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Detective Hitman

原作: 名探偵コナン 作者: 豆太
目次

第12話『毒』の時間

イリーナ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ?!」

哀「うるさいわよ。」



哀の話に、イリーナは信じられない!という反応をした。



イリーナ「え!・・・じゃああなたたちの実年齢って、私よりも年上ってこと?!」

コナン「あぁ、そうなるな・・。」

コナンが申し訳なさそうに言う。



哀「ちなみに、コナンの姿はもちろんのこと、元の姿での初体験もあなたが初めてなのよ。よかったわね。」

コナン「おい!哀、余計なこと言うなよ。」

哀「いいじゃない、これくらい。ちなみに、その組織は壊滅したけど、幹部が二人だけ取り逃がしてるの、だから、この話はまだ、内密でお願いしたいわ。」



イリーナ「・・わ、わかったわ。ちなみに、元の姿の時の名前って聞いてもいいのかしら?」

赤井「すまん。それは、もしばれた時の奴らの報復を考えると、奴らを捕まえるまでは・・・すまんな。」























そして、次の週

理科の授業で、お菓子から染料を採る実験をしていた生徒達。

最後に殺センセーがお手本をみせてくれた、とおもったら、マッハでお菓子を回収し、給料日前の密かな楽しみにしたようだ。



哀「月を破壊した生物が給料暮らしだなんて、悲しいわね。」

コナン「俺たちのFBIの捜査協力代の方が高かったりしてな。」



みんなが殺せンセーがお菓子を回収したことに文句を言う中、

1人、殺せんせーのもとに歩いていく奥田さん。



奥田「あの・・・毒です!!飲んでください!!」

前原「うわぁ、ストレートだなぁ。」

殺せんせー「奥田さん。とても正直な暗殺ですねぇ。」

奥田「わ、私、みんなみたいに、不意打ちとかうまくできないし、でも、化学なら得意なんで、えっと、真心こめてつくりました!」



といい、殺センセーにさしだす。



杉野「お、岡田・・・それはさすがに。あおんなん言われて飲む馬鹿はいないと思うけど。」

殺センセー「では、いただきます!」



といい、殺センセーはその毒をいっきに飲みほす。

毒を勢いよく飲みほしたことで、生徒達は、

【えぇぇぇ!飲んだ!!】



すると、毒をのんだ殺センセーは、

殺センセー「ぐぬぬぬぬ、こ、これは・・・」



ちょっと苦しそうにする殺センセーに、生徒たちは、

磯貝「き、効いてる?ま、まさか!」

誰もが、殺ったのかと、思ったその時、







にょきっ



という効果音と共に、殺センセーの顔が青白い色になって、ツノがでて、いろんな所がツンツンになっていた。



殺センセー「この味は、水酸化ナトリウムですね!人間が飲むと有害ですが、先生には効きませんねぇ。」

奥田「そ、そうですか。」

殺センセー「毒は後二つあるんですね。・・では。んぐ!」



殺センセーは、また一気に飲み干し、さっきと同じようにぐぬぬぬ、と少し苦しんだとおもったら、今度も、





にょきっ





という効果音と共に、殺センセーの顔が少し薄緑色になって、二本の触覚と、羽が生えた。

殺センセー「ん、今度は、酢酸タリウムですね。・・では、最後の一本を、・・んぐ!」



最後の一本も、一気に飲み干し、また少し苦しんだと思ったら、今度は、真っ白のシンプルな真顔になっていた。



殺センセー「王水ですね、どれも先生には効きませんね。」







コナン「顔だけ見てると面白いな。方向性にも定まってないし、あの顔になる意味はあるのか?な、哀?」

と、隣にいる哀に聞いてみると、なかなか返事が返ってこない。

哀「・・・・・・・。」

コナン「・・?哀?おーい!」

コナンが哀の顔の前で手を振ると、ようやく気付いたみたいだ。

哀「あ、ごめんなさい?あの奥田さんって子、毒のセンスは完璧よ。あれで効かないなんて・・うん、でもいい参考になったわ。」

コナン「そうなのか?でもまぁ、渡し方にはすげー問題あるけどな。」

哀「もともと、理科や化学が得意な人は、基本的にコミュ症よ。」

自分もそうだから、ときっぱり言い切る哀。

コナン「コミュ症かよ・・・。」

そんな哀に呆れたように言うコナン。







コナンと哀がそんな会話をしてると、なんか変なことを言った殺センセーは、あっという間に元の顔にもどっていた。



殺センセー「それから、奥田さん、生徒一人で毒を作るのは、安全管理上見過ごせません。」

奥田「はい。すみませんでした。」

殺センセー「この後時間があるのなら、一緒に先生を殺す毒薬を研究しましょう。」

奥田「あ!はい。よろしくおねがいします!」



殺センセーの誘いに、とてもうれしそうに返事をする奥田さん。

その変なお誘いに、

茅野「ターゲットと一緒に作る毒薬・・ねぇ。」

渚「あ・・後で、成果を聞いてみよう。」

と、茅野と渚が呆れながら話す。



そして、生徒達が暗殺バドミントンを楽しむ中、理科の教室で、殺センセーと奥田さんが、毒作りをしていた。そこに、



哀「ごめんね、その毒、私も一緒に作っていいかしら?」



教室の扉を開け、入ってきた哀。



殺センセー「はい。大丈夫ですよ。先生は大歓迎です。奥田さんは、いいですか?」

奥田「・・えぇ、大丈夫です。」

奥田さんは、ちょっと緊張気味に答えた。



殺センセー「では、それを、エタノールに投入します。あぁ、気体を吸わぬよう、きをつけて。」

奥田「はい!」

哀「えぇ、もちろんよ。」

殺センセー「奥田さん、君は、理科の成績は素晴らしいんですけどね。」

奥田「でも、それ以外がさっぱりで、E組に落とされても、仕方ないです。・・特に、国語が・・言葉の良し悪しとか、人間の複雑な感情表現とか、何が正解かわからなくて。・・でも、それでかまいません。私には気の利いた言葉遊びも、細かい心情を考える作業も必要ないんです。」

殺センセー「・・うん、そうですね。ではそんな君に、先生から宿題をあげましょう。くれぐれも、取り扱い注意です。」

哀(取り扱い注意・・・ね。)

To be continue  
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