魔法使いマリアンヌと大蛇ナルググ③(乳首責め、締め付け、くすぐり)
ナルググは、凶暴そうな顔を、魔眼で動けなくなったマリアンヌに近づけた。間近に接近し、改めてその巨大さを認識させられる。人間一人など、あっという間に丸呑みしてしまうだろう、という大口。黒光りする表面の鱗が、エナメルのように光を反射する。ナルググの熱い体温が、空気を媒介にマリアンヌへ伝わっていく。後ずさりして距離を取りたいが、マリアンヌの体は、氷結されたように動かない。魔眼の力がなければ、恐怖で震え上がるところだろうが、ビクビクと、おののくことすらも許されない。
「指一本も動かせないだろう。このまま、キサマを責めたら……どんな嬌声を、聞かせてくれるだろうか」
と、卑しくナルググは嗤った。
「ふ、ふん。バカにして! 絶対、耐えきってやるんだから。ちゃんと約束、守りなさいよ!」
むっとしたマリアンヌは、鋭い眼光で大蛇を睨んだ。
「おお、怖い、怖い。……だが怒った顔も、またよいぞ。ゆっくりしている場合ではないな。そろそろ、キサマの身体、味あわせてもらうぞ」
ナルググの裂けたような大口の隙間から、縄のような太さの舌が、ゆっくりと伸びだした。舌先は通常の蛇同様に、二つに先割れしている。近くで見る大蛇の舌は、真っ赤なバラのような色彩をしていて、表面は油を薄くひいたように、ぬらぬらと粘液で濡れていた。
最初に、ナルググの舌は、マリアンヌのお腹を触りだした。
「ひゃあっ!」
チロチロと舌先を上下させながら、マリアンヌを愛撫する。ぬるっとした粘液が、彼女をコーティングしていき、生暖かい舌先が、ぺろんぺろんと往復する。
「ふっ、うっ、くふっ、んんっ」
舌が身体をなぞる度、短い息を繰り返し吐くマリアンヌ。こそばゆい刺激が、低速で繰り返されて、言いようのない甘い気持ちが襲ってくる。
(こ、この刺激……身体が動かせないのが、こんなに辛いなんて……)
小さな吐息を漏らしている彼女を、ナルググはからかった。
「グハハッ、まだ始まったばかりだぞ。そのような調子で、一時間持つのか?」
腹回りを一通り舐め終わった長い舌は、引き続き、マリアンヌの全身を撫で回し始める。
小さなおヘソ。
「くっふぅぅ……おヘソ、なめるにゃあぁ……」
ヘソの中まで舐められた。こそばゆくて変な声が出る。
脇の下。
「いひぃっ! んあぁあ! くしゅ、くしゅぐったいひぃぃぃンッ‼」
「ふん、どうやらキサマ、くすぐられるのに、弱いらしいな」
「んぐふぅううっ! んにゃあああぁぁ! ひゃめっ、ひゃめてえええぇえ‼」
マリアンヌは、目をパチクリさせながら、広間に響き渡る絶叫をあげる。身体を動かせない代わりに、頭部をぶんぶんと振り上げた。
しばらく脇を弄んだ後、ナルググは新たな弱点がないかを探す。やっと、脇責めから開放されたマリアンヌは項垂れ、ゼーゼーと息をするのも辛そうだ。髪の毛が乱れて、目元が見えないが、髪の隙間から、目尻に涙が溜まっているのか、キラリと光が漏れた。
舌は、胸の周囲をなぞり始める。二つの大山の参道を通るように八の字を描き、ゆっくりと進んでいく。チロチロと舌が蠕動ぜんどうしながら、マリアンヌの乳房をペチペチと優しく叩いた。たわわな胸の表皮が、たぷんと波打つ。
「あんっ、ぅふんっ、ふぁ……」
やがて鰻のように糸を引く大舌が、乳房と乳房の間に滑り込む。舌はそのまま谷底に居座り、昇り降りを、緩やかに繰り返した。ヌルヌルした粘液が、潤滑油の役割を果たし、滑らかに豊乳の間を往復する。
「見ろ。ワシの舌も、キサマの胸で喜んでおるぞ」
「あ、んっ、んっ、んんっ」
(この動き……ま、まるで、アレじゃない!)
乳を繰り返し上下する大舌を見て、無意識のうちに、マリアンヌは想像してしまう。男に胸で奉仕する淫らな行為を妄想し、のぼせたように顔を赤く染め上げた。
「卑猥な想像でもしたか? 処女のくせに、知識だけはあるようだな」
「う、うるさいっ!」
マリアンヌは、頭を振って邪念を振り払おうとするが、一度思いついてしまったものは、中々頭から離れなかった。
ナルググの舌は、次に乳首へ取り付いた。先が二つに分かれた舌で、両方の乳首を同時に、チロチロと舐めだした。
「んっ、ああんっ!」
「ここはやはり敏感か。まだまだ責めるぞ」
速度の変化、弾く強さの変化、それぞれに強弱をつけ、器用に乳頭を刺激していく。舌が乳首を弾く度、大きな乳房はぷるぷると、ゼリーのように揺れ動いた。
「こ、こんなしげきにいいぃっ! まけないんだかりゃあ、あんっ!」
(イッちゃだめ……耐える、耐えるんだ……)
舌が、その動きをさらに激しくした。細かく振動するようなその刺激に、マリアンヌの乳首は、赤みを帯びるほど擦りあげられる。
「ふおおっっ! ああっ、ああんっ‼ んぅぅぅ――‼」
マリアンヌがイキかける瞬間、舌の動きが徐々にスローになり、やがて止まった。
(危なかった……あと、少し続けられてたら、絶対にイッてた……)
「グハハッ、今イキそうになっておったな。まだまだ時間は、残っているのだ。もっと、楽しませてもらわんとな」
と、ナルググは地響きのような音を立てて嗤った。絶頂寸前だったマリアンヌは、身体を鎮めることに集中した。大きく呼吸をし、息を整える。
「さて、そろそろ趣向を変えるとするか」
とぐろを巻いていた大蛇の体が、ズズズと地面を擦り動き出した。その巨体からは想像もつかない素早さで、マリアンヌをぐるりと囲む。
(……今度は何する気?)
警戒していたマリアンヌの背後から、何かが襲いかかった。当然動けないマリアンヌは、なすがままだった。それは、彼女にぐるぐると巻き付いていき、彼女と一体となるように絡みついた。ギュっと体を締め上げる、それの正体は、ナルググの尻尾であった。
「んぐっ……、く、ぐるじぃ……」
幸いにも、ナルググの尾の鱗は、だいぶ小さいので、マリアンヌの体に切り傷をつけることはない。ギチギチと上半身を圧迫され、呼吸が小さく早くなる。
「あがあ……んぐぐぅ……」
マリアンヌは、口をぱくぱくとさせて、苦悶の表情を浮かべる。これでもナルググは、手加減しているのだ。本気で締め上げたら、巨石に押し潰されたように体が潰れ、穴という穴から、内臓を飛び散らしてしまうだろう。
しばらく、マリアンヌを玩具のように弄んだ後、やがて締め付けは弱まった。
「うぐ……うぅ……」
(し、死ぬかと思った……)
締め付けは弱まったが、依然として拘束は解かれていない。ぐるぐる巻きのマリアンヌは、空気を大きく吸い込んだ。
「人は死ぬ寸前に、快楽を感じるやつもいるそうだ。キサマもそうなのではないか? 股間が湿っておるぞ」
ナルググの指摘の通り、マリアンヌの陰毛が、確かに濡れていた。恥裂に貼り付いた体毛が、ぬらぬらと淫靡いんびに光っている。
(苦しかった……けど、ワタシ、感じてたの? そ、そんな、バカなことが……)
「ハハッ、実に愉快じゃ。キサマ、やはり面白いぞ」
ナルググは、茶化すように嗤い続けた。
ひとしきり嗤った後、ナルググは尻尾で拘束したまま、マリアンヌを持ち上げた。地面から足が離れて、マリアンヌは一瞬驚くが、それよりも、次に何が行われるのか、それだけが気になっていた。そして、彼女が恥ずかしがることを大蛇は言い放つ。
「キサマの足の臭いは、強烈だからな。ワシが掃除してやろう」
「――バ、バカッ!」
宙に浮いた、マリアンヌの御御足おみあしを、ナルググの舌がチロチロと舐め始めた。
「ふ、ん……んっ」
ナルググの舌が足指の間を、優しくねっとりと撫でる。まるで、マッサージのような優しい愛撫に、うっとりとした声を、マリアンヌは漏らしてしまう。
「んああ……ふ、ああっ」
「呆けたような顔をしているぞ」
二つに分かれた舌の先端部が、足の指に絡みつき、まるで口に含まれ、しゃぶられているような感覚を与えてくる。マリアンヌは、フットセラピーでも受けているような気分になってしまい、幸せな気分になってしまった。
「だいぶ、ほぐれたようだな。では、お待ちかねだ。キサマには地獄を味わってもらうぞ」
「……え?」
ナルググの舌は、マリアンヌの足裏を、さっきまでのゆっくりとした愛撫とは正反対に、激しく舐め回した。
「んぎいいいいぃっ! そ、そりぇっ! やめっ、ひっひぎいいいいいぃ‼」
「ハハハッ、もっと喘げ! もっとワシを楽しませろ!」
大蛇の舌が、チロチロと高速で足の裏の土踏まずを摩擦してくる。拷問のような、容赦のない責めが、絶え間なく続いた。
「あ、あしがぁぁ! うごかにゃいのおおぉぉ‼ あしうらぁ! まもらせてぇっ‼」
悲痛な叫びが木霊する。しかし、魔眼の効果は、未だ解ける気配はない。固定された足をくすぐり続けられるのは、恐ろしい快楽の地獄といえる。
「んほおぉぉぉ‼ とめてよおおぉぉ‼ くりゅうっ、あたまおかしくなりゅうぅぅぅ‼」
(これ……頭、飛ぶ……ああ、意識、保てない……)
永遠に続くと思われたくすぐり地獄に、耐えることができるわけもなく、マリアンヌは遂に限界を迎えた。
「ああああぁぁっ‼ んおおおぉぉっ‼ でる、でちゃうにょおおおおぉぉっ‼」
絶叫のような喘ぎ声をあげ、マリアンヌの地獄は、終わりを迎えた。白目を剥いて、口を大きく開け放ったまま、彼女は気絶する。彼女の股からは、あまりのショックで、ポタポタと透明な液体が、滴り落ちていた。
「指一本も動かせないだろう。このまま、キサマを責めたら……どんな嬌声を、聞かせてくれるだろうか」
と、卑しくナルググは嗤った。
「ふ、ふん。バカにして! 絶対、耐えきってやるんだから。ちゃんと約束、守りなさいよ!」
むっとしたマリアンヌは、鋭い眼光で大蛇を睨んだ。
「おお、怖い、怖い。……だが怒った顔も、またよいぞ。ゆっくりしている場合ではないな。そろそろ、キサマの身体、味あわせてもらうぞ」
ナルググの裂けたような大口の隙間から、縄のような太さの舌が、ゆっくりと伸びだした。舌先は通常の蛇同様に、二つに先割れしている。近くで見る大蛇の舌は、真っ赤なバラのような色彩をしていて、表面は油を薄くひいたように、ぬらぬらと粘液で濡れていた。
最初に、ナルググの舌は、マリアンヌのお腹を触りだした。
「ひゃあっ!」
チロチロと舌先を上下させながら、マリアンヌを愛撫する。ぬるっとした粘液が、彼女をコーティングしていき、生暖かい舌先が、ぺろんぺろんと往復する。
「ふっ、うっ、くふっ、んんっ」
舌が身体をなぞる度、短い息を繰り返し吐くマリアンヌ。こそばゆい刺激が、低速で繰り返されて、言いようのない甘い気持ちが襲ってくる。
(こ、この刺激……身体が動かせないのが、こんなに辛いなんて……)
小さな吐息を漏らしている彼女を、ナルググはからかった。
「グハハッ、まだ始まったばかりだぞ。そのような調子で、一時間持つのか?」
腹回りを一通り舐め終わった長い舌は、引き続き、マリアンヌの全身を撫で回し始める。
小さなおヘソ。
「くっふぅぅ……おヘソ、なめるにゃあぁ……」
ヘソの中まで舐められた。こそばゆくて変な声が出る。
脇の下。
「いひぃっ! んあぁあ! くしゅ、くしゅぐったいひぃぃぃンッ‼」
「ふん、どうやらキサマ、くすぐられるのに、弱いらしいな」
「んぐふぅううっ! んにゃあああぁぁ! ひゃめっ、ひゃめてえええぇえ‼」
マリアンヌは、目をパチクリさせながら、広間に響き渡る絶叫をあげる。身体を動かせない代わりに、頭部をぶんぶんと振り上げた。
しばらく脇を弄んだ後、ナルググは新たな弱点がないかを探す。やっと、脇責めから開放されたマリアンヌは項垂れ、ゼーゼーと息をするのも辛そうだ。髪の毛が乱れて、目元が見えないが、髪の隙間から、目尻に涙が溜まっているのか、キラリと光が漏れた。
舌は、胸の周囲をなぞり始める。二つの大山の参道を通るように八の字を描き、ゆっくりと進んでいく。チロチロと舌が蠕動ぜんどうしながら、マリアンヌの乳房をペチペチと優しく叩いた。たわわな胸の表皮が、たぷんと波打つ。
「あんっ、ぅふんっ、ふぁ……」
やがて鰻のように糸を引く大舌が、乳房と乳房の間に滑り込む。舌はそのまま谷底に居座り、昇り降りを、緩やかに繰り返した。ヌルヌルした粘液が、潤滑油の役割を果たし、滑らかに豊乳の間を往復する。
「見ろ。ワシの舌も、キサマの胸で喜んでおるぞ」
「あ、んっ、んっ、んんっ」
(この動き……ま、まるで、アレじゃない!)
乳を繰り返し上下する大舌を見て、無意識のうちに、マリアンヌは想像してしまう。男に胸で奉仕する淫らな行為を妄想し、のぼせたように顔を赤く染め上げた。
「卑猥な想像でもしたか? 処女のくせに、知識だけはあるようだな」
「う、うるさいっ!」
マリアンヌは、頭を振って邪念を振り払おうとするが、一度思いついてしまったものは、中々頭から離れなかった。
ナルググの舌は、次に乳首へ取り付いた。先が二つに分かれた舌で、両方の乳首を同時に、チロチロと舐めだした。
「んっ、ああんっ!」
「ここはやはり敏感か。まだまだ責めるぞ」
速度の変化、弾く強さの変化、それぞれに強弱をつけ、器用に乳頭を刺激していく。舌が乳首を弾く度、大きな乳房はぷるぷると、ゼリーのように揺れ動いた。
「こ、こんなしげきにいいぃっ! まけないんだかりゃあ、あんっ!」
(イッちゃだめ……耐える、耐えるんだ……)
舌が、その動きをさらに激しくした。細かく振動するようなその刺激に、マリアンヌの乳首は、赤みを帯びるほど擦りあげられる。
「ふおおっっ! ああっ、ああんっ‼ んぅぅぅ――‼」
マリアンヌがイキかける瞬間、舌の動きが徐々にスローになり、やがて止まった。
(危なかった……あと、少し続けられてたら、絶対にイッてた……)
「グハハッ、今イキそうになっておったな。まだまだ時間は、残っているのだ。もっと、楽しませてもらわんとな」
と、ナルググは地響きのような音を立てて嗤った。絶頂寸前だったマリアンヌは、身体を鎮めることに集中した。大きく呼吸をし、息を整える。
「さて、そろそろ趣向を変えるとするか」
とぐろを巻いていた大蛇の体が、ズズズと地面を擦り動き出した。その巨体からは想像もつかない素早さで、マリアンヌをぐるりと囲む。
(……今度は何する気?)
警戒していたマリアンヌの背後から、何かが襲いかかった。当然動けないマリアンヌは、なすがままだった。それは、彼女にぐるぐると巻き付いていき、彼女と一体となるように絡みついた。ギュっと体を締め上げる、それの正体は、ナルググの尻尾であった。
「んぐっ……、く、ぐるじぃ……」
幸いにも、ナルググの尾の鱗は、だいぶ小さいので、マリアンヌの体に切り傷をつけることはない。ギチギチと上半身を圧迫され、呼吸が小さく早くなる。
「あがあ……んぐぐぅ……」
マリアンヌは、口をぱくぱくとさせて、苦悶の表情を浮かべる。これでもナルググは、手加減しているのだ。本気で締め上げたら、巨石に押し潰されたように体が潰れ、穴という穴から、内臓を飛び散らしてしまうだろう。
しばらく、マリアンヌを玩具のように弄んだ後、やがて締め付けは弱まった。
「うぐ……うぅ……」
(し、死ぬかと思った……)
締め付けは弱まったが、依然として拘束は解かれていない。ぐるぐる巻きのマリアンヌは、空気を大きく吸い込んだ。
「人は死ぬ寸前に、快楽を感じるやつもいるそうだ。キサマもそうなのではないか? 股間が湿っておるぞ」
ナルググの指摘の通り、マリアンヌの陰毛が、確かに濡れていた。恥裂に貼り付いた体毛が、ぬらぬらと淫靡いんびに光っている。
(苦しかった……けど、ワタシ、感じてたの? そ、そんな、バカなことが……)
「ハハッ、実に愉快じゃ。キサマ、やはり面白いぞ」
ナルググは、茶化すように嗤い続けた。
ひとしきり嗤った後、ナルググは尻尾で拘束したまま、マリアンヌを持ち上げた。地面から足が離れて、マリアンヌは一瞬驚くが、それよりも、次に何が行われるのか、それだけが気になっていた。そして、彼女が恥ずかしがることを大蛇は言い放つ。
「キサマの足の臭いは、強烈だからな。ワシが掃除してやろう」
「――バ、バカッ!」
宙に浮いた、マリアンヌの御御足おみあしを、ナルググの舌がチロチロと舐め始めた。
「ふ、ん……んっ」
ナルググの舌が足指の間を、優しくねっとりと撫でる。まるで、マッサージのような優しい愛撫に、うっとりとした声を、マリアンヌは漏らしてしまう。
「んああ……ふ、ああっ」
「呆けたような顔をしているぞ」
二つに分かれた舌の先端部が、足の指に絡みつき、まるで口に含まれ、しゃぶられているような感覚を与えてくる。マリアンヌは、フットセラピーでも受けているような気分になってしまい、幸せな気分になってしまった。
「だいぶ、ほぐれたようだな。では、お待ちかねだ。キサマには地獄を味わってもらうぞ」
「……え?」
ナルググの舌は、マリアンヌの足裏を、さっきまでのゆっくりとした愛撫とは正反対に、激しく舐め回した。
「んぎいいいいぃっ! そ、そりぇっ! やめっ、ひっひぎいいいいいぃ‼」
「ハハハッ、もっと喘げ! もっとワシを楽しませろ!」
大蛇の舌が、チロチロと高速で足の裏の土踏まずを摩擦してくる。拷問のような、容赦のない責めが、絶え間なく続いた。
「あ、あしがぁぁ! うごかにゃいのおおぉぉ‼ あしうらぁ! まもらせてぇっ‼」
悲痛な叫びが木霊する。しかし、魔眼の効果は、未だ解ける気配はない。固定された足をくすぐり続けられるのは、恐ろしい快楽の地獄といえる。
「んほおぉぉぉ‼ とめてよおおぉぉ‼ くりゅうっ、あたまおかしくなりゅうぅぅぅ‼」
(これ……頭、飛ぶ……ああ、意識、保てない……)
永遠に続くと思われたくすぐり地獄に、耐えることができるわけもなく、マリアンヌは遂に限界を迎えた。
「ああああぁぁっ‼ んおおおぉぉっ‼ でる、でちゃうにょおおおおぉぉっ‼」
絶叫のような喘ぎ声をあげ、マリアンヌの地獄は、終わりを迎えた。白目を剥いて、口を大きく開け放ったまま、彼女は気絶する。彼女の股からは、あまりのショックで、ポタポタと透明な液体が、滴り落ちていた。
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