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魔法少女とイケメン公安警察の事情

原作: 名探偵コナン 作者: yasuda
目次

ことりリターン☆

気がつくと、そこは魔女の結界だった。
「また結界?出会いから始まるのかな?」
もしそうだとしたらキュゥべえが来るはず。そう思って辺りを見回すと、この結界は初めて倒した魔女の結界ではないことに気づいた。
後、イレギュラーな人が、居ることにも。
「、、、男の人、、、?」
キュゥべえの話が本当なら、ここには魔法少女絡みの人じゃないと巻き込まれないはず、、、女の人、、、には、見えない。

どうしよう、、、。

「!使い魔!」

男の人もこちらを見ていて非常に気まずい雰囲気だったけど、間に使い魔が湧いて出てきたのでひとまず片付けると、意を決したように男の人は近づいて、手帳を見せて質問してきた。
「君は、何者で、今何をした?」
警察手帳。しかも、公安警察だ。
「一言で説明するのは難しい上に、ここに居続けるのは危険です。本当は外に出た方が良いんですが、敵はもうすぐそこだし逃すわけにはいかないし見たほうが多少わかりやすいと思うのでついてきてください。後で尋問でもなんでも受けますので。」
そういって、お兄さんの手を引いて、魔女のいる部屋へ向かった。



「ふぅ、、、何とか勝利。やっぱり、誰かを守りながらって難しいなぁ。」
「倒したのか?」
「はい。お待たせしました。あ、ほら、結界も解けました、、、よ、、、。」





この景色は


「帰って、、、きたの、、、?」


涙を流さずには居られないほど、嬉しかった
三滝原じゃない景色。
私の知っている、ありふれた風景。
私が生まれ育った場所。
あと少しで涙が更に溢れる、そんなタイミングでお兄さんは声をかけてくれた。
そういえば、居たんだった。

「帰ってきた、、、?」
「あ、ごめんなさい。ちょっと動揺しちゃって。どこへ行けば良いですか?」
涙を拭きながら、お兄さんに向き直した。
帰ってこれた。それだけで今は十分。取り敢えず、お兄さんが納得する答えを出すのに全力を尽くそう。
「あぁ、僕が連れて行くから今度は君が付いてきてくれるかい?」
「はい。分かりました。あ、ちょっと待ってください。」
魔法少女の格好のままはまずい。魔法を解くと、三滝原の制服だった。
「行きましょう」
「、、、あぁ。」


彼は降谷零さん。役職はかなり上っぽい。部下がいたからね。
何となく車の中で少し話した感じ、信用して良い人だと感じたので包み隠さずこれまでの事を話した。
「なるほど、、、阿良々木さんの事は知ってるよ。一年前に、組織に狙われて姿をくらました。奥さんも未だ消息不明だけど、君の信じている通り僕も行きていると思う。なんせ、怪異絡みの人だ。不思議な事が起きて当然の人のような人だからね。
、、、それにしても、魔法少女か、、、。それも、あの結界の異質さや君の戦いを目の当たりにした僕として信じるほかない。それは構わないんだが、、、君も消息不明の上、組織に顔が割れている。下手に家に帰るのは得策じゃない。親戚の家も、少し怖いな、、、。よし、僕は元々その組織を担当してる。この件は僕が預かるから、取り敢えず今日は僕らの寝泊まりしている部屋で寝てくれないか?」
やっぱり、頭の中のキレが違う。ここまで的確に判断できるなんて、凄い。そのうえこの状況で不謹慎かもしれないけど、非常に眩しいほどイケメンさんだ。
「むしろ、宿をいただけて助かります。露頭に迷うか家に帰って死ぬところでした。」
「クスッ。やっぱり阿良々木さんのお子さんだね。切り返しが独特な感じがそっくりだ。それに、物分かりも早い。君も警察を目指すのかな?」

笑顔が眩しいですっ!
爽やかイケメンってこんな感じなのかぁ!

「うーん、悩んでます。いずれはなりたいですけど、その前に少しだけやってみたい職業があって。」
「そうなんだ。夢がある事はいい事だ。いずれ来るなら楽しみだよ。それじゃ、部屋を案内するからついてきてくれるかい?」
「はい。」
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