始まりは···130話
紗菜「すみません、つ、、椿紗菜と言います。」
看護師「院長先生、椿紗菜さんです。」
千尋父「あなたが椿先生ですか。こちらで心療内科を手伝っていただける。若いのに立派な方だ。」
紗菜「いえ。皆さんに支えて頂いているからです。私の様な若輩者に機会を下さってありがとうございます。」
千尋父「千尋から聞いています。あなたの知識は果しなく広い。だが、自分の努力をおごる事なく、感謝を忘れない。本当に素晴らしい。ではいきましょう。椿先生が立ち会いしているのは、裕介君とお父さんのみ知っています」
紗菜「はい。宜しくお願いします。」
千尋父「先程血液検査をしましたので、今CTを撮っています。」
紗菜「はい。これ··」
千尋父「よく分かりましたね。小さな脳梗塞があります。」
紗菜「早く治療をすれば後遺症など出ずにすみますか?」
千尋父「今の段階なら残っても手が少し痺れる程度で生活には問題ない迄にはなります。」
紗菜「味覚は?戻りますか?レストランをやってらっしゃるので、1番ご本人きになるとおもうのですが。」
千尋父「大丈夫です。段々正常に味を感知出来るようになります。」
紗菜「良かった。」
千尋父「裕介君のお母さんとの話しも聞いてはいたが本当にあなたはお人好しだ。だがそのお人好しと考え過ぎる性格で自分を締め付けてはいけませんよ。」
紗菜「はい。何だかお恥ずかしいです。」
千尋父「では僕は桜庭さん達へ説明をしてきます。ここで聞いていて構いません。」
紗菜「はい。宜しくお願い致します」
そして千尋の父がCT室に入っていき、画面に検査結果を出しながら説明をした。
千尋父「早い段階で見つかっているので、点滴で治療と再発防止が出来ます。」
裕介の母「そうですか。千尋君にはなんてお礼をしたらいいか。宜しくお願い致します。」
千尋父「千尋が気づいた訳ではありません。貴女の命の恩人は別の方だ。」
裕介「おじさん··」
千尋の父「君はこのままでいいのか?君の愛する人が1番心配したんじゃないのか?」
裕介の母「あの広瀬さんの助言なの?」
千尋の父「こちらの病院では椿先生と言います。不定期で心療内科を手伝っていただく事になりました。」
裕介の母「そうゆう所が可愛げないと言っているのよ。本当は違うんでしょ裕介。」
裕一「紗菜さんだよ。最近変わった事はないかと細かく話しを聞いてくれて、自分からお前に言うと検査すら受けてもらえないかも知れないからと千尋君に相談したんだ。」
裕介の母「随分姑息ね。料理対決に負けるのが分かっていたから、そんな手で出たのね」
千尋の父「ぜひその椿先生に対する言動が脳梗塞によるものと思いたいです。今日から入院して下さい。手続きや準備に関しては今看護師が参ります。」
千尋の父が紗菜の元へ行く。
紗菜「ありがとうございました」
千尋の父「君の願いが届く事を祈るよ」
紗菜「はい」
裕介「父さん、母さん、母さんが退院した時にもし、紗菜に対する考えがそのままなら俺は桜庭家をでます。」
紗菜「えっ裕介さん」
思わず駆け出そうとしたが千尋の父にとめられた。
千尋の父「裕介君の決断だ。任せなさい。あなたを守りたいからです。」
紗菜「ですが、私のせいで··」
千尋の父「何れ家族をもつ時は、親とは一定の距離をおかなければならない。完全に離れる訳ではない。心配も大概にしないといけません。」
裕一「裕介の思う様にするといい。相手を思いやれる心の距離も大切だ。」
裕介「まずは母さんしっかり病気なおしていこう。」
裕介の母「病気は治すわ。だけど、あなたの勝手はゆるしません。」
裕介「それでも構わないよ。俺入院の準備物買ってくるから、父さんと母さん、病室で手続きしてて。行ってくるね」
裕一「これで頼むよ」
裕介にお金を渡す。
裕介「半分は俺が出すよ。一万だけ預かるね」
裕一「すまない。」
裕介がCT室をでた。
裕介「さ··いえ、椿先生はどちらに?」
千尋の父「先に帰らせたよ。目の前でお兄さんに電話させたからきちんと家につくはずだ。」
裕介「ありがとうございます」
千尋の父「椿先生の心配症は海より深い。裕介君は愛されてるな。それから君の家族も」
裕介「でも紗菜を傷つけてばかりです。本当は笑顔にしたいのに。」
千尋の父「二人とも自分を責めてばかりだ。誰のせいでもない、自分を信じなさい」
裕介「はい。俺、行ってきます。」
千尋の父「気をつけて。BBQもしっかり楽しみなさい。君はムードメーカーだろう。」
裕介「そうします。では父と母お願いします。」
千尋の父「分かった。まかせなさい。」
それから裕介は入院の準備に買い物に。紗菜は··?
砂原「小鳥邸に行くまで時間がある。家でのんびりするか?アキは剛と祐也と行く事になったらしい。」
紗菜「はい··」
砂原「紗菜のスーツケースとボストンは持っては来たが(小鳥邸に戻るよう)どうする?」
紗菜「お兄··ちゃん」
砂原「待ってろ何処かに車止める」
砂原「ちょっと海でも眺めるか。ん?景色いいぞ。気にしないで泣け」
紗菜「裕介さん、ン··クッ病気が治っ··てもゲホッ裕介さんのお母さんの考えがそのままなら桜庭家をでるって··私··どうしたらいいですか」
砂原「裕介が決めたのならどんな決断だろうと紗菜の為だ。側にいなさい。」
紗菜「··千尋さんのお父さんも家族が完全に離れる訳ではないし、一定の距離を持たなければならないと言ってました。でも私じゃなかったら··」
看護師「院長先生、椿紗菜さんです。」
千尋父「あなたが椿先生ですか。こちらで心療内科を手伝っていただける。若いのに立派な方だ。」
紗菜「いえ。皆さんに支えて頂いているからです。私の様な若輩者に機会を下さってありがとうございます。」
千尋父「千尋から聞いています。あなたの知識は果しなく広い。だが、自分の努力をおごる事なく、感謝を忘れない。本当に素晴らしい。ではいきましょう。椿先生が立ち会いしているのは、裕介君とお父さんのみ知っています」
紗菜「はい。宜しくお願いします。」
千尋父「先程血液検査をしましたので、今CTを撮っています。」
紗菜「はい。これ··」
千尋父「よく分かりましたね。小さな脳梗塞があります。」
紗菜「早く治療をすれば後遺症など出ずにすみますか?」
千尋父「今の段階なら残っても手が少し痺れる程度で生活には問題ない迄にはなります。」
紗菜「味覚は?戻りますか?レストランをやってらっしゃるので、1番ご本人きになるとおもうのですが。」
千尋父「大丈夫です。段々正常に味を感知出来るようになります。」
紗菜「良かった。」
千尋父「裕介君のお母さんとの話しも聞いてはいたが本当にあなたはお人好しだ。だがそのお人好しと考え過ぎる性格で自分を締め付けてはいけませんよ。」
紗菜「はい。何だかお恥ずかしいです。」
千尋父「では僕は桜庭さん達へ説明をしてきます。ここで聞いていて構いません。」
紗菜「はい。宜しくお願い致します」
そして千尋の父がCT室に入っていき、画面に検査結果を出しながら説明をした。
千尋父「早い段階で見つかっているので、点滴で治療と再発防止が出来ます。」
裕介の母「そうですか。千尋君にはなんてお礼をしたらいいか。宜しくお願い致します。」
千尋父「千尋が気づいた訳ではありません。貴女の命の恩人は別の方だ。」
裕介「おじさん··」
千尋の父「君はこのままでいいのか?君の愛する人が1番心配したんじゃないのか?」
裕介の母「あの広瀬さんの助言なの?」
千尋の父「こちらの病院では椿先生と言います。不定期で心療内科を手伝っていただく事になりました。」
裕介の母「そうゆう所が可愛げないと言っているのよ。本当は違うんでしょ裕介。」
裕一「紗菜さんだよ。最近変わった事はないかと細かく話しを聞いてくれて、自分からお前に言うと検査すら受けてもらえないかも知れないからと千尋君に相談したんだ。」
裕介の母「随分姑息ね。料理対決に負けるのが分かっていたから、そんな手で出たのね」
千尋の父「ぜひその椿先生に対する言動が脳梗塞によるものと思いたいです。今日から入院して下さい。手続きや準備に関しては今看護師が参ります。」
千尋の父が紗菜の元へ行く。
紗菜「ありがとうございました」
千尋の父「君の願いが届く事を祈るよ」
紗菜「はい」
裕介「父さん、母さん、母さんが退院した時にもし、紗菜に対する考えがそのままなら俺は桜庭家をでます。」
紗菜「えっ裕介さん」
思わず駆け出そうとしたが千尋の父にとめられた。
千尋の父「裕介君の決断だ。任せなさい。あなたを守りたいからです。」
紗菜「ですが、私のせいで··」
千尋の父「何れ家族をもつ時は、親とは一定の距離をおかなければならない。完全に離れる訳ではない。心配も大概にしないといけません。」
裕一「裕介の思う様にするといい。相手を思いやれる心の距離も大切だ。」
裕介「まずは母さんしっかり病気なおしていこう。」
裕介の母「病気は治すわ。だけど、あなたの勝手はゆるしません。」
裕介「それでも構わないよ。俺入院の準備物買ってくるから、父さんと母さん、病室で手続きしてて。行ってくるね」
裕一「これで頼むよ」
裕介にお金を渡す。
裕介「半分は俺が出すよ。一万だけ預かるね」
裕一「すまない。」
裕介がCT室をでた。
裕介「さ··いえ、椿先生はどちらに?」
千尋の父「先に帰らせたよ。目の前でお兄さんに電話させたからきちんと家につくはずだ。」
裕介「ありがとうございます」
千尋の父「椿先生の心配症は海より深い。裕介君は愛されてるな。それから君の家族も」
裕介「でも紗菜を傷つけてばかりです。本当は笑顔にしたいのに。」
千尋の父「二人とも自分を責めてばかりだ。誰のせいでもない、自分を信じなさい」
裕介「はい。俺、行ってきます。」
千尋の父「気をつけて。BBQもしっかり楽しみなさい。君はムードメーカーだろう。」
裕介「そうします。では父と母お願いします。」
千尋の父「分かった。まかせなさい。」
それから裕介は入院の準備に買い物に。紗菜は··?
砂原「小鳥邸に行くまで時間がある。家でのんびりするか?アキは剛と祐也と行く事になったらしい。」
紗菜「はい··」
砂原「紗菜のスーツケースとボストンは持っては来たが(小鳥邸に戻るよう)どうする?」
紗菜「お兄··ちゃん」
砂原「待ってろ何処かに車止める」
砂原「ちょっと海でも眺めるか。ん?景色いいぞ。気にしないで泣け」
紗菜「裕介さん、ン··クッ病気が治っ··てもゲホッ裕介さんのお母さんの考えがそのままなら桜庭家をでるって··私··どうしたらいいですか」
砂原「裕介が決めたのならどんな決断だろうと紗菜の為だ。側にいなさい。」
紗菜「··千尋さんのお父さんも家族が完全に離れる訳ではないし、一定の距離を持たなければならないと言ってました。でも私じゃなかったら··」
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