12
コナン「はあーい!」
蘭「じゃあ、コナンくん部屋の途中まで一緒に行こっか^^」
コナン「うん!」
平次「明日は大阪のうまいお好み焼きの店連れてったるさかいねーちゃんらも夜更かし厳禁やでー!」
「それは早く寝ないとだね^^…おやすみ^^」
降谷「ゆり、話を聞いてくれ。」
「…話を聞くって何を?…探偵の仕事じゃないよね、これ。わざわざ話す為に私や皆んなにも嘘を付いて蘭ちゃん達を巻き込んだの?零くんらしくないよ」
降谷「それはっ…」
「言ったじゃない。私と関わった人はみんな死んでいく。だから誰とも関わりたくないの。なのに関わりを増やしてしまったら…っ」
私はそこまで言いかけてトイレへと駆け込んだ。
どうしてもこの言葉を思い出すだけで吐いてしまう。
降谷「ゆりっ!大丈夫かっ?!…って…それ…血…」
鍵をかける余裕もなかった私がトイレに吐き出した真っ赤な血を見た零くんは絶句していた。
私は手慣れた様子でそれを拭き取ると手を洗い零くんの横を通り過ぎて椅子に腰掛けた。
その正面に零くんもゆっくりと腰を下ろす。
降谷「ゆり、今のは………。いや、ごめん…」
「もう探偵の仕事って嘘つかないでね。」
降谷「ごめん…」
「もういいよ、こんなことくらいで。私も言いすぎた。」
降谷「そうじゃない…俺があの日いった言葉のせいで…!」
「それは零くんが謝ることじゃない。…私の問題だから。」
降谷「本心じゃないんだ…!俺はゆりに八つ当たりして…。スコッチを助けられなかった自分にイラついて…ゆりのせいにしてしまって…本当に…ごめんっ…」
「…零くん、死神っていると思う?」
降谷「え…」
「私はいると思う。私に関わった人が死ぬって、ほんと、わたし死神にとりつかれてるみたいだよね笑………わたしの両親も、死んでるんだ」
降谷「え…」
「だから零くんに言われた時、やっぱりそうなんだなって思ったの、両親も萩原くんも、陣平くんも、スコッチも、ライも、私の周りの人はみんな死んじゃう。…だからね、いつかあやりちゃんやヒデくん、零くんも…」
降谷「それ以上言うな!」
そう言って立ち上がった零くんは私を抱き寄せた。
降谷「それ以上…言わないでくれ…」
「私と関わっちゃダメだよ。私、もう大切な人を失いたくない」
降谷「俺はお前を失いたくないっ…!…俺のせいで…ゆりはこんなに…」
「零くんのせいじゃないよ。…大丈夫。私、一人って慣れてるから辛くないよ。…あのね、これって罰だと思うの。私が存在してしまってて、死神がいて、周りの人を死なせてしまった私への罰。大丈夫、血なんて吐き慣れてる。もう苦しくもないよ?…だから、何も気にしないで…」
降谷「そんなことに慣れないでくれ…死神は俺かもしれないだろ…」
「零くんは違うよ」
「零くんは周りの人を幸せにしてるよ、たくさんの人を助けてる。そんな人に死神なんてついてないよ。…でも、狩るべき相手は間違えちゃダメだよ。…憎むなら赤井さんじゃなくて…私にしないと。…っていっても、赤井さんも…私のせいで死んじゃった…」
降谷「違うっ…!」
「零くん、東京に帰ったらもう関わらないで….先輩には私から話を通して組まなくていいようにしてもらうから。…その代わり、明日は零くんと関わってもいい…?最後にするから^^…明日は何があっても私が零くんを守るから…死なせないから…」
降谷「最後なんていうな….これからもずっと…」
「ずっと守るなんてきっと私にはできないよ…だから明日だけ、よろしくね。…おやすみ」
私はするりと零くんの腕から抜けるとベッドに入り寝たふりをした。
平次「っしゃー、今日はお好み焼き食いに行くでー!」
平次がそう言って皆んなを連れ出した道頓堀のあるお好み焼き屋。
古い店は見た目よりも意外と広いお店だった。
そんな店内も常連らしき人たちで溢れかえっていた。
皆んなと席についてお好み焼きを囲むが正直食欲なんてない。
出されたものをちまちまと食べていると和葉ちゃんに声をかけられた。
和葉「お好み焼き口に合わんかった?」
「あ、ううん、昨日飲みすぎちゃって…^^;あまりお腹空いてないみたい^^あ、でもすっごく美味しいよ^^」
私は適当な言い訳をして少量のお好み焼きを食べ終えた。
服部「ほな次は…」
お好み焼きを食べ終えてお店を出るとすぐさま次の場所へと案内しようとする服部くん。
安室「すみません、僕達はここから別行動で。仕事がありまして…今から東京に戻らないとクライアントとの打ち合わせに間に合わないんです」
小五郎「なんだ?そんなこと言ってなかったじゃねーかよ?」
「すみません、私の連絡ミスで…」
和葉「なんやもっとゆりさんと話ししたかったわぁ」
「また来るからその時はゆっくり大阪案内してもらっていいかな?」
和葉「任せとき!へーじに案内させるわ!」
服部「俺かいな!まぁでも任せとき!」
「ありがとう^^」
安室「では僕達はこれで^^」
私達はそう言って別方向へ向かい零くんの車へと向かった。
蘭「じゃあ、コナンくん部屋の途中まで一緒に行こっか^^」
コナン「うん!」
平次「明日は大阪のうまいお好み焼きの店連れてったるさかいねーちゃんらも夜更かし厳禁やでー!」
「それは早く寝ないとだね^^…おやすみ^^」
降谷「ゆり、話を聞いてくれ。」
「…話を聞くって何を?…探偵の仕事じゃないよね、これ。わざわざ話す為に私や皆んなにも嘘を付いて蘭ちゃん達を巻き込んだの?零くんらしくないよ」
降谷「それはっ…」
「言ったじゃない。私と関わった人はみんな死んでいく。だから誰とも関わりたくないの。なのに関わりを増やしてしまったら…っ」
私はそこまで言いかけてトイレへと駆け込んだ。
どうしてもこの言葉を思い出すだけで吐いてしまう。
降谷「ゆりっ!大丈夫かっ?!…って…それ…血…」
鍵をかける余裕もなかった私がトイレに吐き出した真っ赤な血を見た零くんは絶句していた。
私は手慣れた様子でそれを拭き取ると手を洗い零くんの横を通り過ぎて椅子に腰掛けた。
その正面に零くんもゆっくりと腰を下ろす。
降谷「ゆり、今のは………。いや、ごめん…」
「もう探偵の仕事って嘘つかないでね。」
降谷「ごめん…」
「もういいよ、こんなことくらいで。私も言いすぎた。」
降谷「そうじゃない…俺があの日いった言葉のせいで…!」
「それは零くんが謝ることじゃない。…私の問題だから。」
降谷「本心じゃないんだ…!俺はゆりに八つ当たりして…。スコッチを助けられなかった自分にイラついて…ゆりのせいにしてしまって…本当に…ごめんっ…」
「…零くん、死神っていると思う?」
降谷「え…」
「私はいると思う。私に関わった人が死ぬって、ほんと、わたし死神にとりつかれてるみたいだよね笑………わたしの両親も、死んでるんだ」
降谷「え…」
「だから零くんに言われた時、やっぱりそうなんだなって思ったの、両親も萩原くんも、陣平くんも、スコッチも、ライも、私の周りの人はみんな死んじゃう。…だからね、いつかあやりちゃんやヒデくん、零くんも…」
降谷「それ以上言うな!」
そう言って立ち上がった零くんは私を抱き寄せた。
降谷「それ以上…言わないでくれ…」
「私と関わっちゃダメだよ。私、もう大切な人を失いたくない」
降谷「俺はお前を失いたくないっ…!…俺のせいで…ゆりはこんなに…」
「零くんのせいじゃないよ。…大丈夫。私、一人って慣れてるから辛くないよ。…あのね、これって罰だと思うの。私が存在してしまってて、死神がいて、周りの人を死なせてしまった私への罰。大丈夫、血なんて吐き慣れてる。もう苦しくもないよ?…だから、何も気にしないで…」
降谷「そんなことに慣れないでくれ…死神は俺かもしれないだろ…」
「零くんは違うよ」
「零くんは周りの人を幸せにしてるよ、たくさんの人を助けてる。そんな人に死神なんてついてないよ。…でも、狩るべき相手は間違えちゃダメだよ。…憎むなら赤井さんじゃなくて…私にしないと。…っていっても、赤井さんも…私のせいで死んじゃった…」
降谷「違うっ…!」
「零くん、東京に帰ったらもう関わらないで….先輩には私から話を通して組まなくていいようにしてもらうから。…その代わり、明日は零くんと関わってもいい…?最後にするから^^…明日は何があっても私が零くんを守るから…死なせないから…」
降谷「最後なんていうな….これからもずっと…」
「ずっと守るなんてきっと私にはできないよ…だから明日だけ、よろしくね。…おやすみ」
私はするりと零くんの腕から抜けるとベッドに入り寝たふりをした。
平次「っしゃー、今日はお好み焼き食いに行くでー!」
平次がそう言って皆んなを連れ出した道頓堀のあるお好み焼き屋。
古い店は見た目よりも意外と広いお店だった。
そんな店内も常連らしき人たちで溢れかえっていた。
皆んなと席についてお好み焼きを囲むが正直食欲なんてない。
出されたものをちまちまと食べていると和葉ちゃんに声をかけられた。
和葉「お好み焼き口に合わんかった?」
「あ、ううん、昨日飲みすぎちゃって…^^;あまりお腹空いてないみたい^^あ、でもすっごく美味しいよ^^」
私は適当な言い訳をして少量のお好み焼きを食べ終えた。
服部「ほな次は…」
お好み焼きを食べ終えてお店を出るとすぐさま次の場所へと案内しようとする服部くん。
安室「すみません、僕達はここから別行動で。仕事がありまして…今から東京に戻らないとクライアントとの打ち合わせに間に合わないんです」
小五郎「なんだ?そんなこと言ってなかったじゃねーかよ?」
「すみません、私の連絡ミスで…」
和葉「なんやもっとゆりさんと話ししたかったわぁ」
「また来るからその時はゆっくり大阪案内してもらっていいかな?」
和葉「任せとき!へーじに案内させるわ!」
服部「俺かいな!まぁでも任せとき!」
「ありがとう^^」
安室「では僕達はこれで^^」
私達はそう言って別方向へ向かい零くんの車へと向かった。
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