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なぜ、彼女は全て真っ白のパンツスーツスタイル?

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: rodann
目次

真っ白な彼女は、初の食事会をどう思ったのか?


黒沼さんは私の今着ているこの白いパンツスーツをどうやって入手したのかを聞いてきた。
私は事細かくその入手経路を伝えると、彼は少し唖然とした表情になってしまった。
やはり…生真面目な彼からすると…私がこんな感じで手に入れたとなれば…唖然とするのは無理も無いか…。
流石に値段まで言ってしまったら…。

だが、私としては今の雰囲気を何とかして変えないとと思い、今度は別の話題にした。

潤「えーと…黒沼さん。」

貴之「えっ…あ、はい…。」

潤「今日のご飯…良かったです!! あんな美味しいお寿司ご馳走になって本当に良かったです!! 私、嬉しくて…。」

私は、話題を「今日の食事」に変えた。
まあ、何を言っても、今日食べたあのお寿司は本当に良かったし最高だった。
しかも…彼にお金まで出してもらったし…。

貴之「あ、それは良かったです! 安心しました、僕も、もし白石さんが気に入らなかったらと思うと…怖くて…でも気に入ってくれて本当に良かったです。」

彼の表情が明るくなった。
やはり、あの時の私の話はそうとう応えたのだろう…(汗)

潤「今度は、私が奢りますね。 黒沼さんに奢られてばかりだと、私が申し訳立たないので。」

貴之「あー、まあ確かに。 ならその時は、白石さんの知ってるお店もしくは、行きつけのお店で。 宜しくお願いしてくれれば。」

と、今度は私行きつけのお店を紹介してと頼まれた。
まあ、私も断る理由は無いし、何よりも今日は美味しいお寿司を食べさせて貰ったから、恩返しのつもりで。

潤「分かりました!! では、日程が決まった時はご連絡しますので。」

貴之「ありがとうございます!! では、また今度宜しくお願いしますね~!!」

潤「こちらこそ!!」

と軽い会話をして私達は別れる事にした。

そして彼と別れてすぐ私は、直ぐに行きつけのお店の状況を調べた。
定休日や営業してる時間、全てを考慮したのち、彼との日程合わせだ…。
だが…

潤「うー…あまり無いなぁ…。 例え1日大丈夫な店有っても…彼がダメならダメなんだよな…。」

そう、一番はまず彼との日程だ。
彼は、社会人で毎日仕事をしている、しかも終わるのは夕方以降だ…。
しかも私は、仕事の日程がまちまちだ。
今日突然仕事が入る場合もあるし、地方の仕事もあるから移動時間等を考えたりすると、会える日程は限られてしまう…。

潤「う~ん…どうしようかな…。」

私は悩んだ末に…。

潤「黒沼さんに聞いてみようか、今月はいつ休みなのかを。」

私はまた黒沼さんにメールを送って休みがいつなのかを聞くことにした。

こんなメールの内容で

黒沼さん、お疲れ様です!!
こんな時間にメールをしてすいません!(^^;
実は、黒沼さんに今月はいつお休みなのかを聞きたくてメールをしました。
私もモデルとして働いてる身なので、突然お仕事が入ってしまう可能性があるんです!!(>_<;)
だから、まず先に黒沼さんのお休みを先に聞きたいんです、どうかお願いします!!

少し熱のこもったメールを黒沼さんに送った。
黒沼さんの休みに合わせて行動しないと、彼にただ迷惑掛けるだけだからなぁ…。


少ししたら…彼からの返信メールが来た。


お疲れ様です。
確かに、白石さんはモデルという職業ですし、休みや仕事が常に決まってる訳では無いですしね。
そう考えれば、僕が休みの方が白石さんと一緒にご飯を食べる事が出来ますからね。
ちなみに僕の今月の休みは、土日と祝日だけですけど、それなら僕が有給を使って白石さんの都合がつく日を休みにしようかと思います。
その時は宜しくお願いします!!

と、私の為に有給まで使うと言ったメールだった。

潤「私の為に…ここまでしてくれるのか…。 何か申し訳ないな…。」

私は、そんなメールを見て罪悪感を感じながら家に辿り着く。
家に着くや否や、私は着替えをして今着ているスーツをクローゼットの中に入れる。

そしてパジャマに着替えると、私はベッドの上でまた再びスマホを触る。

私自身のスケジュールを見て、休みがどの日なのかを確認した。

その結果、来週の休みは水曜日と木曜日の2日だった。

潤「んー…黒沼さん、大丈夫かな…。 取り敢えず、連絡しよ。」

私は、休みの日を伝えるメールを黒沼さんに送った。

ピロン♪

潤「もう来た、えーと…『分かりました、その日が有給になるかを上司に相談して取っておきます。 取れたら、またご連絡します。』うそーん!!」

何と、無理にでも有給を取るというメッセージが。

潤「…彼、本気だ…本気なら…私も本気出して良いお店を見つけないと…!! 休みの水曜日まで、後6日…大丈夫か私…?」

何としてでもプランを練らないとと、私はその日からずっと、休みの日のプランを練っていた。
私の為にここまでしてくれる彼に報いる為にも、彼が絶対に喜ぶような1日を作らないと!!

そして…

白石さん、お疲れ様です。
有給は無事に取れました!!
今週の水曜日、僕は休みになりましたので宜しくお願いします!!

と有給が取れたというメールが月曜日送られてきた…。
これで残るは私のプランと言うことに…心配だが…全力でやるしかない!!
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