1
「これだ!!」
降谷「わかったのか?」
「うん!凶器は氷。ここは製氷工場の中。作っていても気付かれる可能性はほぼ0に近いでしょ?それに遺体の腐敗も進みにくいからこの冷凍庫の温度を××とすると…外傷から見ても死亡推定時刻は*時。その時にアリバイがない人を割り出して…こういうことができるのは…××さん。動機も十分…」
降谷「でもこの人がここで殺した証拠はあるのか?」
「バッチリ!製氷工場の冷房の室外機の下からもルミノール反応があったってさっき鑑識さんから連絡があったよを凶器を室外機の下に隠せば室外機の持つ熱で溶けて無くなるから指紋はのこらないけど、髪の毛が落ちてたの。××さんのDNA鑑定も終わって一致したよ?その他にも…」
降谷「流石だな。」
「へへっ♪まぁ零くんにはかなわないけどね!…って!もうこんな時間!早いとこ上に報告して動いてもらわないと!」
降谷「後はやっておく」
「え、いや…でも…」
降谷「空くんがお腹すかせてる頃だろ?早く帰ってやれ」
「ありがとううう!!じゃあ悪いけど後お願いします!お疲れ様です!」
降谷「お疲れ」
バタバタと荷物を整理したゆりはそのまま走って自宅へと向かった。
「ただいまー!空ごめんねー!遅くなっちゃった!」
空「お腹すいたー!」
「ごめんごめん!今作るから先お風呂はいっちゃって?」
空「はーい」
バタバタと着替える時間もないままスーツ姿で(名前)は台所に立つ。
簡単にオムライスを作り終えると同時に空がお風呂から出てきた。
空「やった!オムライス♪」
「それ食べたら髪の毛乾かしちゃって寝るのよ?」
空「はいはーい」
2人でこうして食事を取る時間があるのも職場の人間のおかげだったりする。
空と暮らし始めたのは一年前。
私の数少ない心を許せる相手だった須藤海斗がFBIの仕事で殉職した時からだった。
奥さんは結婚して空を産んだ後すぐに病に侵され亡くなった為、身寄りのなくなってしまった空を預かることになったからだ。
彼と私の間に恋愛感情なんてものはこれっぽっちもなかったが、それ以上にお互いにとって必要で大切な大きな存在だった。
そんな彼が組織に潜入した時に俺がもし死んだら、と渡された手紙は見ることはないと信じていたのに。
皮肉にもその手紙を開くことになった時、彼がもうこの世に本当にいないと実感した時だった。
そこに書かれていたのは彼からの最初で最期のお願い…
"空を頼む。赤井にも詳しく頼んでいる予定だ。時が来るまで育ててやってほしい。"
私は彼の数少ない願いを叶えたくて空を預かったが、今となっては空が大きな支えで、仕事を頑張る元気にもつながる。
空には感謝してもしきれないほど私の中で大きな存在になっている。
空を寝かしつけた後私は自宅でできる仕事をする。
…と言っても、私の両親に関わる事件について調べるだけだが…
今日も何一つわからないまま眠りについた。
暫くなんの変哲も無い生活をしていると私と零くんは黒の組織に潜入させられることになった。
もう1人公安から潜り込んでいるときいていたが…
黒の組織は赤井さんも参入している組織。
あの赤井さんがいながらももう一年という月日が流れているのに捉えることができないということはかなり危険な任務だということは容易に想像できた。
あと一人の参入者…
スコッチ「スコッチ、これが俺のコードネームだ」
見覚えのある彼に対して零くんはポーカーフェイス。私も感情を出すこともなくただ内心で驚いていた。
彼は零くんの警察学校時代の同期。
松田くんや伊達っち、篠原くんとも同期だったから零くんに親しい友人だと紹介されてから何度かお酒を飲みに言ったり遊んだらしたことがある。
まぁ、あの3人が亡くなる度に会うことは少なくなっていたけど…
私は彼らとは違う警察学校の出身だから零くんと知り合ったのも公安に配属されて初めての同期として。
そのつてでここでも知り合うとはなんとも言えない。嬉しいのか、嬉しく無いのか…
組織のこともありそれからは3人ともコードネームで呼び合いながら行動していた。
そんなある日、悲劇は起きてしまった。
ベルモット「あなたにだけいいことを教えてあげるわ?」
「いいこと?」
ベルモット「あなたと最近仲良くしているスコッチ、バーボン、ライ、あのウイスキートリオの中に裏切り者がいるってジンが疑ってるみたいよ?…どういうことか、わかるわね?」
「…疑わしきは罰する…」
ベルモット「決行は本日。因みに、ライにやらせるみたいよ?」
「!!」『赤井さんにっ…?!』
ベルモット「あら、ショックを隠せないみたいね?…それとも、あなたもその裏切り者の仲間だったりするのかしら?」
「…まさか。裏切りは死をもって。明日わかるということが楽しみだわ」
ベルモット「あなたも残酷ね?」
「ふふっ。わたしにその情報をリークしておいて今更何を言ってるの?私は仲間だろうがNOCによろしくするつもりはないわ?」
ベルモット「流石ね。…でも、もしあなたが仲間意識よりも大切な気持ちを持った時は助けてあげるわ…kitty…」
降谷「わかったのか?」
「うん!凶器は氷。ここは製氷工場の中。作っていても気付かれる可能性はほぼ0に近いでしょ?それに遺体の腐敗も進みにくいからこの冷凍庫の温度を××とすると…外傷から見ても死亡推定時刻は*時。その時にアリバイがない人を割り出して…こういうことができるのは…××さん。動機も十分…」
降谷「でもこの人がここで殺した証拠はあるのか?」
「バッチリ!製氷工場の冷房の室外機の下からもルミノール反応があったってさっき鑑識さんから連絡があったよを凶器を室外機の下に隠せば室外機の持つ熱で溶けて無くなるから指紋はのこらないけど、髪の毛が落ちてたの。××さんのDNA鑑定も終わって一致したよ?その他にも…」
降谷「流石だな。」
「へへっ♪まぁ零くんにはかなわないけどね!…って!もうこんな時間!早いとこ上に報告して動いてもらわないと!」
降谷「後はやっておく」
「え、いや…でも…」
降谷「空くんがお腹すかせてる頃だろ?早く帰ってやれ」
「ありがとううう!!じゃあ悪いけど後お願いします!お疲れ様です!」
降谷「お疲れ」
バタバタと荷物を整理したゆりはそのまま走って自宅へと向かった。
「ただいまー!空ごめんねー!遅くなっちゃった!」
空「お腹すいたー!」
「ごめんごめん!今作るから先お風呂はいっちゃって?」
空「はーい」
バタバタと着替える時間もないままスーツ姿で(名前)は台所に立つ。
簡単にオムライスを作り終えると同時に空がお風呂から出てきた。
空「やった!オムライス♪」
「それ食べたら髪の毛乾かしちゃって寝るのよ?」
空「はいはーい」
2人でこうして食事を取る時間があるのも職場の人間のおかげだったりする。
空と暮らし始めたのは一年前。
私の数少ない心を許せる相手だった須藤海斗がFBIの仕事で殉職した時からだった。
奥さんは結婚して空を産んだ後すぐに病に侵され亡くなった為、身寄りのなくなってしまった空を預かることになったからだ。
彼と私の間に恋愛感情なんてものはこれっぽっちもなかったが、それ以上にお互いにとって必要で大切な大きな存在だった。
そんな彼が組織に潜入した時に俺がもし死んだら、と渡された手紙は見ることはないと信じていたのに。
皮肉にもその手紙を開くことになった時、彼がもうこの世に本当にいないと実感した時だった。
そこに書かれていたのは彼からの最初で最期のお願い…
"空を頼む。赤井にも詳しく頼んでいる予定だ。時が来るまで育ててやってほしい。"
私は彼の数少ない願いを叶えたくて空を預かったが、今となっては空が大きな支えで、仕事を頑張る元気にもつながる。
空には感謝してもしきれないほど私の中で大きな存在になっている。
空を寝かしつけた後私は自宅でできる仕事をする。
…と言っても、私の両親に関わる事件について調べるだけだが…
今日も何一つわからないまま眠りについた。
暫くなんの変哲も無い生活をしていると私と零くんは黒の組織に潜入させられることになった。
もう1人公安から潜り込んでいるときいていたが…
黒の組織は赤井さんも参入している組織。
あの赤井さんがいながらももう一年という月日が流れているのに捉えることができないということはかなり危険な任務だということは容易に想像できた。
あと一人の参入者…
スコッチ「スコッチ、これが俺のコードネームだ」
見覚えのある彼に対して零くんはポーカーフェイス。私も感情を出すこともなくただ内心で驚いていた。
彼は零くんの警察学校時代の同期。
松田くんや伊達っち、篠原くんとも同期だったから零くんに親しい友人だと紹介されてから何度かお酒を飲みに言ったり遊んだらしたことがある。
まぁ、あの3人が亡くなる度に会うことは少なくなっていたけど…
私は彼らとは違う警察学校の出身だから零くんと知り合ったのも公安に配属されて初めての同期として。
そのつてでここでも知り合うとはなんとも言えない。嬉しいのか、嬉しく無いのか…
組織のこともありそれからは3人ともコードネームで呼び合いながら行動していた。
そんなある日、悲劇は起きてしまった。
ベルモット「あなたにだけいいことを教えてあげるわ?」
「いいこと?」
ベルモット「あなたと最近仲良くしているスコッチ、バーボン、ライ、あのウイスキートリオの中に裏切り者がいるってジンが疑ってるみたいよ?…どういうことか、わかるわね?」
「…疑わしきは罰する…」
ベルモット「決行は本日。因みに、ライにやらせるみたいよ?」
「!!」『赤井さんにっ…?!』
ベルモット「あら、ショックを隠せないみたいね?…それとも、あなたもその裏切り者の仲間だったりするのかしら?」
「…まさか。裏切りは死をもって。明日わかるということが楽しみだわ」
ベルモット「あなたも残酷ね?」
「ふふっ。わたしにその情報をリークしておいて今更何を言ってるの?私は仲間だろうがNOCによろしくするつもりはないわ?」
ベルモット「流石ね。…でも、もしあなたが仲間意識よりも大切な気持ちを持った時は助けてあげるわ…kitty…」
※会員登録するとコメントが書き込める様になります。