仲良くしてやれよ!」
蘭「よろしくね^^私は蘭^^こっちは…」
園子「園子よ!」
世良「僕は女探偵の世良真澄!よろしくな!」
「よろしく…」
男子生徒「おーい!工藤!部活行こうぜー!」
空「おう!んじゃまたな!」
園子「じゃあせっかくだし一緒にカフェいく?」
蘭「いいね!」
世良「僕はパス!探偵の仕事があるからね!」
「私もバイトが…」
蘭「残念ね…また行こう^^」
「うん、ありがとう」
「いらっしゃいませ」
蘭「あれ?ゆりちゃん?」
園子「びっくり!バイト先ってここだったの?!」
「うん、昨日引っ越してきて今日からなんだ」
安室「おや、蘭さんと園子さんじゃないですか^^ゆりさんとお知り合いでしたか^^」
蘭「はい^^」
園子「同じクラスなんです♪♪♪」
蘭「園子…^^;」
安室「へぇ、では蘭さん達の注文聞いてきて頂けますか^^?」
「はい」
園子「いいわねぇ~あなたあんなイケメンの安室さんと一緒にバイトだなんて!」
「イケメン…?あぁ、言われてみればそうだね」
園子「言われてみればって…;あんた男に興味ないわけ?」
蘭「彼氏がいるとか!」
「いないよ;仕事覚えるのに必死で顔見てなくて…;」
園子「私なら仕事より安室さんの顔覚えるのに必死になりそうだけど!」
蘭「園子…;」
「とりあえずご注文はどうなさいますか?」
園子「お!早速仕事モードね!」
蘭「じゃあ、いつものケーキセットで♪」
園子「私も!」
「かしこまりました。えっと…いつものって言えば安室さん?だっけ、わかりますか?」
有紀子「もう!お金なんかいいわよ!空ちゃんはうちの息子なんだから面倒みるわよ!ね?優作さん!」
優作「あぁ、勿論そうだよ」
有紀子「だからあなたもうちの娘同然なんだから!もっと頼ってくれないかしら…?」
「ありがとうございます…」
有紀子「じゃあその地味なフリもしなくていいのよ!」
優作「それは有紀子が彼女の姿を見たいだけじゃ…;」
「そですね…」
ゆりはゆっくりとメガネを外し髪の毛を書き上げるととても美形な彼女が見えた。
有紀子「んまぁ!綺麗なお顔なのに勿体無い!」
優作「地味なフリをする理由があるのかな?」
「それは…。………少し嫌なことがあって…容姿を隠しているんです…」
優作「そうか…」
有紀子「まぁこんなに美人さんだったら襲われちゃったら困るものね!」
「以上が今お話しできる今までのお話です…」
有紀子「よく頑張ったわね…!」
有紀子はそう言ってゆりに抱きついた。
「ゆ、有紀子さん…?」
有紀子「辛くなったらいつでもうちに来ていいんだからね?」
「あの…。」
有紀子「ん?」
「どうしてお二人は見ず知らずの私や空にそこまで優しくしてくださるのですか…?」
有紀子「あぁ…えっと~それは…」
優作「空のご両親と知り合いだったからだよ」
「え…?」
有紀子「ちょっと…!」
優作「彼女のことだ、わかっていて聞いたんだろう?」
「はい。…いろいろ諸説ありましたが、空のご両親と繋がりがあったようで。…それで空の名前を知った時にわかってくれたのかなと…」
優作「あぁ、そうだよ。君が空くんを預けた1週間後、彼の両親から手紙が届いたよ。これだよ。」
工藤優作様、有紀子様へ
この手紙を読んでいるということは私達がこの世に居ません。
そしてお二人がこれを読む前には恐らく空とゆりちゃんが訪ねてきていることでしょう。
私達は少し厄介な事件に巻き込まれてしまいました。私達神乃家の問題にゆりちゃんのご両親を巻き込んでしまったのです。
だから二人を宜しくお願いします。
神乃健、彩子より
「そうでしたか…」
優作「まぁ君が一人でどこかへ行ってしまうことは予想外だっただろうけどね」
「どうでしょう…」
優作「だから私たちには君達を預かる義務があるんだ。いつでも、かえってきなさい。」
「ありがとうございます。」
「椿ゆりです…よろしく…」
膝にかかるくらいの長さのスカートにもう夏になるのに汗ひとつ書かずに来ているカーディガン、ツヤのある黒髪は真っ直ぐ腰まで伸びており、黒縁のメガネをかけた地味な少女の容姿で転入してきた。
空「お前俺と同じクラスじゃん!よろしく!」
「よろしく…」
蘭「空の知り合いなの?」
園子「こんな地味子ちゃんが?」
世良「なんか意外だね!」
空「お前らなぁ…;ちったぁ言い方っての考えろよなぁ…;あ、そうだ、椿?だっけ?俺とどっかで会ったことねぇか?」
「昨日お会いしたばかりですが…」
空「ふぅん、そっか。」
園子「知り合いなの?知り合いじゃないの?はっきりしないわねぇー」
空「あー、いや、母さんと父さんの知り合いらしくて昨日挨拶に来たんだ」
蘭「そうなの?」
「うん」
空「まぁ蘭達も仲良くしてやれよ!」
蘭「よろしくね^^私は蘭^^こっちは…」
園子「園子よ!」
世良「僕は女探偵の世良真澄!よろしくな!」
「よろしく…」
男子生徒「おーい!工藤!部活行こうぜー!」
空「おう!んじゃまたな!」
園子「じゃあせっかくだし一緒にカフェいく?」
蘭「いいね!」
世良「僕はパス!探偵の仕事があるからね!」
「私もバイトが…」
蘭「残念ね…また行こう^^」
「うん、ありがとう」
「いらっしゃいませ」
蘭「あれ?ゆりちゃん?」
園子「びっくり!バイト先ってここだったの?!」
「うん、昨日引っ越してきて今日からなんだ」
安室「おや、蘭さんと園子さんじゃないですか^^ゆりさんとお知り合いでしたか^^」
蘭「はい^^」
園子「同じクラスなんです♪♪♪」
蘭「園子…^^;」
安室「へぇ、では蘭さん達の注文聞いてきて頂けますか^^?」
「はい」
園子「いいわねぇ~あなたあんなイケメンの安室さんと一緒にバイトだなんて!」
「イケメン…?あぁ、言われてみればそうだね」
園子「言われてみればって…;あんた男に興味ないわけ?」
蘭「彼氏がいるとか!」
「いないよ;仕事覚えるのに必死で顔見てなくて…;」
園子「私なら仕事より安室さんの顔覚えるのに必死になりそうだけど!」
蘭「園子…;」
「とりあえずご注文はどうなさいますか?」
園子「お!早速仕事モードね!」
蘭「じゃあ、いつものケーキセットで♪」
園子「私も!」
「かしこまりました。えっと…いつものって言えば安室さん?だっけ、わかりますか?」
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