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桃色パンプキン

原作: その他 (原作:デスノート) 作者: 澪音(れいん)
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さんじゅうはっこめ(番外編⑨)

S「番外編ラジオ、マット君をゲストにした回もこれでラストになりました。前回の放送からだいぶ日数が経ちすぎて皆さん前回の内容を綺麗に忘れた頃じゃないでしょうか。正直私もよく覚えていません」

Mt「いやアリーさんは忘れちゃだめだから。確かにここのところ事件の捜査で忙しなかったけどさ~…もうじきクリスマスだっていうのに、俺達は関係なく捜査の日程が組まれちゃってるんだもんな。クリスマスくらいはこう可愛い子達とさ~映画見に行っちゃったりしたかったのに。代わりにアリーさんが一緒にゲームしてくれるっていうならありだけど」

S「遠慮しておきます、ゲームの類は苦手なもので。それに、クリスマスにはロジャーが向こうのお菓子を送ってくださるそうなので、軽いクリスマスパーティーくらいは出来るかもしれませんよ。可愛い女の子というのは期待できませんが、甘いものがあるので我慢してください」

L「隣町のガトーショコラで有名なお店から直で送られてくるそうなのできっとケーキでしょうね。今から楽しみで仕方ありません。」

S「…糖度が大事なのは分かりますが、よくそんな糖度の高そうなカラフルケーキを食べれますね。あまりお小言は言いたくありませんが、いい加減にしないと糖尿病になりますよ」

L「私は頭を使っているのでなりません。むしろ足りないくらいなので、Sが食べないのであったらぜひ私に」

S「どうぞ。では今回も皆さんに頂いたお手紙の方から厳選して読んでいきたいと思います。まず1通目から…「Lさん、Sさん、マット君こんにちは。寒くなりましたが風邪など大丈夫ですか?」…ええ、元気です。お気遣いありがとうございます。「突然ですが、クリスマスも間近で彼氏と友人双方からクリスマスパーティーをしようと誘われました。正直どちらにも参加したいので悩んでいます。お3人ならどうしますか?」…というお悩みメールでした。私は恋愛ごとに疎いのでお2人の素晴らしい回答に期待しましょう。どうぞ」

L「私もそういう話には疎いですね。「世界の名探偵」としてここは解決策を出したいところでしたが、ここは譲りましょう。きっと彼なら納得できる回答をくれるはずです、マット君どうぞ」

Mt「2人して俺に丸投げ!?あー…あ、あれじゃね?24日は友達のところにいって、25日に彼氏とクリスマスパーティーすれば?」

L「案外普通ですね。可愛い女の子がどうのと言っている割には」

Mt「俺は可愛い女の子が好きなだけであって恋愛に関して詳しいなんて言ったことないけど!?」

S「…はい、ではこのラジオからの回答は他に出なそうなので「クリスマスは2日あるのでどうぞ2回パーティーを開いてください」とのことで解決でお願いします。クリスマスと言えど節度を守って、ご近所迷惑にならぬように配慮しながら楽しんでくださいね」

Mt「ちゃんと答えたのになにこの何とも言えない気持ち…次のお便りは俺か。「好きなYouTuberは誰ですか?」YouTuberねぇ…俺はまぁそこそこ見たりもするけど2人ってそういうの見るの?顔見合わせてそこでヒソヒソ話すのやめてくんない!?ラジオだから!」

S「すみません。YouTuberとやらは見ませんが…そう言えばミサミサがこの前YouTuberデビューしましたね。月君が話していたので時々「ミサミサチャンネル」だけは見ていますよ。メイク動画、撮影裏話の詰まったトークショーなんかが女性人気のようです」

L「私も似たようなものですね。特に興味もないので」

Mt「まぁ2人共そういうタイプではないよな~。アイドルのチャンネルを見てるっていうのは驚いたけど。俺は有名どころなら何でも見るかな。もちろんよく見ているのは美人のYouTuberだけど~」

S「そうですか。では次のお便りに移りましょう」

Mt「アリーさん冷た!もしかして嫉妬…」

S「次のお便りは珍しく男性からのようですね。「クリスマスに予定がありません。どうしたらいいでしょうか」という悲痛なお悩みですが、お2人からはどうでしょう」

Mt「どうでしょうって振られても…というか俺の嫉妬の下りは無視!?…ここ3人もクリスマスに仕事が入ってる組だからどうもこうも言えないっていうのが正直なところだよな~。クリスマスパーティーって言ってもいつものメンバーでお菓子食うっていういつもの光景だし」

L「そもそも日本人はクリスマスの本当の意味をはき違えていると思いますが。クリスマスはあくまでも降誕祭であって、今世間で認識されているようなものではないのです。それにクリスマスに出掛けたとしてもどこも大混みですよ。家で暖房をつけてゆったりとお菓子を食べているほうが余程幸せかもしれません」

S「それもそうですが。どうせクリスマスだからと特別な場所、例えばイルミネーションを見に行こうといったって考えることはみんな同じですから行列に並んで大半の時間を持っていかれるだけですよね。家に帰って好きなものを食べて過ごしましょう」

Mt「多分質問者はそんな回答を望んだわけじゃないと思うんだ。」

S「そろそろ時間のようですね。番外編ラジオマット君篇はここまで、次回のラジオは年明けくらいになりそうですしご挨拶しておきましょう。よいお年を」

Mt「いくらなんでも早くない!?」

L「よいお年を」

Mt「よいお年を!」

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