銀八×高杉君
久しぶりに銀魂高校、3Zの教室に来てやったけど……
退屈すぎる。
坂本先生の授業はかったりーわ、俺の前の席のヅラの長髪はうぜーわ、それに斜め前の席の新八って奴はメガネだし……正直やってらんねー
ガタッ
俺は無意識に立ち上がり、教室の戸の方へと歩いていた。
「ん?高杉!どこ行くがか!」
「保健室だよ、保健室。悪ィか」
「そうかそうかアッハッハ、具合悪いんじゃな、大事にするきー」
サボりだよバーカ。
今日は保健の先生は出張でいねーらしいし、保健室のベッドで一眠りした後……
いつもの溜まり場へ向かうとするか。万斉が今後の話しがあるとか言ってたしな……それに、たまに顔出してやらねぇと、また子がうるせぇしよ。
俺は保健室のドアを開けた。鍵がかかってたら屋上で昼寝しようとも考えたが、すんなり開いたので俺はさっさとベッドへと足を運ぶ。静かに寝れりゃあどこでもいい。
……が
「ん?誰だ……高杉?」
「なんっで、てめぇがいんだよ……」
銀と……銀八。
「なんでって、先生だってたまにはサボりたい時があるんですぅ~お前だってどーせサボりに来たんだろ?」
「俺は……ちょっと体調悪ィから、ベッドに横になりにきただけだ」
仮にもこいつは教師だ。サボりに来ただのと正直に言ったら、休ませてはくれないだろう。
「ふーん……体調悪ィんだ?だったら俺が診察してやるよ」
「……は?」
「んー、その眼帯に不良キャラ、おまけに世界をぶっ壊したい病……中2感溢れる個性には苦労してねーんだな。どうやら高杉君は中2病のようですね」
「ぶっ壊されてぇのはてめぇらしいな」
「嘘。冗談だって」
そう言うと銀八は、突然俺の手首を掴んで壁に押し当ててきた。
「な、何すんだよっ!離せッッ」
「嫌なこった」
銀八は俺にキスをしてきた。
「ーっ!?」
「ぷはっ、はぁ……どう、興奮した?」
するわけねーだろ。
「なぁ……もっと嫌そうな顔しろよ」
銀八は、にたぁっと嫌な笑みを浮かべていた。つーか、顔の距離が近ぇよ……
ただちょっと、チュッってされただけなのに……何故だか無性に恥ずかしくなってきた。くそっ。俺は銀八から目をそらす。
「お、高杉顔赤ぇーぞ。熱あんのか?そーいや具合悪いんだったな」
「うるせッ」
俺は必死に手の甲で、赤くなってしまった頬を冷まそうとした。
「どれ、熱測ってみろよ」
そう言うと銀八は体温計をちらつかせてきた。そーいやここ、保健室だったな……
ほんとは熱なんて無ぇーんだが、熱が無いってわかったらここから出れるかな?これ以上こいつと一緒にいたくねぇ……
「わーったよ、測るから貸せよ」
ならば、さっさと測ってさっさと出よう。俺は銀八から体温計を奪おうとしたが
「測るの手伝ってやるよ」
ぁあ!?
「それぐらい自分で測れるっつーの……って、何してんだてめぇぇぇ!!?」
俺はいつの間にか手首を、包帯でぐるぐる巻きにされ、緊縛されていた。う、動かねェ……
「オイ、何の真似だ!さっさと外しやがれ!」
「えーダメだよ、だって高杉暴れそうなんだもん」
「だもん、じゃねーよ!だいたいこれじゃ熱なんて測れねーだろが!」
「んー?測れるよ~?」
銀八はひょいっと俺のことを掴むと、そのままベッドへと放り投げた。俺はぽすんっと前のめりになった状態でベッドへとダイブする形になった。
「何すんだよ、てめぇいい加減にしねぇとマジぶっ殺す!」
「はいはい、今から熱測るから大人しくしててね高杉君」
「!?」
そう言うと銀八は――
――
―
「はーい、診察結果出ました~どうやら高杉君は欲求不満のようですねー」
「は?てめぇホントいい加減に……」
「ま、注射挿せば治るから。とっておきの、ぶっとい注射があるからよぉ……」
「オイ、待て、何する……っ!?!?」
――――
―――
――
―
帰りのHR。
「せんせー、高杉君が保健室から帰って来てないアル」
「あー……あいつは身体が痛いとかで休んでる」
「仮病じゃなかったアルか」
――
その頃保健室。
「ぎっ……銀八ィィ!後で覚えてろコノヤロォォ!!」
腰が痛くて立てない、涙目の高杉君の姿があるのであった。
退屈すぎる。
坂本先生の授業はかったりーわ、俺の前の席のヅラの長髪はうぜーわ、それに斜め前の席の新八って奴はメガネだし……正直やってらんねー
ガタッ
俺は無意識に立ち上がり、教室の戸の方へと歩いていた。
「ん?高杉!どこ行くがか!」
「保健室だよ、保健室。悪ィか」
「そうかそうかアッハッハ、具合悪いんじゃな、大事にするきー」
サボりだよバーカ。
今日は保健の先生は出張でいねーらしいし、保健室のベッドで一眠りした後……
いつもの溜まり場へ向かうとするか。万斉が今後の話しがあるとか言ってたしな……それに、たまに顔出してやらねぇと、また子がうるせぇしよ。
俺は保健室のドアを開けた。鍵がかかってたら屋上で昼寝しようとも考えたが、すんなり開いたので俺はさっさとベッドへと足を運ぶ。静かに寝れりゃあどこでもいい。
……が
「ん?誰だ……高杉?」
「なんっで、てめぇがいんだよ……」
銀と……銀八。
「なんでって、先生だってたまにはサボりたい時があるんですぅ~お前だってどーせサボりに来たんだろ?」
「俺は……ちょっと体調悪ィから、ベッドに横になりにきただけだ」
仮にもこいつは教師だ。サボりに来ただのと正直に言ったら、休ませてはくれないだろう。
「ふーん……体調悪ィんだ?だったら俺が診察してやるよ」
「……は?」
「んー、その眼帯に不良キャラ、おまけに世界をぶっ壊したい病……中2感溢れる個性には苦労してねーんだな。どうやら高杉君は中2病のようですね」
「ぶっ壊されてぇのはてめぇらしいな」
「嘘。冗談だって」
そう言うと銀八は、突然俺の手首を掴んで壁に押し当ててきた。
「な、何すんだよっ!離せッッ」
「嫌なこった」
銀八は俺にキスをしてきた。
「ーっ!?」
「ぷはっ、はぁ……どう、興奮した?」
するわけねーだろ。
「なぁ……もっと嫌そうな顔しろよ」
銀八は、にたぁっと嫌な笑みを浮かべていた。つーか、顔の距離が近ぇよ……
ただちょっと、チュッってされただけなのに……何故だか無性に恥ずかしくなってきた。くそっ。俺は銀八から目をそらす。
「お、高杉顔赤ぇーぞ。熱あんのか?そーいや具合悪いんだったな」
「うるせッ」
俺は必死に手の甲で、赤くなってしまった頬を冷まそうとした。
「どれ、熱測ってみろよ」
そう言うと銀八は体温計をちらつかせてきた。そーいやここ、保健室だったな……
ほんとは熱なんて無ぇーんだが、熱が無いってわかったらここから出れるかな?これ以上こいつと一緒にいたくねぇ……
「わーったよ、測るから貸せよ」
ならば、さっさと測ってさっさと出よう。俺は銀八から体温計を奪おうとしたが
「測るの手伝ってやるよ」
ぁあ!?
「それぐらい自分で測れるっつーの……って、何してんだてめぇぇぇ!!?」
俺はいつの間にか手首を、包帯でぐるぐる巻きにされ、緊縛されていた。う、動かねェ……
「オイ、何の真似だ!さっさと外しやがれ!」
「えーダメだよ、だって高杉暴れそうなんだもん」
「だもん、じゃねーよ!だいたいこれじゃ熱なんて測れねーだろが!」
「んー?測れるよ~?」
銀八はひょいっと俺のことを掴むと、そのままベッドへと放り投げた。俺はぽすんっと前のめりになった状態でベッドへとダイブする形になった。
「何すんだよ、てめぇいい加減にしねぇとマジぶっ殺す!」
「はいはい、今から熱測るから大人しくしててね高杉君」
「!?」
そう言うと銀八は――
――
―
「はーい、診察結果出ました~どうやら高杉君は欲求不満のようですねー」
「は?てめぇホントいい加減に……」
「ま、注射挿せば治るから。とっておきの、ぶっとい注射があるからよぉ……」
「オイ、待て、何する……っ!?!?」
――――
―――
――
―
帰りのHR。
「せんせー、高杉君が保健室から帰って来てないアル」
「あー……あいつは身体が痛いとかで休んでる」
「仮病じゃなかったアルか」
――
その頃保健室。
「ぎっ……銀八ィィ!後で覚えてろコノヤロォォ!!」
腰が痛くて立てない、涙目の高杉君の姿があるのであった。
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