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異世界転生したペテルギウス「Re.ゼロから始める異世界生活」ss

原作: その他 (原作:「Re.ゼロから始める異世界生活」) 作者: momotam
目次

新社会人ペテルギウス君

ペテルギウス「はじめまして私、怠惰担当ペテルギウス・ロマネコンティです!」
ペテルギウスは目をギラつかせると首を横に倒す。
上司さん「怠惰は担当していないが、新入社員のペテルギウスくんだ。外国生まれのようで日本にはまだ慣れていない。みんな仲良くしてやってくれたまえ」
周囲がざわつく(ザワザワ…あの人の髪型やばくない…ザワザワ)
上司さん「みんな色々ペテルギウス君に聞きたい事もあるが後でゆっくり聞くといいさ」にこやかに笑った上司さんはぺテルギウスの肩をポンポンと叩く。上司さん「メガネ君!君に教育担当をお願いしたい…」
上司さんの言葉を遮るように机をダンと音を立てた
メガネ君「嫌です!僕は足を引っ張られるのが大っ嫌いなんですよ」メガネ君はズレたメガネのポジションを整える。
上司さん「メガネ君!君はとても優秀だ!素晴らしい!」
上司さんはそう言うと大きく拍手する。メガネ君は当然だろうと言わんばかりのドヤ顔をかました。
上司さん「メガネ君の素晴らしい姿を私にもっと見せてはくれないかね?」そう言うとボッソとメガネ君の耳元で上司さんは囁く…
「実は、めがね君に昇進の話が出ていてね。僕の言いたい意味、賢いメガネ君ならわかるよね」上司はチラリとメガネ君を見て肩を抱き寄せるとウィンクをする。
メガネ君は舌打ちすると「仕方ないですね(俺が偉くなったら上司、貴様は左遷だ)と言う。
そして、満足そうに上司さんは笑うと外回りに行ってしまった。
メガネ君は厄介事を引き受けてしまった事にため息をつくと、早速ペテルギウスに話しかける。
メガネ君「僕の名前はメガネ・翔だ。よろしく頼むよペテルギウス君」メガネさんは挨拶を済ませると握手するために手を前に出すとペテルギウスはその手を強く握る。
ペテルギウス「…貴方、怠惰ですね‥」
メガネ君「(はぃ!なにこいつ初対面でいきなり。と言うか手が痛い強いよ握力半端ない。怖っつ!!だがしかし冷静になれ、俺)ペテルギウス君そろそろ手を離してくれないかな」
ペテルギウス「これは失礼。しかし貴方のような存在が私に何を教えると?失礼ですが貴方は、魔女に愛されてないのでしょう。福音の提示を」
メガネ君「私は君より先に入社して6年無遅刻無欠席社、何度も社に貢献もしている。故に教えることはたくさんあると自負している。どんな女性にも一目惚れさせる程のスペックと容姿も兼ね備えている。きっと君を崇拝する魔女はまだ僕の存在に気づいていないのだろう。
ペテルギウスは唸り出すと天井を見上げる。
ペテルギウス「私の前で魔女を愚弄するとは許せない。しかし、許さなければ私は明日から職を失ってしまうのです!これは私に与えられた試練なのでしょう…わかりました。貴方の言うことを聞きます。私に指示を」
ペテルギウスは地面に頭を擦り付けメガネ君の指示を仰いだ。
メガネ君はペテルギウスの異常な行動に思考が追いつかくなり恐怖すら感じ出したのでペテルギウスについて考えるのを諦めた。
メガネ君「仕事にやる気を出して貰えて何よりだ。ではコピーを10枚頼む(やだ、もう帰りたい)」
ペテルギウスはメガネ君の言葉に頷くと指をパチンと鳴らす。風のように速く黒いローブを被った3人組が現れた。
ペテルギウス「さぁ我が指先達よ、コピーを頼みます」
指先達はコピー機に苦戦しながらも一生懸命動き出す。その辿々しい姿に焦ったさを感じたコピー機の後ろに並んでいた女性がコピーの取り方を教え出していた。
なんとかコピーを終えた指先たちはペテルギウスに書類を渡すと瞬間移動したかのように消えてしまう。
ペテルギウス「さぁ、コピーです!次は何をすればよいのですか?」
メガネ君「うん…ありがとう…じゃあ次はこの資料を5枚コピーお願いできる?」
ペテルギウスはまた指をパッチと鳴らすとまた3人の指先が現れる。そしてまたペテルギウスはコピーをするよう指先たちに命令する。
指先達はまた苦戦して今度は後ろに並んでいたおじさんにコピーの使い方を教わりペテロギウスに書類を渡す。ペテロギウスはその書類をメガネ君に渡した。
メガネ君「待って、待って少し考えさせて。(誰だよ、友達かなにか?ちかもコピー機使ったことないのかよ。ちかも2回も他人に迷惑かけている。疑問が尽きない、本当に現代人なのか?)
ペテロギウスは下を向いて考え込むメガネ君を覗き込む。
メガネ君「怖いわ!なんだよその目!純粋そうな暗殺者の目だよ!」メガネ君は大声を出した事により社員たちが騒ぎ出す。
ザワザワ…「なんかいつもクールなメガネさんとは違う気がする。ヤダ、素敵抱いて、メガネさん」
メガネさんは咳払いすると冷静さを失った自分を叱り、深呼吸をした。
メガネ君「とりあえず、指先さんに頼るのは良くない。何故なら給料を貰うのはペテロギウス・コマネコンティ君なのだよ。他人任せにしていると金銭的なトラブルの元にもなる。まだ、新卒で学生意識が抜けないのかもしれないが、自分の力でコピーをするんだ。わかったかな?ペテルギウス君」
メガネ君の愚痴が長くなる度にペテルギウスの口はどんどん大きく開いていった。その姿に恐怖するメガネ君だったが負けてなるものかとメガネ君は目を逸らしながら説教を続けた。
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