74
ベルモット「何て様なの?…全く。…どーせ、表の探偵君が警察を呼んでるだろうから、あなたはそのままここで寝てなさい。」
「……いや…っ…私…弱くない…」
ベルモット「ええ、そうよ、あなたは弱くない。でも今のあなたは強くもないわ。…ゆっくり休んで。回復すれば、あなたは強くなる。」
「ベル…」
ベルモット「喋らなくていいわ。」
「ありが…と…」
ベルモット「…全く。世話の焼ける子…………そこいにるんでしょう?探偵君?」
平次『ばれたんか…?!』
ベルモット「そのままでいいから聞いて。…彼女を、頼んだわよ。」
平蔵「いやぁ、怪我なくてよかったわ。おおきに。」
「いえ…。では、事件も解決したことですし、東京に戻ります…」
平蔵「なんや、もう戻るんか!」
静華「もっとゆっくりしていけばええのに~」
「いえ…お世話になりました…いろいろよくしてくださって、ありがとうございます…」
平蔵「いやぁ、こちらこそ!おおきに」
「ではありがとうございました。」
平次「ちょお、まちーな。」
平蔵・静華「平次…?」
「…お世話になってありがと。、…迷惑かけっぱなしでごめんね」
平次「そうやない!…もうちょい大阪おって休みって…」
「そうはいかないよ…」
平次「今度はなんの事件や?ないやろ。もっと今回の事件について詳しく教えてもらわなあかん。」
静華『平次…?』「そーやわ!来週蘭ちゃんたちくるてゆーてたわ!それまでこっちおり!それから一緒に帰ったらええやんか!」
「でも…」
平蔵「…せや、もっと事件について語り合おうやないか。」
平次「せ、せや!そーゆーこっちゃ!」
「………」
静華「はい!じゃあ荷物下ろしてー」
平蔵「ほれ、平次、荷物をゆりちゃんの部屋持ってったり!」
平次「あぁ!せやな!」
平蔵「まぁせっかくやし、事件の話きかせてもらおやないか^^怪我ないんはよかったけど、なんであないなところで倒れとったんや?」
「それは…」
平蔵「犯人を射撃したのも君やないとしたら。…それに血痕が君のものと一致したけど外傷はなかった。」
「…」
静華「もう、そんなことええやないの!無事で帰ってきてくれてその上犯人も捕まったことやし…」
平蔵「せやけど…」
平次「せやで、おかんの言う通りや。後で俺から話すさかい。」
「…幼馴染の…死んだはずの両親だったんです。」
平蔵「なんやて?!」
「……彼等を射撃したのは私がノックとして潜入捜査をしている組織の仲間です。…幼馴染の両親達は………組織の一員でした。…そして私の両親も。………その事には薄々気付いていました。…彼等の両親が生きていることもわかっていました。…でもそのことを言えずに隠し、幼馴染達は自力で調べ上げ、私が忙しい間に組織の元へと行きました。…彼等は組織に入るように勧められましたが、警察官を目指していたので勿論断りました。…すると、丁度私が駆けつけたときに…………殺されました。…その殺したのも、彼等の両親でした。………それでも、彼等の会いたくてやまなかった彼等の両親を殺すことは私には出来ず、血迷ってるうちに組織の仲間が彼等を殺しました。………これが今回の一連の事件の全てです。」
平蔵「でも、君ならなんで知り合いやとわかっとって引き受けたんや…」
「…そうですね…。………その情報は嘘で、彼等の両親が本当はいい人で、すでに事故死していたのではないかって、希望を持っていたのかもしれません…………さ、こんな暗い話はやめましょ^^」
平蔵「ゆりちゃん…」
静華「平蔵はん、ちょっと平次とお醤油買いに行ってきてくれへん?」
平次「なんで親父と…」
静華「ええから、な?平次?」
平次「あー、もうわかったわ、親父、いくでっ」
平蔵「あ、あぁ。」
静華「行ってらっしゃーい^^暫く帰ってこんでえーよー^^」
「し、静華さん…;」
静華「ゆりちゃん、悪いけどごお茶淹れるの手伝うてくれる?」
「はいっ」
静華「なぁ、ゆりちゃん…。」
「はい…?」
静華「よう頑張ったね。」
「え…?」
静華「なんも平蔵はんが調べる前からゆりちゃんにたよってしもて、辛かったやろ」
「いえ。そんな。むしろ呼んでいただけて光栄ですよ…」
静華「強がりな女の子やこと^^…うちらが帰ってきたとき、ほんまはちょっと体調ようなかったんやろ?…それも隠すために捜査に無理やり連れて行け言う平次の口止め料としてつれてったんも丸わかりやで^^」
「…いえ…」
静華「なぁ、ゆりちゃん?平次がまだ東京に帰しとないんも、多分、無理するからやでゆりちゃんがな。」
「無理なんて…」
静華「ほんまは辛かったんやろ?ゆりちゃん、事件の話しとる時も、うちらが家帰ってきた時もいっつも泣きそうな顔してるの、気付いてへんとでも思った?」
「別に泣くようなこととか…」
静華「頑張るのはええことやで?でもな、感情隠して自分に嘘つくのはようないで??そんなことしとったらな、感情がない抜け殻人間なるさかい。たまには素直に泣いとき^^」
「……いや…っ…私…弱くない…」
ベルモット「ええ、そうよ、あなたは弱くない。でも今のあなたは強くもないわ。…ゆっくり休んで。回復すれば、あなたは強くなる。」
「ベル…」
ベルモット「喋らなくていいわ。」
「ありが…と…」
ベルモット「…全く。世話の焼ける子…………そこいにるんでしょう?探偵君?」
平次『ばれたんか…?!』
ベルモット「そのままでいいから聞いて。…彼女を、頼んだわよ。」
平蔵「いやぁ、怪我なくてよかったわ。おおきに。」
「いえ…。では、事件も解決したことですし、東京に戻ります…」
平蔵「なんや、もう戻るんか!」
静華「もっとゆっくりしていけばええのに~」
「いえ…お世話になりました…いろいろよくしてくださって、ありがとうございます…」
平蔵「いやぁ、こちらこそ!おおきに」
「ではありがとうございました。」
平次「ちょお、まちーな。」
平蔵・静華「平次…?」
「…お世話になってありがと。、…迷惑かけっぱなしでごめんね」
平次「そうやない!…もうちょい大阪おって休みって…」
「そうはいかないよ…」
平次「今度はなんの事件や?ないやろ。もっと今回の事件について詳しく教えてもらわなあかん。」
静華『平次…?』「そーやわ!来週蘭ちゃんたちくるてゆーてたわ!それまでこっちおり!それから一緒に帰ったらええやんか!」
「でも…」
平蔵「…せや、もっと事件について語り合おうやないか。」
平次「せ、せや!そーゆーこっちゃ!」
「………」
静華「はい!じゃあ荷物下ろしてー」
平蔵「ほれ、平次、荷物をゆりちゃんの部屋持ってったり!」
平次「あぁ!せやな!」
平蔵「まぁせっかくやし、事件の話きかせてもらおやないか^^怪我ないんはよかったけど、なんであないなところで倒れとったんや?」
「それは…」
平蔵「犯人を射撃したのも君やないとしたら。…それに血痕が君のものと一致したけど外傷はなかった。」
「…」
静華「もう、そんなことええやないの!無事で帰ってきてくれてその上犯人も捕まったことやし…」
平蔵「せやけど…」
平次「せやで、おかんの言う通りや。後で俺から話すさかい。」
「…幼馴染の…死んだはずの両親だったんです。」
平蔵「なんやて?!」
「……彼等を射撃したのは私がノックとして潜入捜査をしている組織の仲間です。…幼馴染の両親達は………組織の一員でした。…そして私の両親も。………その事には薄々気付いていました。…彼等の両親が生きていることもわかっていました。…でもそのことを言えずに隠し、幼馴染達は自力で調べ上げ、私が忙しい間に組織の元へと行きました。…彼等は組織に入るように勧められましたが、警察官を目指していたので勿論断りました。…すると、丁度私が駆けつけたときに…………殺されました。…その殺したのも、彼等の両親でした。………それでも、彼等の会いたくてやまなかった彼等の両親を殺すことは私には出来ず、血迷ってるうちに組織の仲間が彼等を殺しました。………これが今回の一連の事件の全てです。」
平蔵「でも、君ならなんで知り合いやとわかっとって引き受けたんや…」
「…そうですね…。………その情報は嘘で、彼等の両親が本当はいい人で、すでに事故死していたのではないかって、希望を持っていたのかもしれません…………さ、こんな暗い話はやめましょ^^」
平蔵「ゆりちゃん…」
静華「平蔵はん、ちょっと平次とお醤油買いに行ってきてくれへん?」
平次「なんで親父と…」
静華「ええから、な?平次?」
平次「あー、もうわかったわ、親父、いくでっ」
平蔵「あ、あぁ。」
静華「行ってらっしゃーい^^暫く帰ってこんでえーよー^^」
「し、静華さん…;」
静華「ゆりちゃん、悪いけどごお茶淹れるの手伝うてくれる?」
「はいっ」
静華「なぁ、ゆりちゃん…。」
「はい…?」
静華「よう頑張ったね。」
「え…?」
静華「なんも平蔵はんが調べる前からゆりちゃんにたよってしもて、辛かったやろ」
「いえ。そんな。むしろ呼んでいただけて光栄ですよ…」
静華「強がりな女の子やこと^^…うちらが帰ってきたとき、ほんまはちょっと体調ようなかったんやろ?…それも隠すために捜査に無理やり連れて行け言う平次の口止め料としてつれてったんも丸わかりやで^^」
「…いえ…」
静華「なぁ、ゆりちゃん?平次がまだ東京に帰しとないんも、多分、無理するからやでゆりちゃんがな。」
「無理なんて…」
静華「ほんまは辛かったんやろ?ゆりちゃん、事件の話しとる時も、うちらが家帰ってきた時もいっつも泣きそうな顔してるの、気付いてへんとでも思った?」
「別に泣くようなこととか…」
静華「頑張るのはええことやで?でもな、感情隠して自分に嘘つくのはようないで??そんなことしとったらな、感情がない抜け殻人間なるさかい。たまには素直に泣いとき^^」
※会員登録するとコメントが書き込める様になります。