黒の彼の1日
ピピピピッ
カチッ
目覚ましのアラームが鳴り…反射的に僕の手が目覚ましを止める。
社会人の朝は結構早い。
特に僕みたいな遅刻を嫌う人間の朝は特に。
目覚まし時計の時刻はまだ5時半だが、それでも僕は朝起きて準備を始める。
朝起きたら直ぐに朝のシャワーを浴びて変な汗を一通り流したら頭を軽く洗ってシャワーを終えて、髪を乾かし、着替えも済ませる。
料理も軽い感じの物を作って済ませて、それを食べ終えたら、家を出る。
タッタッタッタッ
貴之「急げ…急げ…!!」
僕は電車が到着する10分も前に駅に着く。
貴之「まだかな…?」
早く会社に辿り着きたい…せっかちな上に遅刻が大嫌いな僕は、電車が早く来てほしいと願っていた。
そして…
キキー…
プシュー…
貴之「良し!! 電車だ!!」
目的の電車が駅に止まると、僕は急いでそれに乗り、空いている席を探して座る。
貴之「ふぅ…座れた…。」
実を言えば…今乗った電車って…会社の始業時刻よりも…1時間早いんだよね…。
まあ、この時間に乗る理由は簡単。
痴漢だと疑われない為の対策、立っていたら疑われる可能性が高くなるからね、だったら座るしか無い。
けども、間に合うような時間だと通勤ラッシュに巻き込まれるから…それよりも早い時間の電車に乗り込む、それが僕の掟。
そして…。
カタカタカタカタ…。
上司「黒沼君、こちらの資料を頼むよー。」
貴之「あ、はい。」
会社に着いた僕はいつもの仕事をいつもの様に片付けていく。
後輩「先輩、こちらのデータですが…。」
貴之「あ、ちょっと待っててくれ。」
いつもならば、仕事に集中してしまうのだが…。
しかし…
貴之「(こんな中…白石さんはどうしてんだろう…? どんな1日を送ってるんだ?)」
彼女の事を考えてしまう。
むしろ、あの日、あのお見合いパーティーで彼女と出会ってから、いつもの様な仕事ぶりが出来なくなっていた。
後輩「先輩、先輩?」
貴之「ん?」
後輩「どうしたんですか…ボケーっとして…?」
貴之「えっ? 僕、ボケーっとしてた?」
後輩「何か先輩、最近様子おかしいですよ? 自分が頼んだあのお見合いパーティー以来…何か様子がおかしいですよ…? 何かあったんですか?」
貴之「んー、何とも言えないなぁ…。 取り敢えず、仕事に集中はしておくよ。」
後輩「そうですか? じゃあ…。」
彼女に会ったという事は流石に伝える事は出来ないな…。
だが、周りも僕の様子の変化に不穏な空気を漂わせているのは間違いない…。
誰も考えはつかないだろうな…。
そして昼休み。
僕はいつもの様に安めの昼食を注文し、いつもの様に平らげる。
貴之「ふぅ…さてと…。 戻るとするか…。」
一息ついた後、僕はまた再び仕事場へと戻り、午後の仕事を始める。
カチャカチャ…カタカタカタ…。
貴之「良し、こんな所で良いか。 課長、今日はお疲れ様でした。 僕、お先しますね。」
課長「あぁ、分かった。」
いつもの様に仕事を片付けると僕は、そそくさに会社を後にした。
と言っても…会社を出る時刻は夜の7時頃だけど…。
会社を出た後、僕はどこにも行くこと無く、ただ真っ直ぐに家へ帰る事にした。
風俗や、ギャンブル店とか…正直、あんなのは何が面白いのかも分からない。
行ってて何かメリットがあれば良いのだろうが、正直僕には行く人の気持ちが分からない。
そんな僕はもう、行く気は全くの0。
例え、誘われても絶対に断る気でいるくらいの0だ。
そして帰りの電車の中…。
席に座って…ふと考えてしまう、白石さんの事。
仕事に何度も出てしまう…いくら我慢してても何故か、出てしまう…。
貴之「(やっぱり、僕は…彼女の事が…。)」
いてもたってもいられず、僕は白石さんにメールを送る事にした。
揺れる電車の中、僕はメールが返ってくるのを待ったが、目的地に近づいてもメールは返ってこなかった。
いや、良く考えれば返ってくる方がおかしいだろう。
彼女は"モデル"という職業でしかも"芸能人"だ。
なら、今送った時刻だって仕事の最中かも知れないし、そんな最中にメールを返すなんておかしいだろうな。
貴之「まぁ、返ってくるのを期待しない方が良いな…。」
僕はあまり期待もせずに、目的地に着いた電車から降りる事にした。
貴之「ふぁ~…あー、疲れた。 さっさと家に帰ろう。」
僕は、そのまま家に帰る事に。
ガチャ…キィ…。
パチッ。
貴之「ふぅ…やっと家に着いた…。」
家に帰ると僕は日課としてる素振りを行う事に。
ブンッ! ブンッ!
毎日、最低でも1000回は素振りをする事にしている。
そして胴打ちの練習を最低左右各500回。
それらを行う。
だが、休んでいたりした日もある為、
今日は、その回数を増やす事にした。
ブンッ! ブンッ!
貴之「ハァ…ハァ…。」
気がつくと、最低行う回数の5倍程の回数をやっていた。
貴之「ハァ…ハァ…おっと…。」
ドテッ!
気がつかないうちにものすごい疲労が貯まっていたのか…。
練習の途中で思わず倒れ込んでしまう。
貴之「…今日はここまでしよう…。」
僕は、寝る準備を済ませると直ぐに寝床へ…。
布団を被ると…気持ちの良い眠りへ落ちた…。
貴之「zzz…。」
カチッ
目覚ましのアラームが鳴り…反射的に僕の手が目覚ましを止める。
社会人の朝は結構早い。
特に僕みたいな遅刻を嫌う人間の朝は特に。
目覚まし時計の時刻はまだ5時半だが、それでも僕は朝起きて準備を始める。
朝起きたら直ぐに朝のシャワーを浴びて変な汗を一通り流したら頭を軽く洗ってシャワーを終えて、髪を乾かし、着替えも済ませる。
料理も軽い感じの物を作って済ませて、それを食べ終えたら、家を出る。
タッタッタッタッ
貴之「急げ…急げ…!!」
僕は電車が到着する10分も前に駅に着く。
貴之「まだかな…?」
早く会社に辿り着きたい…せっかちな上に遅刻が大嫌いな僕は、電車が早く来てほしいと願っていた。
そして…
キキー…
プシュー…
貴之「良し!! 電車だ!!」
目的の電車が駅に止まると、僕は急いでそれに乗り、空いている席を探して座る。
貴之「ふぅ…座れた…。」
実を言えば…今乗った電車って…会社の始業時刻よりも…1時間早いんだよね…。
まあ、この時間に乗る理由は簡単。
痴漢だと疑われない為の対策、立っていたら疑われる可能性が高くなるからね、だったら座るしか無い。
けども、間に合うような時間だと通勤ラッシュに巻き込まれるから…それよりも早い時間の電車に乗り込む、それが僕の掟。
そして…。
カタカタカタカタ…。
上司「黒沼君、こちらの資料を頼むよー。」
貴之「あ、はい。」
会社に着いた僕はいつもの仕事をいつもの様に片付けていく。
後輩「先輩、こちらのデータですが…。」
貴之「あ、ちょっと待っててくれ。」
いつもならば、仕事に集中してしまうのだが…。
しかし…
貴之「(こんな中…白石さんはどうしてんだろう…? どんな1日を送ってるんだ?)」
彼女の事を考えてしまう。
むしろ、あの日、あのお見合いパーティーで彼女と出会ってから、いつもの様な仕事ぶりが出来なくなっていた。
後輩「先輩、先輩?」
貴之「ん?」
後輩「どうしたんですか…ボケーっとして…?」
貴之「えっ? 僕、ボケーっとしてた?」
後輩「何か先輩、最近様子おかしいですよ? 自分が頼んだあのお見合いパーティー以来…何か様子がおかしいですよ…? 何かあったんですか?」
貴之「んー、何とも言えないなぁ…。 取り敢えず、仕事に集中はしておくよ。」
後輩「そうですか? じゃあ…。」
彼女に会ったという事は流石に伝える事は出来ないな…。
だが、周りも僕の様子の変化に不穏な空気を漂わせているのは間違いない…。
誰も考えはつかないだろうな…。
そして昼休み。
僕はいつもの様に安めの昼食を注文し、いつもの様に平らげる。
貴之「ふぅ…さてと…。 戻るとするか…。」
一息ついた後、僕はまた再び仕事場へと戻り、午後の仕事を始める。
カチャカチャ…カタカタカタ…。
貴之「良し、こんな所で良いか。 課長、今日はお疲れ様でした。 僕、お先しますね。」
課長「あぁ、分かった。」
いつもの様に仕事を片付けると僕は、そそくさに会社を後にした。
と言っても…会社を出る時刻は夜の7時頃だけど…。
会社を出た後、僕はどこにも行くこと無く、ただ真っ直ぐに家へ帰る事にした。
風俗や、ギャンブル店とか…正直、あんなのは何が面白いのかも分からない。
行ってて何かメリットがあれば良いのだろうが、正直僕には行く人の気持ちが分からない。
そんな僕はもう、行く気は全くの0。
例え、誘われても絶対に断る気でいるくらいの0だ。
そして帰りの電車の中…。
席に座って…ふと考えてしまう、白石さんの事。
仕事に何度も出てしまう…いくら我慢してても何故か、出てしまう…。
貴之「(やっぱり、僕は…彼女の事が…。)」
いてもたってもいられず、僕は白石さんにメールを送る事にした。
揺れる電車の中、僕はメールが返ってくるのを待ったが、目的地に近づいてもメールは返ってこなかった。
いや、良く考えれば返ってくる方がおかしいだろう。
彼女は"モデル"という職業でしかも"芸能人"だ。
なら、今送った時刻だって仕事の最中かも知れないし、そんな最中にメールを返すなんておかしいだろうな。
貴之「まぁ、返ってくるのを期待しない方が良いな…。」
僕はあまり期待もせずに、目的地に着いた電車から降りる事にした。
貴之「ふぁ~…あー、疲れた。 さっさと家に帰ろう。」
僕は、そのまま家に帰る事に。
ガチャ…キィ…。
パチッ。
貴之「ふぅ…やっと家に着いた…。」
家に帰ると僕は日課としてる素振りを行う事に。
ブンッ! ブンッ!
毎日、最低でも1000回は素振りをする事にしている。
そして胴打ちの練習を最低左右各500回。
それらを行う。
だが、休んでいたりした日もある為、
今日は、その回数を増やす事にした。
ブンッ! ブンッ!
貴之「ハァ…ハァ…。」
気がつくと、最低行う回数の5倍程の回数をやっていた。
貴之「ハァ…ハァ…おっと…。」
ドテッ!
気がつかないうちにものすごい疲労が貯まっていたのか…。
練習の途中で思わず倒れ込んでしまう。
貴之「…今日はここまでしよう…。」
僕は、寝る準備を済ませると直ぐに寝床へ…。
布団を被ると…気持ちの良い眠りへ落ちた…。
貴之「zzz…。」
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