始まりは···141話
紗菜はニューヨークで着ていた制服を裏返し、黒のコートとして着直した。手荷物(100均のバッグだけ)も少ないので(仕事用はコインロッカーに置いてきた)財布やスマホ、小物だけ制服のポケットに入れかえ目立たない格好に。
紗菜「あとは何処かで必要な時に買えばいいか。」
▽▽▽「翠臣お前、そっくりな女の子の親戚とかいたか?」
▽▽▽は翠臣に電話していた。
翠臣「二十代の小柄な子?」
▽▽▽「ああ今警察署に来ていて俺の顔を見たら帰ってしまったんだが、、」
翠臣「今探しているの。広瀬紗菜私の妹よ。」
▽▽▽「妹?だが翠臣の妹は亡くなってるだろう?」
翠臣「後で話すわ。何処に行ったか分からない?」
▽▽▽「悪いまだ仕事中で。でも黒のレンタカーに乗るのまではみた。」
翠臣「黒のレンタカー探すのは難しそうね。。」
►►「何だ?トラブルか?あがっていいぞ。」
▽▽▽「すみません。さっきの子従兄弟の妹の様で··」
►►「従兄弟の妹も従姉妹だよな?」
▽▽▽「あっ会った事なかったんでつい。ありがとうございます。翠臣俺もその辺探しながら行く。○○○○辺りで落ち合おう。」
翠臣「分かった。兄さん出ますよ。その辺見渡してて下さい。」
砂原「分かった。」
そして裕介から砂原に着信。
裕介「二人とも大丈夫?疲れてない?」
砂原「大丈夫。ちゃんと連れて帰るから。」
裕介「ごめんね。俺も行かなきゃ行けないのに。」
砂原「妹のひねくれを直してやるのが兄貴だ。」
翠臣「万全な美しい子にして好きな人の元に行かせるのもね。」
砂原「だから··」
二人「手厚いフォローの準備お願い(頼んだぞ)」
裕介「ありがとう。あまり叱らないでね。」
砂原「補償はできないな。翠臣寅年生まれだし。」
翠臣「えっちょっとそれ関係ないじゃない。」
裕介「お願いします。」
砂原「じゃーな。英気を養え」
▽▽▽「あの黒いコートの子身長さっきの子位だよな。」
○○○○へ向かう途中紗菜に似た子を見つけた。
▽▽▽「逃げられたらおしまいだな。慎重にいかないとな。」
車でギリギリまで近づき、紗菜の目の前に立ち塞がった。
▽▽▽「君、さっきの子だよな?」
紗菜「···何かお間違えでは?」
▽▽▽「因みにな翠臣は従兄弟だ。君、妹なんだろう?」
紗菜「違います。」
▽▽▽「まあ、とりあえず乗りなさい」
紗菜「急いでます。··」
▽▽▽「何をやろうとしてる?」
紗菜「あなたには関係ありません。」
▽▽▽「当ててやるか?広瀬紗菜。広瀬家の裏を暴きたいんじゃないのか?」
紗菜「違う。」
翠臣「ごめん。先に着いたんだけど、こちらは見つからなかった。」
▽▽▽「暫く待っててくれ。」
翠臣「分かった」
▽▽▽「勝手に行こうとしてんじゃない!」
紗菜「私は関係ないと言ったはずです。」
▽▽▽「何故うちの署で◦◦◦産婦人科の話を聞こうとしてた?」
紗菜「友達の事で聞きたい事があっただけです。」
▽▽▽「ならその友達とやらの名前は?」
紗菜「言う必要ありません。取り調べでもないのにこの時間も無駄です。失礼します。」
紗菜さっさと立ち去ってしまう。
▽▽▽急いで翠臣に電話。
▽▽▽「翠臣、お前の妹なんて頑固なんだ。」
翠臣「見つけたの?」
▽▽▽「タクシーに乗り込んで▷▷▷方面向かった。」
砂原「それ広瀬の家だ。運転かわれ、行くぞ。▷▷▷のххにある家」
翠臣「はい。聞こえた?」
▽▽▽「分かった。」
広瀬の家。タクシーは少し手前で降りた。
砂原「このタクシーか?」
砂原も近くの空き地に車を止めた。
砂原「行ってくる。翠臣は待っててくれ」
▽▽▽「あの?」
砂原「ん?ちょっと違うな。従兄弟君か行くぞ。」
電柱の陰から紗菜が広瀬家を伺っている。じゃりっ··
紗菜振り向き様に蹴りを入れようとした。それを避けて紗菜を後ろ手に押さえたのは砂原。
▽▽▽「気は強いが警察にはあまり向いてないみたいだな。」
紗菜「日本で警察になった事はありません。ゲホッ離して下さい」
砂原「車に乗れ」
▽▽▽「俺の家行きましょう。ついでに泊まればいいですよ。翠臣のお兄さんと翠臣の妹ちゃん。」
紗菜「でも··私」
砂原「後できく。」
▽▽▽「前走ります」
砂原「お願いします」
翠臣「紗菜とりあえず体あたためなさい。」
ブランケットを紗菜にかけてやった。なんで叱らなかったかって?前でランクルのハンドルを握ってる人がただならぬ気配で怒りオーラを出しているから。紗菜はブランケットにくるまって体育座りしながら顔を隠してしまった。
紗菜「··クスッ··ゲホッゲホッ··」
不安と安心と複雑な心境で泣き出した様だ。
暫くして車が止まった。
▽▽▽「ここです。独り身なんで遠慮なくどうぞ。」
砂原「おりろ。」
紗菜が一向に降りようとしない。
砂原「翠臣先にいってろ。」
翠臣「紗菜の話きちんと聞いて」
砂原「分かってる。」
家の中
▽▽▽「俺警察入って一番緊張が走った。妹と兄さん怖すぎだろう。」
翠臣「これからが冷やかな空気が走る戦いの開始。車借りるわねちょっと買い出しいって、夕飯作るから」
▽▽▽「ありがとう、風呂沸かしとく。ごめん後、家に女の子使えそうなものない。」
翠臣「分かってるけど?じゃお願いね。」
翠臣が買い出しに出掛けた。
車の中
砂原「いつまでそうしてるつもりだ?」
しびれを切らし一言目を発したのは砂原。
紗菜「あとは何処かで必要な時に買えばいいか。」
▽▽▽「翠臣お前、そっくりな女の子の親戚とかいたか?」
▽▽▽は翠臣に電話していた。
翠臣「二十代の小柄な子?」
▽▽▽「ああ今警察署に来ていて俺の顔を見たら帰ってしまったんだが、、」
翠臣「今探しているの。広瀬紗菜私の妹よ。」
▽▽▽「妹?だが翠臣の妹は亡くなってるだろう?」
翠臣「後で話すわ。何処に行ったか分からない?」
▽▽▽「悪いまだ仕事中で。でも黒のレンタカーに乗るのまではみた。」
翠臣「黒のレンタカー探すのは難しそうね。。」
►►「何だ?トラブルか?あがっていいぞ。」
▽▽▽「すみません。さっきの子従兄弟の妹の様で··」
►►「従兄弟の妹も従姉妹だよな?」
▽▽▽「あっ会った事なかったんでつい。ありがとうございます。翠臣俺もその辺探しながら行く。○○○○辺りで落ち合おう。」
翠臣「分かった。兄さん出ますよ。その辺見渡してて下さい。」
砂原「分かった。」
そして裕介から砂原に着信。
裕介「二人とも大丈夫?疲れてない?」
砂原「大丈夫。ちゃんと連れて帰るから。」
裕介「ごめんね。俺も行かなきゃ行けないのに。」
砂原「妹のひねくれを直してやるのが兄貴だ。」
翠臣「万全な美しい子にして好きな人の元に行かせるのもね。」
砂原「だから··」
二人「手厚いフォローの準備お願い(頼んだぞ)」
裕介「ありがとう。あまり叱らないでね。」
砂原「補償はできないな。翠臣寅年生まれだし。」
翠臣「えっちょっとそれ関係ないじゃない。」
裕介「お願いします。」
砂原「じゃーな。英気を養え」
▽▽▽「あの黒いコートの子身長さっきの子位だよな。」
○○○○へ向かう途中紗菜に似た子を見つけた。
▽▽▽「逃げられたらおしまいだな。慎重にいかないとな。」
車でギリギリまで近づき、紗菜の目の前に立ち塞がった。
▽▽▽「君、さっきの子だよな?」
紗菜「···何かお間違えでは?」
▽▽▽「因みにな翠臣は従兄弟だ。君、妹なんだろう?」
紗菜「違います。」
▽▽▽「まあ、とりあえず乗りなさい」
紗菜「急いでます。··」
▽▽▽「何をやろうとしてる?」
紗菜「あなたには関係ありません。」
▽▽▽「当ててやるか?広瀬紗菜。広瀬家の裏を暴きたいんじゃないのか?」
紗菜「違う。」
翠臣「ごめん。先に着いたんだけど、こちらは見つからなかった。」
▽▽▽「暫く待っててくれ。」
翠臣「分かった」
▽▽▽「勝手に行こうとしてんじゃない!」
紗菜「私は関係ないと言ったはずです。」
▽▽▽「何故うちの署で◦◦◦産婦人科の話を聞こうとしてた?」
紗菜「友達の事で聞きたい事があっただけです。」
▽▽▽「ならその友達とやらの名前は?」
紗菜「言う必要ありません。取り調べでもないのにこの時間も無駄です。失礼します。」
紗菜さっさと立ち去ってしまう。
▽▽▽急いで翠臣に電話。
▽▽▽「翠臣、お前の妹なんて頑固なんだ。」
翠臣「見つけたの?」
▽▽▽「タクシーに乗り込んで▷▷▷方面向かった。」
砂原「それ広瀬の家だ。運転かわれ、行くぞ。▷▷▷のххにある家」
翠臣「はい。聞こえた?」
▽▽▽「分かった。」
広瀬の家。タクシーは少し手前で降りた。
砂原「このタクシーか?」
砂原も近くの空き地に車を止めた。
砂原「行ってくる。翠臣は待っててくれ」
▽▽▽「あの?」
砂原「ん?ちょっと違うな。従兄弟君か行くぞ。」
電柱の陰から紗菜が広瀬家を伺っている。じゃりっ··
紗菜振り向き様に蹴りを入れようとした。それを避けて紗菜を後ろ手に押さえたのは砂原。
▽▽▽「気は強いが警察にはあまり向いてないみたいだな。」
紗菜「日本で警察になった事はありません。ゲホッ離して下さい」
砂原「車に乗れ」
▽▽▽「俺の家行きましょう。ついでに泊まればいいですよ。翠臣のお兄さんと翠臣の妹ちゃん。」
紗菜「でも··私」
砂原「後できく。」
▽▽▽「前走ります」
砂原「お願いします」
翠臣「紗菜とりあえず体あたためなさい。」
ブランケットを紗菜にかけてやった。なんで叱らなかったかって?前でランクルのハンドルを握ってる人がただならぬ気配で怒りオーラを出しているから。紗菜はブランケットにくるまって体育座りしながら顔を隠してしまった。
紗菜「··クスッ··ゲホッゲホッ··」
不安と安心と複雑な心境で泣き出した様だ。
暫くして車が止まった。
▽▽▽「ここです。独り身なんで遠慮なくどうぞ。」
砂原「おりろ。」
紗菜が一向に降りようとしない。
砂原「翠臣先にいってろ。」
翠臣「紗菜の話きちんと聞いて」
砂原「分かってる。」
家の中
▽▽▽「俺警察入って一番緊張が走った。妹と兄さん怖すぎだろう。」
翠臣「これからが冷やかな空気が走る戦いの開始。車借りるわねちょっと買い出しいって、夕飯作るから」
▽▽▽「ありがとう、風呂沸かしとく。ごめん後、家に女の子使えそうなものない。」
翠臣「分かってるけど?じゃお願いね。」
翠臣が買い出しに出掛けた。
車の中
砂原「いつまでそうしてるつもりだ?」
しびれを切らし一言目を発したのは砂原。
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