始まりは···145話
紗菜「···そんな事は··」
砂原「ないと言えるか?ならもう少し深く聞いてやる。生命保険は
なんのためだ?前に広瀬の奴らが東京に来た後、慌てて入ってるよな?お前こうなる気がしていたんじゃないのか?」
紗菜「私から奪うならどんな手も使うじゃないですか。私がいた15年だって、その後の8年間だって··その位想像できます。」
砂原「幸せになる方を何故選ばないんだ」
紗菜「私が幸せになったら··私の大切にしたい人、愛したい人巻き込んでしまう。そんなの··もういやだから··最終手段に。。でもまた··ごめんなさい」
砂原「お前は家族なめてるのか?どんな状況だろうと、不利だろうと守るのは当たり前だ。最悪自分の命で何とかなる?失う辛さも知らないのか!」
紗菜「私··忘れ··たくない。でも私の事なら忘れてくれるかなって。だからみんなや裕介さんといる時間が怖かった。いつか戻るんだって··」
砂原「今はお前が幸せになるための練習時間だ。みんなお前を家族として、恋人として一緒にいる為に沢山の事を知ろうとしている。勝手に忘れさせようとするな。勝手に消すな。」
紗菜「ごめんなさい。私··向き合ってくれる人こんなに沢山いるのに··向き合いもしないでごめんなさい。クスッせっかくケホッお兄ちゃんに救って貰ったのに··自分で時が来たらその火を消そうとして··スンッごめ··んなさ··いクスッ、ンック」
砂原「やっと本音を話したか」
翠臣「何故違い分かるの?」
健吾「ほらまた泣いて。目ぇ腫れっちゃうよ。」
とタオルをまた冷してきてくれた。
紗菜「ごめんなさい」
砂原「これだ。紗菜は本音で話しするとごめんなさいが増える。それから敬語が少し外れるんだ。」
紗菜「お仕··置きしてンック··下さい」
砂原「これだけ怒られてか?」
紗菜「裕介さんクスッ··が心の中をしっかり話してゲホッごめんなさいと··ありがとうをきちんと伝えなさいって··」
砂原「分かった。だが自分で言った以上手加減はない。いいんだな?」
紗菜「は··ンックい。スンッ··ケホッ」
砂原「立ちなさい。翠臣も。紗菜の背中こちらにむけて両手掴んでろ」
紗菜「ケホッ··クスッ··」
紗菜が泣きながら震えている。
砂原「紗菜!怖いなら翠臣の肩に顔でもうめてろ。」
翠臣··漸く覚醒
翠臣「えっ私恨まれ役なの?」
健吾「クッションだよ」
砂原「今手加減しないと言っただろう。よろついたり邪魔したりしないようにだ。少し体かがませろ。(軽くお辞儀する感じになるように紗菜の肩を押す)動くな。」
紗菜「はい··クスッ」
バシィっ!!
紗菜「ッッックスッ」
バシィィ
紗菜「んっ··あはっ」
バシんっ
紗菜「クスン··ごめんなさい··」
砂原「動くな」
あまりの手加減のなさに腰を逃がしてしまった。
砂原「直れ。」
紗菜「クスン··」
紗菜から止めどなく涙が流れている。身体をうまくコントロール出来ないようだ。
砂原「はぁ。息を整えろ。始めからやり直しだ。」
翠臣「でも兄さん。紗菜こんなに泣いて震えているのに。」
砂原「自分から覚悟の上で言った事だ。半端な事をするつもりはない。」
紗菜「ごめ··んケホッなさいンック··でき··ケホッない。」
しゃくりあげながら子供の様に泣いてしまった。
砂原、ソファの肘掛けに浅く腰かける。紗菜の手を掴んで自分の方を向かせた。
砂原「今までにそんな理由が通った事があるか」
そんな理由所かこんなに叱れて泣かされた事もない。よっぽどでも頬を1発平手打ちされるか、ちょっと加減されて尻をひっぱたかれる位だった。たかが5回なのに体が震えてしまう。
紗菜「な··っいスンッ」
勿論今回は色々な叱る要素があるが、砂原が一番分かって欲しいのは「命」。まだ紗菜の中でふらついている自分の命に対する考えの甘さ、粗末なあつかいをしているとゆう事を教えてやりたかった。
砂原の目の前に立っている紗菜は泣くのも呼吸もごちゃごちゃになっている。紗菜の両手を掴み子供に伝える様に目を見て言った。
砂原「落ち着け。」
そう言えば8年前に出会ったあの日もこんな感じだった。あの始まりが今、兄妹になっている。また出会ったこの地で始まりの日の時のように「妹」になった子が戸惑いながら涙を次々流し、氷みたいにつめたい手をして自分の前にいる。8年前も今も自分から言い出して叱られておいて、感情も何もかもをコントロール出来なくなる位泣くなんてその不器用さもまったく変わってない。
砂原「命はな一度無くしたら後悔しても戻らない。今から家族になる裕介や、やっと家族として踏み出した俺達は思い浮かばなかったのか?」
紗菜「大切な人··クスッ守るンック方法··クスンケホッもう··わからスンッない。」
砂原「お前が俺達守るなんてまだ早い話だ。自分の中で考えずにきちんとみんなの顔を思い浮かべなさい。」
紗菜「は··いゲホッ」
砂原「俺の膝に肘を曲げて手を置け(肘掛けに座る砂原にお辞儀する感じ先程より、的(尻)が捉えやすい感じになる)動くな」
やはり紗菜は泣きながら震えている。余程砂原の怖さを感じているようだ。
バシィッッ
紗菜「きゃ··ゲホッゲホッ」
でも今度は砂原に腰を押さえられている為、動けない。立て続けにきた。
バシィ、バシィィ
紗菜「クスン··ごめ··ん··なさい。ケホッ」
砂原「膝、折るな」
紗菜「ごめんなさいンック··」
力は入ってないが、膝を戻した。
バシィッ
紗菜「ゲホッゲホッ」
紗菜が堪えきれず砂原の膝に置いていた手を離してしまった。
砂原「その手を出したらやり直しだ。戻せ」
バシィィィ
紗菜「クスン··ヒクックスッ」
砂原「そのままcool down」
砂原「ないと言えるか?ならもう少し深く聞いてやる。生命保険は
なんのためだ?前に広瀬の奴らが東京に来た後、慌てて入ってるよな?お前こうなる気がしていたんじゃないのか?」
紗菜「私から奪うならどんな手も使うじゃないですか。私がいた15年だって、その後の8年間だって··その位想像できます。」
砂原「幸せになる方を何故選ばないんだ」
紗菜「私が幸せになったら··私の大切にしたい人、愛したい人巻き込んでしまう。そんなの··もういやだから··最終手段に。。でもまた··ごめんなさい」
砂原「お前は家族なめてるのか?どんな状況だろうと、不利だろうと守るのは当たり前だ。最悪自分の命で何とかなる?失う辛さも知らないのか!」
紗菜「私··忘れ··たくない。でも私の事なら忘れてくれるかなって。だからみんなや裕介さんといる時間が怖かった。いつか戻るんだって··」
砂原「今はお前が幸せになるための練習時間だ。みんなお前を家族として、恋人として一緒にいる為に沢山の事を知ろうとしている。勝手に忘れさせようとするな。勝手に消すな。」
紗菜「ごめんなさい。私··向き合ってくれる人こんなに沢山いるのに··向き合いもしないでごめんなさい。クスッせっかくケホッお兄ちゃんに救って貰ったのに··自分で時が来たらその火を消そうとして··スンッごめ··んなさ··いクスッ、ンック」
砂原「やっと本音を話したか」
翠臣「何故違い分かるの?」
健吾「ほらまた泣いて。目ぇ腫れっちゃうよ。」
とタオルをまた冷してきてくれた。
紗菜「ごめんなさい」
砂原「これだ。紗菜は本音で話しするとごめんなさいが増える。それから敬語が少し外れるんだ。」
紗菜「お仕··置きしてンック··下さい」
砂原「これだけ怒られてか?」
紗菜「裕介さんクスッ··が心の中をしっかり話してゲホッごめんなさいと··ありがとうをきちんと伝えなさいって··」
砂原「分かった。だが自分で言った以上手加減はない。いいんだな?」
紗菜「は··ンックい。スンッ··ケホッ」
砂原「立ちなさい。翠臣も。紗菜の背中こちらにむけて両手掴んでろ」
紗菜「ケホッ··クスッ··」
紗菜が泣きながら震えている。
砂原「紗菜!怖いなら翠臣の肩に顔でもうめてろ。」
翠臣··漸く覚醒
翠臣「えっ私恨まれ役なの?」
健吾「クッションだよ」
砂原「今手加減しないと言っただろう。よろついたり邪魔したりしないようにだ。少し体かがませろ。(軽くお辞儀する感じになるように紗菜の肩を押す)動くな。」
紗菜「はい··クスッ」
バシィっ!!
紗菜「ッッックスッ」
バシィィ
紗菜「んっ··あはっ」
バシんっ
紗菜「クスン··ごめんなさい··」
砂原「動くな」
あまりの手加減のなさに腰を逃がしてしまった。
砂原「直れ。」
紗菜「クスン··」
紗菜から止めどなく涙が流れている。身体をうまくコントロール出来ないようだ。
砂原「はぁ。息を整えろ。始めからやり直しだ。」
翠臣「でも兄さん。紗菜こんなに泣いて震えているのに。」
砂原「自分から覚悟の上で言った事だ。半端な事をするつもりはない。」
紗菜「ごめ··んケホッなさいンック··でき··ケホッない。」
しゃくりあげながら子供の様に泣いてしまった。
砂原、ソファの肘掛けに浅く腰かける。紗菜の手を掴んで自分の方を向かせた。
砂原「今までにそんな理由が通った事があるか」
そんな理由所かこんなに叱れて泣かされた事もない。よっぽどでも頬を1発平手打ちされるか、ちょっと加減されて尻をひっぱたかれる位だった。たかが5回なのに体が震えてしまう。
紗菜「な··っいスンッ」
勿論今回は色々な叱る要素があるが、砂原が一番分かって欲しいのは「命」。まだ紗菜の中でふらついている自分の命に対する考えの甘さ、粗末なあつかいをしているとゆう事を教えてやりたかった。
砂原の目の前に立っている紗菜は泣くのも呼吸もごちゃごちゃになっている。紗菜の両手を掴み子供に伝える様に目を見て言った。
砂原「落ち着け。」
そう言えば8年前に出会ったあの日もこんな感じだった。あの始まりが今、兄妹になっている。また出会ったこの地で始まりの日の時のように「妹」になった子が戸惑いながら涙を次々流し、氷みたいにつめたい手をして自分の前にいる。8年前も今も自分から言い出して叱られておいて、感情も何もかもをコントロール出来なくなる位泣くなんてその不器用さもまったく変わってない。
砂原「命はな一度無くしたら後悔しても戻らない。今から家族になる裕介や、やっと家族として踏み出した俺達は思い浮かばなかったのか?」
紗菜「大切な人··クスッ守るンック方法··クスンケホッもう··わからスンッない。」
砂原「お前が俺達守るなんてまだ早い話だ。自分の中で考えずにきちんとみんなの顔を思い浮かべなさい。」
紗菜「は··いゲホッ」
砂原「俺の膝に肘を曲げて手を置け(肘掛けに座る砂原にお辞儀する感じ先程より、的(尻)が捉えやすい感じになる)動くな」
やはり紗菜は泣きながら震えている。余程砂原の怖さを感じているようだ。
バシィッッ
紗菜「きゃ··ゲホッゲホッ」
でも今度は砂原に腰を押さえられている為、動けない。立て続けにきた。
バシィ、バシィィ
紗菜「クスン··ごめ··ん··なさい。ケホッ」
砂原「膝、折るな」
紗菜「ごめんなさいンック··」
力は入ってないが、膝を戻した。
バシィッ
紗菜「ゲホッゲホッ」
紗菜が堪えきれず砂原の膝に置いていた手を離してしまった。
砂原「その手を出したらやり直しだ。戻せ」
バシィィィ
紗菜「クスン··ヒクックスッ」
砂原「そのままcool down」
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