始まりは···65話
砂原「まさかまた自分で学費払って行ったのか!?」
紗菜「アルバイトと掛け持ちしないと足りないと言うわけではなかったんですが、勉強するならそっちはそっちで研修とは割りきってやりたくて。」
裕介「それでなぜまたニューヨークに?」
楠本「紗菜が研究していた心理学とリンクする事件があったそうでそれを利用してプロファイリングして欲しいとニューヨーク支社に電話がきたそうだ。」
紗菜「私一年しかいないのにできません。」
楠本「大学の教授が誉めていたらしい。紗菜は観点が違う。我々が気づかなかったやり方をどんどん出して来ると。それから事件が解決した場合、大学からカウンセラーと心理学者としての資格証を貰えるそうだ。」
紗菜「そう言ったのは要らないのですが··私どうせゴミにしてしまうので」
砂原無言で紗菜のお尻をバシッとする。
楠本「もう1つ警察署の方で特別採用するとの事だ。事件解決後には二階級あがると言っていたぞ。」
裕介「それじゃ結局会社は辞めなければならないじゃないですか。」
楠本「だからちゃんと交渉したさ。よっぽどなケースの時だけ紗菜をニューヨークに行かせるって事なら協力は惜しまないと。そしたらあっさりOKだった。さすが自由の国だなぁ。」
紗菜「本人なしに話が··」
砂原「兄さんなに考えてるんですか!」
楠本「紗菜の人生だやりたい事ならやった方がいいとは思ったんだが、本人に言ったら遠慮してやらないだろう?だから、勝手に交渉させてもらった。」
裕介「紗菜やりなよ。この仕事も好きなんだろうけど、やりたかったんでしょ?せっかくお兄さん話をしてくれたんだからさ。」
紗菜「お兄ちゃん、最後のわがままごめんなさい。やってもいいですか?」
砂原「ここまでやってて今更だ。これからのバックアップは俺がする。あちらではあちらの事に集中しなさい。それからケガをしたりしないようにしろ。」
裕介「バックアップは俺もでしょ」
楠本「俺もするけど?それから不定期でいいが、時間ある時は、、」
砂原「カウンセラーとして働け。勘が鈍るからな。」
裕介「菊原家の総合病院行かせてもらったら?」
紗菜「分かりました。ありがとうございます。」
砂原「全く最後のわがまま所の話じゃない。頑張ったな」
砂原にしては珍しく頭をポンポンとして不器用にちょっと誉めてくれた。
裕介「智兄珍しい」
楠本「鬼の目にもなんとやらか。」
裕介「よし帰ろうか。お兄ちゃん達小鳥遊邸泊まりだね~」
楠本「俺はダメだろう」
砂原「お家には電話しとけばいいさ。」
裕介「もしもし和兄?今から帰りまーす」
和人「部長と社長プラスな。剛が連絡くれたぞ。」
裕介「わぁさすがぁ」
和人「親父3人に囲まれて紗菜も大変だ。」
楠本「和人ぉー聞こえたぞ?」
和人「そうですか?待ってますねー」
楠本「俺まですまん。」
砂原「いい酒買っていくよ。」
和人「おっ宜しくな。」
裕介「じゃ後でねー」
楠本「さて裕介君どの兄弟と帰る?」
砂原「酒買いに行くのは一組だけだな。邪魔な車が並ぶはめになる。」
紗菜「黒いランクルと白いランクルです。」
裕介「紗菜は今日おしゃれな服だからお酒買いに行くのは駄目だね。」
砂原「あっ紗菜お前はいつ(ピアス)開けた!駄目だと言っただろう」
紗菜「部長も左耳開いてるって和人さんから聞きました。ギャルがいた世代の人だからチャラっとしてたんですか?」
裕介「紗菜の小型爆弾きた。」
楠本「よし、裕介君智也一緒に帰れ。俺は紗菜連れてく。こっち二人は小さな喧嘩に時間が掛かりそうだ。」
裕介「そうですね。智兄お酒買って帰ろー」
砂原「分かった分かった。兄さん紗菜と帰るのはいいが··まぁいいやまっすぐ行けよ。」
楠本「分かったよ。もしもし、今日部下の所に急遽行くことになったから宜しく」
楠本の電話の先「智也に宜しく」
楠本「さすがだなぁー。おやすみ。出るぞ」
3人「失礼しました。」
楠本「そういやーこの前会社に閉じ込められたんだ。」
紗菜「そんな事あるんですか?」
楠本「部長がな、広瀬と言う奴に説教食らわせていた様なんだが、自分たちが出るときに照明も全部消して、ご丁寧に警備員室に挨拶までして帰ったらしくてな。鍵を閉められてしまったんだ。」
砂原「社長室奥だし、黒いランクルみえないので、気づきませんでした。」
裕介「智兄さらっととんでもない事言ったね。大丈夫だったんですか?」
砂原「大丈夫だろ。簡易的なシャワーあるし、給湯室にも社長室にもそれなりに、食い物と飲み物あるし。」
紗菜「社長室のソファなら余裕で寝られますもんね。」
楠本「それは紗菜だけな。本当にとんでもないやつだ。」
裕介「似てるのに喧嘩ばかりだねー。はい智兄運転は俺ね」
紗菜「社長のランクルは私が。」
楠本「却下だな。」
裕介「紗菜がランクル運転するとカッコいいんですよ。」
楠本「それは見たいが会社の外なのに社長といってるしなぁ」
紗菜「楠本さん。」
砂原「それでよし。」
楠本「智也お前だけズルいぞ。」
砂原「俺だってまだ部長と言われるときありますよ。」
裕介「しばらくは無理ですね。うちの紗菜照れ屋さんなんで。」
紗菜「アルバイトと掛け持ちしないと足りないと言うわけではなかったんですが、勉強するならそっちはそっちで研修とは割りきってやりたくて。」
裕介「それでなぜまたニューヨークに?」
楠本「紗菜が研究していた心理学とリンクする事件があったそうでそれを利用してプロファイリングして欲しいとニューヨーク支社に電話がきたそうだ。」
紗菜「私一年しかいないのにできません。」
楠本「大学の教授が誉めていたらしい。紗菜は観点が違う。我々が気づかなかったやり方をどんどん出して来ると。それから事件が解決した場合、大学からカウンセラーと心理学者としての資格証を貰えるそうだ。」
紗菜「そう言ったのは要らないのですが··私どうせゴミにしてしまうので」
砂原無言で紗菜のお尻をバシッとする。
楠本「もう1つ警察署の方で特別採用するとの事だ。事件解決後には二階級あがると言っていたぞ。」
裕介「それじゃ結局会社は辞めなければならないじゃないですか。」
楠本「だからちゃんと交渉したさ。よっぽどなケースの時だけ紗菜をニューヨークに行かせるって事なら協力は惜しまないと。そしたらあっさりOKだった。さすが自由の国だなぁ。」
紗菜「本人なしに話が··」
砂原「兄さんなに考えてるんですか!」
楠本「紗菜の人生だやりたい事ならやった方がいいとは思ったんだが、本人に言ったら遠慮してやらないだろう?だから、勝手に交渉させてもらった。」
裕介「紗菜やりなよ。この仕事も好きなんだろうけど、やりたかったんでしょ?せっかくお兄さん話をしてくれたんだからさ。」
紗菜「お兄ちゃん、最後のわがままごめんなさい。やってもいいですか?」
砂原「ここまでやってて今更だ。これからのバックアップは俺がする。あちらではあちらの事に集中しなさい。それからケガをしたりしないようにしろ。」
裕介「バックアップは俺もでしょ」
楠本「俺もするけど?それから不定期でいいが、時間ある時は、、」
砂原「カウンセラーとして働け。勘が鈍るからな。」
裕介「菊原家の総合病院行かせてもらったら?」
紗菜「分かりました。ありがとうございます。」
砂原「全く最後のわがまま所の話じゃない。頑張ったな」
砂原にしては珍しく頭をポンポンとして不器用にちょっと誉めてくれた。
裕介「智兄珍しい」
楠本「鬼の目にもなんとやらか。」
裕介「よし帰ろうか。お兄ちゃん達小鳥遊邸泊まりだね~」
楠本「俺はダメだろう」
砂原「お家には電話しとけばいいさ。」
裕介「もしもし和兄?今から帰りまーす」
和人「部長と社長プラスな。剛が連絡くれたぞ。」
裕介「わぁさすがぁ」
和人「親父3人に囲まれて紗菜も大変だ。」
楠本「和人ぉー聞こえたぞ?」
和人「そうですか?待ってますねー」
楠本「俺まですまん。」
砂原「いい酒買っていくよ。」
和人「おっ宜しくな。」
裕介「じゃ後でねー」
楠本「さて裕介君どの兄弟と帰る?」
砂原「酒買いに行くのは一組だけだな。邪魔な車が並ぶはめになる。」
紗菜「黒いランクルと白いランクルです。」
裕介「紗菜は今日おしゃれな服だからお酒買いに行くのは駄目だね。」
砂原「あっ紗菜お前はいつ(ピアス)開けた!駄目だと言っただろう」
紗菜「部長も左耳開いてるって和人さんから聞きました。ギャルがいた世代の人だからチャラっとしてたんですか?」
裕介「紗菜の小型爆弾きた。」
楠本「よし、裕介君智也一緒に帰れ。俺は紗菜連れてく。こっち二人は小さな喧嘩に時間が掛かりそうだ。」
裕介「そうですね。智兄お酒買って帰ろー」
砂原「分かった分かった。兄さん紗菜と帰るのはいいが··まぁいいやまっすぐ行けよ。」
楠本「分かったよ。もしもし、今日部下の所に急遽行くことになったから宜しく」
楠本の電話の先「智也に宜しく」
楠本「さすがだなぁー。おやすみ。出るぞ」
3人「失礼しました。」
楠本「そういやーこの前会社に閉じ込められたんだ。」
紗菜「そんな事あるんですか?」
楠本「部長がな、広瀬と言う奴に説教食らわせていた様なんだが、自分たちが出るときに照明も全部消して、ご丁寧に警備員室に挨拶までして帰ったらしくてな。鍵を閉められてしまったんだ。」
砂原「社長室奥だし、黒いランクルみえないので、気づきませんでした。」
裕介「智兄さらっととんでもない事言ったね。大丈夫だったんですか?」
砂原「大丈夫だろ。簡易的なシャワーあるし、給湯室にも社長室にもそれなりに、食い物と飲み物あるし。」
紗菜「社長室のソファなら余裕で寝られますもんね。」
楠本「それは紗菜だけな。本当にとんでもないやつだ。」
裕介「似てるのに喧嘩ばかりだねー。はい智兄運転は俺ね」
紗菜「社長のランクルは私が。」
楠本「却下だな。」
裕介「紗菜がランクル運転するとカッコいいんですよ。」
楠本「それは見たいが会社の外なのに社長といってるしなぁ」
紗菜「楠本さん。」
砂原「それでよし。」
楠本「智也お前だけズルいぞ。」
砂原「俺だってまだ部長と言われるときありますよ。」
裕介「しばらくは無理ですね。うちの紗菜照れ屋さんなんで。」
※会員登録するとコメントが書き込める様になります。