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誰のセリフかわかりにくいので書き方を変えます。読者様いらっしゃいましたらご注意下さいませ。
玲「そうだね。…あ、それからこっちもうまく接触できそうだから。」
シルバ「あぁ…。…赤井秀一か。…それは心強いな。」
玲「うん。なかなか使えそうだよ。向こうもこっちを利用するつもりみたいだけど。…私は利用されるのは嫌いなの。」
シルバ「わかってるよ。お前の好きにすればいい。…なんせ、ココを仕切ってるのは玲、お前だからな。」
玲「わざわざ若返ってもらった甲斐はあったみたいだね。ボウモア。」
シルバ「ハッ。その名前はいつ貰えるんだろうな?」
玲「そんなに時間はかからないよ。…だって、解毒剤はとっくの昔に完成してるんだから。…APTX4869のね。」
シルバ「末恐ろしい頭脳だな。…流石人工知能といったところか?」
玲「まぁね。」
シルバ「ま、あとはお前の演技次第ってところか?」
玲「演技も何も、過去の私を思い出せばいいだけでしょ。簡単よ。」
シルバ「俺たちのいないところで大丈夫なのかよ」
玲「そんなに信用できない?」
シルバ「そうじゃなくて…」
シルバはそう言って少し口ごもった。
玲「わかってる。昔みたいなヘマはしないよ。暴走もしない。」
シルバ「それならいいんだけどよ。…なんつーか…」
玲「貴方の元の姿をかけてもらってるの。私だって失敗できない。それに、貴方はただ若返るだけでリスクはさほどないでしょ?あの名探偵みたいに小学生からやり直す訳じゃないんだから。」そう言いながらアブサンは煙草を一本取り出した。
シルバ「俺が心配してるのはそうじゃない。…あ、おい、煙草はやめろっつったろ」
煙草を取り出したアブサンの手から煙草を奪うとシルバがそれを口に咥えた。
が、それもまたアブサンに取り返されてしまった。
玲「貴方は"もう"未成年でしょ。これは私のよ。」そう言ってアブサンは煙草に火をつけた。
シルバ「くっそ。」
玲「これを期に禁煙でもすれば?愛煙家さん?」
シルバ「うるせ。」
玲「こんな物に何の価値があるのかしら。」
シルバ「大人の味だからな!お前にはわからねーよ」
玲「大人の味、ねぇ…少なくともシルバには似合わないわね。」
シルバ「お前俺のことディスるの上手くなってね?」
玲「ディスったつもりはないわ。ただ本当のことを言ったまで。…それに、大人の味なら赤井秀一に教えてもらう事にするわ。」
シルバ「はっ?!」
玲「きっと、とびっきり美味しい大人の味を教えてくれそうなんだもの。」
シルバ「はぁ?!ダメだぞ!そんなこと!俺が許さん!」
玲「童顔イケメンあざとい系バーボンに教えてもらうよりマシじゃない?」
シルバ「うっ…そ、そりゃそうだけど…いや、だめだ。あいつはハーフとはいえイギリス人だぞ!そりゃもう遊び慣れてるだろうし…」
玲「遊び慣れてるくらいがいいんじゃないの?この間勉強用に読んだファッション雑誌に書いてあったわよ。女性は大人の男性に惹かれるって。私も試してみたいじゃない。恋心ってやつ」
シルバ「玲が…恋…。大丈夫かよ…危ない方向に恋心抱いて監禁とかしちゃだめだぞ?」
玲「私はそんなへんな趣味ないわよ。」
シルバ「あなたを殺して私も死ぬ!とかもダメだぞ…」
玲「一体私を何だと思ってるの…?それに、私が興味を抱いているのは私の恋心じゃなくて、相手が私に恋心を抱いたらどうなるかっていう現象に興味があるの。私が恋心を抱くなんて無理に等しいから。」
シルバ「うん。そうだったな。玲が人を好きになる事はないよな。…いや、それでも相手が玲に好意を寄せたとしたらもうそいつは可哀想というか…」
玲「だから赤井秀一に絞ってみたの。バーボンでもいい。誰かに愛されるってどんな感じなのか知りたい。」
シルバ「お前でもそんなこと思うのか?」
玲「よくある小説の悲劇のヒロインみたいに愛されたくてたまらないとかそういうのじゃないの。人間の感情の変化における分析をしたいの。その対象は少なくともシルバでは無理があるでしょ。」
シルバ「わ、わっかんねーぞ?俺だってもしかしたら」『こいつ気がついてやがるのか…?俺達が玲を利用しようとしてるって…』
玲「あり得ない。100%絶対。まぁシルバには借りがあるからそういう無駄な利用はしない。」
シルバ「どういう意味だ」
玲「そのままの意味だけど。…とにかくシルバは安心してドイツに帰って。時が来たらこっちから連絡する。…その時はボウモアの名前を与えられるタイミングだってこと、覚悟して戻ってきてよね。」
シルバ「あぁ、わかってるよ。」
玲「あ、それからドイツに帰ったからってビール、飲みすぎないでよ。一時的とはいえいまは18歳の身体なんだから。若いうちから酒や煙草などの嗜好品を口にしてたら中毒に陥りやすいって書籍で読んだことがあるわ。実験のこともあるから身体には気を使ってよね。」
シルバ「はっ。俺は元から18の頃から酒もタバコも…」
玲「気を使ってよね。」
念押しするように玲はシルバを睨みつけた。
シルバ「…チッ…わかったよ!酒もタバコも控える!これでいいだろ!」
玲「わかったならいいの。じゃ、私はもう一眠りしてから仕事に戻るから。見送りは行かないよ。」
シルバ「はいはい。…んじゃ、お前も気をつけろよ。」
シルバがそう言ったが玲は眠ったようだった。
玲「そうだね。…あ、それからこっちもうまく接触できそうだから。」
シルバ「あぁ…。…赤井秀一か。…それは心強いな。」
玲「うん。なかなか使えそうだよ。向こうもこっちを利用するつもりみたいだけど。…私は利用されるのは嫌いなの。」
シルバ「わかってるよ。お前の好きにすればいい。…なんせ、ココを仕切ってるのは玲、お前だからな。」
玲「わざわざ若返ってもらった甲斐はあったみたいだね。ボウモア。」
シルバ「ハッ。その名前はいつ貰えるんだろうな?」
玲「そんなに時間はかからないよ。…だって、解毒剤はとっくの昔に完成してるんだから。…APTX4869のね。」
シルバ「末恐ろしい頭脳だな。…流石人工知能といったところか?」
玲「まぁね。」
シルバ「ま、あとはお前の演技次第ってところか?」
玲「演技も何も、過去の私を思い出せばいいだけでしょ。簡単よ。」
シルバ「俺たちのいないところで大丈夫なのかよ」
玲「そんなに信用できない?」
シルバ「そうじゃなくて…」
シルバはそう言って少し口ごもった。
玲「わかってる。昔みたいなヘマはしないよ。暴走もしない。」
シルバ「それならいいんだけどよ。…なんつーか…」
玲「貴方の元の姿をかけてもらってるの。私だって失敗できない。それに、貴方はただ若返るだけでリスクはさほどないでしょ?あの名探偵みたいに小学生からやり直す訳じゃないんだから。」そう言いながらアブサンは煙草を一本取り出した。
シルバ「俺が心配してるのはそうじゃない。…あ、おい、煙草はやめろっつったろ」
煙草を取り出したアブサンの手から煙草を奪うとシルバがそれを口に咥えた。
が、それもまたアブサンに取り返されてしまった。
玲「貴方は"もう"未成年でしょ。これは私のよ。」そう言ってアブサンは煙草に火をつけた。
シルバ「くっそ。」
玲「これを期に禁煙でもすれば?愛煙家さん?」
シルバ「うるせ。」
玲「こんな物に何の価値があるのかしら。」
シルバ「大人の味だからな!お前にはわからねーよ」
玲「大人の味、ねぇ…少なくともシルバには似合わないわね。」
シルバ「お前俺のことディスるの上手くなってね?」
玲「ディスったつもりはないわ。ただ本当のことを言ったまで。…それに、大人の味なら赤井秀一に教えてもらう事にするわ。」
シルバ「はっ?!」
玲「きっと、とびっきり美味しい大人の味を教えてくれそうなんだもの。」
シルバ「はぁ?!ダメだぞ!そんなこと!俺が許さん!」
玲「童顔イケメンあざとい系バーボンに教えてもらうよりマシじゃない?」
シルバ「うっ…そ、そりゃそうだけど…いや、だめだ。あいつはハーフとはいえイギリス人だぞ!そりゃもう遊び慣れてるだろうし…」
玲「遊び慣れてるくらいがいいんじゃないの?この間勉強用に読んだファッション雑誌に書いてあったわよ。女性は大人の男性に惹かれるって。私も試してみたいじゃない。恋心ってやつ」
シルバ「玲が…恋…。大丈夫かよ…危ない方向に恋心抱いて監禁とかしちゃだめだぞ?」
玲「私はそんなへんな趣味ないわよ。」
シルバ「あなたを殺して私も死ぬ!とかもダメだぞ…」
玲「一体私を何だと思ってるの…?それに、私が興味を抱いているのは私の恋心じゃなくて、相手が私に恋心を抱いたらどうなるかっていう現象に興味があるの。私が恋心を抱くなんて無理に等しいから。」
シルバ「うん。そうだったな。玲が人を好きになる事はないよな。…いや、それでも相手が玲に好意を寄せたとしたらもうそいつは可哀想というか…」
玲「だから赤井秀一に絞ってみたの。バーボンでもいい。誰かに愛されるってどんな感じなのか知りたい。」
シルバ「お前でもそんなこと思うのか?」
玲「よくある小説の悲劇のヒロインみたいに愛されたくてたまらないとかそういうのじゃないの。人間の感情の変化における分析をしたいの。その対象は少なくともシルバでは無理があるでしょ。」
シルバ「わ、わっかんねーぞ?俺だってもしかしたら」『こいつ気がついてやがるのか…?俺達が玲を利用しようとしてるって…』
玲「あり得ない。100%絶対。まぁシルバには借りがあるからそういう無駄な利用はしない。」
シルバ「どういう意味だ」
玲「そのままの意味だけど。…とにかくシルバは安心してドイツに帰って。時が来たらこっちから連絡する。…その時はボウモアの名前を与えられるタイミングだってこと、覚悟して戻ってきてよね。」
シルバ「あぁ、わかってるよ。」
玲「あ、それからドイツに帰ったからってビール、飲みすぎないでよ。一時的とはいえいまは18歳の身体なんだから。若いうちから酒や煙草などの嗜好品を口にしてたら中毒に陥りやすいって書籍で読んだことがあるわ。実験のこともあるから身体には気を使ってよね。」
シルバ「はっ。俺は元から18の頃から酒もタバコも…」
玲「気を使ってよね。」
念押しするように玲はシルバを睨みつけた。
シルバ「…チッ…わかったよ!酒もタバコも控える!これでいいだろ!」
玲「わかったならいいの。じゃ、私はもう一眠りしてから仕事に戻るから。見送りは行かないよ。」
シルバ「はいはい。…んじゃ、お前も気をつけろよ。」
シルバがそう言ったが玲は眠ったようだった。
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