180cmの彼はタイツ姿の彼女を思い出す
今日は、蒼ちゃん用事があるからとの事で、僕とは帰りが別になった。
一人で帰る道は、何か寂しく…蒼ちゃんがいないと僕はそんなに目立たない存在なのか注目はされない。
楽ではあるが、話し相手がいないという事で寂しさを感じる…。
恭平「ん?」
僕はあるお店の前で立ち止まった。
というよりも…店の前に置いてある物に注目した。
恭平「このタイツ…。」
それはお店の前に置かれたセール品のタイツ。
その中に…この前蒼ちゃんが着用していた"青色のタイツ"もあった。
恭平「(どうしようかな…?)」
僕は買おうかどうかを悩んでいた。
蒼ちゃんの為を思うと買った方が良いと思う…。
ただ、蒼ちゃんがどう思うかが心配だな…。
買ってきて…「先輩って…意外と変態なんですね…引きました」と言われても困る…。
だけど…
恭平「(蒼ちゃんのタイツ姿…スゴかったな…。)」
蒼ちゃんのタイツ姿に衝撃を感じた僕…。
しかしながら、タイツは使い方や手入れが悪いと伝線し、もしそうなったら使い物にならなくなってしまうアイテムだ。
僕も良く姉ちゃん達が…タイツをダメにしてその度に僕が買いに行ってたな…。
それを何度も繰り返したからか…いつの間にか、タイツに関する知識を身につけてしまい、詳しくなってしまった。
僕自体は、タイツとほぼ縁が無い立場なのに…。
それに…蒼ちゃんは、そういった事あまりしないタイプだし、タイツを履いた経験が皆無に近い。
そうして、伝線させてあの姿を見られなくなったら…嫌だな…。
恭平「そうだ、姉ちゃん達の分も買っておいて、そのついでに蒼ちゃんのも買おうか。」
僕はこの考えで蒼ちゃんのタイツを買おうと考えた。
姉ちゃんや香澄さんの分のタイツに加えて、蒼ちゃんのを買ってくるという名目で。
ピッ…ピッ…ピッ…
店員「全部で5820円となります。」
恭平「じゃあ6000円で。」
店員「180円のお返しです。」
ガサガサッ…
恭平「スゴい買い物だわ~、まあ姉ちゃん達ビックリするだろうな。」
僕が買ったのは、税込みで480円のタイツ9足分と560円のカラータイツ3足分。
カラータイツの色は青色、これは蒼ちゃんに、480円の奴は姉ちゃんと香澄さんにそれぞれ3足分を買ってきたのだ。
しかしながら…出費がスゴいな…。
まあ…後々買わされるよりはまだマシか…。
恭平「おっと…そうだった、蒼ちゃんのタイツは別で渡しておこう、バレたら大変だ…。」
僕は袋の中から、蒼ちゃんにあげるタイツの分を自分のリュックの中に入れた。
蒼ちゃんに後で渡す為で、バレないようにする為でもある。
ガチャ…
恭平「ただいまー。」
奈緒美「おかえりー恭ちゃん、遅かったね。」
家に帰ると、奈緒美姉ちゃんが出迎えてくれる、そのままリビングに行くと、香澄さんと光久君、秋恵姉ちゃんがいた。
恭平「うん、ちょっと買い物に行ってたからさ。」
秋恵「買い物、どんなの買ってきたの?」
恭平「それは…これだよ! ジャジャーン!」
僕は持ってた袋から例のタイツを皆に見せる。
香澄「あらあら、これタイツじゃないの? どうしたの恭平君?」
恭平「これから寒くなると思って、それに替えが有れば後々困らなくて済むと思いまして。」
秋恵「あらあら、恭ちゃんったら、もうっ♪」
恭平「それぞれ3足分を買ってきたので、どうぞ。 あ、後、足の手入れはしっかりとやってくださいよ。」
光久「え、何で足の手入れが必要なんですか?」
香澄「それはね、タイツって結構デリケートな物だから、足のかかとのガサガサや、爪とかでビリっとなって伝線しちゃいやすいのよ。」
奈緒美「そうそう~伝線させたら使い物にならないからね~。 恭ちゃん、詳しくなったなぁ♪」
恭平「そりゃ、手入れ怠って何度も買いに行かされりゃ詳しくもなるわ(笑)」
僕のこの言葉でリビング内がどっと爆笑を生んだのは言うまでもない。
光久「スゴいですね、恭平さん。 後で僕にも教えて下さい!」
恭平「いや、止めといた方がいいよ…。」
暫くして…蒼ちゃんも帰って来て、寝る準備となった時。
恭平「蒼ちゃん。」
ガサガサ…
蒼「どうしたんですか、先輩? リュックの中をあさって…。」
僕はリュックの中に入れておいた例の物を取り出して蒼ちゃんに見せる。
蒼「え…これって…?」
恭平「あの…実はさ、姉さん達のだけ買おうと思ったんだけど…。」
そう、あの"青色のタイツ"を蒼ちゃんに渡したのだ。
僕は姉さん達のついでと言う名目にしようと考えていたが…。
恭平「(やっぱり…嘘つけないや…!!)蒼ちゃん!」
蒼「ちょ…ビックリした…先輩、いきなりどうしたんです?」
恭平「実はさ…これ買ってきたのは…この前の蒼ちゃんのタイツ姿が記憶に残ってて…。 それで、また見たいなと思って買ってきたんだ。」
僕は、嫌われる覚悟で正直な思いを伝えた。
恭平「ゴメンよ、何か…変な形のプレゼントになっちゃって…。 嫌われるなら、別に…!」
蒼「フフフッ…あははははっ!」
突然、蒼ちゃんが笑いだす。
蒼「先輩、何言ってるんですか? ボクがそんな事で先輩を嫌うわけ無いでしょ。 もう~あははははっ。」
恭平「えっ…けどさ、こんな変な性癖みたいな…。」
蒼「ボクは、先輩を先輩と思ってますよ。 そんな性癖くらいで嫌いになってたら…一緒に寝ませんよ。」
恭平「あ…蒼ちゃん…。」
僕は蒼ちゃんの思いを聞いて…安心した。
そして…
蒼「先輩、ありがとうございます♪ ありがたく使わせて貰いますね♪」
一人で帰る道は、何か寂しく…蒼ちゃんがいないと僕はそんなに目立たない存在なのか注目はされない。
楽ではあるが、話し相手がいないという事で寂しさを感じる…。
恭平「ん?」
僕はあるお店の前で立ち止まった。
というよりも…店の前に置いてある物に注目した。
恭平「このタイツ…。」
それはお店の前に置かれたセール品のタイツ。
その中に…この前蒼ちゃんが着用していた"青色のタイツ"もあった。
恭平「(どうしようかな…?)」
僕は買おうかどうかを悩んでいた。
蒼ちゃんの為を思うと買った方が良いと思う…。
ただ、蒼ちゃんがどう思うかが心配だな…。
買ってきて…「先輩って…意外と変態なんですね…引きました」と言われても困る…。
だけど…
恭平「(蒼ちゃんのタイツ姿…スゴかったな…。)」
蒼ちゃんのタイツ姿に衝撃を感じた僕…。
しかしながら、タイツは使い方や手入れが悪いと伝線し、もしそうなったら使い物にならなくなってしまうアイテムだ。
僕も良く姉ちゃん達が…タイツをダメにしてその度に僕が買いに行ってたな…。
それを何度も繰り返したからか…いつの間にか、タイツに関する知識を身につけてしまい、詳しくなってしまった。
僕自体は、タイツとほぼ縁が無い立場なのに…。
それに…蒼ちゃんは、そういった事あまりしないタイプだし、タイツを履いた経験が皆無に近い。
そうして、伝線させてあの姿を見られなくなったら…嫌だな…。
恭平「そうだ、姉ちゃん達の分も買っておいて、そのついでに蒼ちゃんのも買おうか。」
僕はこの考えで蒼ちゃんのタイツを買おうと考えた。
姉ちゃんや香澄さんの分のタイツに加えて、蒼ちゃんのを買ってくるという名目で。
ピッ…ピッ…ピッ…
店員「全部で5820円となります。」
恭平「じゃあ6000円で。」
店員「180円のお返しです。」
ガサガサッ…
恭平「スゴい買い物だわ~、まあ姉ちゃん達ビックリするだろうな。」
僕が買ったのは、税込みで480円のタイツ9足分と560円のカラータイツ3足分。
カラータイツの色は青色、これは蒼ちゃんに、480円の奴は姉ちゃんと香澄さんにそれぞれ3足分を買ってきたのだ。
しかしながら…出費がスゴいな…。
まあ…後々買わされるよりはまだマシか…。
恭平「おっと…そうだった、蒼ちゃんのタイツは別で渡しておこう、バレたら大変だ…。」
僕は袋の中から、蒼ちゃんにあげるタイツの分を自分のリュックの中に入れた。
蒼ちゃんに後で渡す為で、バレないようにする為でもある。
ガチャ…
恭平「ただいまー。」
奈緒美「おかえりー恭ちゃん、遅かったね。」
家に帰ると、奈緒美姉ちゃんが出迎えてくれる、そのままリビングに行くと、香澄さんと光久君、秋恵姉ちゃんがいた。
恭平「うん、ちょっと買い物に行ってたからさ。」
秋恵「買い物、どんなの買ってきたの?」
恭平「それは…これだよ! ジャジャーン!」
僕は持ってた袋から例のタイツを皆に見せる。
香澄「あらあら、これタイツじゃないの? どうしたの恭平君?」
恭平「これから寒くなると思って、それに替えが有れば後々困らなくて済むと思いまして。」
秋恵「あらあら、恭ちゃんったら、もうっ♪」
恭平「それぞれ3足分を買ってきたので、どうぞ。 あ、後、足の手入れはしっかりとやってくださいよ。」
光久「え、何で足の手入れが必要なんですか?」
香澄「それはね、タイツって結構デリケートな物だから、足のかかとのガサガサや、爪とかでビリっとなって伝線しちゃいやすいのよ。」
奈緒美「そうそう~伝線させたら使い物にならないからね~。 恭ちゃん、詳しくなったなぁ♪」
恭平「そりゃ、手入れ怠って何度も買いに行かされりゃ詳しくもなるわ(笑)」
僕のこの言葉でリビング内がどっと爆笑を生んだのは言うまでもない。
光久「スゴいですね、恭平さん。 後で僕にも教えて下さい!」
恭平「いや、止めといた方がいいよ…。」
暫くして…蒼ちゃんも帰って来て、寝る準備となった時。
恭平「蒼ちゃん。」
ガサガサ…
蒼「どうしたんですか、先輩? リュックの中をあさって…。」
僕はリュックの中に入れておいた例の物を取り出して蒼ちゃんに見せる。
蒼「え…これって…?」
恭平「あの…実はさ、姉さん達のだけ買おうと思ったんだけど…。」
そう、あの"青色のタイツ"を蒼ちゃんに渡したのだ。
僕は姉さん達のついでと言う名目にしようと考えていたが…。
恭平「(やっぱり…嘘つけないや…!!)蒼ちゃん!」
蒼「ちょ…ビックリした…先輩、いきなりどうしたんです?」
恭平「実はさ…これ買ってきたのは…この前の蒼ちゃんのタイツ姿が記憶に残ってて…。 それで、また見たいなと思って買ってきたんだ。」
僕は、嫌われる覚悟で正直な思いを伝えた。
恭平「ゴメンよ、何か…変な形のプレゼントになっちゃって…。 嫌われるなら、別に…!」
蒼「フフフッ…あははははっ!」
突然、蒼ちゃんが笑いだす。
蒼「先輩、何言ってるんですか? ボクがそんな事で先輩を嫌うわけ無いでしょ。 もう~あははははっ。」
恭平「えっ…けどさ、こんな変な性癖みたいな…。」
蒼「ボクは、先輩を先輩と思ってますよ。 そんな性癖くらいで嫌いになってたら…一緒に寝ませんよ。」
恭平「あ…蒼ちゃん…。」
僕は蒼ちゃんの思いを聞いて…安心した。
そして…
蒼「先輩、ありがとうございます♪ ありがたく使わせて貰いますね♪」
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