始まりは···77話
砂原「またニューヨーク行くのにか?」
紗菜「今回はすぐ帰ってきますよ。」
砂原「鍵も持ってるんだから遠慮なくこい。」
紗菜「そんな事言うとまたついつい色々捨てちゃいます」
砂原「裕介と来いな」
紗菜「はい。終わりました。ちゃんとバランスよく食べて下さいね。客間いっていいですか?」
砂原「ピアノか?最近いじってないからほったらかしだぞ。」
紗菜「大丈夫ですよ。自分で何とかします。」
紗菜ピアノをちゃっちゃと掃除して、ちょっと中とかも確認してから、弾き始めた。
砂原「なかなかだなぁ。」
裕介「お風呂ありがとう。って智兄ピアノ弾くの?」
砂原「俺じゃない。ここに座ってるだろうが。」
裕介「紗菜?ピアノも出来るの?」
紗菜「弾けませんよ。楽譜もあまり分からないですし。」
裕介「いや··あの弾いてるよね?」
裕介すかさず携帯をムービーにしてる。
裕介▷ちぃちゃんこの曲なに?
千尋▷この前の展示会様に新しく作った曲だろ。智也さん?
裕介▷nonnon紗菜
千尋▷俺と弾き方似ているな。
裕介「ってちぃちゃんが言ってる」
砂原「千尋をみてだいたいの動きを覚えているんだ。」
裕介「山下清画伯みたいな感じ?」
千尋▷いや紗菜は多分ギフテッドだよ。今まで埋もれていただけだ。
裕介「ちぃちゃんが紗菜はギフテッドじゃないかって。きっと神様からの贈り物だね。」
千尋▷裕介バカか?それはギ·フ·トな。おやすみ
紗菜「あっお風呂いってきまーす。」
二人「はいよー」
裕介「こんな面倒なの良くできるなぁ。」
砂原「小さい時からそうだったらしい。幼稚園の発表会で先生にピアノをやりたいと言ったら、あなたは習ってないから駄目だと言われたそうだ。」
裕介「話も聞かないでひどいね。」
砂原「何をするにも、こいつには何か準備してやる金なんかないって言われて、幼稚園でも小学校でもビニール袋の衣装か岩とか木を押さえてる役だったって。悔しかったろうな。女の子なのに。」
裕介「入園とか入学準備はどうしたの?」
砂原「まともに揃えてないよ。私だって普通の筆箱と削りたての木の匂いがする鉛筆が欲しかったのにっていってた。何も贅沢な事は言ってないのに、こんな事もしてやらないなんて。。」
裕介「分かった。ならニューヨーク行く時に紗菜に持たせるよ。新入学セット」
砂原「ありがとう。やっぱりいい男だな。ビールも飲むか」
裕介「うん。智兄がぷはーってしてるとこみなきゃ。」
二人ビールを持ってキッチンで飲んでいる。
紗菜「あっそんなに飲んで大丈夫ですか?」
裕介「また髪の毛濡れてる。」
裕介いつもどおりふきふきする。
裕介「なぁんだコンタクトしちゃったんだ。」
紗菜「乾燥ひじきになっちゃうので。」
裕介「智兄GT-Rと乾燥ひじきの怨み怖いよ。」
砂原「新しいコンタクト買ってやると言ったろう?青か?」
紗菜「濃い目の茶色です!」
砂原「ニューヨークから帰ったらつれてってやる。何か飲むか?」
紗菜「お兄ちゃんのロイヤルミルクティがいいです。あっ牛乳爆発させないで下さいね。」
砂原「お前もすぐ角砂糖入れるなよ?」
紗菜「はい。あっ裕介さん··これ··持っててくれませんか?」
裕介「ネックレス?」
紗菜「私がいつもしている大事な世界です。」
裕介「どうして俺に?」
紗菜「私の代わりにそばにいて欲しいから。」
砂原「なんだまだ持っていたのか?」
裕介「智兄からのプレゼント?」
砂原「違うよ中覗いてみろ」
裕介「あっビー玉?これってあの絵の?」
紗菜「はい。ただのラムネのビー玉ですが、私には嬉しかったので、ネックレスにしてずっとつけてました。」
裕介「いいの?」
紗菜「私が帰って来るまでですよ。」
裕介「分かった。なら紗菜にはこれ。」
紗菜「桜のmy nameバッジ。あったんですか?」
裕介「うん。裏もみて。」
紗菜「私の名前と初めて小鳥遊邸にいった日、ETERNAL LINE」
裕介「my nameバッジって大切な人に贈るのに、一度だけしかメッセージ彫れないんだ。だから紗菜だけの物。」
紗菜「ありがとうございます。」
砂原「所でキスはしないのか?たまには紗菜からもしたらどうだ?お兄ちゃんは心配だ。」
紗菜「私はその思考回路が心配です。」
砂原「ほらミルクティ。もう角砂糖入れていいぞ。」
紗菜「はい。美味しい··お兄ちゃんのはアッサム、和人さんのはディンブラ。」
裕介「よくわかるね」
紗菜「両方ともミルクとよくあいます。」
砂原「よし寝るか。あと裕介、夜中たまぁにまおが出るから気を付けろよ。おやすみ」
二人「おやすみなさい。」
裕介「まお?サンデ●の?」
紗菜「ピアノ弾きながら寝てもいいですよ。おやすみなさい。私は元々いたお部屋にいます。」
裕介「おやすみ。また明日。」
紗菜にいつもの様にキスをして部屋にいった。
裕介「俺ピアノ弾けないし。」
といいながら用意されていた布団を敷いている。
2時間後··寝半分な紗菜がハーフケット(毛布重いのでハーフケットが好き)を持って部屋から出てきた。
ガチャ··
ガチャ··モゾモゾ··猫の様に丸まった紗菜が砂原のベッドに寝ている。
紗菜「今回はすぐ帰ってきますよ。」
砂原「鍵も持ってるんだから遠慮なくこい。」
紗菜「そんな事言うとまたついつい色々捨てちゃいます」
砂原「裕介と来いな」
紗菜「はい。終わりました。ちゃんとバランスよく食べて下さいね。客間いっていいですか?」
砂原「ピアノか?最近いじってないからほったらかしだぞ。」
紗菜「大丈夫ですよ。自分で何とかします。」
紗菜ピアノをちゃっちゃと掃除して、ちょっと中とかも確認してから、弾き始めた。
砂原「なかなかだなぁ。」
裕介「お風呂ありがとう。って智兄ピアノ弾くの?」
砂原「俺じゃない。ここに座ってるだろうが。」
裕介「紗菜?ピアノも出来るの?」
紗菜「弾けませんよ。楽譜もあまり分からないですし。」
裕介「いや··あの弾いてるよね?」
裕介すかさず携帯をムービーにしてる。
裕介▷ちぃちゃんこの曲なに?
千尋▷この前の展示会様に新しく作った曲だろ。智也さん?
裕介▷nonnon紗菜
千尋▷俺と弾き方似ているな。
裕介「ってちぃちゃんが言ってる」
砂原「千尋をみてだいたいの動きを覚えているんだ。」
裕介「山下清画伯みたいな感じ?」
千尋▷いや紗菜は多分ギフテッドだよ。今まで埋もれていただけだ。
裕介「ちぃちゃんが紗菜はギフテッドじゃないかって。きっと神様からの贈り物だね。」
千尋▷裕介バカか?それはギ·フ·トな。おやすみ
紗菜「あっお風呂いってきまーす。」
二人「はいよー」
裕介「こんな面倒なの良くできるなぁ。」
砂原「小さい時からそうだったらしい。幼稚園の発表会で先生にピアノをやりたいと言ったら、あなたは習ってないから駄目だと言われたそうだ。」
裕介「話も聞かないでひどいね。」
砂原「何をするにも、こいつには何か準備してやる金なんかないって言われて、幼稚園でも小学校でもビニール袋の衣装か岩とか木を押さえてる役だったって。悔しかったろうな。女の子なのに。」
裕介「入園とか入学準備はどうしたの?」
砂原「まともに揃えてないよ。私だって普通の筆箱と削りたての木の匂いがする鉛筆が欲しかったのにっていってた。何も贅沢な事は言ってないのに、こんな事もしてやらないなんて。。」
裕介「分かった。ならニューヨーク行く時に紗菜に持たせるよ。新入学セット」
砂原「ありがとう。やっぱりいい男だな。ビールも飲むか」
裕介「うん。智兄がぷはーってしてるとこみなきゃ。」
二人ビールを持ってキッチンで飲んでいる。
紗菜「あっそんなに飲んで大丈夫ですか?」
裕介「また髪の毛濡れてる。」
裕介いつもどおりふきふきする。
裕介「なぁんだコンタクトしちゃったんだ。」
紗菜「乾燥ひじきになっちゃうので。」
裕介「智兄GT-Rと乾燥ひじきの怨み怖いよ。」
砂原「新しいコンタクト買ってやると言ったろう?青か?」
紗菜「濃い目の茶色です!」
砂原「ニューヨークから帰ったらつれてってやる。何か飲むか?」
紗菜「お兄ちゃんのロイヤルミルクティがいいです。あっ牛乳爆発させないで下さいね。」
砂原「お前もすぐ角砂糖入れるなよ?」
紗菜「はい。あっ裕介さん··これ··持っててくれませんか?」
裕介「ネックレス?」
紗菜「私がいつもしている大事な世界です。」
裕介「どうして俺に?」
紗菜「私の代わりにそばにいて欲しいから。」
砂原「なんだまだ持っていたのか?」
裕介「智兄からのプレゼント?」
砂原「違うよ中覗いてみろ」
裕介「あっビー玉?これってあの絵の?」
紗菜「はい。ただのラムネのビー玉ですが、私には嬉しかったので、ネックレスにしてずっとつけてました。」
裕介「いいの?」
紗菜「私が帰って来るまでですよ。」
裕介「分かった。なら紗菜にはこれ。」
紗菜「桜のmy nameバッジ。あったんですか?」
裕介「うん。裏もみて。」
紗菜「私の名前と初めて小鳥遊邸にいった日、ETERNAL LINE」
裕介「my nameバッジって大切な人に贈るのに、一度だけしかメッセージ彫れないんだ。だから紗菜だけの物。」
紗菜「ありがとうございます。」
砂原「所でキスはしないのか?たまには紗菜からもしたらどうだ?お兄ちゃんは心配だ。」
紗菜「私はその思考回路が心配です。」
砂原「ほらミルクティ。もう角砂糖入れていいぞ。」
紗菜「はい。美味しい··お兄ちゃんのはアッサム、和人さんのはディンブラ。」
裕介「よくわかるね」
紗菜「両方ともミルクとよくあいます。」
砂原「よし寝るか。あと裕介、夜中たまぁにまおが出るから気を付けろよ。おやすみ」
二人「おやすみなさい。」
裕介「まお?サンデ●の?」
紗菜「ピアノ弾きながら寝てもいいですよ。おやすみなさい。私は元々いたお部屋にいます。」
裕介「おやすみ。また明日。」
紗菜にいつもの様にキスをして部屋にいった。
裕介「俺ピアノ弾けないし。」
といいながら用意されていた布団を敷いている。
2時間後··寝半分な紗菜がハーフケット(毛布重いのでハーフケットが好き)を持って部屋から出てきた。
ガチャ··
ガチャ··モゾモゾ··猫の様に丸まった紗菜が砂原のベッドに寝ている。
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