白の家に泊まる黒 二日目 夕夜篇
潤「あ~…もうクタクタ…。」
ようやく撮影が終わり、自宅へと帰る事に…。
長い時間の撮影で身体はフラフラ…。
私はそんなフラフラな状態で電車に乗った。
ガタンガタン…
潤「うぅ~…ぐるぐる目が回る~…。 家に帰るまでも大変だわ~。」
電車で家に帰るだけでも2時間程も掛かる道のりの中…スマホを触る余裕すらもう無かった。
揺れる電車が私の体力を少しずつ奪っていく…。
潤「ひえ~早く家に帰りた~い…。」
疲労困憊でもはや、早く家に帰りたい事だけを考えていた。
プシュー…
潤「うぅ…よし、行こう…。」
ようやく着いた目的の駅。
最初に乗り込んだ駅から寝る事も出来ずにここまでようやく辿り着いた…。
時刻はもう既に…夜の9時を迎えようとしてる…。
辺りは真っ暗で正直何か遭うんじゃ無いかという不安も有ったが。
そんな事を考えている余地は無かった。
1秒でも早く家に帰りたかった。
潤「はぁ…急ごう…。」
それに私がそんなに早く家に帰りたい理由は、ある心配があったからだ。
その心配が…黒沼さん。
家でただ一人待っている彼は…何をしてて待っているのか…それだけが気になる。
撮影の最中でも、彼の事が心配だった…。
潤「急げ…急げ…。」
そして、ようやく辿り着いた我が家。
鍵を開けて中に入る。
ガチャ…
潤「ただいま~…。」
貴之「あっ、お疲れ様です。」
家に入ると、黒沼さんが出迎えてくれた。
潤「あぁ~…すいませ~ん…こんなみっとも無いお姿を見せてしまって…。」
あまりの疲れに玄関先で倒れこんでしまう姿。
我ながらも…みっとも無い姿を見せていると分かってても…身体は思うように動かない…。
貴之「いえいえ、そんな無理も無いですよ。 そりゃ、こんな夜遅くまで働いてたら疲れますよ…。 (まあ、疲れの要因は…おそらく行き来だろうな…。)」
潤「うぅ…面目無いです…。」
私のみっともない姿を見ても、黒沼さんは落胆する事も無く私を気遣ってくれてる…。
貴之「そういえば、白石さん。 白石さんは、夕飯とか食べました?」
潤「ん、夕飯…?」
黒沼さんから私が夕飯を食べたのかと聞かれる…。
そう言われると…私、夕飯食べた記憶が無い…。
クキュ~…
貴之「…。」
潤「…。」
間抜けな私の腹の虫が家の中で響く…。
もはや、これで証明したも同然だな…。
恥ずかしい…!!
貴之「…一応、ご飯は作ったので…まあ、食べて…どうぞ…。」
潤「…は…はい…。
(うぅ…何でこんな時に私のお腹が鳴るのよーー!!
黒沼さんにはこんなアホな一面見せたくなかったのに~!!
黒沼さんが、少し引いちゃったじゃーーーーん!!)」
私は、直ぐに着替えをパジャマに済ませて…。
黒沼さんが作ったご飯を食べる事に…。
潤「はぁ~…おっ、今日は鶏の唐揚げですか!?」
貴之「食材が少なくなってきたので、ちょっくら…買い物にも行ってきたんです。」
潤「へ~。」
私は早く食べたくてウズウズしてきた…。
だって、黒沼さんの料理美味しいんだもん!!
貴之「あ、僕もう既に食べ終えたので心配は要らないです。」
潤「ありゃ、そうですね。」
尚、既に黒沼さんは夕飯を食べ終えてるとの事。
まあ当たり前だわな。
もう、夜の10時近くを回ってるから…。
潤「じゃあ…いただきまーす!! あむっ…んむんむ…。」
モグモグ…。
唐揚げを一個口の中に入れて食べてみると、サクサク感は揚げてから時間が経ちすぎてしまってあまり感じないが、それでも美味しい。
ついつい、ご飯が進んでしまう。
潤「んふぅ~…はぁー。 ご馳走様です!!」
貴之「はーい、ありがとうございます。」
潤「そう言えば、黒沼さん。 今日、何をして時間を潰してました?」
貴之「え?」
潤「いや…何か気になりまして。 黒沼さん、私がいない間どうやって過ごしてたのか…まさかですけど、竹刀をずーっとブンブン…ブンブン…素振りをしてたのかな…と思いまして…。」
貴之「…何でそう思っちゃったんですか?」
潤「そりゃ、私の家…。 ゲームだらけですし…それに黒沼さんは真面目な方ですから、私のゲームを勝手にプレイできるような方じゃないですから…。」
貴之「…。」
潤「あぁ、いや!! これは私の勝手なイメージなので!! 気に障っちゃったら…ごめんなさい!!!」
私は思うがままの言葉を伝えた。
そしたら、彼は少し黙り込んでしまって…。
もしかしたら気に障ったかもしれないと思い…急いで謝罪した…!!
貴之「やっぱり、わかっちゃいましたか?」
潤「へ…?」
貴之「いや、何て言うか。 やっぱり、僕。 夜遊びとかキャバクラとかギャンブルとか…あまり興味なくて。」
潤「あ、そうなんですか…。」
貴之「その為、僕は年収の半分ほどですかね? 貯金がかなり貯まってるんですよ。 あまり使い道が無いから(笑) だから、竹刀の素振りくらいしか夢中になる物が無いんですよ。」
何と…私のイメージ通りの真面目な人だった。
それどころか、夜遊びやギャンブルにも興味が無いとは…ここまで真面目だと…つまらない感じがしちゃいそう…。
でも…それが私にとっては彼の良い所だから…。
貴之「じゃあ…僕はお先に寝ちゃいますね。 では…。」
ようやく撮影が終わり、自宅へと帰る事に…。
長い時間の撮影で身体はフラフラ…。
私はそんなフラフラな状態で電車に乗った。
ガタンガタン…
潤「うぅ~…ぐるぐる目が回る~…。 家に帰るまでも大変だわ~。」
電車で家に帰るだけでも2時間程も掛かる道のりの中…スマホを触る余裕すらもう無かった。
揺れる電車が私の体力を少しずつ奪っていく…。
潤「ひえ~早く家に帰りた~い…。」
疲労困憊でもはや、早く家に帰りたい事だけを考えていた。
プシュー…
潤「うぅ…よし、行こう…。」
ようやく着いた目的の駅。
最初に乗り込んだ駅から寝る事も出来ずにここまでようやく辿り着いた…。
時刻はもう既に…夜の9時を迎えようとしてる…。
辺りは真っ暗で正直何か遭うんじゃ無いかという不安も有ったが。
そんな事を考えている余地は無かった。
1秒でも早く家に帰りたかった。
潤「はぁ…急ごう…。」
それに私がそんなに早く家に帰りたい理由は、ある心配があったからだ。
その心配が…黒沼さん。
家でただ一人待っている彼は…何をしてて待っているのか…それだけが気になる。
撮影の最中でも、彼の事が心配だった…。
潤「急げ…急げ…。」
そして、ようやく辿り着いた我が家。
鍵を開けて中に入る。
ガチャ…
潤「ただいま~…。」
貴之「あっ、お疲れ様です。」
家に入ると、黒沼さんが出迎えてくれた。
潤「あぁ~…すいませ~ん…こんなみっとも無いお姿を見せてしまって…。」
あまりの疲れに玄関先で倒れこんでしまう姿。
我ながらも…みっとも無い姿を見せていると分かってても…身体は思うように動かない…。
貴之「いえいえ、そんな無理も無いですよ。 そりゃ、こんな夜遅くまで働いてたら疲れますよ…。 (まあ、疲れの要因は…おそらく行き来だろうな…。)」
潤「うぅ…面目無いです…。」
私のみっともない姿を見ても、黒沼さんは落胆する事も無く私を気遣ってくれてる…。
貴之「そういえば、白石さん。 白石さんは、夕飯とか食べました?」
潤「ん、夕飯…?」
黒沼さんから私が夕飯を食べたのかと聞かれる…。
そう言われると…私、夕飯食べた記憶が無い…。
クキュ~…
貴之「…。」
潤「…。」
間抜けな私の腹の虫が家の中で響く…。
もはや、これで証明したも同然だな…。
恥ずかしい…!!
貴之「…一応、ご飯は作ったので…まあ、食べて…どうぞ…。」
潤「…は…はい…。
(うぅ…何でこんな時に私のお腹が鳴るのよーー!!
黒沼さんにはこんなアホな一面見せたくなかったのに~!!
黒沼さんが、少し引いちゃったじゃーーーーん!!)」
私は、直ぐに着替えをパジャマに済ませて…。
黒沼さんが作ったご飯を食べる事に…。
潤「はぁ~…おっ、今日は鶏の唐揚げですか!?」
貴之「食材が少なくなってきたので、ちょっくら…買い物にも行ってきたんです。」
潤「へ~。」
私は早く食べたくてウズウズしてきた…。
だって、黒沼さんの料理美味しいんだもん!!
貴之「あ、僕もう既に食べ終えたので心配は要らないです。」
潤「ありゃ、そうですね。」
尚、既に黒沼さんは夕飯を食べ終えてるとの事。
まあ当たり前だわな。
もう、夜の10時近くを回ってるから…。
潤「じゃあ…いただきまーす!! あむっ…んむんむ…。」
モグモグ…。
唐揚げを一個口の中に入れて食べてみると、サクサク感は揚げてから時間が経ちすぎてしまってあまり感じないが、それでも美味しい。
ついつい、ご飯が進んでしまう。
潤「んふぅ~…はぁー。 ご馳走様です!!」
貴之「はーい、ありがとうございます。」
潤「そう言えば、黒沼さん。 今日、何をして時間を潰してました?」
貴之「え?」
潤「いや…何か気になりまして。 黒沼さん、私がいない間どうやって過ごしてたのか…まさかですけど、竹刀をずーっとブンブン…ブンブン…素振りをしてたのかな…と思いまして…。」
貴之「…何でそう思っちゃったんですか?」
潤「そりゃ、私の家…。 ゲームだらけですし…それに黒沼さんは真面目な方ですから、私のゲームを勝手にプレイできるような方じゃないですから…。」
貴之「…。」
潤「あぁ、いや!! これは私の勝手なイメージなので!! 気に障っちゃったら…ごめんなさい!!!」
私は思うがままの言葉を伝えた。
そしたら、彼は少し黙り込んでしまって…。
もしかしたら気に障ったかもしれないと思い…急いで謝罪した…!!
貴之「やっぱり、わかっちゃいましたか?」
潤「へ…?」
貴之「いや、何て言うか。 やっぱり、僕。 夜遊びとかキャバクラとかギャンブルとか…あまり興味なくて。」
潤「あ、そうなんですか…。」
貴之「その為、僕は年収の半分ほどですかね? 貯金がかなり貯まってるんですよ。 あまり使い道が無いから(笑) だから、竹刀の素振りくらいしか夢中になる物が無いんですよ。」
何と…私のイメージ通りの真面目な人だった。
それどころか、夜遊びやギャンブルにも興味が無いとは…ここまで真面目だと…つまらない感じがしちゃいそう…。
でも…それが私にとっては彼の良い所だから…。
貴之「じゃあ…僕はお先に寝ちゃいますね。 では…。」
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