始まりは···146話
数分後。
砂原「直っていい。」
砂原が目の前に紗菜を立たせた。
紗菜「ヒクッ··クスン」
健吾「顔ふいたらいいよ。」
翠臣「まだよ。」
砂原「怖かったのか?」
紗菜「クスッ··」(少し頷く)
翠臣·健吾「(*心の声*··そりゃ怖いだろ··あんたの形相)」
砂原「あっ?来なさい」
砂原が自分の膝に紗菜を座らせた。
砂原「今回だけ大目にみてやる。声をあげて泣け。」
自分の肩に紗菜の頭を凭れさせた。
紗菜「スンッ··ごめんなさい··ケホッ」
砂原「紗菜が優しい子なのは分かってる。優しさの出し方か不器用なのも。明日で余計な事は全て終らせる。泣きなさい」
紗菜「あの時と同じ··」
砂原「ああ、頭の中身以外相変わらずだ。」
紗菜「私··あの時まであたたかいって知らなかった。クスッお兄ちゃんが食べさせてくれたビーフシチューも、何故息をふいて冷ましなさいと言われたのか、シャワーも温かいお湯がでて··」
砂原「髪を何回か洗ってトリートメントしたら紗菜の長いだけに見えた髪は柔らかい、猫みたいな緩いパーマの髪だった。」
紗菜「前髪をあげるか切りなさいと言われたけど、私はどうしても出来なくて··」
砂原「組伏せて切った俺も悪かったが、紗菜暫く目を開けなかったよな。」
二人「(組み伏せるなよ··)」
紗菜「目を見られたくなかったから。でもその後君もその目なのか?って言われて、今度はお兄ちゃんがコンタクトを外して目を見せてくれた」
砂原「あれ?でもその時翠臣も出張で一緒に来てたんだから··」
紗菜「その時判明していればもっと早く兄妹って分かりましたね。」
健吾「随分遠回り。」
翠臣「今だからいいのよ。」
健吾「泣き止んだね。ほらタオル」
紗菜「あの··」
砂原「なんだ」
紗菜「お尻擦っていいですか?」
砂原「聞くだけ無駄だ」
さすさす
砂原「人の話聞いてたか?」
紗菜「聞くだけ無駄って言ったので、、」
翠臣「聞かなくても擦れって事でしょ、だから擦ったんでしょーよ。ね?」
健吾「ぶふぉ。ゲホッゲホッ」
砂原「健吾腹抱えてわらってんじゃねー」
紗菜「えっ何でですか?」
砂原「お前らな··どんな耳してんだ」
二人「···」
耳を見せる。
砂原「あー良かった事!馬じゃなくて。」
健吾「俺もー駄目!あはは。この二人めっちゃそっくり」
砂原「聞くだけ無駄だって事は許可を出すわけないだろって意味だ。」
翠臣「ハッキリ言わなきゃ分からないわよねー。」
紗菜「駄目だったんですか?」
砂原「どれ、やり直すか尻出せ」
紗菜「えっお··ゲホッイヤです。」
砂原「あ?ガキんちょの尻なんかみた所で何とも思わねーなぁ。」
翠臣「ちょっと!失礼ね!見た目は平で細いけど、メリハリはあるわよ。」
健吾「二人とも失礼な。減り張りってかだっぽ減ってっぺ(片方減ってるじゃないか。)」
紗菜「フォローがない··」
砂原「とりあえず次仕置きされるような事があったら尻出すからな。」
紗菜「ふぇ~クスッごめんなさい。」
翠臣「はい、寝るわよー。」
健吾「明日は決戦だからね」
砂原「朝、起きたらさっさと戦の準備だ」
四人「おやすみなさい。」
ピッポッ··ガサゴソ。くるんちょ
健吾「やべっ金縛りかよ··駄目だ疲れてる諦めよ··zzz」
まお被害者健吾。翌朝
紗菜「重い··」
紗菜が布団なしで健吾の上に丸まっていたので、布団ごと翠臣が移動してきて左手で紗菜を抱き締めながら寝ている。
健吾「重いの俺ね。智也さーんhelp me」
一方智也の方は隣にいた筈の紗菜がいないあげくにもう一つ隣の翠臣もいないので、スッカラカン。
砂原「団子にでもなったのか?一個目(翠臣)とるぞ」
ボタッ←持ち上げてそのまま落とした。
翠臣「あたっ··ニューヨークの線路での優しさはどーこいったのよ」
砂原「あん時は25だ。そりゃ力もあるだろ。」
健吾「紗菜ちゃんは?」
砂原「寝てるから暫し置いといてくれ。いつもあまり眠らないんだ。布団な。」
バサッ
健吾「(やっぱこの人達兄妹だ··)フゴフゴ」
砂原「ほら、布団あげるからな。」
翠臣「私ごと畳まないでよ。もう。私朝ごはん作ってくるわ。」
砂原「布団、二人のあげたら手伝うぞ。」
翠臣「智也は座ってて‼全部焦がすじゃない」
砂原「たまには成功するんだけどな··」
紗菜「お布団··重い··」←敷布団まで掛けられてる
翠臣「家の紗菜ちゃん煎餅になっちゃうわよ。」
健吾「フゴフゴふごご(俺の心配は?的な··?)」
砂原「翠臣フランケン喋ってるぞ。」
翠臣「健吾なら出られるわよ」
砂原「出たらさーが起きるだろ」
紗菜「う~出られない··」
と朝から揉めつつ朝ごはん。それから全員気合いを入れて着替えをして、役所へ。大層な無双があり(荒ぶる鷹による)紗菜は広瀬から本来なるべきだった椿紗菜へ(後日裁判所などになも出向いて変更)
そして帰り道···
二人「ちょっと下りていいですか?」
と健吾と紗菜。
砂原「雪降ってるんだぞ?」
紗菜「すぐ戻ります。」
おりた二人はお互い逆方向に歩いて行った。
砂原「どこにいくんだ?」
翠臣「健吾は雪の妖精に会いに。紗菜ちゃんはどこかしら?でも二人、向かった方は逆だけど、両方入って行ったのは公園の入り口ね。」
紗菜「雪··こんこんこんこん降れ降れ雪··」
健吾「ずんずんずんずん積もれよ雪」
紗菜「健吾さん。ビックリした。」
健吾「もしかして紗菜ちゃん、妖精ちゃん?それ覚えてる?」
砂原「直っていい。」
砂原が目の前に紗菜を立たせた。
紗菜「ヒクッ··クスン」
健吾「顔ふいたらいいよ。」
翠臣「まだよ。」
砂原「怖かったのか?」
紗菜「クスッ··」(少し頷く)
翠臣·健吾「(*心の声*··そりゃ怖いだろ··あんたの形相)」
砂原「あっ?来なさい」
砂原が自分の膝に紗菜を座らせた。
砂原「今回だけ大目にみてやる。声をあげて泣け。」
自分の肩に紗菜の頭を凭れさせた。
紗菜「スンッ··ごめんなさい··ケホッ」
砂原「紗菜が優しい子なのは分かってる。優しさの出し方か不器用なのも。明日で余計な事は全て終らせる。泣きなさい」
紗菜「あの時と同じ··」
砂原「ああ、頭の中身以外相変わらずだ。」
紗菜「私··あの時まであたたかいって知らなかった。クスッお兄ちゃんが食べさせてくれたビーフシチューも、何故息をふいて冷ましなさいと言われたのか、シャワーも温かいお湯がでて··」
砂原「髪を何回か洗ってトリートメントしたら紗菜の長いだけに見えた髪は柔らかい、猫みたいな緩いパーマの髪だった。」
紗菜「前髪をあげるか切りなさいと言われたけど、私はどうしても出来なくて··」
砂原「組伏せて切った俺も悪かったが、紗菜暫く目を開けなかったよな。」
二人「(組み伏せるなよ··)」
紗菜「目を見られたくなかったから。でもその後君もその目なのか?って言われて、今度はお兄ちゃんがコンタクトを外して目を見せてくれた」
砂原「あれ?でもその時翠臣も出張で一緒に来てたんだから··」
紗菜「その時判明していればもっと早く兄妹って分かりましたね。」
健吾「随分遠回り。」
翠臣「今だからいいのよ。」
健吾「泣き止んだね。ほらタオル」
紗菜「あの··」
砂原「なんだ」
紗菜「お尻擦っていいですか?」
砂原「聞くだけ無駄だ」
さすさす
砂原「人の話聞いてたか?」
紗菜「聞くだけ無駄って言ったので、、」
翠臣「聞かなくても擦れって事でしょ、だから擦ったんでしょーよ。ね?」
健吾「ぶふぉ。ゲホッゲホッ」
砂原「健吾腹抱えてわらってんじゃねー」
紗菜「えっ何でですか?」
砂原「お前らな··どんな耳してんだ」
二人「···」
耳を見せる。
砂原「あー良かった事!馬じゃなくて。」
健吾「俺もー駄目!あはは。この二人めっちゃそっくり」
砂原「聞くだけ無駄だって事は許可を出すわけないだろって意味だ。」
翠臣「ハッキリ言わなきゃ分からないわよねー。」
紗菜「駄目だったんですか?」
砂原「どれ、やり直すか尻出せ」
紗菜「えっお··ゲホッイヤです。」
砂原「あ?ガキんちょの尻なんかみた所で何とも思わねーなぁ。」
翠臣「ちょっと!失礼ね!見た目は平で細いけど、メリハリはあるわよ。」
健吾「二人とも失礼な。減り張りってかだっぽ減ってっぺ(片方減ってるじゃないか。)」
紗菜「フォローがない··」
砂原「とりあえず次仕置きされるような事があったら尻出すからな。」
紗菜「ふぇ~クスッごめんなさい。」
翠臣「はい、寝るわよー。」
健吾「明日は決戦だからね」
砂原「朝、起きたらさっさと戦の準備だ」
四人「おやすみなさい。」
ピッポッ··ガサゴソ。くるんちょ
健吾「やべっ金縛りかよ··駄目だ疲れてる諦めよ··zzz」
まお被害者健吾。翌朝
紗菜「重い··」
紗菜が布団なしで健吾の上に丸まっていたので、布団ごと翠臣が移動してきて左手で紗菜を抱き締めながら寝ている。
健吾「重いの俺ね。智也さーんhelp me」
一方智也の方は隣にいた筈の紗菜がいないあげくにもう一つ隣の翠臣もいないので、スッカラカン。
砂原「団子にでもなったのか?一個目(翠臣)とるぞ」
ボタッ←持ち上げてそのまま落とした。
翠臣「あたっ··ニューヨークの線路での優しさはどーこいったのよ」
砂原「あん時は25だ。そりゃ力もあるだろ。」
健吾「紗菜ちゃんは?」
砂原「寝てるから暫し置いといてくれ。いつもあまり眠らないんだ。布団な。」
バサッ
健吾「(やっぱこの人達兄妹だ··)フゴフゴ」
砂原「ほら、布団あげるからな。」
翠臣「私ごと畳まないでよ。もう。私朝ごはん作ってくるわ。」
砂原「布団、二人のあげたら手伝うぞ。」
翠臣「智也は座ってて‼全部焦がすじゃない」
砂原「たまには成功するんだけどな··」
紗菜「お布団··重い··」←敷布団まで掛けられてる
翠臣「家の紗菜ちゃん煎餅になっちゃうわよ。」
健吾「フゴフゴふごご(俺の心配は?的な··?)」
砂原「翠臣フランケン喋ってるぞ。」
翠臣「健吾なら出られるわよ」
砂原「出たらさーが起きるだろ」
紗菜「う~出られない··」
と朝から揉めつつ朝ごはん。それから全員気合いを入れて着替えをして、役所へ。大層な無双があり(荒ぶる鷹による)紗菜は広瀬から本来なるべきだった椿紗菜へ(後日裁判所などになも出向いて変更)
そして帰り道···
二人「ちょっと下りていいですか?」
と健吾と紗菜。
砂原「雪降ってるんだぞ?」
紗菜「すぐ戻ります。」
おりた二人はお互い逆方向に歩いて行った。
砂原「どこにいくんだ?」
翠臣「健吾は雪の妖精に会いに。紗菜ちゃんはどこかしら?でも二人、向かった方は逆だけど、両方入って行ったのは公園の入り口ね。」
紗菜「雪··こんこんこんこん降れ降れ雪··」
健吾「ずんずんずんずん積もれよ雪」
紗菜「健吾さん。ビックリした。」
健吾「もしかして紗菜ちゃん、妖精ちゃん?それ覚えてる?」
※会員登録するとコメントが書き込める様になります。