始まりは···110話
紗菜「□□さんは日本にくる時そのままなんですか?」
□□「これが自分だからな。」
紗菜「そうですか。」
□□「カツラもいらないだろう。まったく。小さい抵抗するな。お兄さんから変装命令出た時だけにしろ。」
紗菜「何かしらしてないと··」
□□「守ってくれる人が沢山いるんだから頼りなさい。自分を見失う事はするな。ほら行くぞ。」
紗菜「あの荷物··」
□□「君が無事に彼氏さんとお兄さんの元に帰るまで疲れさせる訳にいかないだろう。バッグだけ持ってなさい。」
紗菜「ありがとうございます。」
□□「君、学生証は持っているか?あれは職質くるな。」
紗菜「制服見せればいいんですよね。学生証ってもう!」
警官「good morning」
紗菜「はいどうぞ、未成年と誘拐犯じゃありません。」
警官「申し訳ありません□□さん。お疲れ様です。」
紗菜「□□さんなにやったんですか?」
□□「犯罪的なのは顔だけだ。」
警官「君、□□さん男子警察官の憧れなのにとんでもないツッコミだね。」
紗菜「私、男子警察官ではないので。」
□□「結構辛口なんだ。うちの班の助っ人」
警官「今から日本へ?」
紗菜「はい。色々落ち着いたので今度は日本でバタバタします。」
警官「気をつけて帰れよ。それじゃぁな。」
□□「ご苦労さま。まったく君ときたら。」
紗菜「部長と出張してる時の教訓です。じゃないと警察署までつれていかれるので。」
□□「どんな顔して歩いてるの部長さん。」
紗菜「兄ですけどね。最近何だか私まで顔が似てると言われて。仁王像みたいな顔なのに。」
□□「車これだ。頭気をつけろよ。」
紗菜「はい。あれ?昨日運転してきたんですか?」
□□「俺は飲んでないからな。」
紗菜「すみません。」
□□「I don't drink.」
紗菜「下戸ですか。」
□□「顔によらずな。」
紗菜「私も実は兄がいるときしか飲んでません。」
□□「飲まないでジャスティー撫でただけで眠ったのか?何かのスイッチでもついてるのか?」
紗菜「ありません。」
□□「ここだ。あっさりしたスープからこってりした物まで沢山ある。」
紗菜「うわぁ··凄い種類。でも··ビーフシチュー食べたいな··」
□□「これだけの中からビーフシチューとは無難だな。パンやサラダはどうする?」
紗菜「いりません。」
□□「どちらかは食べなさい。」
紗菜「サラダにします。ミニサイズで。」
二人注文を終え、食事を受け取り席についた。
「いただきます。」
□□「美味そうに食べるな。ビーフシチュー好きなのか?」
紗菜「はい。私がはじめて食べた温かいものです。」
□□「そうか。少し癒しタイムにするといい。」
紗菜「□□さん朝からそんなに濃いスープでぼーっとしないんですか?」
□□「朝ごはんの消化がのんびりな君とは違うからな。日本人はそんなに小さいのか?」
紗菜「私の周りの人は私より20㎝以上背が高いですよ。朝からよく食べて、夜もしっかり食べてます。」
□□「猛禽類の中に迷い込んだ子ウサギみたいだな。」
紗菜「日本に鷲と(たまに荒ぶる)鷹はいますよ。」
□□「強そうだな」
紗菜「キャラクターは強いです。」
□□「何れ日本に行った時にwatchingしてみよう。」
紗菜「きっと楽しいと思います。」
□□「食後のお腹休めは出来たか?」
紗菜「はい。」
□□「なら空港に向かおう。よりたい土産やなどあるか?」
車に乗って暫く考えてポッツリと。
紗菜「成田空港で東京バナナ買っちゃ駄目ですか?」
□□「君はニューヨークに来てる自覚はないのか?こっちの物買わないでどうする。」
紗菜「実は一昨日美術館に行った時にお土産を買ってしまって。スーツケースに入ってます。あと□□さんから助っ人の称号いただいたので□□さんにも。どうぞ。ネクタイです。」
□□「あーなるほど、ライフルのスコープから覗いた時の照準か。ありがとう。出発するぞ。」
紗菜「はい。ネクタイ··みんなの名前とか仕事に関係あるもので選びました。」
□□「君のスーツについている桜のバッジの様にか?」
紗菜「はい。裕介さん、名字が桜庭さんだから。」
□□「何よりも大事な称号だな。」
紗菜「元々インカムのコードをおさえるのに借りたんですけどね。」
□□「二人共可愛らしい恋模様だ。」
紗菜「そうですかね··」
□□「またそう言う顔をする。それは彼氏さんか、お兄さんの前で出しなさい。」
紗菜「あっすみません。」
□□「笑顔で帰る約束何だろう?それは守りなさい。」
紗菜「はい。」
□□「とりあえず笑顔で帰れば後は仁王像で構わない。」
紗菜「それはそれでダメです。それに私仁王像じゃありません。」
□□「そうか?お兄さんが仁王像だと聞いたから。」
紗菜「阿弥陀如来の間違いです」
□□「なかなか言うな」
紗菜「戌年生まれの守り本尊です」
□□「お兄さんも一回り違いの戌年だろう?」
紗菜「一回り前は違うんじゃないですか。」
□□「君が飛行機乗ったらメールしておくよ。」
紗菜「他所の国でおりますよ。」
□□「今回は直行便なんじゃないのか?」
□□「これが自分だからな。」
紗菜「そうですか。」
□□「カツラもいらないだろう。まったく。小さい抵抗するな。お兄さんから変装命令出た時だけにしろ。」
紗菜「何かしらしてないと··」
□□「守ってくれる人が沢山いるんだから頼りなさい。自分を見失う事はするな。ほら行くぞ。」
紗菜「あの荷物··」
□□「君が無事に彼氏さんとお兄さんの元に帰るまで疲れさせる訳にいかないだろう。バッグだけ持ってなさい。」
紗菜「ありがとうございます。」
□□「君、学生証は持っているか?あれは職質くるな。」
紗菜「制服見せればいいんですよね。学生証ってもう!」
警官「good morning」
紗菜「はいどうぞ、未成年と誘拐犯じゃありません。」
警官「申し訳ありません□□さん。お疲れ様です。」
紗菜「□□さんなにやったんですか?」
□□「犯罪的なのは顔だけだ。」
警官「君、□□さん男子警察官の憧れなのにとんでもないツッコミだね。」
紗菜「私、男子警察官ではないので。」
□□「結構辛口なんだ。うちの班の助っ人」
警官「今から日本へ?」
紗菜「はい。色々落ち着いたので今度は日本でバタバタします。」
警官「気をつけて帰れよ。それじゃぁな。」
□□「ご苦労さま。まったく君ときたら。」
紗菜「部長と出張してる時の教訓です。じゃないと警察署までつれていかれるので。」
□□「どんな顔して歩いてるの部長さん。」
紗菜「兄ですけどね。最近何だか私まで顔が似てると言われて。仁王像みたいな顔なのに。」
□□「車これだ。頭気をつけろよ。」
紗菜「はい。あれ?昨日運転してきたんですか?」
□□「俺は飲んでないからな。」
紗菜「すみません。」
□□「I don't drink.」
紗菜「下戸ですか。」
□□「顔によらずな。」
紗菜「私も実は兄がいるときしか飲んでません。」
□□「飲まないでジャスティー撫でただけで眠ったのか?何かのスイッチでもついてるのか?」
紗菜「ありません。」
□□「ここだ。あっさりしたスープからこってりした物まで沢山ある。」
紗菜「うわぁ··凄い種類。でも··ビーフシチュー食べたいな··」
□□「これだけの中からビーフシチューとは無難だな。パンやサラダはどうする?」
紗菜「いりません。」
□□「どちらかは食べなさい。」
紗菜「サラダにします。ミニサイズで。」
二人注文を終え、食事を受け取り席についた。
「いただきます。」
□□「美味そうに食べるな。ビーフシチュー好きなのか?」
紗菜「はい。私がはじめて食べた温かいものです。」
□□「そうか。少し癒しタイムにするといい。」
紗菜「□□さん朝からそんなに濃いスープでぼーっとしないんですか?」
□□「朝ごはんの消化がのんびりな君とは違うからな。日本人はそんなに小さいのか?」
紗菜「私の周りの人は私より20㎝以上背が高いですよ。朝からよく食べて、夜もしっかり食べてます。」
□□「猛禽類の中に迷い込んだ子ウサギみたいだな。」
紗菜「日本に鷲と(たまに荒ぶる)鷹はいますよ。」
□□「強そうだな」
紗菜「キャラクターは強いです。」
□□「何れ日本に行った時にwatchingしてみよう。」
紗菜「きっと楽しいと思います。」
□□「食後のお腹休めは出来たか?」
紗菜「はい。」
□□「なら空港に向かおう。よりたい土産やなどあるか?」
車に乗って暫く考えてポッツリと。
紗菜「成田空港で東京バナナ買っちゃ駄目ですか?」
□□「君はニューヨークに来てる自覚はないのか?こっちの物買わないでどうする。」
紗菜「実は一昨日美術館に行った時にお土産を買ってしまって。スーツケースに入ってます。あと□□さんから助っ人の称号いただいたので□□さんにも。どうぞ。ネクタイです。」
□□「あーなるほど、ライフルのスコープから覗いた時の照準か。ありがとう。出発するぞ。」
紗菜「はい。ネクタイ··みんなの名前とか仕事に関係あるもので選びました。」
□□「君のスーツについている桜のバッジの様にか?」
紗菜「はい。裕介さん、名字が桜庭さんだから。」
□□「何よりも大事な称号だな。」
紗菜「元々インカムのコードをおさえるのに借りたんですけどね。」
□□「二人共可愛らしい恋模様だ。」
紗菜「そうですかね··」
□□「またそう言う顔をする。それは彼氏さんか、お兄さんの前で出しなさい。」
紗菜「あっすみません。」
□□「笑顔で帰る約束何だろう?それは守りなさい。」
紗菜「はい。」
□□「とりあえず笑顔で帰れば後は仁王像で構わない。」
紗菜「それはそれでダメです。それに私仁王像じゃありません。」
□□「そうか?お兄さんが仁王像だと聞いたから。」
紗菜「阿弥陀如来の間違いです」
□□「なかなか言うな」
紗菜「戌年生まれの守り本尊です」
□□「お兄さんも一回り違いの戌年だろう?」
紗菜「一回り前は違うんじゃないですか。」
□□「君が飛行機乗ったらメールしておくよ。」
紗菜「他所の国でおりますよ。」
□□「今回は直行便なんじゃないのか?」
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