始まりは···40話
裕介「入るよ?」
紗菜「お早う··ございます」
裕介「お早う。薄着で屋上でたんでしょ。熱は?」
紗菜「ありません。」
裕介「とりあえず朝ごはん食べて、薬飲もう。で、ちょっと眠ったら会場いこうか。そのくらいの時間あるから。」
紗菜「はい。」
裕介「下いこうか。」
裕介紗菜をリビングに連れていく。
紗菜「お早うございます」
和人「大丈夫か?むりするんじゃないぞ。ほら、お粥」
紗菜「···ご··めんなさい··」
顔を青くして部屋に行ってしまった。
裕介「えっ紗菜?」
慌てて追いかける裕介。
紗菜「大丈夫です···ご飯食べて下さい」
裕介「食べたら薬持ってくるから。本当に平気なの?」
紗菜「大丈夫です」
裕介「少し待ってて」
紗菜「はい」
和人「紗菜具合悪いのか?」
裕介「大丈夫としか言わなくて分からない。部屋に閉じこもっちゃったし。」
千尋「お兄ちゃん召喚しようか?」
和人「千尋も最近対応はやいな。呼ぶか?裕介」
裕介「呼んで大丈夫かな?」
和人「俺達に気を使ってしまう事も兄貴になら言えるんじゃないか?」
創一「電話かけてます。」
暫くして砂原が小鳥遊邸にあらわれた。
砂原「お早う。一体どうした?」
裕介「紗菜が風邪を引いたようなんだけど、」
和人「朝ごはんにお粥を出したら顔色悪くなって部屋に戻っちまった。」
砂原「そんなに体調悪いのか?」
裕介「具合はそこまでではないみたいなんだけど、大丈夫としか返事がなくて。」
砂原「分かったちょっといってみるよ。」
リビング
大輔「お兄ちゃんってあんな感じなんすかね?」
文太「朝比奈お兄ちゃんでしょ」
千尋「お姉さんがあーじゃないのは確かだ。」
和人「言えてる」
創一「裕介さん、朝ごはん食べましょう。」
裕介「俺はまだまだだなぁ」
和人「焦って扉を開くな。頼れる時には頼って、守ってやればいい。」
トントン
砂原「広瀬、入っていいか?」
紗菜「··部長?お早うございます。」
砂原「開けるぞ」
紗菜「待って下さい··大丈夫ですから。仕事にはちゃんといきます。」
砂原「そんな事今言ってない。入るぞ」
紗菜「あの··すみません」
砂原「座りなさい。」
ベッドに座るように促す。その目の前に方膝をついて座る砂原。視線的には紗菜を下から見る形なので、目線をあからさまには外せない。
砂原「体調はどうなんだ?」
紗菜「少し体が重い位です。仕事には問題ありません。」
砂原「どうした?」
小さい子に話を聞くように紗菜の手を掴んでいる。
紗菜「ご飯だと言われたのに、いきなり部屋に戻ってしまってすみません。心配をおかけしました」
砂原「それは和人達にいいなさい。俺が聞いてるのはそんな事じゃない。」
紗菜「少し気分が悪くなっただけです。」
砂原「昨日も言ったはずだ。お前の嘘も見抜けないと思うか?」
紗菜「ごめんなさい。」
砂原「何にたいしてだ?」
紗菜「言えません。」
砂原「理由があるならせめたりしない。きちんと伝えなければずっとお前が傷つくんだぞ」
紗菜「おかゆ··いい匂いだし和人さんが作ってくれた物だから美味しいだろうって分かっていたのに··どうしても食べ物って認識できなくて··」
砂原「どうして?」
紗菜「あの人が私に無理やり食べさせようとした物に見えたから。私その後からずっと、ちゃんと形がある、野菜なら野菜、お米ならお米って目で見て認識出来る物しか食べられないんです。」
砂原「そうか。それは俺も悪かったよな。お前の具合が悪い時、うどんにしていたし、理解が足りなかった」
紗菜「いえ··でもせっかく作ってくれた物にこんな事言えなくて··弱くてごめんなさい」
砂原「一緒にリビングにいこうか。和人にやんわり説明するよ。」
紗菜「仕事前なのに申し訳ありません。」
砂原「構わないさ。兄妹の時間、家族の時間の巻き戻しだと思っている。」
紗菜「ありがとうございます」
砂原「行くぞ」
リビング
裕介「どう?具合悪いなら無理しなくていいよ。」
紗菜「すみません。具合は少し体が重い位なので大丈夫です。和人さん、先ほどはすみませんでした。」
和人「いや。具合が悪いのでなければいいさ。」
砂原「すまん。和人。紗菜はお粥を見た事がなくて、ビックリしたらしい。俺も具合悪いって言われた時、うどんを食べさせてたから原因はあるんだが··一応糊ではないと説明した。」
紗菜「えっあっお··に部長!」
裕介「鬼部長。智兄メガ進化したねー。昨日サ(砂原)ブ(部長)お兄ちゃんだったもんね。」
和人「分かった。ならうどんにしような。砂原も朝メシ食ってけ。」
砂原「サンキューだがちょっと今日は朝からバタバタでな。」
和人「手が空いたら(さっきの事)メールしろ。」
砂原「わかった。じゃ広瀬、風邪薬飲んで会場いけよ。」
千尋「智也さん、はい、おにぎりどうぞ」
裕介「あれ?いつの間にちぃちゃん智也さんになったの?」
千尋「今」
砂原「行ってくるよ。紗菜宜しく」
皆「いってらちっしゃーい。」
砂原は仕事へ。
文太「紗菜。うどんにした。後、ホットレモンね。蜂蜜入ってるから」
紗菜も朝ごはんを食べ始めた。
紗菜「お早う··ございます」
裕介「お早う。薄着で屋上でたんでしょ。熱は?」
紗菜「ありません。」
裕介「とりあえず朝ごはん食べて、薬飲もう。で、ちょっと眠ったら会場いこうか。そのくらいの時間あるから。」
紗菜「はい。」
裕介「下いこうか。」
裕介紗菜をリビングに連れていく。
紗菜「お早うございます」
和人「大丈夫か?むりするんじゃないぞ。ほら、お粥」
紗菜「···ご··めんなさい··」
顔を青くして部屋に行ってしまった。
裕介「えっ紗菜?」
慌てて追いかける裕介。
紗菜「大丈夫です···ご飯食べて下さい」
裕介「食べたら薬持ってくるから。本当に平気なの?」
紗菜「大丈夫です」
裕介「少し待ってて」
紗菜「はい」
和人「紗菜具合悪いのか?」
裕介「大丈夫としか言わなくて分からない。部屋に閉じこもっちゃったし。」
千尋「お兄ちゃん召喚しようか?」
和人「千尋も最近対応はやいな。呼ぶか?裕介」
裕介「呼んで大丈夫かな?」
和人「俺達に気を使ってしまう事も兄貴になら言えるんじゃないか?」
創一「電話かけてます。」
暫くして砂原が小鳥遊邸にあらわれた。
砂原「お早う。一体どうした?」
裕介「紗菜が風邪を引いたようなんだけど、」
和人「朝ごはんにお粥を出したら顔色悪くなって部屋に戻っちまった。」
砂原「そんなに体調悪いのか?」
裕介「具合はそこまでではないみたいなんだけど、大丈夫としか返事がなくて。」
砂原「分かったちょっといってみるよ。」
リビング
大輔「お兄ちゃんってあんな感じなんすかね?」
文太「朝比奈お兄ちゃんでしょ」
千尋「お姉さんがあーじゃないのは確かだ。」
和人「言えてる」
創一「裕介さん、朝ごはん食べましょう。」
裕介「俺はまだまだだなぁ」
和人「焦って扉を開くな。頼れる時には頼って、守ってやればいい。」
トントン
砂原「広瀬、入っていいか?」
紗菜「··部長?お早うございます。」
砂原「開けるぞ」
紗菜「待って下さい··大丈夫ですから。仕事にはちゃんといきます。」
砂原「そんな事今言ってない。入るぞ」
紗菜「あの··すみません」
砂原「座りなさい。」
ベッドに座るように促す。その目の前に方膝をついて座る砂原。視線的には紗菜を下から見る形なので、目線をあからさまには外せない。
砂原「体調はどうなんだ?」
紗菜「少し体が重い位です。仕事には問題ありません。」
砂原「どうした?」
小さい子に話を聞くように紗菜の手を掴んでいる。
紗菜「ご飯だと言われたのに、いきなり部屋に戻ってしまってすみません。心配をおかけしました」
砂原「それは和人達にいいなさい。俺が聞いてるのはそんな事じゃない。」
紗菜「少し気分が悪くなっただけです。」
砂原「昨日も言ったはずだ。お前の嘘も見抜けないと思うか?」
紗菜「ごめんなさい。」
砂原「何にたいしてだ?」
紗菜「言えません。」
砂原「理由があるならせめたりしない。きちんと伝えなければずっとお前が傷つくんだぞ」
紗菜「おかゆ··いい匂いだし和人さんが作ってくれた物だから美味しいだろうって分かっていたのに··どうしても食べ物って認識できなくて··」
砂原「どうして?」
紗菜「あの人が私に無理やり食べさせようとした物に見えたから。私その後からずっと、ちゃんと形がある、野菜なら野菜、お米ならお米って目で見て認識出来る物しか食べられないんです。」
砂原「そうか。それは俺も悪かったよな。お前の具合が悪い時、うどんにしていたし、理解が足りなかった」
紗菜「いえ··でもせっかく作ってくれた物にこんな事言えなくて··弱くてごめんなさい」
砂原「一緒にリビングにいこうか。和人にやんわり説明するよ。」
紗菜「仕事前なのに申し訳ありません。」
砂原「構わないさ。兄妹の時間、家族の時間の巻き戻しだと思っている。」
紗菜「ありがとうございます」
砂原「行くぞ」
リビング
裕介「どう?具合悪いなら無理しなくていいよ。」
紗菜「すみません。具合は少し体が重い位なので大丈夫です。和人さん、先ほどはすみませんでした。」
和人「いや。具合が悪いのでなければいいさ。」
砂原「すまん。和人。紗菜はお粥を見た事がなくて、ビックリしたらしい。俺も具合悪いって言われた時、うどんを食べさせてたから原因はあるんだが··一応糊ではないと説明した。」
紗菜「えっあっお··に部長!」
裕介「鬼部長。智兄メガ進化したねー。昨日サ(砂原)ブ(部長)お兄ちゃんだったもんね。」
和人「分かった。ならうどんにしような。砂原も朝メシ食ってけ。」
砂原「サンキューだがちょっと今日は朝からバタバタでな。」
和人「手が空いたら(さっきの事)メールしろ。」
砂原「わかった。じゃ広瀬、風邪薬飲んで会場いけよ。」
千尋「智也さん、はい、おにぎりどうぞ」
裕介「あれ?いつの間にちぃちゃん智也さんになったの?」
千尋「今」
砂原「行ってくるよ。紗菜宜しく」
皆「いってらちっしゃーい。」
砂原は仕事へ。
文太「紗菜。うどんにした。後、ホットレモンね。蜂蜜入ってるから」
紗菜も朝ごはんを食べ始めた。
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