いよいよ来たか、、、クーデター目前・うちはシスイ死す
アカデミーに入学して1年が経った。案の定俺のクラスの奴らは半分以上が留年し、教室がガラガラになってる。クラスメイトも漸くクラス分けの意味が理解できたみたいで、クラスの雰囲気は最悪だ。
俺はクラスメイトの八つ当たりや、サスケがモテるのが気にくわない奴らの八つ当たりで虐められそうになることもあったが、ニコニコ笑いながら墨汁ぶっかけたり、箒で千年殺しの刑に処したり(指は汚いから嫌だ)、全身が痒くなるタイプの毒を塗りつけてあげているうちに、男子からは遠巻きにされるようになった。
またサスケ目当ての女子から中継役をさせられそうになったことも多々あるが、「不愉快だ。サスケにお前の性格が悪いってチクるぞ。」とテンプレートで返すようにしたら、絡まれなくなった。
なので現在俺に絡んでくるのは、サスケとナルトくらいのものである。勘当状態をこれ幸いと、人柱力のナルトと一楽に行きまくってる俺は、端から見たら大分変なガキだと思う。
一族の不満が臨界点まで来ているのか、うちは区画の空気はピリピリしているし、俺への当たりもキツイものになってるから、最近は区画外での外食を心がけている。
酷いのになると、勝手に家に上がりこんで「修行つけてやる(ボコボコにしてやる)!」と言う奴まで出るからなぁ。しかも弱い奴等・・・。もちろん煽って手を出させて、正規分の慰謝料を払わせてやった。不法侵入と中忍によるアカデミー生(区分上一般人扱い)への暴行・・・15万両ありがとうございます!フガクがアホ共を睨みつけていたので、彼らは当分必要以上の扱きを受けることになるだろう。
「アラシ、ちょっといいか?」
「大丈夫だよ。」
イタチの顔がかなり厳しい。・・・何かあったな。イタチの対応次第では、俺も避雷針で木の葉脱出から抜け忍(正式には俺は忍者じゃないから掟破りではない)コースだから、収納するべきものはないかざっと部屋を見渡した後、問題ないのを確認してからイタチに付いて行く。
かなり深い森の中に連れてこられた。俺の探知だから信憑性はイマイチだが、恐らく敵の待ち伏せはいない。イタチにも攻撃の気配はないけど、念のため警戒は続行。
「こうして見ると、お前が強いのがよく分かる。よく父上達から隠しきったものだ。」
「兄さんにはバレたけどね。で、話って?」
「ああ・・・これを見てくれ。」
・・・。万華鏡写輪眼。月読を使われなかったことを考えると、殺しに来る気はなさそうかな?しかし・・・
「・・・兄さんが開眼となると・・・シスイさん殺した?」
「・・・よく分かったな。お前が教えてくれた通りに展開は進んだ。事前に対策を打っておいたお陰で、シスイはダンゾウを始末できたそうだ。ただ、シスイ自身も忍としては生きていけない重傷を負った上、ダンゾウの部下を何人か逃してしまった。このままではシスイは殺人犯に仕立てられて捕らえられ、目を奪われると判断し死を選んだ。お前の言ったように、俺に目を預けた上で、俺にトドメを刺させてな。」
「なるほど。」
数少ない頭がマトモなうちは一族であるシスイが死んだのは痛いが、ダンゾウを道連れにしてくれたのには感謝だな。この時点でダンゾウが死ぬってことは、この先の木の葉にとって大きなプラスだ。相談役共は口だけはよく動くけど、ダンゾウと違って手は直接動かさないタイプ(動かす実力がないとも言えるが)だから、そこまで気にしなくてもいいし。
「兄さんはどうするつもりなの?」
「おそらくクーデターは止められないだろう。・・・上層部からも「一族皆殺し」の任務を匂わされた。」
まあ、今更和解できるわけないわな。和解が出来るような関係なら、そもそもここまで拗れてない。
「最低でもサスケの命と安全だけは確保出来るように交渉してよ。」
俺と違って自力じゃ逃げられない上に、殺したら世界終わるからね。何より情が既に移ってしまった以上、俺はサスケを見殺しにして一人逃げる気にはなれない。
「当たり前だ。サスケとお前はクーデターに関わってない上に、アカデミー生で弱いと思われている。上層部にはお前達2人に手を下す気はないと返事をしてある。」
なら、とりあえずは一安心か。
「お前を呼んだのは、今のうちに万華鏡写輪眼の交換をしておきたいからだ。万華鏡写輪眼は使えば使うほど視力が低下する副作用があるのは知っているか?」
「知ってる。もし原作通りの展開になって、兄さんが万華鏡を持っちゃったら、俺の方からお願いしようと思ってた。交換なら双方にメリットしかないし、兄弟だから目は確実に定着すると思う。」
「ああ。今後は互いに命がけの戦闘になる機会も増えるだろうし、わざわざ無駄なリスクを背負いこむ必要はないからな。もしサスケが万華鏡を開眼しても、父上の万華鏡を使えば問題ない。」
おお・・・フガクは殺された上に、自慢の目を抉られる運命なんだねwwお気の毒ではあるが、一族滅亡の夜になったら、俺も可能な限り写輪眼回収しておこうと思っているので、人のことは言えないな。
「じゃあ避雷針で俺の家に飛ぶよ。俺は一般的な医療忍術なら使えるし、手術は俺が家でやっていい?」
「ああ。それが一番バレにくいだろうし、手術後すぐに目が使えるかは分からないからな。よろしく頼む。(しかし、眼球移植レベルの医療忍術まで使えるとは・・・。流石俺の弟だ。)」
すぐに家に帰って掌仙術で目を交換した。互いの目は驚くほど馴染み、翌日には2人共日常生活なら問題なくおくれるくらいには回復していた。イタチには原作通りシスイ殺害疑惑がかかって、今は自宅で謹慎してる。恐らく原作通り、あと数日で一族は滅亡することになるのだろう。
俺はクラスメイトの八つ当たりや、サスケがモテるのが気にくわない奴らの八つ当たりで虐められそうになることもあったが、ニコニコ笑いながら墨汁ぶっかけたり、箒で千年殺しの刑に処したり(指は汚いから嫌だ)、全身が痒くなるタイプの毒を塗りつけてあげているうちに、男子からは遠巻きにされるようになった。
またサスケ目当ての女子から中継役をさせられそうになったことも多々あるが、「不愉快だ。サスケにお前の性格が悪いってチクるぞ。」とテンプレートで返すようにしたら、絡まれなくなった。
なので現在俺に絡んでくるのは、サスケとナルトくらいのものである。勘当状態をこれ幸いと、人柱力のナルトと一楽に行きまくってる俺は、端から見たら大分変なガキだと思う。
一族の不満が臨界点まで来ているのか、うちは区画の空気はピリピリしているし、俺への当たりもキツイものになってるから、最近は区画外での外食を心がけている。
酷いのになると、勝手に家に上がりこんで「修行つけてやる(ボコボコにしてやる)!」と言う奴まで出るからなぁ。しかも弱い奴等・・・。もちろん煽って手を出させて、正規分の慰謝料を払わせてやった。不法侵入と中忍によるアカデミー生(区分上一般人扱い)への暴行・・・15万両ありがとうございます!フガクがアホ共を睨みつけていたので、彼らは当分必要以上の扱きを受けることになるだろう。
「アラシ、ちょっといいか?」
「大丈夫だよ。」
イタチの顔がかなり厳しい。・・・何かあったな。イタチの対応次第では、俺も避雷針で木の葉脱出から抜け忍(正式には俺は忍者じゃないから掟破りではない)コースだから、収納するべきものはないかざっと部屋を見渡した後、問題ないのを確認してからイタチに付いて行く。
かなり深い森の中に連れてこられた。俺の探知だから信憑性はイマイチだが、恐らく敵の待ち伏せはいない。イタチにも攻撃の気配はないけど、念のため警戒は続行。
「こうして見ると、お前が強いのがよく分かる。よく父上達から隠しきったものだ。」
「兄さんにはバレたけどね。で、話って?」
「ああ・・・これを見てくれ。」
・・・。万華鏡写輪眼。月読を使われなかったことを考えると、殺しに来る気はなさそうかな?しかし・・・
「・・・兄さんが開眼となると・・・シスイさん殺した?」
「・・・よく分かったな。お前が教えてくれた通りに展開は進んだ。事前に対策を打っておいたお陰で、シスイはダンゾウを始末できたそうだ。ただ、シスイ自身も忍としては生きていけない重傷を負った上、ダンゾウの部下を何人か逃してしまった。このままではシスイは殺人犯に仕立てられて捕らえられ、目を奪われると判断し死を選んだ。お前の言ったように、俺に目を預けた上で、俺にトドメを刺させてな。」
「なるほど。」
数少ない頭がマトモなうちは一族であるシスイが死んだのは痛いが、ダンゾウを道連れにしてくれたのには感謝だな。この時点でダンゾウが死ぬってことは、この先の木の葉にとって大きなプラスだ。相談役共は口だけはよく動くけど、ダンゾウと違って手は直接動かさないタイプ(動かす実力がないとも言えるが)だから、そこまで気にしなくてもいいし。
「兄さんはどうするつもりなの?」
「おそらくクーデターは止められないだろう。・・・上層部からも「一族皆殺し」の任務を匂わされた。」
まあ、今更和解できるわけないわな。和解が出来るような関係なら、そもそもここまで拗れてない。
「最低でもサスケの命と安全だけは確保出来るように交渉してよ。」
俺と違って自力じゃ逃げられない上に、殺したら世界終わるからね。何より情が既に移ってしまった以上、俺はサスケを見殺しにして一人逃げる気にはなれない。
「当たり前だ。サスケとお前はクーデターに関わってない上に、アカデミー生で弱いと思われている。上層部にはお前達2人に手を下す気はないと返事をしてある。」
なら、とりあえずは一安心か。
「お前を呼んだのは、今のうちに万華鏡写輪眼の交換をしておきたいからだ。万華鏡写輪眼は使えば使うほど視力が低下する副作用があるのは知っているか?」
「知ってる。もし原作通りの展開になって、兄さんが万華鏡を持っちゃったら、俺の方からお願いしようと思ってた。交換なら双方にメリットしかないし、兄弟だから目は確実に定着すると思う。」
「ああ。今後は互いに命がけの戦闘になる機会も増えるだろうし、わざわざ無駄なリスクを背負いこむ必要はないからな。もしサスケが万華鏡を開眼しても、父上の万華鏡を使えば問題ない。」
おお・・・フガクは殺された上に、自慢の目を抉られる運命なんだねwwお気の毒ではあるが、一族滅亡の夜になったら、俺も可能な限り写輪眼回収しておこうと思っているので、人のことは言えないな。
「じゃあ避雷針で俺の家に飛ぶよ。俺は一般的な医療忍術なら使えるし、手術は俺が家でやっていい?」
「ああ。それが一番バレにくいだろうし、手術後すぐに目が使えるかは分からないからな。よろしく頼む。(しかし、眼球移植レベルの医療忍術まで使えるとは・・・。流石俺の弟だ。)」
すぐに家に帰って掌仙術で目を交換した。互いの目は驚くほど馴染み、翌日には2人共日常生活なら問題なくおくれるくらいには回復していた。イタチには原作通りシスイ殺害疑惑がかかって、今は自宅で謹慎してる。恐らく原作通り、あと数日で一族は滅亡することになるのだろう。
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