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異世界転生したペテルギウス「Re.ゼロから始める異世界生活」ss

原作: その他 (原作:「Re.ゼロから始める異世界生活」) 作者: momotam
目次

真実と恐怖

季節は、真夏で外にはセミがみんみん騒がしい。クーラが強すぎるのか女性社員が肩に毛布をかけている。
社長「最近の新卒はパッとしないな。印象が薄いんだよ。」
部長「そうですな中々この人を取りたいとまではいかない(それ、去年も言ってたわ、本当に社長ってバカだよな。バカは優秀な人材が好きなのかな。笑えるわ)」
社長「いつになったらこれ終わるのマミちゃん。ご飯行こうよ」
マミ「社長セクハラです、次の方で最後になります。」
社長「セクハラってひどいよ。マミちゃんのパパなのに
部長「え…」
マミ「お父さんコネ入社の件は一部の関係者だけが知っている事なのですよ」
社長「あ、そうだった。どうしよう暗殺しとく?」
部長「え…やめてください。暗殺とか、まだ死にたくないよ」
部長は机にうつ伏せになるとシクシクと泣き出す。
マミ「死体の処理が面倒なので殺しませんが内密にお願いします」
部長「マミちゃん怖いよ。絶対に言いません本当に神様に誓います。(え、冗談に聞こえないんだけど、冗談だよね?冗談って言って」
マミ「そろそろ次の方に入って貰います。」
ガチャっとドアが開くと目の前にはオカッパの黒いフードを被った男が立っていた。
ペテルギウス「どうもこんにちは、私、怠惰担当ペテルギウス・ロマネコンティです」
社長、マミ、部長「濃い奴キタな…」部屋中は静まり返る。
社長「君、色々言いたいのだがまず、なぜリクルートスーツを着こなさない。就活の常識だろうと思うのだが」
ペテルギウスは歩き出し社長に顔を近づける。
ペテルギウス「貴方、怠惰ですね。私が勤勉に勤めここまで来たのに貴方のその態度は最悪だ。何という酷さ。」
マミ「プッツ…」マミは笑うのを堪えると申し訳なさそうに咳払いをする。
社長「君、私はこの社内で一番偉いのだぞ。そこだけは知っておきなさい(クッソ、マミちゃんがいるのに…父親の面子が丸つぶれだ。病人みたいな色しやがって)」
マミ「ペテルギウスさんはどうしてこの会社に面接に」
ペテルギウスはマミの質問に機嫌を良くしニコッと笑うと椅子に座り喋る出す。
ペテルギウス「魔女、という言葉は私のためにあります。それ故に私は貴社を希望する」
社長「なるほど、当社はとても優秀な人材が多いことは就活生の間で有名なはず、君は魔女の名前に恥じない働きをできるというわけか、実に素晴らしい(我が家のアイドルマミちゃんに色目を使っていたな。けしからん。圧迫面接でいじめてやるぞもやしっ子が!」
ペテルギウス「そうです。私は産まれる前から魔女のためこの身を捧げて来たのです」
マミ「それは素晴らしいですね(やばい心が傷だらけの人決定だよ。痛い、痛すぎる。誰か、人一人包めるぐらいの包帯を持ってきてあげて)」マミは笑うのを必死に堪えた。
社長「本当に、ぜひ当社に入社して欲しいね。(マミちゃんが笑ってる。あの男絶対に許さん。もう不採用決定ですわ。しかし、マミちゃんがいい言葉言ってるのにパパが否定的な言葉を言ってしまっていいものか。下手したらマミちゃんにパパ嫌いとか言われてしまう可能性はなかろうか。そんな事言われたら俺は一生家からでれないぞ)」社長は咳払いをすると隣の部長に合図を送る。
部長はその合図に気付き社長の顔を見る。社長は指で自分の用紙を部長に差し出した。その紙には“スカ”と書かれていた。
部長はとても頭の回転がはやい。そのスカと書かれた用紙について考えるために部長の脳はかなりドバドバと動き出した。そして答えにたどり着く。
部長は社長に首を縦に大きく振ると全て俺に任せて欲しいと言わんばかりにのまなざしを社長に向けた。
部長「社長、こんなこと言いたくありませんが、彼には常識がない。そんな人材を会社に入れるべきではないと僕は考えます。」
社長「そうかね、個性的でいいと思うが(凄いよ部長、少しの情報だけで僕の気持ちを気づいてくれて対応も完璧だよ。グッジョブ!部長)」社長はまた部長に合図を送ろうとして部長の顔をみた。部長はとてつもなく不思議そうな顔をしている。社長は混乱させてしまう発言をしてしまた事を心の中で謝る。そして、紙に”OK“と書き部長に渡した。
部長「ミスターペテロギウスはいい子ですが、我が社とは少し合わないかもしれません(なに、俺このままペテロギウス反対派を貫いていいの?そんな意味わからない指示ばかりするから、他の重役たちが独立したいって言われて出ていくんだ。もう俺と社長しかいないじゃないか、バカ、アホ、ハゲ!)」部長の顔は険しくなる。
部長「何より彼は中卒です。我が社の応募は大卒から、当社を受ける資格がないのです。」ペテルギウスを指差しドヤ顔をする。
ペテルギウスは床をただ眺め放心していいたがやがて顔を歪ませ部長をみる。
ペテルギウス「なんという、私への侮辱!許しません。許しませんよ。」
そういうと部長の体は天井まで吹き飛び地面に叩きつけられた。そう、ペテルギウスのスキル見えざる手が発動したのだ。
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