180cmのカップルは遂に…
お互いに過ごしてからもう10年以上になる僕と蒼ちゃんの関係。
端から見ると、もういつ恋人の関係になってもおかしくない関係だと思う。
その為からか、蒼ちゃんに告白する男は誰もいないのだ。
ただ、僕と蒼ちゃんはまだそんな関係に至るのは無理だろう。
あくまで僕と蒼ちゃんは、大学の先輩後輩であり、そして同じ家、部屋で寝る仲。
まあ…そんな雰囲気なら、恋人になってもおかしくないか…。
恭平(よし…今日は…!)
恭平「あのさ、蒼ちゃん。」
蒼「ん、どうしたんですか先輩。」
僕は思い切って、蒼ちゃんに告白…
だが…
恭平「明日の為に、早めに寝た方が良いんじゃない?」
蒼「そうでしたね、先輩も寝ましょう。 ほらほら!」
恭平「あーうん…そうするよ。」
という結果、こんなのが100回以上もある。
結局言い出せずに、恋人になるチャンスを自分から潰す。
つくづく思うのが、自分がヘタレすぎるという事。
ただ怖がってしまって、告白をしない…。
そんな自分が嫌になってしまう。
恭平(はぁ…今日も告白できなかったなー。)
ベッドに入って、告白できなかった事を後悔する僕であった。
それからも、何度かアタックを仕掛けようとするも…。
お昼時
恭平「ねぇ、蒼ちゃん。」
蒼「ん? どうしたんですか?」
恭平「いや、その…学食の味、今日は違う気がするよね。」
蒼「えー? あ…そう言われると…少し甘さが感じるような気が…。」
恭平「何かあったのかな?(うぅ~…その通りだけど…言いたい事は違う…何してんだ僕は…!)」
大学の帰り道
恭平「蒼ちゃん。」
蒼「先輩、何でしょうか?」
恭平「この先のケーキ屋さんって移転したんだね。」
蒼「えっ? うわっ…ホントだ…そんなー。 ボク、あのお店のケーキ好きだったのに~。」
恭平「結構気に入ってたもんね。(だから、何で言えないんだよ!? 僕のバカ!!)」
休みの日のデート時
恭平「蒼ちゃん…。」
蒼「先輩?」
恭平「今日のお昼はどうする? 何かジャンルで食べたいのってある?」
蒼「そうですねぇ…ボク、ラーメンとかが食べたいです!」
恭平「OK、じゃあお昼はラーメンにしょっか!(だから、何で言えないんだ僕は!?)」
という具合に何度も告白をしようとするも、何度も何度もその機会を逃していまい…
結局今の関係から発展する事を逃してしまってる。
特にデートの時なんてチャンスしか無いのに!?
何してるんだ僕は!?
恭平(つくづく…自分の意気地の無さに嫌気が差す…。)
蒼「先輩、どうしたんですか? ため息なんかついて…。」
恭平「えっ!? あぁ、いや何でもないよ! 僕の選んだお店蒼ちゃんの口に合うかな~って心配してたんだ。」
ちなみに今、僕はそのデートの最中なんだがね。
気がついたらため息ついて、心配される始末。
蒼「そうですか…。」
僕の答えに蒼ちゃんはちょっと呆れ気味なのか、心配気味なのか、声のトーンが少し低めだった…。
恭平(もう…ダメかもしれないな…。)
僕はそんな事を察して、もう恋人になる関係を諦める事にした。
これだけ何度も切り出そうとしても、前に進まない自分に正直愛想がついた。
ただの大学の先輩後輩の関係のままでも良いと思った僕。
運ばれてきたラーメンを無心のまま食べていく事にした。
ラーメンを食べ終えた後は、暫く街中を歩くだけだった。
街中の様子について話したりともう告白する気も失せてしまった為…僕達はただ無我夢中で街中をブラブラと歩くだけとなった…。
そうしてる間に、日が暮れてもう夕方という時刻になってしまった。
公園のベンチで一度一休みをして、それから家に帰ろうとしていた。
恭平(良い雰囲気だろうけど…もう無駄な気がするなぁ…。)
隣でベンチに座る蒼ちゃん、周りには誰もいないし一番の良い雰囲気だろうけど…
もう告白する気持ちが完全に失った僕にはもうどうでも良いことだった。
恭平(やっぱり僕は、彼女と一緒になれないんだな…。)
全てを諦めた矢先
何故か蒼ちゃんがベンチから立ち上がり、少し歩いてから僕の方向を見た。
恭平(え? 何してんの?)
すると蒼ちゃんは突然…
蒼「…先輩っ!!」
何と大声で僕の事を呼び、続けざまに
蒼「ボク、先輩の事が好きなんですっ!!!」
恭平「………へ?」
何と蒼ちゃんは僕の事を好きといったのだ。
うん、そう"好き"と…
…好き…好き…
はぁっ!!!?
恭平「ちょっとぉぉぉぉぉぉぉ!!? どういう事!?」
何と!!
蒼ちゃんがまさかの僕に告白してきたのだ!!!
もう僕は理解不能!!!
いきなり過ぎて何がどうしたら良いのか、分からん!!!
蒼「先輩が何度も告白してこないから…先輩いっつもボクに話す時告白しようと思いましたよね!? でも、上手く言えないし…言おうとしてはぐらかしてしまうから…だから、ボクから…告白しようと思いまして…!!!」
恭平「か…かか…。」
何とまさかの気づいてた!!
僕の告白が何度も何度も失敗してるからか、自分から切り出したと本人は語ってる…。
というか…何よりも恥ずかしいのが、バレてた事ーーーーー!!
蒼「先輩…その…返事は!?」
蒼ちゃんは僕に詰め寄ってきて返答を待ち望んでいる。
蒼ちゃんの鬼気迫る表情に…
僕は…
恭平「僕も好きだよ…。」
と思わず答えてしまう。
その答えを聞いた瞬間に蒼ちゃんは僕に抱きついてきた。
嬉しいのかピョンピョン跳ねながら僕の事を抱き締めていく。
そう、僕達は遂にこの瞬間から…
晴れて"恋人"の関係になったのだった。
端から見ると、もういつ恋人の関係になってもおかしくない関係だと思う。
その為からか、蒼ちゃんに告白する男は誰もいないのだ。
ただ、僕と蒼ちゃんはまだそんな関係に至るのは無理だろう。
あくまで僕と蒼ちゃんは、大学の先輩後輩であり、そして同じ家、部屋で寝る仲。
まあ…そんな雰囲気なら、恋人になってもおかしくないか…。
恭平(よし…今日は…!)
恭平「あのさ、蒼ちゃん。」
蒼「ん、どうしたんですか先輩。」
僕は思い切って、蒼ちゃんに告白…
だが…
恭平「明日の為に、早めに寝た方が良いんじゃない?」
蒼「そうでしたね、先輩も寝ましょう。 ほらほら!」
恭平「あーうん…そうするよ。」
という結果、こんなのが100回以上もある。
結局言い出せずに、恋人になるチャンスを自分から潰す。
つくづく思うのが、自分がヘタレすぎるという事。
ただ怖がってしまって、告白をしない…。
そんな自分が嫌になってしまう。
恭平(はぁ…今日も告白できなかったなー。)
ベッドに入って、告白できなかった事を後悔する僕であった。
それからも、何度かアタックを仕掛けようとするも…。
お昼時
恭平「ねぇ、蒼ちゃん。」
蒼「ん? どうしたんですか?」
恭平「いや、その…学食の味、今日は違う気がするよね。」
蒼「えー? あ…そう言われると…少し甘さが感じるような気が…。」
恭平「何かあったのかな?(うぅ~…その通りだけど…言いたい事は違う…何してんだ僕は…!)」
大学の帰り道
恭平「蒼ちゃん。」
蒼「先輩、何でしょうか?」
恭平「この先のケーキ屋さんって移転したんだね。」
蒼「えっ? うわっ…ホントだ…そんなー。 ボク、あのお店のケーキ好きだったのに~。」
恭平「結構気に入ってたもんね。(だから、何で言えないんだよ!? 僕のバカ!!)」
休みの日のデート時
恭平「蒼ちゃん…。」
蒼「先輩?」
恭平「今日のお昼はどうする? 何かジャンルで食べたいのってある?」
蒼「そうですねぇ…ボク、ラーメンとかが食べたいです!」
恭平「OK、じゃあお昼はラーメンにしょっか!(だから、何で言えないんだ僕は!?)」
という具合に何度も告白をしようとするも、何度も何度もその機会を逃していまい…
結局今の関係から発展する事を逃してしまってる。
特にデートの時なんてチャンスしか無いのに!?
何してるんだ僕は!?
恭平(つくづく…自分の意気地の無さに嫌気が差す…。)
蒼「先輩、どうしたんですか? ため息なんかついて…。」
恭平「えっ!? あぁ、いや何でもないよ! 僕の選んだお店蒼ちゃんの口に合うかな~って心配してたんだ。」
ちなみに今、僕はそのデートの最中なんだがね。
気がついたらため息ついて、心配される始末。
蒼「そうですか…。」
僕の答えに蒼ちゃんはちょっと呆れ気味なのか、心配気味なのか、声のトーンが少し低めだった…。
恭平(もう…ダメかもしれないな…。)
僕はそんな事を察して、もう恋人になる関係を諦める事にした。
これだけ何度も切り出そうとしても、前に進まない自分に正直愛想がついた。
ただの大学の先輩後輩の関係のままでも良いと思った僕。
運ばれてきたラーメンを無心のまま食べていく事にした。
ラーメンを食べ終えた後は、暫く街中を歩くだけだった。
街中の様子について話したりともう告白する気も失せてしまった為…僕達はただ無我夢中で街中をブラブラと歩くだけとなった…。
そうしてる間に、日が暮れてもう夕方という時刻になってしまった。
公園のベンチで一度一休みをして、それから家に帰ろうとしていた。
恭平(良い雰囲気だろうけど…もう無駄な気がするなぁ…。)
隣でベンチに座る蒼ちゃん、周りには誰もいないし一番の良い雰囲気だろうけど…
もう告白する気持ちが完全に失った僕にはもうどうでも良いことだった。
恭平(やっぱり僕は、彼女と一緒になれないんだな…。)
全てを諦めた矢先
何故か蒼ちゃんがベンチから立ち上がり、少し歩いてから僕の方向を見た。
恭平(え? 何してんの?)
すると蒼ちゃんは突然…
蒼「…先輩っ!!」
何と大声で僕の事を呼び、続けざまに
蒼「ボク、先輩の事が好きなんですっ!!!」
恭平「………へ?」
何と蒼ちゃんは僕の事を好きといったのだ。
うん、そう"好き"と…
…好き…好き…
はぁっ!!!?
恭平「ちょっとぉぉぉぉぉぉぉ!!? どういう事!?」
何と!!
蒼ちゃんがまさかの僕に告白してきたのだ!!!
もう僕は理解不能!!!
いきなり過ぎて何がどうしたら良いのか、分からん!!!
蒼「先輩が何度も告白してこないから…先輩いっつもボクに話す時告白しようと思いましたよね!? でも、上手く言えないし…言おうとしてはぐらかしてしまうから…だから、ボクから…告白しようと思いまして…!!!」
恭平「か…かか…。」
何とまさかの気づいてた!!
僕の告白が何度も何度も失敗してるからか、自分から切り出したと本人は語ってる…。
というか…何よりも恥ずかしいのが、バレてた事ーーーーー!!
蒼「先輩…その…返事は!?」
蒼ちゃんは僕に詰め寄ってきて返答を待ち望んでいる。
蒼ちゃんの鬼気迫る表情に…
僕は…
恭平「僕も好きだよ…。」
と思わず答えてしまう。
その答えを聞いた瞬間に蒼ちゃんは僕に抱きついてきた。
嬉しいのかピョンピョン跳ねながら僕の事を抱き締めていく。
そう、僕達は遂にこの瞬間から…
晴れて"恋人"の関係になったのだった。
※会員登録するとコメントが書き込める様になります。