112
「行かないで…。」
安室「っ///」
「…お願い…ここにいて…。」
ゆりは隣に来いと言わんばかりにベッドの端へ寄った。
安室は少し照れながらもベッドに入るとゆりの頭を撫でた。
安室「ここにいますよ。」
「どこにも、行かないで…」
そう言いながらすっと眠りについたゆりの目からは雫が流れ落ちた。
それからも何度かゆりは起きたが、安室にしがみついたりして、安室が抱きしめるとまたすっと眠りにつき、落ち着いて眠っていた。
結局ゆりが安室の腕を離さなかったので二人はお昼過ぎまで眠っていた。
「…んっ…。」『あれ、なんかあったかい…。てか動けないし…』
ゆりはその原因はこの目の前の男にあるのだと思うとまたなぜか安心した。
そのあとすぐに起きた安室は真正面で目を蹴てこちらを見ている彼女に驚いたが。
安室「おっ、起きてたんですねっ///」
「ええ、今さっき。」
安室「体調はどうですか?」
「おかげさまで。」
安室「まだ熱はあるみたいですが大分顔色が良くなりましたね^^」
「もう完全復活よ」
安室「じゃあ何かたべますか?僕作り…」
…がしっ…
「もう少し、このままでいい…?」
やはり本調子まではいかないらしく、いつもより素直に甘えてくるゆりに安室は少しきゅんっとしてしまっていた。
安室「あ、はい///」『いつもこうなら可愛いのに…』
それからゆりは大人しく抱きしめられていて、ぎゅっと安室に手を回した。
「…あったかいな…」
安室「///」
「…そろそろお暇しようかな。いつまでもお邪魔してちゃ悪いし」
安室「ゆっくりして行っていいんですよ」
「ううん、仕事も行かなきゃ。…学校は休んじゃったし」
安室「しばらく学校も仕事も休むべきかと」
「ううん、学校は休めばテストやばいし仕事は休めば警察の方はまた嫌な目を向けてくるしジンに仕事減らされて…」『組織の人間がバーボンにつくことになる。そうすれば彼がやばい』
安室「仕事、ですか…」
「って何言ってんのかしら。私らしくもない。…今のは気にしないで。…よっ…迷惑かけてごめんね。ありがとう、だいぶたすかったわ。」
安室「いえ…」
「じゃ、また後日仕事で。」
甘えていたのは嘘かと思うほどゆりはすっと安室の腕を抜けるといつもの調子で鞄を持って家を出ようとした。
安室「送りますよ。」
「…それはたすかる。ありがとう。」
やはりまだしんどいせいか大人しく送られることになった。
安室「何かあればいつでも言ってください。」
「うん。ありがと。…じゃね…安室さん…」
安室「!!フッ…ではまた。」
そうして二人は一度別れた。
ゆりが安室に対して心を開き始めていた。
「おはよ、蘭ちゃん。…この間はせっかく誘ってくれたのに変な感じになっちゃってごめんね…」
蘭「ううん!それより体調はもう大丈夫なの…?大分辛そうだったみたいだから…」
「うん、この通り大丈夫」
蘭「ならよかった!また皆んなで出掛けよっ^^!!…………それに……大阪の人達もまた会って話がしたいって言ってたし…」
「そっか…ありがとう。」
その後はなんとか蘭達と普通に接することができ普通に帰り、東京での潜入捜査に協力していた。
倒れないようにと無理に薬で体を保っていたゆりは東京で仲良くしている目暮や佐藤、高木に心配されていた。
佐藤「ちょっと…大丈夫なの?」
高木「顔色が悪いですよ」
目暮「休んだほうがいいんじゃないか?…捜査協力を要請したのは私達警察だが事情を話せば今回の件は…」
「大丈夫です。」
目暮「しかしだな…」
「拾われた飼い猫は主人の言うことを聞いていないと捨て猫に戻りかねないですから。」
佐藤「そんかこと…!」
目暮「………君ばかりに負担をかけていて申し訳ない…何かできることがあれば言ってくれ。いつでも協力する。」
「ありがとうございます。でも大丈夫ですから。…では今日はもうこれで。」
高木「お疲れ様です」
佐藤「ちゃんと休みなさいよ…」
「…ありがとうございます」
ゆりは帰ると全身真っ黒な服に身を包み再び家を出た。
ジン「大丈夫か」
「え。なにが…」
ウォッカ「とても顔色が悪いですぜ。」
「そんなことないよ。」
ジン「…無理はするな。…でどうだ、バーボンとは」
「頭のいいやつね。使えそうだからコキ使わせてもらってる。」
ジン「そうか。」
「で、次の要件は…」
ベルモット「これよ。…警察、FBI、CIAのノックリストを探してきてほしいの。…って言いたいところだけど貴女大丈夫?」
「……ごめん、役に立ててなくて…」
ベルモット「そうじゃないわ。あなたはとても優秀。だけど顔色が酷いわよ。」
「大丈夫。ノックリストね、OK…」
ジン「期限はいつでもいい。奴らもその方が尻尾を出しやすいだろうしな。」
ベルモット「今日はそれだけよ。帰って少し休みなさい。」
「…ごめん、ありがとう。」
学校、警察、組織、それを往復するゆりはボロボロだったが一生懸命に働いた。大阪での事が気にかかって働かずにはいられず、全てを完璧にこなしていた。
安室「っ///」
「…お願い…ここにいて…。」
ゆりは隣に来いと言わんばかりにベッドの端へ寄った。
安室は少し照れながらもベッドに入るとゆりの頭を撫でた。
安室「ここにいますよ。」
「どこにも、行かないで…」
そう言いながらすっと眠りについたゆりの目からは雫が流れ落ちた。
それからも何度かゆりは起きたが、安室にしがみついたりして、安室が抱きしめるとまたすっと眠りにつき、落ち着いて眠っていた。
結局ゆりが安室の腕を離さなかったので二人はお昼過ぎまで眠っていた。
「…んっ…。」『あれ、なんかあったかい…。てか動けないし…』
ゆりはその原因はこの目の前の男にあるのだと思うとまたなぜか安心した。
そのあとすぐに起きた安室は真正面で目を蹴てこちらを見ている彼女に驚いたが。
安室「おっ、起きてたんですねっ///」
「ええ、今さっき。」
安室「体調はどうですか?」
「おかげさまで。」
安室「まだ熱はあるみたいですが大分顔色が良くなりましたね^^」
「もう完全復活よ」
安室「じゃあ何かたべますか?僕作り…」
…がしっ…
「もう少し、このままでいい…?」
やはり本調子まではいかないらしく、いつもより素直に甘えてくるゆりに安室は少しきゅんっとしてしまっていた。
安室「あ、はい///」『いつもこうなら可愛いのに…』
それからゆりは大人しく抱きしめられていて、ぎゅっと安室に手を回した。
「…あったかいな…」
安室「///」
「…そろそろお暇しようかな。いつまでもお邪魔してちゃ悪いし」
安室「ゆっくりして行っていいんですよ」
「ううん、仕事も行かなきゃ。…学校は休んじゃったし」
安室「しばらく学校も仕事も休むべきかと」
「ううん、学校は休めばテストやばいし仕事は休めば警察の方はまた嫌な目を向けてくるしジンに仕事減らされて…」『組織の人間がバーボンにつくことになる。そうすれば彼がやばい』
安室「仕事、ですか…」
「って何言ってんのかしら。私らしくもない。…今のは気にしないで。…よっ…迷惑かけてごめんね。ありがとう、だいぶたすかったわ。」
安室「いえ…」
「じゃ、また後日仕事で。」
甘えていたのは嘘かと思うほどゆりはすっと安室の腕を抜けるといつもの調子で鞄を持って家を出ようとした。
安室「送りますよ。」
「…それはたすかる。ありがとう。」
やはりまだしんどいせいか大人しく送られることになった。
安室「何かあればいつでも言ってください。」
「うん。ありがと。…じゃね…安室さん…」
安室「!!フッ…ではまた。」
そうして二人は一度別れた。
ゆりが安室に対して心を開き始めていた。
「おはよ、蘭ちゃん。…この間はせっかく誘ってくれたのに変な感じになっちゃってごめんね…」
蘭「ううん!それより体調はもう大丈夫なの…?大分辛そうだったみたいだから…」
「うん、この通り大丈夫」
蘭「ならよかった!また皆んなで出掛けよっ^^!!…………それに……大阪の人達もまた会って話がしたいって言ってたし…」
「そっか…ありがとう。」
その後はなんとか蘭達と普通に接することができ普通に帰り、東京での潜入捜査に協力していた。
倒れないようにと無理に薬で体を保っていたゆりは東京で仲良くしている目暮や佐藤、高木に心配されていた。
佐藤「ちょっと…大丈夫なの?」
高木「顔色が悪いですよ」
目暮「休んだほうがいいんじゃないか?…捜査協力を要請したのは私達警察だが事情を話せば今回の件は…」
「大丈夫です。」
目暮「しかしだな…」
「拾われた飼い猫は主人の言うことを聞いていないと捨て猫に戻りかねないですから。」
佐藤「そんかこと…!」
目暮「………君ばかりに負担をかけていて申し訳ない…何かできることがあれば言ってくれ。いつでも協力する。」
「ありがとうございます。でも大丈夫ですから。…では今日はもうこれで。」
高木「お疲れ様です」
佐藤「ちゃんと休みなさいよ…」
「…ありがとうございます」
ゆりは帰ると全身真っ黒な服に身を包み再び家を出た。
ジン「大丈夫か」
「え。なにが…」
ウォッカ「とても顔色が悪いですぜ。」
「そんなことないよ。」
ジン「…無理はするな。…でどうだ、バーボンとは」
「頭のいいやつね。使えそうだからコキ使わせてもらってる。」
ジン「そうか。」
「で、次の要件は…」
ベルモット「これよ。…警察、FBI、CIAのノックリストを探してきてほしいの。…って言いたいところだけど貴女大丈夫?」
「……ごめん、役に立ててなくて…」
ベルモット「そうじゃないわ。あなたはとても優秀。だけど顔色が酷いわよ。」
「大丈夫。ノックリストね、OK…」
ジン「期限はいつでもいい。奴らもその方が尻尾を出しやすいだろうしな。」
ベルモット「今日はそれだけよ。帰って少し休みなさい。」
「…ごめん、ありがとう。」
学校、警察、組織、それを往復するゆりはボロボロだったが一生懸命に働いた。大阪での事が気にかかって働かずにはいられず、全てを完璧にこなしていた。
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