始まりは···144話
翠臣「じゃ裕君に電話するわね。」
砂原「まだかけてなかったのか?」
紗菜「みんな揃ったら電話してって··」
健吾「飲み物いれてくるよ。」
砂原「ありがとう」
翠臣「もしもし兄妹と従兄弟そろったわよ。」
健吾「俺よくないか?」
裕介「翠兄スピーカーでお願い。」
翠臣「OK」
裕介「健吾さんもいて下さいね。紗菜よく聞きなさい。」
紗菜「はい。」
裕介「智兄や俺、いつも何て言ってる?」
紗菜「いつも··?」
砂原「一人で無理したり、傷ついたりするなと言ってるな。」
翠臣「それからきちんと誰かに話しなさいなんても言われてるんじゃないかしら。」
健吾「けど広瀬の子供じゃないと証明したかったんだろ?」
裕介「それ、相談した?一人で何とかしようとして、また一人で傷ついたんじゃない?」
紗菜「ごめんなさい··」
裕介「本当はどうしようとしてたの?」
紗菜「広瀬の子供ではないのを証明しようとしただけです。」
裕介「きっとそれだけではないよな?智也さんの目を見て同じ事言える?」
紗菜「···言えますよ··」
砂原「なら言って貰おうか?裕介も俺達も紗菜の性格は知った上で話を聞いている。」
翠臣「犠牲に何てならなくていい。紗菜だけ傷つけばいいなんて考えるな」
紗菜「どうしてですか?」
裕介「そりゃ分かるよ。愛してる人の事だから。上手く行かなかったら戻るつもりでいたんだろう?」
紗菜「また迷惑かけてしまうから··沢山力をかして貰ったのに次から次に··それなら今回でダメだったら私が戻るか広瀬の人を養えばいいんじゃないかって。」
裕介「そうだろうね。紗菜なら優しいからそう思うだろう。」
健吾「その優しさは傷つけるだけだ。」
翠臣「自分で自分を傷つけるなんて駄目。ちゃんと向き合って愛さなきゃ。」
裕介「紗菜に必要なのは愛する事と許すこと。しっかりみなさい。紗菜の前にいるみんなが家族何だよ。育った所とか紙一枚じゃなく、血や遺伝子、魂、言葉、糸で繋がってるでしょ?」
紗菜「私の家族···」
裕介「もう一人で離れるな。みんなの側にいなさい。」
紗菜「ごめん··なさい。クスッ私、裕介さんやみんなを··ンック大切にしたいのに、、」
裕介「困った時は何回だって手を差しのべるから。紗菜も俺にそうしてくれたでしょ。」
紗菜「裕介さんが好きだから··」
裕介「俺だって同じ。ちょっとは分かって貰えた?誰かを傷つけたから叱られたんじゃない。紗菜が一人で苦しんで自分を傷つけているからみんな紗菜が壊れてしまわないか心配してるんだ。」
紗菜「はい··私どうしたらいいですか?」
裕介「スピーカーOFFにして。」
紗菜「はい。どうぞ」
裕介「一人で無理したり何とかしようとしたらお仕置きか罰を下すと言っているよね。」
紗菜「はい··」
裕介「智也さんにきちんと自分で事情を説明して遠慮、会釈なしのお仕置き5回して貰いなさい。」
紗菜「それは··あの出来ません。」
裕介「スピーカーにしてもいいけど?」
紗菜「ンック裕介さん··ゲホッ今だって怖い··のにケホッ。」
裕介「駄目。あまり叱らないでねとは二人に伝えたけど、とても不安で心配で早く紗菜を探さなきゃって一生懸命になってくれたんだよ?自分の心の中をしっかり話して、心からごめんなさいとありがとうって伝えておいで。これが今回の罰。スピーカーに戻して。」
紗菜「クスンッ··裕介さん··」
裕介「ほら紗菜。」
紗菜震えた手でスピーカーに戻す。
紗菜「ンックッ··スンッ··」
裕介「泣くのは後。それじゃ智兄と翠兄、健吾さん、紗菜お願いします。」
三人「分かった」
翠臣「じゃーね、裕君。」
裕介「帰り気をつけて。紗菜待ってるね。」
二人電話を切った。
健吾「また何で泣いてるんだ?」
翠臣「裕君なんだって?」
紗菜「ンック··おにい··ちゃ··ケホッんに」
砂原「泣くのは後と言われたろう。俺がなんだ?」
紗菜「クスッ··ごめん··なさ··ックい」
砂原「それは今聞くセリフじゃないな。」
健吾「一度休戦。泣き止もうな。」
翠臣「裕君からなかなかな課題がでたみたいね。」
紗菜「··ック··スンッ」
健吾「ほらこれ飲んで、目元しゃーしな」
紗菜「ありがとう··ケホッございます」
砂原「で?何て言われた?」
紗菜「お兄ちゃんに··ッ事情を説明してクスッ」
砂原「泣かずに言え」
紗菜「怖い··ケホッ··」
砂原「そこまで怒らせると分かっていて、相談もなしに行動したのが原因だろう。」
翠臣「ゆっくりきちんといいなさい。」
紗菜「お兄ちゃんに、事情を説明して遠慮、会釈なしのお仕置き5回して貰いなさいって··ケホッ··ンック」
極小の声
健吾「翠遠慮、会釈なしのお仕置きってなんだ?」
翠臣「電気ショックかしら?」
健吾「はい?」
砂原「なら先に話を聞こうか」
紗菜「私··勝手に一人でごめんなさいヒクッ··本当はみんなと一緒に··スンッいたいのに。」
砂原「前に兄さんから言われなかったか?今度戻ったら助ける術がなくなると。もし最悪そうなった時それでお前は良かったのか?」
紗菜「私にはお兄ちゃんに引き取って貰ってからの8年間と、裕介さんを好きになれたちょっとの期間があるから、過去と同じ生活に戻ってもそれで十分じゃないかって、、」
翠臣「十分なわけないじゃない!15年辛かった分をみんなや裕君と幸せにしなきゃ。そんなまだ始まったばかりの少しの幸せでこの先何十年が乗りきれるわけないでしょ。」
健吾「一ついい?もしこちらに戻ったとき君は生きる事、考えてないんじゃない?」
砂原「まだかけてなかったのか?」
紗菜「みんな揃ったら電話してって··」
健吾「飲み物いれてくるよ。」
砂原「ありがとう」
翠臣「もしもし兄妹と従兄弟そろったわよ。」
健吾「俺よくないか?」
裕介「翠兄スピーカーでお願い。」
翠臣「OK」
裕介「健吾さんもいて下さいね。紗菜よく聞きなさい。」
紗菜「はい。」
裕介「智兄や俺、いつも何て言ってる?」
紗菜「いつも··?」
砂原「一人で無理したり、傷ついたりするなと言ってるな。」
翠臣「それからきちんと誰かに話しなさいなんても言われてるんじゃないかしら。」
健吾「けど広瀬の子供じゃないと証明したかったんだろ?」
裕介「それ、相談した?一人で何とかしようとして、また一人で傷ついたんじゃない?」
紗菜「ごめんなさい··」
裕介「本当はどうしようとしてたの?」
紗菜「広瀬の子供ではないのを証明しようとしただけです。」
裕介「きっとそれだけではないよな?智也さんの目を見て同じ事言える?」
紗菜「···言えますよ··」
砂原「なら言って貰おうか?裕介も俺達も紗菜の性格は知った上で話を聞いている。」
翠臣「犠牲に何てならなくていい。紗菜だけ傷つけばいいなんて考えるな」
紗菜「どうしてですか?」
裕介「そりゃ分かるよ。愛してる人の事だから。上手く行かなかったら戻るつもりでいたんだろう?」
紗菜「また迷惑かけてしまうから··沢山力をかして貰ったのに次から次に··それなら今回でダメだったら私が戻るか広瀬の人を養えばいいんじゃないかって。」
裕介「そうだろうね。紗菜なら優しいからそう思うだろう。」
健吾「その優しさは傷つけるだけだ。」
翠臣「自分で自分を傷つけるなんて駄目。ちゃんと向き合って愛さなきゃ。」
裕介「紗菜に必要なのは愛する事と許すこと。しっかりみなさい。紗菜の前にいるみんなが家族何だよ。育った所とか紙一枚じゃなく、血や遺伝子、魂、言葉、糸で繋がってるでしょ?」
紗菜「私の家族···」
裕介「もう一人で離れるな。みんなの側にいなさい。」
紗菜「ごめん··なさい。クスッ私、裕介さんやみんなを··ンック大切にしたいのに、、」
裕介「困った時は何回だって手を差しのべるから。紗菜も俺にそうしてくれたでしょ。」
紗菜「裕介さんが好きだから··」
裕介「俺だって同じ。ちょっとは分かって貰えた?誰かを傷つけたから叱られたんじゃない。紗菜が一人で苦しんで自分を傷つけているからみんな紗菜が壊れてしまわないか心配してるんだ。」
紗菜「はい··私どうしたらいいですか?」
裕介「スピーカーOFFにして。」
紗菜「はい。どうぞ」
裕介「一人で無理したり何とかしようとしたらお仕置きか罰を下すと言っているよね。」
紗菜「はい··」
裕介「智也さんにきちんと自分で事情を説明して遠慮、会釈なしのお仕置き5回して貰いなさい。」
紗菜「それは··あの出来ません。」
裕介「スピーカーにしてもいいけど?」
紗菜「ンック裕介さん··ゲホッ今だって怖い··のにケホッ。」
裕介「駄目。あまり叱らないでねとは二人に伝えたけど、とても不安で心配で早く紗菜を探さなきゃって一生懸命になってくれたんだよ?自分の心の中をしっかり話して、心からごめんなさいとありがとうって伝えておいで。これが今回の罰。スピーカーに戻して。」
紗菜「クスンッ··裕介さん··」
裕介「ほら紗菜。」
紗菜震えた手でスピーカーに戻す。
紗菜「ンックッ··スンッ··」
裕介「泣くのは後。それじゃ智兄と翠兄、健吾さん、紗菜お願いします。」
三人「分かった」
翠臣「じゃーね、裕君。」
裕介「帰り気をつけて。紗菜待ってるね。」
二人電話を切った。
健吾「また何で泣いてるんだ?」
翠臣「裕君なんだって?」
紗菜「ンック··おにい··ちゃ··ケホッんに」
砂原「泣くのは後と言われたろう。俺がなんだ?」
紗菜「クスッ··ごめん··なさ··ックい」
砂原「それは今聞くセリフじゃないな。」
健吾「一度休戦。泣き止もうな。」
翠臣「裕君からなかなかな課題がでたみたいね。」
紗菜「··ック··スンッ」
健吾「ほらこれ飲んで、目元しゃーしな」
紗菜「ありがとう··ケホッございます」
砂原「で?何て言われた?」
紗菜「お兄ちゃんに··ッ事情を説明してクスッ」
砂原「泣かずに言え」
紗菜「怖い··ケホッ··」
砂原「そこまで怒らせると分かっていて、相談もなしに行動したのが原因だろう。」
翠臣「ゆっくりきちんといいなさい。」
紗菜「お兄ちゃんに、事情を説明して遠慮、会釈なしのお仕置き5回して貰いなさいって··ケホッ··ンック」
極小の声
健吾「翠遠慮、会釈なしのお仕置きってなんだ?」
翠臣「電気ショックかしら?」
健吾「はい?」
砂原「なら先に話を聞こうか」
紗菜「私··勝手に一人でごめんなさいヒクッ··本当はみんなと一緒に··スンッいたいのに。」
砂原「前に兄さんから言われなかったか?今度戻ったら助ける術がなくなると。もし最悪そうなった時それでお前は良かったのか?」
紗菜「私にはお兄ちゃんに引き取って貰ってからの8年間と、裕介さんを好きになれたちょっとの期間があるから、過去と同じ生活に戻ってもそれで十分じゃないかって、、」
翠臣「十分なわけないじゃない!15年辛かった分をみんなや裕君と幸せにしなきゃ。そんなまだ始まったばかりの少しの幸せでこの先何十年が乗りきれるわけないでしょ。」
健吾「一ついい?もしこちらに戻ったとき君は生きる事、考えてないんじゃない?」
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