白の彼女の"白"に対する思い
潤「お待たせしましたー!」
彼女の準備が終わった為か、荷物のある部屋から出てきた。
貴之「あれ…もしかして…。」
僕は彼女の格好を見て何をするのかが分かった。
今の彼女の格好は…
潤「フフフッ、そうです。 今からファッションショーをやるんですよ~! 黒沼さんにだけ特別の!」
貴之「だから、いきなりパンツスタイルで出てきたんですか…。」
そう、あの白のパンツスタイルの格好だ。
まさかとは思ったが…これはこれで楽しくなりそうだが…。
貴之「んーどうせならば、白石さん、ちょっと待っててください。」
潤「えっ、あ…はい。」
僕は、リビングから自分の部屋である和室へと向かい、押し入れの中からある物を取り出す。
貴之「こちらを使っていただければ!」
潤「あの、黒沼さん? 何故、カーペットを?」
僕が取り出したのは"カーペット"だ。
その理由は、勿論。
貴之「やっぱり、服だけのファッションショーだと寂しい感じするじゃないですか? だから、どうせなら靴も履いてショーをより豪華にした方が良いかなと思いまして。」
潤「えっ…?」
彼女のファッションショーをより華やかにする為だ。
今、彼女は素足のままでいるからどうせならば靴も履いてより豪華なファッションショーにしたいと思ったからだ。
靴も一応、ファッションの一つだからね。
潤「あの…どうして、私が靴を持ってきてるのを分かったんですか…?」
貴之「靴も一応ファッションの仲間ですし、もし最初からファッションショーをやるつもりならば、靴も持ってきててもおかしくは無いですからね。
しかも、貴女は親を説得してまでやりたい"モデル"をやっているわけですから、もしかしたらと。」
潤「あはは、成る程。」
この前のデートの帰りで聞いた話から推測して、恐らくと思った、親を説得してまでやりたい職業ならば、より一層に励むはずだからね。
貴之「では白石さん、ファッションショーをどうぞ!」
潤「はーい、分かりましたー!」
彼女は、改めて準備の為にまた部屋へと戻った。
その間に僕は、カーペットを部屋からリビングまでに敷く、彼女カーペットを歩けるように細心の注意を払って…。
潤「黒沼さーん! 行きますよー!」
貴之「分かりました、お願いします!」
ガチャ…
コッ…コッ…コッ…
貴之「おおー!」
最初の格好は、
黒を主体としたセミフレアパンツのスーツ姿だ。
白の格好には負けるけど、彼女のスタイルにピッタリだし似合ってる。
潤「どうですか…?」
貴之「大人らしさがあって、良い格好ですね!! ただ…。」
だが、僕はある一点に注目した。
潤「ん?」
貴之「靴は白のヒールなんですか。 やっぱり、白は好きな色なんですね。」
そう、黒のスーツ姿ながらも、履いているのは白のヒール靴だ。
潤「…えぇ、白は私にとって特別な色で、一番好きな色なんです。 だからどうしても外せなくて…。」
やはり白は彼女にとって特別な思いがあるのだろうな。
僕とこうして知り合えた時も…白が切っ掛けだからな…となると…。
貴之「もしかして…持ってきてたヒールは全部白ですか?」
潤「えっ…?」
僕は、彼女の持ってきた靴が全部、白のヒールではないかと彼女に聞いてみた。
潤「何で分かったんですか?」
やはり予想通りだった。
貴之「貴女は、最初に会った時も、食事会の時も、デートの時も、そして今日ここへやってきた時も、全部履いていたのは白のヒールでした、使っていたのは全部違えど、種類は同じでしたから。」
そう…今思えば、この人は全部履いてきた靴は全て同じ白だったからだ。
潤「ふふっ…白い履き物は、私にとって"頑張りの証"が分かるものでもあるんです。」
貴之「頑張りの証?」
潤「白い履き物は汚れが目立つじゃないですか、だから使い続けているとどうしても汚れてしまうんです。 それが周りには汚く魅力が無いと思ってしまうんですが、私は"それだけ頑張っている"んだという"証"に思えるんです。 だから私は家に汚れた白い履き物を見える所に置いて、自分自身に"頑張る"というのを身に覚えさせているんです。」
貴之「…。」
この話は、彼女がどれだけ頑張っているのかという思いが良く分かるエピソードだ…。
モデルとして…人として"頑張る事"を忘れない為にこの行動は…並じゃ思いつかない…。
彼女は努力家なんだな…。
潤「とは言いますけど…。 流石に汚れた物を人に見せるのは嫌ですし…。 自分で見る用にしてますね…アハハ…。」
僕は不思議に思う、なぜ彼女のような頑張り屋なモデルが注目されないのかが不思議だ。
潤「あっ、そうだ、ファッションショーの続きをしないと!」
貴之「おっと、そうでしたね。」
潤「じゃあ、改めてファッションショー、再開しまーす!」
彼女のエピソードで大分時間が経ってしまったが、改めてファッションショーは再び始まる事に。
僕だけが見る彼女の特別なファッションショー…その時間は、次の衣装はどんなのか来るんだ?どんな格好なんだ?と楽しみや期待感が収まらない時間だった。
彼女の準備が終わった為か、荷物のある部屋から出てきた。
貴之「あれ…もしかして…。」
僕は彼女の格好を見て何をするのかが分かった。
今の彼女の格好は…
潤「フフフッ、そうです。 今からファッションショーをやるんですよ~! 黒沼さんにだけ特別の!」
貴之「だから、いきなりパンツスタイルで出てきたんですか…。」
そう、あの白のパンツスタイルの格好だ。
まさかとは思ったが…これはこれで楽しくなりそうだが…。
貴之「んーどうせならば、白石さん、ちょっと待っててください。」
潤「えっ、あ…はい。」
僕は、リビングから自分の部屋である和室へと向かい、押し入れの中からある物を取り出す。
貴之「こちらを使っていただければ!」
潤「あの、黒沼さん? 何故、カーペットを?」
僕が取り出したのは"カーペット"だ。
その理由は、勿論。
貴之「やっぱり、服だけのファッションショーだと寂しい感じするじゃないですか? だから、どうせなら靴も履いてショーをより豪華にした方が良いかなと思いまして。」
潤「えっ…?」
彼女のファッションショーをより華やかにする為だ。
今、彼女は素足のままでいるからどうせならば靴も履いてより豪華なファッションショーにしたいと思ったからだ。
靴も一応、ファッションの一つだからね。
潤「あの…どうして、私が靴を持ってきてるのを分かったんですか…?」
貴之「靴も一応ファッションの仲間ですし、もし最初からファッションショーをやるつもりならば、靴も持ってきててもおかしくは無いですからね。
しかも、貴女は親を説得してまでやりたい"モデル"をやっているわけですから、もしかしたらと。」
潤「あはは、成る程。」
この前のデートの帰りで聞いた話から推測して、恐らくと思った、親を説得してまでやりたい職業ならば、より一層に励むはずだからね。
貴之「では白石さん、ファッションショーをどうぞ!」
潤「はーい、分かりましたー!」
彼女は、改めて準備の為にまた部屋へと戻った。
その間に僕は、カーペットを部屋からリビングまでに敷く、彼女カーペットを歩けるように細心の注意を払って…。
潤「黒沼さーん! 行きますよー!」
貴之「分かりました、お願いします!」
ガチャ…
コッ…コッ…コッ…
貴之「おおー!」
最初の格好は、
黒を主体としたセミフレアパンツのスーツ姿だ。
白の格好には負けるけど、彼女のスタイルにピッタリだし似合ってる。
潤「どうですか…?」
貴之「大人らしさがあって、良い格好ですね!! ただ…。」
だが、僕はある一点に注目した。
潤「ん?」
貴之「靴は白のヒールなんですか。 やっぱり、白は好きな色なんですね。」
そう、黒のスーツ姿ながらも、履いているのは白のヒール靴だ。
潤「…えぇ、白は私にとって特別な色で、一番好きな色なんです。 だからどうしても外せなくて…。」
やはり白は彼女にとって特別な思いがあるのだろうな。
僕とこうして知り合えた時も…白が切っ掛けだからな…となると…。
貴之「もしかして…持ってきてたヒールは全部白ですか?」
潤「えっ…?」
僕は、彼女の持ってきた靴が全部、白のヒールではないかと彼女に聞いてみた。
潤「何で分かったんですか?」
やはり予想通りだった。
貴之「貴女は、最初に会った時も、食事会の時も、デートの時も、そして今日ここへやってきた時も、全部履いていたのは白のヒールでした、使っていたのは全部違えど、種類は同じでしたから。」
そう…今思えば、この人は全部履いてきた靴は全て同じ白だったからだ。
潤「ふふっ…白い履き物は、私にとって"頑張りの証"が分かるものでもあるんです。」
貴之「頑張りの証?」
潤「白い履き物は汚れが目立つじゃないですか、だから使い続けているとどうしても汚れてしまうんです。 それが周りには汚く魅力が無いと思ってしまうんですが、私は"それだけ頑張っている"んだという"証"に思えるんです。 だから私は家に汚れた白い履き物を見える所に置いて、自分自身に"頑張る"というのを身に覚えさせているんです。」
貴之「…。」
この話は、彼女がどれだけ頑張っているのかという思いが良く分かるエピソードだ…。
モデルとして…人として"頑張る事"を忘れない為にこの行動は…並じゃ思いつかない…。
彼女は努力家なんだな…。
潤「とは言いますけど…。 流石に汚れた物を人に見せるのは嫌ですし…。 自分で見る用にしてますね…アハハ…。」
僕は不思議に思う、なぜ彼女のような頑張り屋なモデルが注目されないのかが不思議だ。
潤「あっ、そうだ、ファッションショーの続きをしないと!」
貴之「おっと、そうでしたね。」
潤「じゃあ、改めてファッションショー、再開しまーす!」
彼女のエピソードで大分時間が経ってしまったが、改めてファッションショーは再び始まる事に。
僕だけが見る彼女の特別なファッションショー…その時間は、次の衣装はどんなのか来るんだ?どんな格好なんだ?と楽しみや期待感が収まらない時間だった。
※会員登録するとコメントが書き込める様になります。