180cmの彼女はハーフと勘違いされる
英ちゃんの妹さん[美希]ちゃんとの話が終わった後、蒼ちゃんはこんな事を僕に嘆いた。
蒼「あー…美希ちゃんの質問がまだあんなだから良かったー…。」
恭平「え、それってどういう事?」
蒼「ほら、背が高いと…ハーフなのって結構聞かれるんですよ。」
恭平「あぁ~…成る程ね。 背が高いとハーフなの?って言われるよね。」
彼女の嘆きに関してはいささか共感はする。
特に女性なら、ハーフと思われても何も言えなくなる…。
蒼「ボク…純血の日本人ですよ!! それなのにハーフって…いやいや、顔アジア人だし!!」
恭平「ハハハハッ…。」
彼女の言うとおりだ。
アジア人なのに身長が高いだけでハーフと勘違いされると嫌だわ…。
その上、彼女のお父さんお母さんはれっきとした日本人だし。
だけど、彼女が何よりも気にしてるのは。
蒼「何というか…ボク、みーくんと香澄姉さんが羨ましいですよ…。 二人ともここまで極端な身長じゃないから…。」
恭平「あー…それは言える…。」
彼女の兄弟がそこまで極端な身長じゃないこと。
ちなみに、弟の光久君は170cm、お姉さんの香澄さんは163cm。
平均よりは高めだけど、蒼ちゃんの様に極端に高くは無い…。
まあ、光久君はまだ高校生だからこれからだろうけど、超えるかどうかは…う~ん…。
蒼「先輩はありませんか? 何かハーフだと言われた事。」
蒼ちゃんが僕に話を振ってきた。
恭平「んー、まあそう言われると…無いかも…やっぱ、男性の180cmって結構ありふれてるみたいだし。」
蒼「あー…やっぱりそうですか…。」
恭平「まあ、例えハーフだとしても確実に背が高いとは限らないしね。」
蒼「え、そうなんですか?」
恭平「うん、僕と同じ法学部にいる後輩の子、ハーフで男だけども僕よりも身長低かったし。」
蒼「へー…そうなんですか…。」
恭平「むしろ、ハーフで身長低い方がキツいと思うよ。 蒼ちゃんもハーフの人=(イコール)身長高いってイメージついてる訳じゃん。」
蒼「アハハ…そう言われると…確かに…。」
恭平「だからさ、逆にハーフなのに、[えっ、身長あまり高くないじゃん]って思われても困る訳だからね。」
蒼「確かにそう言われたら…ボクがその立場だったら、まず困りますね。」
恭平「そうそう。」
僕はしかも、その時の現場を見てる訳だからね。
さっき蒼ちゃんに言った事と同様の事が起きたから、まあ…その時の彼は…かなりしょげてしまってたけど…。
まあそうなっちゃうね…。
そして次の日。
また昼で蒼ちゃんと一緒にご飯を食べてる最中、彼女からこんな事を言われた。
蒼「先輩!! 聞いてくださいよ今日、ちょっとビックリしたんですよ、看護学部にハーフの女の子がいて、その子身長が170cm超えていたんですよ!!」
恭平「マジで?」
何とまさかのハーフの長身女子がいたという実態。
恭平「で、何でそんな話を?」
蒼「実は、先輩の所へ向かう途中にその女の子と出会ってしまって…そしたら、その女の子から…[私よりも背が高い、貴女も私と同様なの?]って言われて。」
僕はそれを聞いて笑いが込み上げてしまった…。
恭平「プッ…ククッ…つまり…ククッ…ハーフの子からハーフ仲間と勘違いされたの…?」
何とか笑いを抑えて会話を続けるが…しかし…笑いが…ククッ…。
蒼「そうなんですよ、ボク、顔アジア人!! 日本人の親から産まれた純血の日本人!! 何で、背丈で判断されるの!? しかもハーフの子から!?」
恭平「アハハハハハッ!!」
僕は、結局笑いを抑えきれず大爆笑してしまった。
蒼「せんぱいーーー!! 笑わないで下さいよーーー!!」
恭平「アハハハハハッ! ゴメンゴメン…ハァ…ハァ…それは…フフッ…つまり、ハーフの子もビックリしたって事だよね? 自分よりも身長高い訳だから(笑)」
蒼「もう、本当に…違うっちゅーのにーー!! 何で身長で判断されるのーー!?」
想像つく、そりゃそうだ。
170cm超えの女子は滅多にいないし、おそらくその子もまさか自分よりも背が高い女子がいるなんて想像つかなかっただろう…。
そして笑いが収まり、僕は再び会話を再開する。
恭平「ハァ…まあでも、その子も想像つかなかっただろうね。 大学内に噂が立ってたとしても実際に本当なのかどうかも分からないし、けど実際にいたからビックリしたんだろうね。」
蒼「確かに、最初ボクを見た時、驚いてはいましたね。 大学内で会うなんて事滅多に無いですし。」
恭平「学部も違うからね。 蒼ちゃんは理工学部で、その子は看護学部だから。 会うなんて余程僕達みたいな仲じゃないと会えないだろうね。」
まあ、それに蒼ちゃんは背も高ければスタイルも顔もトップクラスに良いからね…。
蒼「そう言われると、先輩も法学部ですからこういう昼の時間でしか会えないですよね。」
恭平「まあそうだね。 ただ、まさか…ハーフの子から言われるなんて想像つかなかったでしょ?」
蒼「人生で…そう無いでしょ…。 むしろ、言われた事ある人そんないないでしょ…。」
恭平「そうだね(笑)」
まさかの珍事件、それを体験した蒼ちゃんは終始複雑そうな表情だった。
蒼「あー…美希ちゃんの質問がまだあんなだから良かったー…。」
恭平「え、それってどういう事?」
蒼「ほら、背が高いと…ハーフなのって結構聞かれるんですよ。」
恭平「あぁ~…成る程ね。 背が高いとハーフなの?って言われるよね。」
彼女の嘆きに関してはいささか共感はする。
特に女性なら、ハーフと思われても何も言えなくなる…。
蒼「ボク…純血の日本人ですよ!! それなのにハーフって…いやいや、顔アジア人だし!!」
恭平「ハハハハッ…。」
彼女の言うとおりだ。
アジア人なのに身長が高いだけでハーフと勘違いされると嫌だわ…。
その上、彼女のお父さんお母さんはれっきとした日本人だし。
だけど、彼女が何よりも気にしてるのは。
蒼「何というか…ボク、みーくんと香澄姉さんが羨ましいですよ…。 二人ともここまで極端な身長じゃないから…。」
恭平「あー…それは言える…。」
彼女の兄弟がそこまで極端な身長じゃないこと。
ちなみに、弟の光久君は170cm、お姉さんの香澄さんは163cm。
平均よりは高めだけど、蒼ちゃんの様に極端に高くは無い…。
まあ、光久君はまだ高校生だからこれからだろうけど、超えるかどうかは…う~ん…。
蒼「先輩はありませんか? 何かハーフだと言われた事。」
蒼ちゃんが僕に話を振ってきた。
恭平「んー、まあそう言われると…無いかも…やっぱ、男性の180cmって結構ありふれてるみたいだし。」
蒼「あー…やっぱりそうですか…。」
恭平「まあ、例えハーフだとしても確実に背が高いとは限らないしね。」
蒼「え、そうなんですか?」
恭平「うん、僕と同じ法学部にいる後輩の子、ハーフで男だけども僕よりも身長低かったし。」
蒼「へー…そうなんですか…。」
恭平「むしろ、ハーフで身長低い方がキツいと思うよ。 蒼ちゃんもハーフの人=(イコール)身長高いってイメージついてる訳じゃん。」
蒼「アハハ…そう言われると…確かに…。」
恭平「だからさ、逆にハーフなのに、[えっ、身長あまり高くないじゃん]って思われても困る訳だからね。」
蒼「確かにそう言われたら…ボクがその立場だったら、まず困りますね。」
恭平「そうそう。」
僕はしかも、その時の現場を見てる訳だからね。
さっき蒼ちゃんに言った事と同様の事が起きたから、まあ…その時の彼は…かなりしょげてしまってたけど…。
まあそうなっちゃうね…。
そして次の日。
また昼で蒼ちゃんと一緒にご飯を食べてる最中、彼女からこんな事を言われた。
蒼「先輩!! 聞いてくださいよ今日、ちょっとビックリしたんですよ、看護学部にハーフの女の子がいて、その子身長が170cm超えていたんですよ!!」
恭平「マジで?」
何とまさかのハーフの長身女子がいたという実態。
恭平「で、何でそんな話を?」
蒼「実は、先輩の所へ向かう途中にその女の子と出会ってしまって…そしたら、その女の子から…[私よりも背が高い、貴女も私と同様なの?]って言われて。」
僕はそれを聞いて笑いが込み上げてしまった…。
恭平「プッ…ククッ…つまり…ククッ…ハーフの子からハーフ仲間と勘違いされたの…?」
何とか笑いを抑えて会話を続けるが…しかし…笑いが…ククッ…。
蒼「そうなんですよ、ボク、顔アジア人!! 日本人の親から産まれた純血の日本人!! 何で、背丈で判断されるの!? しかもハーフの子から!?」
恭平「アハハハハハッ!!」
僕は、結局笑いを抑えきれず大爆笑してしまった。
蒼「せんぱいーーー!! 笑わないで下さいよーーー!!」
恭平「アハハハハハッ! ゴメンゴメン…ハァ…ハァ…それは…フフッ…つまり、ハーフの子もビックリしたって事だよね? 自分よりも身長高い訳だから(笑)」
蒼「もう、本当に…違うっちゅーのにーー!! 何で身長で判断されるのーー!?」
想像つく、そりゃそうだ。
170cm超えの女子は滅多にいないし、おそらくその子もまさか自分よりも背が高い女子がいるなんて想像つかなかっただろう…。
そして笑いが収まり、僕は再び会話を再開する。
恭平「ハァ…まあでも、その子も想像つかなかっただろうね。 大学内に噂が立ってたとしても実際に本当なのかどうかも分からないし、けど実際にいたからビックリしたんだろうね。」
蒼「確かに、最初ボクを見た時、驚いてはいましたね。 大学内で会うなんて事滅多に無いですし。」
恭平「学部も違うからね。 蒼ちゃんは理工学部で、その子は看護学部だから。 会うなんて余程僕達みたいな仲じゃないと会えないだろうね。」
まあ、それに蒼ちゃんは背も高ければスタイルも顔もトップクラスに良いからね…。
蒼「そう言われると、先輩も法学部ですからこういう昼の時間でしか会えないですよね。」
恭平「まあそうだね。 ただ、まさか…ハーフの子から言われるなんて想像つかなかったでしょ?」
蒼「人生で…そう無いでしょ…。 むしろ、言われた事ある人そんないないでしょ…。」
恭平「そうだね(笑)」
まさかの珍事件、それを体験した蒼ちゃんは終始複雑そうな表情だった。
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