始まりは···56話
屋上に出ている紗菜。
紗菜「ふっはっ」
空手をやっているようだ。でもいまいち集中しきれていない。
後から表れた文太、紗菜から繰り出された拳をいとも簡単に手で押さえ込む。
文太「紗菜?なんか揺れてない?」
紗菜「お早うございます··あの··」
文太「きちんと集中しなきゃケガのもと。戻ったほうがいい。」
紗菜「もう少し··」
文太「駄目。裕くんか智さんにきちんと話しておいで。そんなんじゃ仕事にもならないよ?」
紗菜「すみません。でもどう言ったらいいのか分からないんです。ただ不安なんて根拠もない話し··」
文太「なら裕くんにハグしてきたら?少しは不安収まるんじゃない?後はなるようにしかならないよ。ただ紗菜は自分を傷つける事を選んでしまう。味方沢山いるんだからね?」
紗菜「··はい。お先に失礼します」
文太「··こんなんでいいの?お兄ちゃん」
砂原「サンキューなかなかやるなぁ文太お兄ちゃんも。」
文太「俺にメールしないで自分で言ったらいいのに。」
砂原「心配ではあるんだが、どうも俺は叱ってしまいがちで。」
文太「いいんじゃないのー?兄妹なんだしさ。」
砂原「そうだな。」
文太「さて、紗菜は裕くんの所行ったかな?」
砂原「バッジの行方が分かるまではさらに距離がでそうだな。」
文太「変な頑固はお兄ちゃんに似たんだね。」
砂原「うん。そうだろうな。ん?俺か?」
文太「今日は二日目でしょ。頑張ってねー。」
2階
紗菜「··出来るわけないよ。」
紗菜は裕介の部屋をノックしかけたが仕事準備をしてキッチンへむかった。
和人「お早う。早いんじゃないか?」
紗菜「開場前にもう一度バッジを探したくて。」
和人「無茶するなアキちゃん達と探したらどうだ?朝飯は食べるだろう?」
紗菜「出来ればもう出たいんですが··」
裕介「紗菜?それは聞いてやれないな。朝ごはんまでお仕置き。カウンターの椅子(紗菜からしたら座るにも降りるにも苦労する、バーにあるタイプの高い椅子)に立ってなさい。」
裕介にだっこされ、椅子を回転し、足おきにたって、背もたれにつかまっている状態に立たされる。後ろ向きなので床との距離がつかめず降りられない。
紗菜「裕介さん?おろして下さい」
裕介「駄目。今日の紗菜はちょっと判断力がかけてる。冷静になりなさい。俺は朝ごはん和兄と作ってるからね。」
紗菜「そんな··」
紗菜後ろ向きのままたっている。
創一「何だ紗菜エサ待ちでもしてんのか?」
紗菜「降りられないんです。」
創一「手ぇかすか?」
和人「創一テーブルにこれお願いな。紗菜は裕介からお仕置きに立たされてるが、手を貸していいのか?」
創一「あっそれ早く言えよ。あぶねー」
文太「お早う。紗菜は天日干し?」
大輔「お布団ですか?」
和人「顔洗ってこいよ。」
3人「はーい」
創一「俺はこれ置いて··」
アキオ、砂原「お早う(ございます)」
アキオ「あら紗奈ちゃん筋トレ中?」
文太「あっきー顔洗いいこー」
アキオ「はーい。」
紗菜「アキちゃんおろして」
創一「椿さん騙されておろしちゃだめですよ。」
四人仲良く洗面室へ。
アキオ「あっお仕置き中だったの?ふふっお立たせなんて可愛いわね。」
廊下を歩きながら創一によってばらされた。
さて紗菜の後ろにいる、仁王像みたいな顔したお兄ちゃんは?
砂原「何をやらかした?」
紗菜「何も··」
砂原「そうか。もう少し反省が必要だな。」
紗菜「でも··」
まぁ屋上での事を裕介にちらっとメールしておいたのもこのお兄ちゃんですけどね。
砂原「まったく朝文太にも言われなかったか?裕介にきちんと自分を預けなさい。だから揺れているんだぞ?」
紗菜「私にそれが出来ないのは部長がしっているじゃないですか。。」
砂原「自分はどうでもいいなんて考えなら、裕介を傷つけているのと一緒だ。俺はそんなの許さない。いいな?きちんと考えてなさい。」
紗菜の後ろ向きのお尻をバシッとしていく。
紗菜「っん··」
ドアの外。
創一「容赦ないこえー」
砂原「立ち聞きは宜しくないなぁ、顔洗ってくるからな。」
大輔「言葉は柔いのにお兄ちゃん目がこわい。」
アキオ「そのくらいじゃなきゃ困っちゃうわ。」
文太「紗菜はマイナスに関してはブレーキがない。」
創一「プラスに関してはブレーキかかりっぱなしだ。」
ヒソヒソと廊下で頭を付き合わせて話している。
リビング
紗菜が立たされてる椅子に今度は座らされ、目の前で裕介がみつめている。椅子も高めなので、目線は少し上げればあってしまう。
裕介「どうしてお仕置きと言われたか分かった?」
紗菜「ごめんなさい··お借りしてるバッジをなくしてしまったのにも動揺してます··」
裕介「それだけじゃないでしょ?」
紗菜「理由は分からないんですが何故か不安で。でもそんな理由の無いものを話したり出来ないし、考えれば考えるほど、悪い方にいってしまって。」
裕介「不安なら不安でその一言だけでいい。理由なんていらない。考えったって事が動かない限りは進まないんだから、俺の側にいるんだよ?ね。はい、ハグしよう。」
裕介が腕を伸ばして紗菜を抱き締めた。
裕介「いい子。明日来場者がはけたら会場いくからね。後二日無理しないで仕事するんだよ。」
紗菜「はい。」
裕介が紗菜のおでこと口にそっとキスをした。
和人「邪魔をするつもりはないが朝ごはんにしてもいいか?」
二人真っ赤になって席につきました。
紗菜「ふっはっ」
空手をやっているようだ。でもいまいち集中しきれていない。
後から表れた文太、紗菜から繰り出された拳をいとも簡単に手で押さえ込む。
文太「紗菜?なんか揺れてない?」
紗菜「お早うございます··あの··」
文太「きちんと集中しなきゃケガのもと。戻ったほうがいい。」
紗菜「もう少し··」
文太「駄目。裕くんか智さんにきちんと話しておいで。そんなんじゃ仕事にもならないよ?」
紗菜「すみません。でもどう言ったらいいのか分からないんです。ただ不安なんて根拠もない話し··」
文太「なら裕くんにハグしてきたら?少しは不安収まるんじゃない?後はなるようにしかならないよ。ただ紗菜は自分を傷つける事を選んでしまう。味方沢山いるんだからね?」
紗菜「··はい。お先に失礼します」
文太「··こんなんでいいの?お兄ちゃん」
砂原「サンキューなかなかやるなぁ文太お兄ちゃんも。」
文太「俺にメールしないで自分で言ったらいいのに。」
砂原「心配ではあるんだが、どうも俺は叱ってしまいがちで。」
文太「いいんじゃないのー?兄妹なんだしさ。」
砂原「そうだな。」
文太「さて、紗菜は裕くんの所行ったかな?」
砂原「バッジの行方が分かるまではさらに距離がでそうだな。」
文太「変な頑固はお兄ちゃんに似たんだね。」
砂原「うん。そうだろうな。ん?俺か?」
文太「今日は二日目でしょ。頑張ってねー。」
2階
紗菜「··出来るわけないよ。」
紗菜は裕介の部屋をノックしかけたが仕事準備をしてキッチンへむかった。
和人「お早う。早いんじゃないか?」
紗菜「開場前にもう一度バッジを探したくて。」
和人「無茶するなアキちゃん達と探したらどうだ?朝飯は食べるだろう?」
紗菜「出来ればもう出たいんですが··」
裕介「紗菜?それは聞いてやれないな。朝ごはんまでお仕置き。カウンターの椅子(紗菜からしたら座るにも降りるにも苦労する、バーにあるタイプの高い椅子)に立ってなさい。」
裕介にだっこされ、椅子を回転し、足おきにたって、背もたれにつかまっている状態に立たされる。後ろ向きなので床との距離がつかめず降りられない。
紗菜「裕介さん?おろして下さい」
裕介「駄目。今日の紗菜はちょっと判断力がかけてる。冷静になりなさい。俺は朝ごはん和兄と作ってるからね。」
紗菜「そんな··」
紗菜後ろ向きのままたっている。
創一「何だ紗菜エサ待ちでもしてんのか?」
紗菜「降りられないんです。」
創一「手ぇかすか?」
和人「創一テーブルにこれお願いな。紗菜は裕介からお仕置きに立たされてるが、手を貸していいのか?」
創一「あっそれ早く言えよ。あぶねー」
文太「お早う。紗菜は天日干し?」
大輔「お布団ですか?」
和人「顔洗ってこいよ。」
3人「はーい」
創一「俺はこれ置いて··」
アキオ、砂原「お早う(ございます)」
アキオ「あら紗奈ちゃん筋トレ中?」
文太「あっきー顔洗いいこー」
アキオ「はーい。」
紗菜「アキちゃんおろして」
創一「椿さん騙されておろしちゃだめですよ。」
四人仲良く洗面室へ。
アキオ「あっお仕置き中だったの?ふふっお立たせなんて可愛いわね。」
廊下を歩きながら創一によってばらされた。
さて紗菜の後ろにいる、仁王像みたいな顔したお兄ちゃんは?
砂原「何をやらかした?」
紗菜「何も··」
砂原「そうか。もう少し反省が必要だな。」
紗菜「でも··」
まぁ屋上での事を裕介にちらっとメールしておいたのもこのお兄ちゃんですけどね。
砂原「まったく朝文太にも言われなかったか?裕介にきちんと自分を預けなさい。だから揺れているんだぞ?」
紗菜「私にそれが出来ないのは部長がしっているじゃないですか。。」
砂原「自分はどうでもいいなんて考えなら、裕介を傷つけているのと一緒だ。俺はそんなの許さない。いいな?きちんと考えてなさい。」
紗菜の後ろ向きのお尻をバシッとしていく。
紗菜「っん··」
ドアの外。
創一「容赦ないこえー」
砂原「立ち聞きは宜しくないなぁ、顔洗ってくるからな。」
大輔「言葉は柔いのにお兄ちゃん目がこわい。」
アキオ「そのくらいじゃなきゃ困っちゃうわ。」
文太「紗菜はマイナスに関してはブレーキがない。」
創一「プラスに関してはブレーキかかりっぱなしだ。」
ヒソヒソと廊下で頭を付き合わせて話している。
リビング
紗菜が立たされてる椅子に今度は座らされ、目の前で裕介がみつめている。椅子も高めなので、目線は少し上げればあってしまう。
裕介「どうしてお仕置きと言われたか分かった?」
紗菜「ごめんなさい··お借りしてるバッジをなくしてしまったのにも動揺してます··」
裕介「それだけじゃないでしょ?」
紗菜「理由は分からないんですが何故か不安で。でもそんな理由の無いものを話したり出来ないし、考えれば考えるほど、悪い方にいってしまって。」
裕介「不安なら不安でその一言だけでいい。理由なんていらない。考えったって事が動かない限りは進まないんだから、俺の側にいるんだよ?ね。はい、ハグしよう。」
裕介が腕を伸ばして紗菜を抱き締めた。
裕介「いい子。明日来場者がはけたら会場いくからね。後二日無理しないで仕事するんだよ。」
紗菜「はい。」
裕介が紗菜のおでこと口にそっとキスをした。
和人「邪魔をするつもりはないが朝ごはんにしてもいいか?」
二人真っ赤になって席につきました。
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