12
降谷「何を言って…」
玲「ま、どうでもいいや。さっさと飲んでよ。私が毒盛るかもしれないよ?」
降谷「それはないな。毒を盛るなら自分から言わないだろう。君みたいな性格は特に。」
玲「私の性格わかるんだ。キモ…じゃなくて、すごいね。」
降谷「はぁ。」
玲「私でもわかんないのに。」
降谷「え?」
玲「面倒だからいいや。安室が許可したんだからね。お先。」
そう言って降谷の手からタピオカミルクティを奪い取るとそれを口にした。
玲「はい、あとよろしく。あ、奢ってもらったからご馳走さま。」
降谷「気に入らなかったか?」
玲「ううん。味はわからないけど不思議な食感。悪くはないと。けどダメだって。」
降谷「何がダメなんだ?」
玲「私の育ったところではそういうものはダメだって習った。食べちゃダメって。外で買ったものとかは毒が混ぜられてるかもしれないから自分が毒に耐えられる量しか食べちゃダメだった。」
降谷「自分が耐えられる量…?」
玲「多分それ全部食べても耐えられる量だけど今日は一人じゃないから。安室と来てるから何かあったらダメだから。」
降谷「何かあったらって…ここは日本。安全だ。」
玲「どうだか。…どこにいっても危険だよ。」
降谷「?」
玲「本当に安全だって思うならわざわざ私と出掛けるためだけに部下に尾行させたりしないでしょ。…風見裕也、降谷の右腕つれてきたでしょ。」
降谷「!!」
降谷が驚いていると彼女は安室の手からタピオカミルクティーを奪うと席を立ったあと風見の隠れている方へとツカツカと歩いて行った。
玲「そんなに汗かいて喉乾かない?私一口のんじゃったけどどう?毒は入ってなかった。」
風見「ひ、人違いでは?」
玲「人違いじゃないよ。風見裕也30歳。降谷零の右腕。部下でしょ。」
焦る風見をよそに彼女の後をついてきた降谷が風見の方を見つめた。
降谷「諦めろ、風見。今回の尾行は上手くできていた。」
玲「私の勘が異常なだけだよ。よかったね。褒められてるしクビにされないよ。風見裕也は甘いもの好きだよね。これ、食べてよ。始末に困ってて。」
風見「あ、あなたが飲めばいいじゃないですか。毒が入ってないとわかっているなら尚更…」
玲「………風見裕也、賢いね。ほんとだ。毒入ってないなら食べても大丈夫だ。」
降谷「風見、よくやった。」
風見「え?何のことですか?ふ…安室さん」
玲「うん。悪くない。さ、次いこ。」
風見「え、あ、あの…。どうしましょう、降谷さん…」
玲「ほら、風見裕也も早く。」
降谷「だそうだ。風見も付いて来い。」
風見「は、はいっ!!」
風見もこうして同行することになった。
玲「ねぇ、安室。風見裕也あのままでいいの?」
風見「へ?」
降谷「…そうだな…。風見。」
風見「は、はい!」
降谷「服を着替えろ。」
風見「え?」
玲「どう見ても不自然。ジンとウォッカくらい目立ってるからね。私でもわかる。スーツ着て買い物に来る人がいないってことはここにきてすぐにわかったよ。」
降谷「ということだ。」
風見「す、すみません!」
玲「面白そうだから2人が服買ってるの見たい。」
風見「面白そう…?」
降谷「彼女についての説明は後だ。行くぞ。」
風見「はい!」
そして3人はブティックへと入った。
玲「風見、これ着てみて。」
風見「え、えっ?」
降谷「彼女の言う通りにしておけ。」
風見「は、はいっ!」
そして風見は言われた通りの服に着替えた。
風見「着てみましたけど…」
降谷「似合ってるじゃないか。」
玲「うん。面白さは掛けてるけど風見っぽいね。」
風見「お、面白さ…」
玲「じゃあ、はい。次これね。」
風見「え?!まだ着替えるんですか?!」
降谷「まぁいいじゃないか。彼女の見立てもいいし。」
玲「安室はこれね。」
降谷「え、俺も?」
玲「うん。つべこべ言わずにさっさと着替えて。」
降谷「いや、でもこれは…」
玲「いいから。」
降谷「…」
降谷は仕方なく言われた通りに着替えることにした。
玲「2人とも着替えた?」
降谷「あぁ…」
風見「はいっ」
玲「じゃあ、2人とも見せて」
そして2人がカーテンを開けるとお互いを見て固まった。
風見は黒を基調としたロックテイスト。意外と似合っている。
降谷はまるでウォー◯ーを探せのウォー◯ーをそのまま着せたような服。
玲「うん。面白みっていうのはこういうのだよね。…ね?風見っ」
風見「あ、いや、その…」
玲「ウォー◯ーだね。」
風見「ブフォッ」
降谷「風見。」
風見「す、すみませんっ!!」
玲「大丈夫。安室は顔が整ってるから何でも似合うんだよ。でもやっぱり面白みは抜群だけどね。…さ、次は何にしてもらおっかな。」
降谷「もういいだろう。風見も結構着替えたぞ。そろそろ服を決めて買い物を済ませないと。」
玲「ふーん。まぁいいや。はやく買って着替えてきてよ。私は逃げずにここにいるから。」
そう言うと彼女は試着室の前の椅子に座った。
風見「ふ…安室さんどうしますか…?」
降谷「風見はここで彼女と待っててくれ。」
風見「は、はい!」
そう言うと降谷は風見の着替えの服を持って会計を済まに行った。
玲「ま、どうでもいいや。さっさと飲んでよ。私が毒盛るかもしれないよ?」
降谷「それはないな。毒を盛るなら自分から言わないだろう。君みたいな性格は特に。」
玲「私の性格わかるんだ。キモ…じゃなくて、すごいね。」
降谷「はぁ。」
玲「私でもわかんないのに。」
降谷「え?」
玲「面倒だからいいや。安室が許可したんだからね。お先。」
そう言って降谷の手からタピオカミルクティを奪い取るとそれを口にした。
玲「はい、あとよろしく。あ、奢ってもらったからご馳走さま。」
降谷「気に入らなかったか?」
玲「ううん。味はわからないけど不思議な食感。悪くはないと。けどダメだって。」
降谷「何がダメなんだ?」
玲「私の育ったところではそういうものはダメだって習った。食べちゃダメって。外で買ったものとかは毒が混ぜられてるかもしれないから自分が毒に耐えられる量しか食べちゃダメだった。」
降谷「自分が耐えられる量…?」
玲「多分それ全部食べても耐えられる量だけど今日は一人じゃないから。安室と来てるから何かあったらダメだから。」
降谷「何かあったらって…ここは日本。安全だ。」
玲「どうだか。…どこにいっても危険だよ。」
降谷「?」
玲「本当に安全だって思うならわざわざ私と出掛けるためだけに部下に尾行させたりしないでしょ。…風見裕也、降谷の右腕つれてきたでしょ。」
降谷「!!」
降谷が驚いていると彼女は安室の手からタピオカミルクティーを奪うと席を立ったあと風見の隠れている方へとツカツカと歩いて行った。
玲「そんなに汗かいて喉乾かない?私一口のんじゃったけどどう?毒は入ってなかった。」
風見「ひ、人違いでは?」
玲「人違いじゃないよ。風見裕也30歳。降谷零の右腕。部下でしょ。」
焦る風見をよそに彼女の後をついてきた降谷が風見の方を見つめた。
降谷「諦めろ、風見。今回の尾行は上手くできていた。」
玲「私の勘が異常なだけだよ。よかったね。褒められてるしクビにされないよ。風見裕也は甘いもの好きだよね。これ、食べてよ。始末に困ってて。」
風見「あ、あなたが飲めばいいじゃないですか。毒が入ってないとわかっているなら尚更…」
玲「………風見裕也、賢いね。ほんとだ。毒入ってないなら食べても大丈夫だ。」
降谷「風見、よくやった。」
風見「え?何のことですか?ふ…安室さん」
玲「うん。悪くない。さ、次いこ。」
風見「え、あ、あの…。どうしましょう、降谷さん…」
玲「ほら、風見裕也も早く。」
降谷「だそうだ。風見も付いて来い。」
風見「は、はいっ!!」
風見もこうして同行することになった。
玲「ねぇ、安室。風見裕也あのままでいいの?」
風見「へ?」
降谷「…そうだな…。風見。」
風見「は、はい!」
降谷「服を着替えろ。」
風見「え?」
玲「どう見ても不自然。ジンとウォッカくらい目立ってるからね。私でもわかる。スーツ着て買い物に来る人がいないってことはここにきてすぐにわかったよ。」
降谷「ということだ。」
風見「す、すみません!」
玲「面白そうだから2人が服買ってるの見たい。」
風見「面白そう…?」
降谷「彼女についての説明は後だ。行くぞ。」
風見「はい!」
そして3人はブティックへと入った。
玲「風見、これ着てみて。」
風見「え、えっ?」
降谷「彼女の言う通りにしておけ。」
風見「は、はいっ!」
そして風見は言われた通りの服に着替えた。
風見「着てみましたけど…」
降谷「似合ってるじゃないか。」
玲「うん。面白さは掛けてるけど風見っぽいね。」
風見「お、面白さ…」
玲「じゃあ、はい。次これね。」
風見「え?!まだ着替えるんですか?!」
降谷「まぁいいじゃないか。彼女の見立てもいいし。」
玲「安室はこれね。」
降谷「え、俺も?」
玲「うん。つべこべ言わずにさっさと着替えて。」
降谷「いや、でもこれは…」
玲「いいから。」
降谷「…」
降谷は仕方なく言われた通りに着替えることにした。
玲「2人とも着替えた?」
降谷「あぁ…」
風見「はいっ」
玲「じゃあ、2人とも見せて」
そして2人がカーテンを開けるとお互いを見て固まった。
風見は黒を基調としたロックテイスト。意外と似合っている。
降谷はまるでウォー◯ーを探せのウォー◯ーをそのまま着せたような服。
玲「うん。面白みっていうのはこういうのだよね。…ね?風見っ」
風見「あ、いや、その…」
玲「ウォー◯ーだね。」
風見「ブフォッ」
降谷「風見。」
風見「す、すみませんっ!!」
玲「大丈夫。安室は顔が整ってるから何でも似合うんだよ。でもやっぱり面白みは抜群だけどね。…さ、次は何にしてもらおっかな。」
降谷「もういいだろう。風見も結構着替えたぞ。そろそろ服を決めて買い物を済ませないと。」
玲「ふーん。まぁいいや。はやく買って着替えてきてよ。私は逃げずにここにいるから。」
そう言うと彼女は試着室の前の椅子に座った。
風見「ふ…安室さんどうしますか…?」
降谷「風見はここで彼女と待っててくれ。」
風見「は、はい!」
そう言うと降谷は風見の着替えの服を持って会計を済まに行った。
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