180cmカップルは恋人関係に
あの日を境に僕と蒼ちゃんの関係は変わった。
ピピピピピ…
スマホの目覚ましが鳴り、僕は目を覚ます。
恭平「ん…んん…ふぁぁ…。 蒼ちゃーん、起きて起きて。」
蒼「うーん…おはようございますぅ~…。 恭平さぁん…ふぁぁ…。」
大きなあくびをしながら目を覚ます蒼ちゃん。
もはや恋人同士の関係になったからか、蒼ちゃんは僕の事を「先輩」じゃなく「名前」呼びで接する様になった。
だが…まだ慣れない…。
もう2週間も経ってるのに、まだ慣れない。
恭平「リビングに行こう。」
蒼「はぁい…。」
名前呼びにはなったが、未だに敬語は抜けない様子。
リビングに向かうと、既に姉ちゃん達が朝御飯の準備を済ませていた。
??「あら~朝から一緒に起きたのね~。」
??「朝からラブラブ?」
恭平「あのさ…姉ちゃん達、からかうなら後でにしてよ。」
エプロン姿で料理を運ぶ秋恵(あきえ)姉ちゃんと、僕らの事をラブラブとからかった奈緒美(なおみ)姉ちゃん。
勿論、僕らが恋人同士になってるのは家族の皆が知ってる。
蒼「取り敢えず、せ…恭平さん。 座りましょう。」
恭平「うん…。」
どうやら蒼ちゃんもいつもの癖、「先輩」が思わず出そうになった。
僕達は、料理が置かれたテーブルの席に座る。
??「蒼姉、先輩呼びが慣れちゃってる感じかな?」
??「こら、光! あお~徐々にで良いからね~。」
今度は、光久君と香澄さんがやってきた。
こちらは…からかってるのかどうかは微妙…確実なのは、香澄さんはからかってない事は確か。
皆集まった所で、「いただきます」の号令。
そして、朝食を食べていく。
朝食を食べ終えた後は準備を済ませて大学へ行く
いつものバス停へと向かった。
バス停で暫く待つと、いつも乗るバスがやってきて僕達はそれに乗り込んだ。
今までなら、隣同士になると少しよそよそしい感じが有ったのだが…今ではそんな感じは全くと言って良い程無い。
むしろ隣同士じゃないと寂しいくらいだ。
蒼「恭平さん。」
恭平「何?」
蒼「何か…このままでボク、いたいです…。 大学に着いたら…離れ離れになるのはなんか…。」
何と積極的な行動をしてきたのだ。
まあ恋人同士なら当たり前なのかも知れないが…。
だが、大学に着いたら離れ離れにならないといけなくなる。
僕は法学部、蒼ちゃんは理工学部だからね。
蒼ちゃんには悪いが…。
恭平「気持ちは分かるけど、お昼とか帰りまでの辛抱だから。 それまでは我慢しよう。」
何とか蒼ちゃんを説得して、我慢してとお願いする。
それを聞いた蒼ちゃんは…納得してないのか、少し膨れ面になって「分かりました」と小声で理解してくれたようだ。
恋人同士になってからというものの、蒼ちゃんが少し甘える子供みたいな感じになってきたのだ。
スタイルや見た目は大人…いやトップモデル顔負けなのにね…。
バスが大学のバス停に到着すると僕達はバスを降りて大学へと入る。
ここからは学部も違う為、別れることになる。
恭平「じゃあ、またお昼ね。」
蒼「絶対ですよー!」
そう言って僕達は一度離れ離れになる。
受講を受ける為、教室内に入ると既に親友の二人が席に着いていた。
??「おお、クニ!」
??「恭ちゃん、おはよー。」
恭平「おっ、杉、英ちゃん。 おはよう!」
僕と同じ法学部の[杉田 康人(すぎた やすと)]と[栗山 英希(くりやま えいき)]の二人と挨拶を交わす。
康人「朝から目立ってたぞ~。 本格的な彼女になったから、結構積極的になってきてるんじゃねぇか~。」
杉が僕と蒼ちゃんの事でからかってくる。
それ以前にもからかってはいたが、恋人になってからはそれがヒートアップしてる。
だが、本格的な恋人同士になってからか、こんな言い返しも出来るようにはなった。
恭平「もしかして杉、羨ましいのか?」
康人「ガッ…!」カチーン!
恭平「お前も彼女が出来たら分かると思うんだけどな。 端から見れば、負け惜しみとしか思えないよ…。」
康人「グホッ…!!」
僕は杉に言い返してやると、杉は図星を突かれたのか…机に突っ伏す。
これも蒼ちゃんと付き合うようになってから、出来た技。
というよりも、勝手にこういう事言ってただ自滅してるだけなんだけどね。
康人「な…何を言うか…俺はこの前、文学部の女の子に告白したんだぞ!!」
それでも負けじと復活して、文学部の女の子に告白したと言い張る杉。
恭平「でも、玉砕されたんだろ?」
康人「ガハッ…!!」ドサッ…。
だが結果は見え見え、フラれた事を指摘すると、またも机に突っ伏してしまう。
何度も何度もフラれても告白しても、めげない杉のこの姿はまるでゾンビにしか思えない…。
康人『ア゛ァァ~。 オレドヅギアッデグデェ~。』
女の子達『キャーー、近づくなぁぁぁぁぁ!!』
思わず、想像してしまった僕。
笑いそうになるが…何とかこらえる…。
すると英ちゃんから
英希「いい加減、康ちゃんも恭ちゃんに対抗するのは止めたら? 気持ち悪がられたら本末転倒だよ。」
康人「グボァ…!」
英ちゃんが中々キツイ一言を。
だが、納得の一言だ。
まあ…無いとは言いきれないが…何れ杉にも恋人が出来たら良いな…。
今は無理だけど。
ピピピピピ…
スマホの目覚ましが鳴り、僕は目を覚ます。
恭平「ん…んん…ふぁぁ…。 蒼ちゃーん、起きて起きて。」
蒼「うーん…おはようございますぅ~…。 恭平さぁん…ふぁぁ…。」
大きなあくびをしながら目を覚ます蒼ちゃん。
もはや恋人同士の関係になったからか、蒼ちゃんは僕の事を「先輩」じゃなく「名前」呼びで接する様になった。
だが…まだ慣れない…。
もう2週間も経ってるのに、まだ慣れない。
恭平「リビングに行こう。」
蒼「はぁい…。」
名前呼びにはなったが、未だに敬語は抜けない様子。
リビングに向かうと、既に姉ちゃん達が朝御飯の準備を済ませていた。
??「あら~朝から一緒に起きたのね~。」
??「朝からラブラブ?」
恭平「あのさ…姉ちゃん達、からかうなら後でにしてよ。」
エプロン姿で料理を運ぶ秋恵(あきえ)姉ちゃんと、僕らの事をラブラブとからかった奈緒美(なおみ)姉ちゃん。
勿論、僕らが恋人同士になってるのは家族の皆が知ってる。
蒼「取り敢えず、せ…恭平さん。 座りましょう。」
恭平「うん…。」
どうやら蒼ちゃんもいつもの癖、「先輩」が思わず出そうになった。
僕達は、料理が置かれたテーブルの席に座る。
??「蒼姉、先輩呼びが慣れちゃってる感じかな?」
??「こら、光! あお~徐々にで良いからね~。」
今度は、光久君と香澄さんがやってきた。
こちらは…からかってるのかどうかは微妙…確実なのは、香澄さんはからかってない事は確か。
皆集まった所で、「いただきます」の号令。
そして、朝食を食べていく。
朝食を食べ終えた後は準備を済ませて大学へ行く
いつものバス停へと向かった。
バス停で暫く待つと、いつも乗るバスがやってきて僕達はそれに乗り込んだ。
今までなら、隣同士になると少しよそよそしい感じが有ったのだが…今ではそんな感じは全くと言って良い程無い。
むしろ隣同士じゃないと寂しいくらいだ。
蒼「恭平さん。」
恭平「何?」
蒼「何か…このままでボク、いたいです…。 大学に着いたら…離れ離れになるのはなんか…。」
何と積極的な行動をしてきたのだ。
まあ恋人同士なら当たり前なのかも知れないが…。
だが、大学に着いたら離れ離れにならないといけなくなる。
僕は法学部、蒼ちゃんは理工学部だからね。
蒼ちゃんには悪いが…。
恭平「気持ちは分かるけど、お昼とか帰りまでの辛抱だから。 それまでは我慢しよう。」
何とか蒼ちゃんを説得して、我慢してとお願いする。
それを聞いた蒼ちゃんは…納得してないのか、少し膨れ面になって「分かりました」と小声で理解してくれたようだ。
恋人同士になってからというものの、蒼ちゃんが少し甘える子供みたいな感じになってきたのだ。
スタイルや見た目は大人…いやトップモデル顔負けなのにね…。
バスが大学のバス停に到着すると僕達はバスを降りて大学へと入る。
ここからは学部も違う為、別れることになる。
恭平「じゃあ、またお昼ね。」
蒼「絶対ですよー!」
そう言って僕達は一度離れ離れになる。
受講を受ける為、教室内に入ると既に親友の二人が席に着いていた。
??「おお、クニ!」
??「恭ちゃん、おはよー。」
恭平「おっ、杉、英ちゃん。 おはよう!」
僕と同じ法学部の[杉田 康人(すぎた やすと)]と[栗山 英希(くりやま えいき)]の二人と挨拶を交わす。
康人「朝から目立ってたぞ~。 本格的な彼女になったから、結構積極的になってきてるんじゃねぇか~。」
杉が僕と蒼ちゃんの事でからかってくる。
それ以前にもからかってはいたが、恋人になってからはそれがヒートアップしてる。
だが、本格的な恋人同士になってからか、こんな言い返しも出来るようにはなった。
恭平「もしかして杉、羨ましいのか?」
康人「ガッ…!」カチーン!
恭平「お前も彼女が出来たら分かると思うんだけどな。 端から見れば、負け惜しみとしか思えないよ…。」
康人「グホッ…!!」
僕は杉に言い返してやると、杉は図星を突かれたのか…机に突っ伏す。
これも蒼ちゃんと付き合うようになってから、出来た技。
というよりも、勝手にこういう事言ってただ自滅してるだけなんだけどね。
康人「な…何を言うか…俺はこの前、文学部の女の子に告白したんだぞ!!」
それでも負けじと復活して、文学部の女の子に告白したと言い張る杉。
恭平「でも、玉砕されたんだろ?」
康人「ガハッ…!!」ドサッ…。
だが結果は見え見え、フラれた事を指摘すると、またも机に突っ伏してしまう。
何度も何度もフラれても告白しても、めげない杉のこの姿はまるでゾンビにしか思えない…。
康人『ア゛ァァ~。 オレドヅギアッデグデェ~。』
女の子達『キャーー、近づくなぁぁぁぁぁ!!』
思わず、想像してしまった僕。
笑いそうになるが…何とかこらえる…。
すると英ちゃんから
英希「いい加減、康ちゃんも恭ちゃんに対抗するのは止めたら? 気持ち悪がられたら本末転倒だよ。」
康人「グボァ…!」
英ちゃんが中々キツイ一言を。
だが、納得の一言だ。
まあ…無いとは言いきれないが…何れ杉にも恋人が出来たら良いな…。
今は無理だけど。
※会員登録するとコメントが書き込める様になります。