第3話「ハヅキ」
狙いを定めた勇介(ゆうすけ)は、腰を突き出した。
そそり立つ少年の証しが、流香(るか)のスリットを左右に割り広げ、淫蜜で濡れている秘洞へと埋没する。
「ああっ! あふぅっ!」
衝撃が股間から走ってきて、流香は声を響かせながら首を反らした。ただの衝撃ではない。快感の混ざった衝撃。
勇介の少年の証しが埋没してきたことで、秘洞を濡らしている淫蜜が滴となって飛び散り、カーペットに点々とした黒いシミを作っていった。
ギチギチと少年の証しを締めつけてくる流香の秘洞。締めつけるだけではなく、ウネウネと蠢いて勇介を刺激する。
刺激を受けた勇介は流香に快感を与えるだけではなく、自分も快感を得たくなって腰を動かした。少年の証しが、秘洞をえぐる。
「あっ、あっ! あふ、あふあっ!」
肉棒が秘洞をえぐり、流香の体内を快楽が疾走していく。
それは勇介も同じ。肉棒から快楽が生じて、体の内側を走っていった。
もっと大きな悦楽を求めるように、勇介の腰の動きが速くなる。
「あふんっ! ふあんっ! あっ、あっ、ああっ!」
すると、流香が感じる悦楽は強いものになった。疾走する悦楽で、顔がとろけていく。
勇介は夢中になって腰を動かす。少年の証しで、ガンガン、ガンガンと流香の秘洞を突きまくる。
先ほど達したばかりの流香だが、もう性の高みに達してしまいそうであった。
それは、夢中になって腰を動かす勇介も同じだった。彼の少年の証しは、もう放ちそうである。
勇介はラストスパートをかけるかのように、腰の動きをさらに速くさせていった。
「あふうっ! ふぅああっ!」
激しく秘洞を出入りする、勇介の少年の証し。流香が感じる悦楽はもっと強いものになる。強い悦楽で目の前が白くなるような錯覚を抱く。
勇介が腰を激しく叩きつけてきた瞬間、流香の目の前を覆っている白さが弾けた。
「くふぅあああっ!」
快楽の爆発。大きな声を響かせ、流香はビクンビクンと全身を震わせながら背中を弓なりに反らす。
流香が絶頂したのと同時に、勇介の少年の証しも弾けていた。白濁した体液が放たれ、流香の秘洞をかき回す。
少年の証しが抜かれ、腰から手が離れると、流香はその場に突っ伏した。
裸身を真っ赤に染めて汗で濡らし、ハアハアと荒く呼吸をしている彼女。そんな姿を見下ろす勇介の顔には、満足したような表情が浮かんでいた。
◇◇◇
閉園し、廃墟と化した遊園地。そこでは今、撮影が行われていた。
用意されたミュージックプレイヤーからは、アップテンポの洋楽が流れている。
歌詞の内容は葉月……今はジュニア・ヌードモデルのハヅキである彼女には分からない。分からなくても、その曲に合わせて体を動かすことはできる。
動かないメリーゴーランドの前で、ハヅキは流れる洋楽に合わせて腕を振ってステップを踏み、そして腰を振っていた。
ハヅキは赤いリボンで飾られた白いパンティに、スニーカーという格好。他には何も身に着けていない。
『踊りモノ』と呼ばれるジャンル、その撮影の最中であった。
数人いるカメラマンは、さまざまなアングルからパンティにスニーカーだけという姿のハヅキを撮っていく。
ピッタリと肌に張り付いているパンティは、布地が薄い。肌の色がかすかに透けて見えている。透けて見えるのは、肌の色だけではない。
無毛の股間のスリット、11歳の少女としてはややボリュームが不足している感じがするが、それでも可愛らしい形のお尻の割れ目も透けて見えていた。
乳首がツンッと目立っているだけで膨らみのない胸をアップで撮るカメラマンもいれば、パンティ越しに透けて見えている股間のアップを撮るカメラマンもいた。
「じゃあ、後ろ向こうか」
監督である青年・雅彦(まさひこ)の言葉に従い、ハヅキはステップを踏みながら背中を向ける。
そして、白いパンティに包まれたお尻を突き出す。
曲に合わせ、ハヅキは突き出したお尻を左右に振る。ときには大きく、ときには小さく振られるパンティに包まれた可愛らしい形のお尻。
「ハヅキちゃん、パンツ脱いじゃおうか。ゆっくりとね」
雅彦の指示が飛んでくる。
ハヅキはお尻を振りながら、布地の薄いパンティの両端に指を引っかけた。
お尻を右に左に振り続けながら、パンティをゆっくりと下げていく。カメラマンの1人は、徐々に割れ目が見えてくるお尻のアップを撮る。
やがて白いパンティは、太腿の半ばまで下げられた。
可愛らしい形のお尻が丸見えとなる。
ハヅキはパンティを膝まで下げ、肩越しに笑みを浮かべた顔を見せて、むき出しになったお尻を左右に振った。
彼女はただお尻を振るだけではない。変化を付けて振る。
大きく速く振ることもあれば、小さくゆっくり振った。かと思えば大きくゆっくり振り、小さく速く振る。
変化を付けて振られるお尻をアップで撮るカメラマンは、今にもハヅキのお尻にむしゃぶりつきそうな雰囲気であった。夢中になって、ハヅキのお尻を撮っている。
雅彦は膝に引っかけているパンティを脱ぐようにハヅキに言う。
ハヅキは言われたとおりにする。パンティを脚から抜き、放り投げた。全裸にスニーカーだけという格好になるハヅキ。
前を向き、踊りを続ける。踊りといっても、流れる音楽に合わせて腕を振ってステップを踏み、そして腰を振るだけ。
しかし、これだけでも見る者は満足するらしい。ローティーンの少女が裸で音楽に合わせて体を動かす……これだけで、興奮できる者は興奮できるとのことだ。
しばらくして、雅彦は「カット」と声をかける。音楽が止まった。スタッフの1人が、ハヅキにバスタオルを渡す。それを裸身に巻く。
ハヅキとしては、どうせ脱ぐのだから裸のままで待機していてもいいと思うのだが、撮影が止まっているときは隠せと言われているので隠すことにしている。
撮影の場所が変わる。
次の撮影場所は観覧車の前だ。ハヅキは衣装係が用意した衣装を着る。
淡いグレーのタンクトップと水色のパンティ、そしてショートパンツ。パンティはフロントと両サイドが緑色のリボンで飾られていた。
雅彦が「スタート」と声をかけると、ミュージックプレイヤーからアップテンポの洋楽が流れ、ハヅキはそれに合わせて体を動かす。
タンクトップは布地が薄く、下に何も身に着けていないため、乳首の形がポッチリと浮き上がって見えていた。
カメラマンの1人は、ハヅキの胸をアップで撮る。
雅彦は、最初にショートパンツを脱ぐように指示を出す。ハヅキはステップを踏んで腰を左右に振りながら、ショートパンツのホックを外してファスナーを下げた。
さすがにステップを踏みながらは脱げない。脚の動きは止め、腰を左右に振りながらショートパンツを下げていく。緑色のリボンで飾られた水色のパンティが露わになる。
脚からショートパンツを抜き、それを放り投げ、ハヅキは再び音楽に合わせてステップを踏んだ。
アップテンポの音楽に合わせて体を動かすハヅキを眺めながら、雅彦は次にどうするかを考える。
まずは後ろを向いてもらい、お尻を突き出してもらう。
水色のパンティに包まれたハヅキのお尻が左右に振られる。右に左に振られる彼女のお尻を目で追いながら、雅彦は上と下、どちらを先に脱いでもらうかを思案した。
「ハヅキちゃん、パンツ脱いじゃって」
雅彦の指示に従い、ハヅキはパンティをスルリと脱いだ。グレーのタンクトップとスニーカーだけという格好になる。
脱いだパンティを放り投げ、ハヅキはむき出しになったお尻を左右に振った。
しばらくして、彼女は前を向く。タンクトップの裾は、それほど長くはない。
無毛の股間が丸見えであった。ハヅキはソコを強調するように体を動かす。
数分ほど下半身裸の状態で踊ってもらった後に、タンクトップも脱いでもらう。
全裸にスニーカーだけという格好になったハヅキは顔に笑みを浮かべ、片脚でつま先立ち、クルリとターンをした。
ルカの今日の仕事は、ジュニア・ヌードモデル専門誌のグラビア撮影である。
とあるレジャー施設、そこにある屋内プールが撮影現場であった。
岩を模したオブジェの前に立っているルカは全裸だ。
カメラマンである青年は、ルカに指示を出していく。彼女はカメラマンに言われたとおりのポーズをとっていった。
頭の後ろやお尻の後ろで手を組んだり、腰に手を当てて無毛の股間を突き出したりする。
「じゃあルカちゃん、後ろを向いてお尻を突き出そうか」
カメラマンに言われ、ルカは「はーい」と返事をして後ろを向く。そして言われたとおり、プリンッとした可愛らしい形のお尻を突き出した。
カメラマンはルカのお尻をアップで撮る。
ルカは肩越しに笑みを浮かべた顔を見せ、カメラマンはその顔もアップで撮った。
やがてルカの撮影は終わる。彼女は裸身にバスタオルを巻き、岩を模したオブジェの前から離れた。
入れ替わりで、別のジュニア・ヌードモデルがオブジェの前に立つ。裸身にバスタオルを巻いた彼女は、恥ずかしそうであった。
デビューしたばかりのジュニア・ヌードモデルである少女。異性の前で裸になることに、まだ慣れていないのだ。
カメラマンがバスタオルを取るように言っても、なかなか外さない。それでも、これが仕事なのだからと割り切ったのだろうか、彼女はためらいながらもバスタオルを外して全裸を晒した。
すぐに顔が真っ赤に染まる。
そんなジュニア・ヌードモデルを見て、ルカはデビューしたばかりの自分もああだったのだろうか? と思った。
今では普通に大勢の異性の前で裸になれるルカ。
(慣れって怖いわね)
そんなことも思っていると、
「流香」
と名前を呼ばれた。
呼んだの翔子(しょうこ)だ。
「なんですか、翔子さん?」
レディーススーツ姿の翔子は、
「この間、葉月にも頼んだだけど……流香からも説得してほしいって思ってね」
「ひょっとして、真理のことですか?」
そう聞くと、彼女は「正解」とうなずいた。
「あの子には『光るもの』があるのよ。もったいないわ」
翔子は真理をスカウトすることを、まだ諦めていないらしい。
流香から見ても、真理は美少女だと感じる。ジュニア・ヌードモデルとしてデビューしたら、すぐに人気者になるかもしれない。
翔子が執着するのも、仕方がないのかもしれない。
「一応、言うだけ言っておきます」
流香はそう翔子に告げた。真理がどんな答えを出すのか……そこまでは責任が持てないが、言うだけは言っておこうと思った。
◇◇◇
ややボリューム不足だが、それでも可愛らしいと感じさせるお尻が画面にアップで映っていた。
そのお尻は右に左に振られる。
ときには大きく、ときには小さく、速く振られることもあれば、ゆっくりと振られることもあった。
少しずつズームアウトし、お尻だけではなく後ろ姿全体が映るようになる。
腕を振り、ステップを踏みながら半ターンして前を向くのはハヅキであった。
笑みを浮かべている少年的な顔がアップになると、
「ここでタイトルを表示させるよ」
今まで撮影した分をスタッフとともにチェックしている雅彦が、近くにいるハヅキに告げた。ハヅキは裸身にバスタオルを巻いただけという格好だ。
確認用のモニターの中で、ハヅキは舞い踊り続けている。
廃墟と化した遊園地のアトラクションの前で踊っているハヅキ。後ろを向いてお尻を突き出し、左右に振った。
少しずつズームインしていき、ハヅキのお尻がアップとなる。
モニターの中のハヅキを眺めながら、雅彦はスタッフとあれこれ話す。
そして、撮影が再開される。ハヅキは衣装係が用意した衣装を身に着けた。
白いTシャツとレモンイエローのパンティ。Tシャツは布地が薄い。乳首の色と形が透けて見えている。
そんな衣装で、ハヅキはお化け屋敷の前で音楽に合わせて踊った。
そそり立つ少年の証しが、流香(るか)のスリットを左右に割り広げ、淫蜜で濡れている秘洞へと埋没する。
「ああっ! あふぅっ!」
衝撃が股間から走ってきて、流香は声を響かせながら首を反らした。ただの衝撃ではない。快感の混ざった衝撃。
勇介の少年の証しが埋没してきたことで、秘洞を濡らしている淫蜜が滴となって飛び散り、カーペットに点々とした黒いシミを作っていった。
ギチギチと少年の証しを締めつけてくる流香の秘洞。締めつけるだけではなく、ウネウネと蠢いて勇介を刺激する。
刺激を受けた勇介は流香に快感を与えるだけではなく、自分も快感を得たくなって腰を動かした。少年の証しが、秘洞をえぐる。
「あっ、あっ! あふ、あふあっ!」
肉棒が秘洞をえぐり、流香の体内を快楽が疾走していく。
それは勇介も同じ。肉棒から快楽が生じて、体の内側を走っていった。
もっと大きな悦楽を求めるように、勇介の腰の動きが速くなる。
「あふんっ! ふあんっ! あっ、あっ、ああっ!」
すると、流香が感じる悦楽は強いものになった。疾走する悦楽で、顔がとろけていく。
勇介は夢中になって腰を動かす。少年の証しで、ガンガン、ガンガンと流香の秘洞を突きまくる。
先ほど達したばかりの流香だが、もう性の高みに達してしまいそうであった。
それは、夢中になって腰を動かす勇介も同じだった。彼の少年の証しは、もう放ちそうである。
勇介はラストスパートをかけるかのように、腰の動きをさらに速くさせていった。
「あふうっ! ふぅああっ!」
激しく秘洞を出入りする、勇介の少年の証し。流香が感じる悦楽はもっと強いものになる。強い悦楽で目の前が白くなるような錯覚を抱く。
勇介が腰を激しく叩きつけてきた瞬間、流香の目の前を覆っている白さが弾けた。
「くふぅあああっ!」
快楽の爆発。大きな声を響かせ、流香はビクンビクンと全身を震わせながら背中を弓なりに反らす。
流香が絶頂したのと同時に、勇介の少年の証しも弾けていた。白濁した体液が放たれ、流香の秘洞をかき回す。
少年の証しが抜かれ、腰から手が離れると、流香はその場に突っ伏した。
裸身を真っ赤に染めて汗で濡らし、ハアハアと荒く呼吸をしている彼女。そんな姿を見下ろす勇介の顔には、満足したような表情が浮かんでいた。
◇◇◇
閉園し、廃墟と化した遊園地。そこでは今、撮影が行われていた。
用意されたミュージックプレイヤーからは、アップテンポの洋楽が流れている。
歌詞の内容は葉月……今はジュニア・ヌードモデルのハヅキである彼女には分からない。分からなくても、その曲に合わせて体を動かすことはできる。
動かないメリーゴーランドの前で、ハヅキは流れる洋楽に合わせて腕を振ってステップを踏み、そして腰を振っていた。
ハヅキは赤いリボンで飾られた白いパンティに、スニーカーという格好。他には何も身に着けていない。
『踊りモノ』と呼ばれるジャンル、その撮影の最中であった。
数人いるカメラマンは、さまざまなアングルからパンティにスニーカーだけという姿のハヅキを撮っていく。
ピッタリと肌に張り付いているパンティは、布地が薄い。肌の色がかすかに透けて見えている。透けて見えるのは、肌の色だけではない。
無毛の股間のスリット、11歳の少女としてはややボリュームが不足している感じがするが、それでも可愛らしい形のお尻の割れ目も透けて見えていた。
乳首がツンッと目立っているだけで膨らみのない胸をアップで撮るカメラマンもいれば、パンティ越しに透けて見えている股間のアップを撮るカメラマンもいた。
「じゃあ、後ろ向こうか」
監督である青年・雅彦(まさひこ)の言葉に従い、ハヅキはステップを踏みながら背中を向ける。
そして、白いパンティに包まれたお尻を突き出す。
曲に合わせ、ハヅキは突き出したお尻を左右に振る。ときには大きく、ときには小さく振られるパンティに包まれた可愛らしい形のお尻。
「ハヅキちゃん、パンツ脱いじゃおうか。ゆっくりとね」
雅彦の指示が飛んでくる。
ハヅキはお尻を振りながら、布地の薄いパンティの両端に指を引っかけた。
お尻を右に左に振り続けながら、パンティをゆっくりと下げていく。カメラマンの1人は、徐々に割れ目が見えてくるお尻のアップを撮る。
やがて白いパンティは、太腿の半ばまで下げられた。
可愛らしい形のお尻が丸見えとなる。
ハヅキはパンティを膝まで下げ、肩越しに笑みを浮かべた顔を見せて、むき出しになったお尻を左右に振った。
彼女はただお尻を振るだけではない。変化を付けて振る。
大きく速く振ることもあれば、小さくゆっくり振った。かと思えば大きくゆっくり振り、小さく速く振る。
変化を付けて振られるお尻をアップで撮るカメラマンは、今にもハヅキのお尻にむしゃぶりつきそうな雰囲気であった。夢中になって、ハヅキのお尻を撮っている。
雅彦は膝に引っかけているパンティを脱ぐようにハヅキに言う。
ハヅキは言われたとおりにする。パンティを脚から抜き、放り投げた。全裸にスニーカーだけという格好になるハヅキ。
前を向き、踊りを続ける。踊りといっても、流れる音楽に合わせて腕を振ってステップを踏み、そして腰を振るだけ。
しかし、これだけでも見る者は満足するらしい。ローティーンの少女が裸で音楽に合わせて体を動かす……これだけで、興奮できる者は興奮できるとのことだ。
しばらくして、雅彦は「カット」と声をかける。音楽が止まった。スタッフの1人が、ハヅキにバスタオルを渡す。それを裸身に巻く。
ハヅキとしては、どうせ脱ぐのだから裸のままで待機していてもいいと思うのだが、撮影が止まっているときは隠せと言われているので隠すことにしている。
撮影の場所が変わる。
次の撮影場所は観覧車の前だ。ハヅキは衣装係が用意した衣装を着る。
淡いグレーのタンクトップと水色のパンティ、そしてショートパンツ。パンティはフロントと両サイドが緑色のリボンで飾られていた。
雅彦が「スタート」と声をかけると、ミュージックプレイヤーからアップテンポの洋楽が流れ、ハヅキはそれに合わせて体を動かす。
タンクトップは布地が薄く、下に何も身に着けていないため、乳首の形がポッチリと浮き上がって見えていた。
カメラマンの1人は、ハヅキの胸をアップで撮る。
雅彦は、最初にショートパンツを脱ぐように指示を出す。ハヅキはステップを踏んで腰を左右に振りながら、ショートパンツのホックを外してファスナーを下げた。
さすがにステップを踏みながらは脱げない。脚の動きは止め、腰を左右に振りながらショートパンツを下げていく。緑色のリボンで飾られた水色のパンティが露わになる。
脚からショートパンツを抜き、それを放り投げ、ハヅキは再び音楽に合わせてステップを踏んだ。
アップテンポの音楽に合わせて体を動かすハヅキを眺めながら、雅彦は次にどうするかを考える。
まずは後ろを向いてもらい、お尻を突き出してもらう。
水色のパンティに包まれたハヅキのお尻が左右に振られる。右に左に振られる彼女のお尻を目で追いながら、雅彦は上と下、どちらを先に脱いでもらうかを思案した。
「ハヅキちゃん、パンツ脱いじゃって」
雅彦の指示に従い、ハヅキはパンティをスルリと脱いだ。グレーのタンクトップとスニーカーだけという格好になる。
脱いだパンティを放り投げ、ハヅキはむき出しになったお尻を左右に振った。
しばらくして、彼女は前を向く。タンクトップの裾は、それほど長くはない。
無毛の股間が丸見えであった。ハヅキはソコを強調するように体を動かす。
数分ほど下半身裸の状態で踊ってもらった後に、タンクトップも脱いでもらう。
全裸にスニーカーだけという格好になったハヅキは顔に笑みを浮かべ、片脚でつま先立ち、クルリとターンをした。
ルカの今日の仕事は、ジュニア・ヌードモデル専門誌のグラビア撮影である。
とあるレジャー施設、そこにある屋内プールが撮影現場であった。
岩を模したオブジェの前に立っているルカは全裸だ。
カメラマンである青年は、ルカに指示を出していく。彼女はカメラマンに言われたとおりのポーズをとっていった。
頭の後ろやお尻の後ろで手を組んだり、腰に手を当てて無毛の股間を突き出したりする。
「じゃあルカちゃん、後ろを向いてお尻を突き出そうか」
カメラマンに言われ、ルカは「はーい」と返事をして後ろを向く。そして言われたとおり、プリンッとした可愛らしい形のお尻を突き出した。
カメラマンはルカのお尻をアップで撮る。
ルカは肩越しに笑みを浮かべた顔を見せ、カメラマンはその顔もアップで撮った。
やがてルカの撮影は終わる。彼女は裸身にバスタオルを巻き、岩を模したオブジェの前から離れた。
入れ替わりで、別のジュニア・ヌードモデルがオブジェの前に立つ。裸身にバスタオルを巻いた彼女は、恥ずかしそうであった。
デビューしたばかりのジュニア・ヌードモデルである少女。異性の前で裸になることに、まだ慣れていないのだ。
カメラマンがバスタオルを取るように言っても、なかなか外さない。それでも、これが仕事なのだからと割り切ったのだろうか、彼女はためらいながらもバスタオルを外して全裸を晒した。
すぐに顔が真っ赤に染まる。
そんなジュニア・ヌードモデルを見て、ルカはデビューしたばかりの自分もああだったのだろうか? と思った。
今では普通に大勢の異性の前で裸になれるルカ。
(慣れって怖いわね)
そんなことも思っていると、
「流香」
と名前を呼ばれた。
呼んだの翔子(しょうこ)だ。
「なんですか、翔子さん?」
レディーススーツ姿の翔子は、
「この間、葉月にも頼んだだけど……流香からも説得してほしいって思ってね」
「ひょっとして、真理のことですか?」
そう聞くと、彼女は「正解」とうなずいた。
「あの子には『光るもの』があるのよ。もったいないわ」
翔子は真理をスカウトすることを、まだ諦めていないらしい。
流香から見ても、真理は美少女だと感じる。ジュニア・ヌードモデルとしてデビューしたら、すぐに人気者になるかもしれない。
翔子が執着するのも、仕方がないのかもしれない。
「一応、言うだけ言っておきます」
流香はそう翔子に告げた。真理がどんな答えを出すのか……そこまでは責任が持てないが、言うだけは言っておこうと思った。
◇◇◇
ややボリューム不足だが、それでも可愛らしいと感じさせるお尻が画面にアップで映っていた。
そのお尻は右に左に振られる。
ときには大きく、ときには小さく、速く振られることもあれば、ゆっくりと振られることもあった。
少しずつズームアウトし、お尻だけではなく後ろ姿全体が映るようになる。
腕を振り、ステップを踏みながら半ターンして前を向くのはハヅキであった。
笑みを浮かべている少年的な顔がアップになると、
「ここでタイトルを表示させるよ」
今まで撮影した分をスタッフとともにチェックしている雅彦が、近くにいるハヅキに告げた。ハヅキは裸身にバスタオルを巻いただけという格好だ。
確認用のモニターの中で、ハヅキは舞い踊り続けている。
廃墟と化した遊園地のアトラクションの前で踊っているハヅキ。後ろを向いてお尻を突き出し、左右に振った。
少しずつズームインしていき、ハヅキのお尻がアップとなる。
モニターの中のハヅキを眺めながら、雅彦はスタッフとあれこれ話す。
そして、撮影が再開される。ハヅキは衣装係が用意した衣装を身に着けた。
白いTシャツとレモンイエローのパンティ。Tシャツは布地が薄い。乳首の色と形が透けて見えている。
そんな衣装で、ハヅキはお化け屋敷の前で音楽に合わせて踊った。
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