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「あっ、いえ、すみません、ぼーっとしてしまって…」
生徒「ゆりちゃんでもそんなことあるんだね~」
先生「大丈夫かー?まぁいい。よし、じゃあ…」
「…コホッコホッ…」
平次「…」
和葉「ゆりどーしたん?ぼーっとしてたって、何か悩みあったら聞くで??」
「ううん、大丈夫。…何でもないよ…。…ごめん。私ちょっと次の授業抜けるっ。先生には保健室にいるって言っといてもらっていい?」
和葉「うん…やけどほんま大丈夫?なんや、顔色悪いで…?」
「ううん、ちょっと眠たいだけなの^^;じゃあ、お願いっ」
保健室の先生「あらー、ゆりちゃんやないのー、事件の日からあんま経ってへんけど傷口どない?やっぱ痛むから来たんとちゃうー?」
「あ、いえ、ちょっと寝ていってもいいですか…」
保「かめへんけど…大丈夫??なんや顔色悪いで?」
「ちょっと疲れただけですので…」
保「まち。ちょっと熱はかってみ。」
「…;」
保「まぁ!39.8もあるやないの!今日はもう帰り、って言っても1人で帰らせられへんわ~」
「あ、大丈夫です。すぐ近くですので…」
保「そう…?まぁしゃーないなぁ。よし、ほなお昼休みにかばんとっといで^^」
「はい…」
和葉「失礼しまーす!」
保「あれ、どないしたん?」
和葉「ゆりが保健室行くゆーてたから来たんやけど大丈夫?」
保「熱がちょっと高こうてお昼休みにかばん取りに行って帰りゆーてたとこやねんけど、鞄とってきてあげてくれへん?」
和葉「わかりました!」
平次「和葉、それゆりの鞄やで」
「せやで?早退するらしいから荷物取りにきてん」
平次「なんや、あいつ具合悪いんか?」
和葉「うん、なんか熱高いみたいやで。保健室で見たけどぐったり寝とったから声かけてないねん」
平次「そんなにか…」
和葉「ちゃんと看病したりや?」
平次「和葉に言われんでもわかっとるわ、」
和葉「はいはい、ほな行ってくるわ」
平次「お、おう」
「和葉…?」
和葉「あ、起きた?これ、鞄、一応全部持ってきたけどいらんのあったら教室持って行くからいっぺん見てみて??」
「あ、全部あるなら大丈夫。ありがと^^」
和葉「全部持って帰ってんの?!えらいなぁ~」
「ありがと、持ってきてくれて」
和葉「ええよ!これくらい^^…ほなお大事に^^」
「ありがと。…先生もありがとうございます。」
保「いいえ、じゃあ、気をつけてかえってね。」
「はい。失礼します。」
平次「ただいまー。…って流石に寝とるか。」
…トントン…
平次「はいるでー?…大丈夫か?」
「…ハァッハァッ…コホッケホッケホッ…ハァッハァッ…」
平次「おい、大丈夫かいな…;」『えらい辛そうやな…』
「…ハァッハァッおか…コホッコホッケホッケホッ…えり…な…コホッコホッケホッケホッケホッケホッ…」
平次「あー、喋らんでええって。…熱どないや」ピタッ
「ケホッケホッ…平次の手…ケホッコホッ冷たくて…コホッ気持ちい…ケホッコホッ…」
平次『俺の手で冷たい…?』「ちょ、いっぺん熱はかってみ!」
pipipi…pipipi…
平次「うわっ、40度こえとる…こら病院連れて行かんと…ちょ、たてるか?近くの病院連れてったるわ」
「い、いや、いい…」『立つことすら出来ないなんて情けない姿見せられない…』
平次「そんなことゆーたかてな、そのままほっとくわけにいかんやろっ…おぶってったるからとりあえず起きあがってみ」
「…っ」…ぐらっ…
平次「やばいな…。よし、そのままじっとしとけよ…よっ」
平次はゆりをお姫様抱っこするとそのまま下まで降り、バイクの後ろに載せた。
平次「しんどいやろけどしっか捕まっとけよっ」
「…ハァッハァッ…」
…ブウウン…
平次『それにしてもこいつから伝わってくる体温が異常や…』
平次は 「よう頑張ったな、着いたで、ほれ、」
…フラッ…ドサッ…
平次「ゆり?!」
平次「おっちゃん!こいつ倒れたんや!はよみてくれ!」
病院の先生「平次ちゃん?!そないあわててどないしたんや…!」
平次「なんややばそうなんやっ」
病院「よし、とりあえずこっちの部屋入り!」
病院「こら、過労とストレスやな。」
平次「…」
「ん…」
病院「お。起きたか?なんや無理してバイトか勉強かしとったんかもしらんけどそれがストレスなっとったんやろなー。とりあえず点滴うっといたからあとは帰って解熱剤と栄養剤出しとくからしっかり休むんやで?」
「…(ぼーっ)」
病院「ほな平次ちゃん、手かして連れて帰ったり」
平次「おん。おおきにな、おっちゃん。」『俺が弱いばっか言うから追い詰めとったんやろか…』
病院「おん。また熱上がるようやったりおかしいことあったらいつでも連れてきといで、心配や」
平次「おおきにな。ほな」
「(ぼーっ)おおきにー」
平次「…;」『あかん、こいつ完全にとんどる…;』
病院「お大事に;」
平次「ほれ、乗れるか?」
「…コクンッ」
…ぎゅっ…
平次「?!」『いや、これの方が落ちへんし安心やねんけどなんや…;緊張するわ…;』
…ブウウン…
生徒「ゆりちゃんでもそんなことあるんだね~」
先生「大丈夫かー?まぁいい。よし、じゃあ…」
「…コホッコホッ…」
平次「…」
和葉「ゆりどーしたん?ぼーっとしてたって、何か悩みあったら聞くで??」
「ううん、大丈夫。…何でもないよ…。…ごめん。私ちょっと次の授業抜けるっ。先生には保健室にいるって言っといてもらっていい?」
和葉「うん…やけどほんま大丈夫?なんや、顔色悪いで…?」
「ううん、ちょっと眠たいだけなの^^;じゃあ、お願いっ」
保健室の先生「あらー、ゆりちゃんやないのー、事件の日からあんま経ってへんけど傷口どない?やっぱ痛むから来たんとちゃうー?」
「あ、いえ、ちょっと寝ていってもいいですか…」
保「かめへんけど…大丈夫??なんや顔色悪いで?」
「ちょっと疲れただけですので…」
保「まち。ちょっと熱はかってみ。」
「…;」
保「まぁ!39.8もあるやないの!今日はもう帰り、って言っても1人で帰らせられへんわ~」
「あ、大丈夫です。すぐ近くですので…」
保「そう…?まぁしゃーないなぁ。よし、ほなお昼休みにかばんとっといで^^」
「はい…」
和葉「失礼しまーす!」
保「あれ、どないしたん?」
和葉「ゆりが保健室行くゆーてたから来たんやけど大丈夫?」
保「熱がちょっと高こうてお昼休みにかばん取りに行って帰りゆーてたとこやねんけど、鞄とってきてあげてくれへん?」
和葉「わかりました!」
平次「和葉、それゆりの鞄やで」
「せやで?早退するらしいから荷物取りにきてん」
平次「なんや、あいつ具合悪いんか?」
和葉「うん、なんか熱高いみたいやで。保健室で見たけどぐったり寝とったから声かけてないねん」
平次「そんなにか…」
和葉「ちゃんと看病したりや?」
平次「和葉に言われんでもわかっとるわ、」
和葉「はいはい、ほな行ってくるわ」
平次「お、おう」
「和葉…?」
和葉「あ、起きた?これ、鞄、一応全部持ってきたけどいらんのあったら教室持って行くからいっぺん見てみて??」
「あ、全部あるなら大丈夫。ありがと^^」
和葉「全部持って帰ってんの?!えらいなぁ~」
「ありがと、持ってきてくれて」
和葉「ええよ!これくらい^^…ほなお大事に^^」
「ありがと。…先生もありがとうございます。」
保「いいえ、じゃあ、気をつけてかえってね。」
「はい。失礼します。」
平次「ただいまー。…って流石に寝とるか。」
…トントン…
平次「はいるでー?…大丈夫か?」
「…ハァッハァッ…コホッケホッケホッ…ハァッハァッ…」
平次「おい、大丈夫かいな…;」『えらい辛そうやな…』
「…ハァッハァッおか…コホッコホッケホッケホッ…えり…な…コホッコホッケホッケホッケホッケホッ…」
平次「あー、喋らんでええって。…熱どないや」ピタッ
「ケホッケホッ…平次の手…ケホッコホッ冷たくて…コホッ気持ちい…ケホッコホッ…」
平次『俺の手で冷たい…?』「ちょ、いっぺん熱はかってみ!」
pipipi…pipipi…
平次「うわっ、40度こえとる…こら病院連れて行かんと…ちょ、たてるか?近くの病院連れてったるわ」
「い、いや、いい…」『立つことすら出来ないなんて情けない姿見せられない…』
平次「そんなことゆーたかてな、そのままほっとくわけにいかんやろっ…おぶってったるからとりあえず起きあがってみ」
「…っ」…ぐらっ…
平次「やばいな…。よし、そのままじっとしとけよ…よっ」
平次はゆりをお姫様抱っこするとそのまま下まで降り、バイクの後ろに載せた。
平次「しんどいやろけどしっか捕まっとけよっ」
「…ハァッハァッ…」
…ブウウン…
平次『それにしてもこいつから伝わってくる体温が異常や…』
平次は 「よう頑張ったな、着いたで、ほれ、」
…フラッ…ドサッ…
平次「ゆり?!」
平次「おっちゃん!こいつ倒れたんや!はよみてくれ!」
病院の先生「平次ちゃん?!そないあわててどないしたんや…!」
平次「なんややばそうなんやっ」
病院「よし、とりあえずこっちの部屋入り!」
病院「こら、過労とストレスやな。」
平次「…」
「ん…」
病院「お。起きたか?なんや無理してバイトか勉強かしとったんかもしらんけどそれがストレスなっとったんやろなー。とりあえず点滴うっといたからあとは帰って解熱剤と栄養剤出しとくからしっかり休むんやで?」
「…(ぼーっ)」
病院「ほな平次ちゃん、手かして連れて帰ったり」
平次「おん。おおきにな、おっちゃん。」『俺が弱いばっか言うから追い詰めとったんやろか…』
病院「おん。また熱上がるようやったりおかしいことあったらいつでも連れてきといで、心配や」
平次「おおきにな。ほな」
「(ぼーっ)おおきにー」
平次「…;」『あかん、こいつ完全にとんどる…;』
病院「お大事に;」
平次「ほれ、乗れるか?」
「…コクンッ」
…ぎゅっ…
平次「?!」『いや、これの方が落ちへんし安心やねんけどなんや…;緊張するわ…;』
…ブウウン…
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