68
平蔵「ほな今日から1週間くらい家空けるけど、平次のことよろしゅうな。」
「はい。…気をつけ行ってらっしゃいませ」
平蔵「行ってきます」
「さて、私も行こうかな。」
平次「どーこ行くんや?」
「あ、おはよ。今日は起きるの早いね。…今からちょっと近くを走ろうかなって…」
平次「ほーか。ほな行ってらっしゃい」
「行ってきます」
ゆりは帰るなりシャワーを浴びて制服に着替えると早めに学校へと向かった。
和葉「平次ー!今日はちゃんと起きてるー?もう走ってギリギリの登校嫌やでー!」
平次「アホ!おきとるわ!昨日はたまたまや!」
和葉「はいはい!ほなはよ行くで!」
平次「せっかちな奴やなぁ~」
和葉「なぁ、平次、あれ校門の前…警察とちゃう?」
平次「なんでや…?」
?「きゃぁぁぁぁぁあ!!!!!」
平次「なんや!今の悲鳴!学校の中からやで!」
先生「あかん!生徒は入るな!」
平次「ゆり…?ゆりがおらんっ!」
先生「朝はよ入った生徒を人質に立てこもっとるから…もしかしたら…」
…バンッバンッ…
??「きゃぁぁぁぁぁあ!!!!」
…ガシャンッバリンッ…
平次たちには何かが暴れる音だけが聞こえていた。
「ねぇ、こんな事しても無駄だと思いますよ。」
犯人「うるさい!うるさい!」
「あんたの方がうるさいよ。」
生徒「ちょっとあんた…やめときいな…」
「(完全無視!)」
犯人「お、俺はな、この学校を恨んでるんや!…イジメを見て見ぬ振りする教師どもこの学校の奴らにな!!」
「先生達の名前、覚えてます?」
犯人「あ?んなもん忘れるわけねえだろ!沢井智一と、安川美奈子だよ!ノコノコと結婚しやがって!」
生徒「………その先生達なら…」
「?」
先生「去年、一家心中しましたよ…」
犯人「そっ、そんなばか!!そんな嘘をいうんじゃねえええ!!!!」
生徒「きゃぁぁぁぁぁあ!!!!」
…ドンッ…スパンッ…スルッ…
「あ、縄切ってくれてありがとー。」
犯人「なに?!」
「さ、貴方は他の子の縛られてる縄を解いて逃げて、警察が表にいるはずだから呼んできて」
生徒「う、うん…!」
犯人「てめえよくも…!!逃がすか!!」
…バコンッ…
「相手はこっちだろーが。」
犯人「オルァァァア!!」
「えっ…」
…ガッシャァァン!!!
和葉「ちょお!平次!あれ、ゆりとちがう?!」
平次「なんやて?!」
和葉「落ちそうや…!!それにあんな状態で抑えられたら身動き取れへんで!!」
平次「くそっ…!!おい!警察はなにやってんねん!あれがみえへんのか!!」
和葉「あかん!!犯人は一緒に落ちるつもりや!!ゆり…!」
誰もが息を飲んだ瞬間…
…バリンッドンッ…!!
ゆりは犯人に首根っこをつかまれたまま、犯人を蹴り上げて、窓枠に捕まりながら犯人の手から拳銃を蹴り落として、犯人の腕を掴んでぶら下がっていた。
警察「最上階の部屋だ!!少女を保護し犯人逮捕にあたれ!!」
犯人「なんで、助けたんだよ!」
「別に。ってか、まだ助かってないし。」
犯人「お前、手にガラスが…」
「そうなんだよ。痛いから落ちそう。…落ちたらごめん」
犯人「…離せよ、俺のこと。」
「嫌だ。」
犯人「え。」
「先生達は助けたいのに助けられなかったから卒業式にも出なかったあなたに申し訳なくて心中したんだよ。」
犯人「なんでお前がそんなこと…」
「一応警察の手伝いやってたから情報はいってきたことがあるの。」
犯人「なるほど…。そうか。」
「だから私はその先生達が助けられなかった分、助けてちゃんと更生してほしい。」
犯人「…ありがとな。…でも、そろそろ限界だろ。…離せ。お前まで落ちるぞ。俺もお前を掴む手が痺れてきやがった…」
「あとちょっとなんだから頑張りなさいよっ…」
犯人「もう…」
警察「警察だ!!!!」
「あ、助かるよ。ほら…よいしょっと…」
犯人「!!…お前、手が…」
「あー。ほんっと痛かったー。」
犯人「ありがとう…。」
「いえいえ。…さ、ちゃんと更生して、先生達の分まで生きてやりな。…貴方、警察官とか案外向いてるんじゃない?運動神経はかなりいいと思う(笑)じゃあね、春日井勇太さん。」
犯人「…!俺が来ることわかってたのか…?!」
「It's the woman's intuition…」
犯人「…ありがとう」
「フフッ…」
平次「ドアホ!!またあんな無茶しよってからに!!」
「強くなったよ。だから助かった。…まだ弱い?」
平次「そういう問題やなくてな!!………くそっ……せや、まだ弱いんや!」
「…そっか…。そうだよね。…」
和葉「まぁまぁ、平次もそない怒らんでも…;無事やったんやし、何よりゆりのおかげで犯人も捕まったし誰1人殺されてないやん…?ゆり以外は無傷やったし…
それにはよ手当してもらいに行かんと…すごい血まみれやで…;」
平次「っ。…おい、はよいくで。血まみれの手にガラスぶっ刺さったままで気色悪いわ。」
「あ、ごめん…」
和葉「先生ー、ゆりの手当まだなん?はよー!」
「…ありがと…」
保健先生「おお!こっちおいでー!」
「はい。…気をつけ行ってらっしゃいませ」
平蔵「行ってきます」
「さて、私も行こうかな。」
平次「どーこ行くんや?」
「あ、おはよ。今日は起きるの早いね。…今からちょっと近くを走ろうかなって…」
平次「ほーか。ほな行ってらっしゃい」
「行ってきます」
ゆりは帰るなりシャワーを浴びて制服に着替えると早めに学校へと向かった。
和葉「平次ー!今日はちゃんと起きてるー?もう走ってギリギリの登校嫌やでー!」
平次「アホ!おきとるわ!昨日はたまたまや!」
和葉「はいはい!ほなはよ行くで!」
平次「せっかちな奴やなぁ~」
和葉「なぁ、平次、あれ校門の前…警察とちゃう?」
平次「なんでや…?」
?「きゃぁぁぁぁぁあ!!!!!」
平次「なんや!今の悲鳴!学校の中からやで!」
先生「あかん!生徒は入るな!」
平次「ゆり…?ゆりがおらんっ!」
先生「朝はよ入った生徒を人質に立てこもっとるから…もしかしたら…」
…バンッバンッ…
??「きゃぁぁぁぁぁあ!!!!」
…ガシャンッバリンッ…
平次たちには何かが暴れる音だけが聞こえていた。
「ねぇ、こんな事しても無駄だと思いますよ。」
犯人「うるさい!うるさい!」
「あんたの方がうるさいよ。」
生徒「ちょっとあんた…やめときいな…」
「(完全無視!)」
犯人「お、俺はな、この学校を恨んでるんや!…イジメを見て見ぬ振りする教師どもこの学校の奴らにな!!」
「先生達の名前、覚えてます?」
犯人「あ?んなもん忘れるわけねえだろ!沢井智一と、安川美奈子だよ!ノコノコと結婚しやがって!」
生徒「………その先生達なら…」
「?」
先生「去年、一家心中しましたよ…」
犯人「そっ、そんなばか!!そんな嘘をいうんじゃねえええ!!!!」
生徒「きゃぁぁぁぁぁあ!!!!」
…ドンッ…スパンッ…スルッ…
「あ、縄切ってくれてありがとー。」
犯人「なに?!」
「さ、貴方は他の子の縛られてる縄を解いて逃げて、警察が表にいるはずだから呼んできて」
生徒「う、うん…!」
犯人「てめえよくも…!!逃がすか!!」
…バコンッ…
「相手はこっちだろーが。」
犯人「オルァァァア!!」
「えっ…」
…ガッシャァァン!!!
和葉「ちょお!平次!あれ、ゆりとちがう?!」
平次「なんやて?!」
和葉「落ちそうや…!!それにあんな状態で抑えられたら身動き取れへんで!!」
平次「くそっ…!!おい!警察はなにやってんねん!あれがみえへんのか!!」
和葉「あかん!!犯人は一緒に落ちるつもりや!!ゆり…!」
誰もが息を飲んだ瞬間…
…バリンッドンッ…!!
ゆりは犯人に首根っこをつかまれたまま、犯人を蹴り上げて、窓枠に捕まりながら犯人の手から拳銃を蹴り落として、犯人の腕を掴んでぶら下がっていた。
警察「最上階の部屋だ!!少女を保護し犯人逮捕にあたれ!!」
犯人「なんで、助けたんだよ!」
「別に。ってか、まだ助かってないし。」
犯人「お前、手にガラスが…」
「そうなんだよ。痛いから落ちそう。…落ちたらごめん」
犯人「…離せよ、俺のこと。」
「嫌だ。」
犯人「え。」
「先生達は助けたいのに助けられなかったから卒業式にも出なかったあなたに申し訳なくて心中したんだよ。」
犯人「なんでお前がそんなこと…」
「一応警察の手伝いやってたから情報はいってきたことがあるの。」
犯人「なるほど…。そうか。」
「だから私はその先生達が助けられなかった分、助けてちゃんと更生してほしい。」
犯人「…ありがとな。…でも、そろそろ限界だろ。…離せ。お前まで落ちるぞ。俺もお前を掴む手が痺れてきやがった…」
「あとちょっとなんだから頑張りなさいよっ…」
犯人「もう…」
警察「警察だ!!!!」
「あ、助かるよ。ほら…よいしょっと…」
犯人「!!…お前、手が…」
「あー。ほんっと痛かったー。」
犯人「ありがとう…。」
「いえいえ。…さ、ちゃんと更生して、先生達の分まで生きてやりな。…貴方、警察官とか案外向いてるんじゃない?運動神経はかなりいいと思う(笑)じゃあね、春日井勇太さん。」
犯人「…!俺が来ることわかってたのか…?!」
「It's the woman's intuition…」
犯人「…ありがとう」
「フフッ…」
平次「ドアホ!!またあんな無茶しよってからに!!」
「強くなったよ。だから助かった。…まだ弱い?」
平次「そういう問題やなくてな!!………くそっ……せや、まだ弱いんや!」
「…そっか…。そうだよね。…」
和葉「まぁまぁ、平次もそない怒らんでも…;無事やったんやし、何よりゆりのおかげで犯人も捕まったし誰1人殺されてないやん…?ゆり以外は無傷やったし…
それにはよ手当してもらいに行かんと…すごい血まみれやで…;」
平次「っ。…おい、はよいくで。血まみれの手にガラスぶっ刺さったままで気色悪いわ。」
「あ、ごめん…」
和葉「先生ー、ゆりの手当まだなん?はよー!」
「…ありがと…」
保健先生「おお!こっちおいでー!」
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