13話「ノモセシティ」
「頼む、エレキッド!」
俺はノモセジム戦、2匹目にエレキッドを繰り出す。相手がトリトドンで電気無効なのは分かるが、策があるからだ。
「トリトドン、泥爆弾だ!」
「躱してスピードスター!」
やはり思った通り、トリトドンは火力だけでなく素早さも低い。相手の攻撃を躱せるほど素早さの高いエレキッドならトリトドンに少しずつだがダメージを与えられる。ミラーコートに警戒しながら距離を取って攻撃できるのもこいつしかいない。
「中々の素早さだ、ミラーコートも当たらない。しかしトリトドンだけでなく周りの状況も注意すべきだったな!」
「っ!?」俺はマキシの言葉を聞いて周りを見渡した。すると、さっきまで普通のプールの地面だった所がトリトドンの泥爆弾で泥だらけになっている!
エレキッドは泥爆弾を避けようとしたその時、地面の泥に足を滑らせて体制を崩す。そしてトリトドンの泥爆弾が襲い掛かる!
「エレキッド、放電で撃ち落とせ!」エレキッドは放電で泥爆弾を破壊、何とか窮地を脱出。
「ここで仕掛けるぞ!エレキッド、嫌な音!」
「これは!ぬぅっ!?」
エレキッドの嫌な音をトリトドンは受け続ける。トリトドンの素早さでは嫌な音から逃げられず、苦しんでトリトドンも動けずにいる。
「とどめだ、電光石火!」
電光石火を受けてトリトドンは戦闘不能、エレキッドはトリトドンを倒した。
「トリトドン、よく頑張ったな。まだまだ行くぞ!ギャラドス、行け!」マキシは2匹目にギャラドスを繰り出す。
ギャラドスは水・飛行タイプ、エレキッドの電気技はかなりダメージを喰らうはずだ。
「エレキッド、放電!」
「竜巻で放電ごと吹き飛ばせ!」
放電は竜巻で防がれ、そのまま竜巻がエレキッドを襲う。流石水タイプのジムリーダー、電気タイプの対策はお手の物というわけか。
「だったら嫌な音で動きを止めろ!」
エレキッドの嫌な音でギャラドスは少し苦しむ。良いぞ、効果ありだ。と思うのも一瞬だった。
「ギャラドス、暴れろ!」
「なっ!?」
目の前の出来事に信じられないと自分自身を疑ってしまう。ギャラドスは嫌な音を受けながら尾を振り回して暴れ続ける。それはエレキッドをただ狙ってるようなものには見えない、だがあまりにも不規則で速い動きなのでエレキッドも簡単に躱せるものではない。
そしてギャラドスの強烈な一撃がエレキッドを捉え、エレキッドは壁に叩き付けられる。エレキッドはまさかの戦闘不能となってしまった。
(嘘だろ!?あの暴れるという技、かなり厄介過ぎる!)
俺の手持ちの中でエースのバリヤード、今回のジム戦で活躍するはずだったエレキッド、こいつら2匹が簡単に倒されるのは予想外だった。残す二匹、俺はブビィを繰り出す。
「ここで挑戦者側の手持ちポケモンが残り2体となりましたのでフィールドの水を入れ替えます、少々お待ちください」
「・・・」そうだった。俺はこのことを完全に忘れていた。プールの栓を抜いて水が無くなったフィールドにまた水が入り、ブビィはバリヤードも立っていた足場に立ち、そのプールにはギャラドスが文字通り水を得た魚のように水中を泳いでいる。
「お待たせしました。ではバトル開始!」
「こちらから行かせてもらうぞ!ギャラドス、ハイドロポンプ!」ギャラドスが水面から飛び出して来てブビィにハイドロポンプを吐く。
「ブビィ、隣の足場に移れ!」ブビィは本来相手ポケモンが居るはずの足場に飛び移り、ハイドロポンプを躱す。
「ならば2つの足場一直線に竜巻で足場から落としてやれ!」
ギャラドスは2つの足場どちらも捉えるように一直線に竜巻をする。これはブビィも避けられない。
「炎の渦で勝負しろ!」
ブビィの炎の渦は竜巻とせめぎあいになっている。エレキッドの放電は分散型の攻撃技だったから簡単に押されてしまったが、一方向に攻撃する炎の渦ならいい勝負になる。
「竜巻に気を取られている場合でないぞ!ギャラドス、ハイドロポンプでブビィを狙い撃て!」
流石だ。マキシのギャラドスは尾で竜巻を起こしながら口でハイドロポンプを吐くという並行の攻撃技が出来ている。ブビィは一つの攻撃を防ぐだけで手一杯だ。
「だったら炎の渦を足場に撃て!」
ブビィは炎の渦を下に向けて撃ち、反動でジャンプするより高く上空に昇る。これで同時に竜巻とハイドロポンプは躱すことが出来た。しかし、
「避けることが出来たからと言ってこれでは格好の的よ!滝登りでとどめをさしてやれ!」
「っ煙幕!」俺は何とかブビィを守ろうと煙幕でギャラドスの目くらましをさせる。
「ほう!全く見えんなあ。だがそれはこの技を使えば関係のないこと!ギャラドス、暴れる!」
ギャラドスは煙幕の中に入り、そこで暴れるを繰り出す。体を縦横無尽に動かしながら尾を振り回す。これは一度でも当たったらアウトだ。
「むぅ、そろそろ一発ヒットしても良い頃だが・・・ぬぅ!?」
そう、俺のブビィには一発も当たらない。なぜならブビィはギャラドスの上半身にしがみ付いてるからだ!流石の暴れるでも自分の身体に直接攻撃をするわけではないようだ。ブビィは必死にギャラドスの暴れるが終わるまでしがみ付いていたから当たらなかった。そしてここからブビィの逆襲が始まる。
「空中で自由が利かないのはギャラドスだって同じですよ!ブビィ、雷パンチをお見舞いしてやれ!」
ブビィの雷パンチがギャラドスを水面に叩き付ける。エレキッドの嫌な音による防御ダウンのおかげもあってギャラドスは戦闘不能になった。
「ほう!?だが久しぶりに3匹目を出せるから俺も少し楽しくなってきたぞ!」
マキシは3匹目にヌオーを繰り出す。お互い残りの手持ちポケモン2匹という状況、ようやくゴールが見えてきた。俺は絶対に勝ってフェンバッジを手にする!
(手持ちポケモン バリヤードLv.37 ブビィLv.35エレキッドLv.36ゴンベLv.44)
俺はノモセジム戦、2匹目にエレキッドを繰り出す。相手がトリトドンで電気無効なのは分かるが、策があるからだ。
「トリトドン、泥爆弾だ!」
「躱してスピードスター!」
やはり思った通り、トリトドンは火力だけでなく素早さも低い。相手の攻撃を躱せるほど素早さの高いエレキッドならトリトドンに少しずつだがダメージを与えられる。ミラーコートに警戒しながら距離を取って攻撃できるのもこいつしかいない。
「中々の素早さだ、ミラーコートも当たらない。しかしトリトドンだけでなく周りの状況も注意すべきだったな!」
「っ!?」俺はマキシの言葉を聞いて周りを見渡した。すると、さっきまで普通のプールの地面だった所がトリトドンの泥爆弾で泥だらけになっている!
エレキッドは泥爆弾を避けようとしたその時、地面の泥に足を滑らせて体制を崩す。そしてトリトドンの泥爆弾が襲い掛かる!
「エレキッド、放電で撃ち落とせ!」エレキッドは放電で泥爆弾を破壊、何とか窮地を脱出。
「ここで仕掛けるぞ!エレキッド、嫌な音!」
「これは!ぬぅっ!?」
エレキッドの嫌な音をトリトドンは受け続ける。トリトドンの素早さでは嫌な音から逃げられず、苦しんでトリトドンも動けずにいる。
「とどめだ、電光石火!」
電光石火を受けてトリトドンは戦闘不能、エレキッドはトリトドンを倒した。
「トリトドン、よく頑張ったな。まだまだ行くぞ!ギャラドス、行け!」マキシは2匹目にギャラドスを繰り出す。
ギャラドスは水・飛行タイプ、エレキッドの電気技はかなりダメージを喰らうはずだ。
「エレキッド、放電!」
「竜巻で放電ごと吹き飛ばせ!」
放電は竜巻で防がれ、そのまま竜巻がエレキッドを襲う。流石水タイプのジムリーダー、電気タイプの対策はお手の物というわけか。
「だったら嫌な音で動きを止めろ!」
エレキッドの嫌な音でギャラドスは少し苦しむ。良いぞ、効果ありだ。と思うのも一瞬だった。
「ギャラドス、暴れろ!」
「なっ!?」
目の前の出来事に信じられないと自分自身を疑ってしまう。ギャラドスは嫌な音を受けながら尾を振り回して暴れ続ける。それはエレキッドをただ狙ってるようなものには見えない、だがあまりにも不規則で速い動きなのでエレキッドも簡単に躱せるものではない。
そしてギャラドスの強烈な一撃がエレキッドを捉え、エレキッドは壁に叩き付けられる。エレキッドはまさかの戦闘不能となってしまった。
(嘘だろ!?あの暴れるという技、かなり厄介過ぎる!)
俺の手持ちの中でエースのバリヤード、今回のジム戦で活躍するはずだったエレキッド、こいつら2匹が簡単に倒されるのは予想外だった。残す二匹、俺はブビィを繰り出す。
「ここで挑戦者側の手持ちポケモンが残り2体となりましたのでフィールドの水を入れ替えます、少々お待ちください」
「・・・」そうだった。俺はこのことを完全に忘れていた。プールの栓を抜いて水が無くなったフィールドにまた水が入り、ブビィはバリヤードも立っていた足場に立ち、そのプールにはギャラドスが文字通り水を得た魚のように水中を泳いでいる。
「お待たせしました。ではバトル開始!」
「こちらから行かせてもらうぞ!ギャラドス、ハイドロポンプ!」ギャラドスが水面から飛び出して来てブビィにハイドロポンプを吐く。
「ブビィ、隣の足場に移れ!」ブビィは本来相手ポケモンが居るはずの足場に飛び移り、ハイドロポンプを躱す。
「ならば2つの足場一直線に竜巻で足場から落としてやれ!」
ギャラドスは2つの足場どちらも捉えるように一直線に竜巻をする。これはブビィも避けられない。
「炎の渦で勝負しろ!」
ブビィの炎の渦は竜巻とせめぎあいになっている。エレキッドの放電は分散型の攻撃技だったから簡単に押されてしまったが、一方向に攻撃する炎の渦ならいい勝負になる。
「竜巻に気を取られている場合でないぞ!ギャラドス、ハイドロポンプでブビィを狙い撃て!」
流石だ。マキシのギャラドスは尾で竜巻を起こしながら口でハイドロポンプを吐くという並行の攻撃技が出来ている。ブビィは一つの攻撃を防ぐだけで手一杯だ。
「だったら炎の渦を足場に撃て!」
ブビィは炎の渦を下に向けて撃ち、反動でジャンプするより高く上空に昇る。これで同時に竜巻とハイドロポンプは躱すことが出来た。しかし、
「避けることが出来たからと言ってこれでは格好の的よ!滝登りでとどめをさしてやれ!」
「っ煙幕!」俺は何とかブビィを守ろうと煙幕でギャラドスの目くらましをさせる。
「ほう!全く見えんなあ。だがそれはこの技を使えば関係のないこと!ギャラドス、暴れる!」
ギャラドスは煙幕の中に入り、そこで暴れるを繰り出す。体を縦横無尽に動かしながら尾を振り回す。これは一度でも当たったらアウトだ。
「むぅ、そろそろ一発ヒットしても良い頃だが・・・ぬぅ!?」
そう、俺のブビィには一発も当たらない。なぜならブビィはギャラドスの上半身にしがみ付いてるからだ!流石の暴れるでも自分の身体に直接攻撃をするわけではないようだ。ブビィは必死にギャラドスの暴れるが終わるまでしがみ付いていたから当たらなかった。そしてここからブビィの逆襲が始まる。
「空中で自由が利かないのはギャラドスだって同じですよ!ブビィ、雷パンチをお見舞いしてやれ!」
ブビィの雷パンチがギャラドスを水面に叩き付ける。エレキッドの嫌な音による防御ダウンのおかげもあってギャラドスは戦闘不能になった。
「ほう!?だが久しぶりに3匹目を出せるから俺も少し楽しくなってきたぞ!」
マキシは3匹目にヌオーを繰り出す。お互い残りの手持ちポケモン2匹という状況、ようやくゴールが見えてきた。俺は絶対に勝ってフェンバッジを手にする!
(手持ちポケモン バリヤードLv.37 ブビィLv.35エレキッドLv.36ゴンベLv.44)
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