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これだけはやめて欲しい!!〜読者視点から考える、Web小説家がやりがちな地雷7選〜

ジャンル: エッセイ 作者: 御影 雫
目次

これだけはやめて欲しい!!〜読者視点から考える、Web小説家がやりがちな地雷7選〜


「よし、小説家になろう!」と思い立ったら、誰でもその日の内に小説を投稿できる時代になりました。

しかし読者の気持ちを考えないまま作家活動していると、「思ったより読者がつかない・・・」なんてことも。

今回は小説投稿サイトのヘビーユーザー(ほぼ読み専)である筆者が、読者の視点から見た、「これだけはやめて欲しい!」と思うことを7つ挙げてみました。



1:「初心者なので〜」

これ、多いんです。

「初めてなので〜」とか「初心者なので〜」とか、書いちゃう作者様。

気持ちは分かるんですよ。「初めてで、酷評されないか不安なんだろうな。」って。

ただ、これ書いてあるだけで逃げる読者は多い筈!

ってか、私は逃げる!

だって他にも投稿されている小説は沢山あるのに、わざわざ自分から「初心者で自信がありませんので、甘く評価してね!」と書いてある小説を読む必要はないですから。

読者の時間は有限だということを、認識する必要があるのです。

あと同じ理由で、「駄文なので〜」もNGですよ。



2:小説冒頭でのキャラ紹介

これもよく見ます。小説冒頭にキャラ紹介が2〜3話続く作品。

はっきり言います。小説読む前から、キャラの説明なんかされて分かるか!!

ってことで、基本キャラ紹介はすっ飛ばして読んでますね。読まなきゃ本文の意味が分からないものはそのままリターン→別の小説へ。

キャラ紹介をやるなら、章の最後とか、文末とか、読者がある程度小説を読んだ後でやるようにしましょう。



3:side視点が頻発

これも時々見かけます。side視点は時々ならいいんですよ、他のキャラの気持ちや視点を入れる方が、話を分かりやすくしてくれるし。

ただ頻発されるとウザいんです。

あまりにside頻発しまくって、主人公が誰か分からない状態になっていたり、「主人公Sugeee」系のsideばかりだったり・・・

で、結局途中で嫌になってリターン→他の小説へ。

サイド描写を沢山入れたいなら、本文完結後に、サイドストーリー的な感じで書くのをオススメします。

それならウザく感じる読者も少ないだろうし、話数も文字数も稼げますから、検索でも有利になりますよ。



4:小難しい表現

自称作家様に多いパターンです。

小難しい表現なんか使って、読者にストレスを感じさせずに話を進められる作家様は、極一部です。

大半の場合、「何か表現に違和感あるなぁ。」「意味が分からんww」「・・・疲れるな。」となり、リターン→別の小説へ。

慣れないうちは、平易な言葉を使う事を心がけましょう!



5:「絶対無理やり入れただろ!」と思う反省シーン

最近増えてきたなぁと思うのが、このパターン。

主人公に失敗の経験・反省をさせたいけれど、下げすぎると読者が離れるから・・・っていうのは分かります。

ただね、無理やり数行だけ、「〜はダメだったな。〜が甘かった。一歩間違えば・・・だったかもしれない。反省しないと!」の文章を放り込むと、違和感しかないんですよ。

その後落ち込んだ描写とかがあればいいんだけど、数行後には精神回復しちゃってるパターンが多すぎるし、その反省が活かされている場面も描写されていない事が多く、読んでいて冷めてしまうんです。

長編(特にTueee系)書くなら、必須に近い文言だけど、入れるときは自然な感じでお願いしますm(_ _)m



6:電子書籍化した!→書籍化した部分は本で読んでね^^

「苦労して書籍化に漕ぎ着けたんだから、いっぱい買って欲しい!だから書籍化した部分の話は消しますね!」

時々見かけますが、即リターン→他の小説へレッツゴーですよ。

だって大概1話目(又は数話目)から数十話目までが有料なんだもん。

全話無料の作品は山ほどあります。初めて見る作品に思い入れなんかないし、買って読んだって面白い小説かどうか分からないんだから、金を落とす気にはなれません。

逆に電子書籍買ってくれるくらいのファンなら、既に書籍化部分も書籍化前に読んでいるだろうから、消す消さないは、そんなに関係ない気もします。



7:何も言わずに更新停止

筆者も作者側に回ると基本亀裂更新なので、あまり大きなことは言えません。毎日更新とか、趣味の域を超えていると思いますしね。

とはいえ読者の立場から見た場合、定期的に更新されていた小説が更新停止するとガッカリしますし、音沙汰なしが数日続くと作品自体忘れられてしまいます。

文末にでも理由が書いてあれば、読者も納得するので、読者離れを最小限に抑えるためにも、更新停止する場合は理由を明記しましょう!



以上、読者視点から考える、Web小説家がやりがちな落とし穴7選でした。

最初にお金を払って購入する本なら、不満があっても、払った金が勿体無いので最後まで読み切りますが、投稿サイトの小説はいつでも、ワンクリックでUターン可能なので、読者はすぐに離れてしまいます。

誰でも投稿できるけど、誰でも読んでもらえる訳ではないのが投稿小説。

1人でも多くの人に読んでもらうためにも、執筆時には地雷を踏まないように気をつけましょう!
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