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ないしょの恋人

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: 護堂アオイ
目次

第11話「たわむれ・2」


 真理(まり)は、ジュニア・ヌードモデルが出演する作品の撮影現場を見学をすることになった。
 場所は経営難で閉園した遊園地である。
 出演するジュニア・ヌードモデルはアンジュだ。
 マネージャーである翔子(しょうこ)は、見学をする真理を監督である青年に紹介した。
「キミが真理ちゃんだね。話は聞いているよ」
 監督である青年・亮一(りょういち)は、笑顔で右手を差し出す。
「僕は城戸(きど)亮一。ゆっくり見学していくといいよ」
 ハンサムな彼の顔を、真理は思わず見つめてしまう。
 真理は自分の顔が赤くなっていくような気がした。
「よ、よろしくお願いします」
 差し出された亮一の手を、真理は握る。
 大人の男だけあって、亮一の手は大きかった。
 真理はアンジュの方を見る。彼女は衣装係が用意した衣装に着替えている最中であった。
(あの子、こんなにカッコいい人の前で裸になるの? 恥ずかしくないの?)
 大人の異性というだけではなく、ハンサムな青年である亮一。そんな彼の前で裸になるアンジュは恥ずかしくないのか? と真理は思ってしまう。
 翔子は、亮一は流香(るか)や葉月(はづき)の作品も監督をしていると真理に教えた。
(あの2人も恥ずかしくないの? こんなカッコいい人の前で裸になるの?)
 ジュニア・ヌードモデルになり、亮一が監督をするところを想像する真理。ただの想像でも、真理は大きな恥ずかしさを感じた。
(ジュニア・ヌードモデルってスゴい世界……)
 そんなことを思っていると、白いTシャツにショートパンツという格好のアンジュが真理の元にやって来る。
「今日、見学する真理ちゃんだっけ? ボクはアンジュ……大西杏樹だよ。よろしくね」
 大人っぽいアンジュ。真理は自分より年上かと思ったが、自分と同じ11歳で小学5年生だと知って驚いた。
(ま、私も1つ上に見られることあるから、人のことは言えないか)

 アンジュの作品を監督する亮一は、アンジュと話をしている真理の姿を見て「ふむ」と小さく声を漏らす。
(あの真理って子、『光るもの』があるな)
 亮一は翔子と同じことを思っていた。
 真理はかなりの美少女だ。ジュニア・ヌードモデルとしてデビューしたら、人気が出るのは確実だろう……そのように、亮一は感じた。

 そして、撮影がはじまる。
 今日の撮影は、イメージビデオの撮影だ。
 アンジュは建物の壁に背中を預け、さまざまなポーズをとっていく。顔には笑みが浮かんでいた。
 しばらくは着衣でポーズをとっていくアンジュ。やがて亮一が指示を出す。
「アンジュちゃん、先に下を脱ごうか。ゆっくりとね」
 亮一の指示にアンジュは「はーい」と応え、ショートパンツに手を伸ばしていった。
 ホックを外し、ファスナーを下げるアンジュ。その手つきには、ためらいというものが感じられない。
 ショートパンツの両端を掴み、アンジュは言われたとおり、ゆっくりと脱いでいく。
 アンジュがショートパンツの下に穿いているのは、赤いリボンで飾られたオレンジ色のパンティであった。
 脱いだショートパンツを放り投げ、アンジュはTシャツとパンティだけという格好になる。そんな姿でいくつかポーズをとってもらった後、亮一はTシャツも脱ぐようにアンジュに言う。
 アンジュはその言葉に従い、Tシャツもゆっくりと脱いだ。アンジュの胸の膨らみは、もう乳房と呼んでいいもの。そんな胸の膨らみを覆うのは、淡いピンク色のカップ付きのジュニアブラ。
 下着姿になったアンジュを見て真理は、なんで平気で下着姿を大勢の異性……それも、大人の男に見せることができるのか、不思議でならなかった。
 そんなことを真理が思っていると、アンジュはジュニアブラのフロントホックを外していた。
 胸から離されるジュニアブラ。アンジュの乳房は小さいが、もう成人型だ。
 パンティも脱いで全裸となったアンジュを見て、真理は自分が裸になったというわけでもないのに恥ずかしさを感じ、顔を赤く染めていた。
 成人型の乳房、無毛の股間、そしてプリンッとしたお尻を露わにさせたアンジュ。彼女はまったく恥ずかしがっていない。顔に浮かべている笑みも自然なもの。
 大人の男に裸を見られてもなんともない……そう言いたげな雰囲気を、真理は彼女から感じた。

 やがて休憩時間となった。亮一は翔子を呼び、
「あの子……真理ちゃん、どうなんですか?」
 と聞いた。
「どう、とは?」
「いや、デビューするかどうか……期待していいのかどうかと思って。あの子、『光るもの』がありますよ」
「城戸さんもそう思いますか?」
「ええ。かなりのものを秘めている子ですよ。ジュニア・ヌードモデルとしてデビューしないのは、もったいない」
 そう言う亮一に、翔子は溜め息を返す。
「でも、あの子としてはまだ迷っているようです。私も、もったいない、とは思うんですけどねえ」
 ジュニア・ヌードモデルに関することを聞いているのだろうか。真理は裸身にバスタオルを巻いただけという格好のアンジュと何かを話している最中である。
 真理を見つめて亮一は「本当、もったいない」と、つぶやきを漏らしていた。

 撮影は終わった。亮一は「真理ちゃん」と真理に声をかける。
「ジュニア・ヌードモデルとしてデビューするかどうか、まだ決められないかもしれないけれど、僕は真理ちゃんの作品を撮りたいって思う」
「え?」
「いや、いい作品が撮れそうな気がしてね」
 亮一は真理に笑顔を向けて告げた。彼の笑顔を見ていると、真理は自分の顔が熱くなるのを意識する。
「よかったら、また見学に来るといいよ」
「は、はい」

◇◇◇

 その日も葉月は巧実(たくみ)の自宅で秘密のデートをしていた。
 葉月はタンクトップにソックスだけという格好である。開襟シャツとハーフパンツ、そしてパンティは床に落ちていた。
 タンクトップの裾は、それほど長くはない。
 無毛の股間のスリット、ボリュームが不足しているが、それでも可愛らしい形のお尻がむき出しになっていた。
 巧実は下半身裸の葉月の前に膝をついて脚を抱き、無毛の股間に顔をうずめるようにしていた。舌を伸ばし、葉月の股間のスリットに這わせている。
「ああ……」
 付き合っている男子の舌が這う股間から気持ちよさが広がってきて、葉月は甘く潤っている声をこぼす。
 彼女のそんな声をもっと聞きたくなり、巧実はスリットに這わせる舌の動きを速くさせた。
「んっ、あっ……あっ、ああ……」
 股間から広がる気持ちよさが強まり、葉月は口からこぼす声の中にある甘い色を濃くさせる。
 巧実はスリットに舌を這わせるだけではなく、手のひらでお尻も撫で回した。
「ああ……あっ、あっ……」
 股間とお尻、2つの場所から気持ちよさが走る。葉月の声はさらに甘くなり、顔がほんのりと赤く染まっていく。
 葉月の甘い声を耳にして、巧実は夢中になって舌を這わせて手のひらを動かした。
 疾走する快感で、葉月は肩を震わせる。
 顔だけではなく、葉月は全身の肌を赤く染めていく。赤く染まった肌は、しっとりと汗で覆われていった。
 快感が、彼女の内側で大きく膨らんでいく。
「あっ、ああっ……あふっ……ふぅ……ああっ」
 股間のスリットを舐められているうちに、お尻を手のひらで撫で回されているうちに、彼女の声は切羽詰まったようなものになっていった。
 巧実が舌全体を使って股間のスリットを舐め上げた瞬間、
「んくぅっ! あふぅうっ!」
 葉月の中で膨らんでいた快感が、破裂を起こした。
 汗で濡れる全身をガクガクと震わせたかと思うと、葉月は脱力してその場に座り込んでしまう。
 ハアハアと荒く呼吸をする彼女を見つめながら、巧実は立ち上がる。そしてジーパンと下着を下げて下半身を露出させた。
 葉月の視界に、彼の股間が入り込んでくる。葉月はハッとなり、赤くしている顔をさらに赤く染めていく。
 彼女の視界に入るのは、そそり立っている巧実の少年の証し。
「葉月……今度は、俺を気持ちよくしてよ」
 そう言って巧美は葉月の頭を軽く掴み、顔を股間へと近づけさせた。
 葉月は硬く立ち上がっている巧実のモノに熱い視線を向けてしまう。恥ずかしいが、ソレから目が離せなかった。
 彼女はおずおずと舌を伸ばす。伸びた舌は、巧実のモノの先端に触れた。初々しいピンク色の先端……敏感なソコに葉月の舌が触れて、巧実は小さく「んっ……」と声を漏らす。
 葉月はチロチロと舌を踊らせて、少年の証しの先端に這わせた。
 付き合っている女子の舌が敏感な場所に這うと、巧実は快感の溜め息をこぼす。
「葉月、もっと速く動かして」
 巧実に言われ、葉月は肉棒の先端に這わせる舌の動きを速くさせた。巧実がこぼす快感の溜め息が、大きくなっていった。
「先っぽだけじゃなく、全体も舐めて」
 葉月は言われたとおりにする。
 舌を先端から根元へ、根元から先端へと往復させた。葉月を見下ろす巧実の顔には、満足そうな表情が浮かぶ。
 葉月はそんな彼の顔を見上げて、
「これで、気持ちいいの?」
 と聞く。
 巧実は「ああ」と、うなずく。
「気持ちいいよ」
「よかった」
 葉月は舌による愛撫を再開する。
 立ち上がっている少年の証しの裏側に、側面に舌を這わせた。そして先端に集中して舌を踊らせる。
 少年の証しから走ってくる快感で、巧実は呼吸を荒くしていった。
 どれほど葉月の舌で愛撫を受けたことだろうか。
 やがて巧実のモノは脈動をはじめていた。
 小さな脈動……しかし葉月の舌が先端に、根元に這うたびに脈動は大きくなっていく。
 葉月の舌が強い勢いで根元から先端へと這った瞬間、巧実のモノは弾けた。
「わぷっ!」
 弾けて、白濁した体液を放つ少年の証し。葉月の少年的な顔に白濁液が降りかかる。
 葉月の鼻に、強い匂いが漂ってくる。彼女の顔に放った巧実は、満足そうに息をつく。
「気持ちよかったよ」
 そう言って巧美は、ティッシュペーパーで葉月の顔を拭う。
「よかった」
 葉月は少年的な顔に嬉しそうな笑みを浮かべた。

◇◇◇

 いつものように、雅彦(まさひこ)は休暇を利用して東アジアの某国を訪れた。
 娼館でもあるホテルにチェックインし、10歳から12歳の少女を注文する。
 地下の一室に10歳から12歳の、さまざまなプロポーションの少女たちがすぐに集まった。全員が裸だ。
 堂々と裸を見せている少女もいれば、恥ずかしそうにしている少女もいる。
 雅彦はどの少女にするかを選ぶ。視線を集まっている少女たちに走らせる。
 と、彼の視線は1人の少女で止まった。
 癖のない髪をロングにしている少女。胸の膨らみは乳房……小さいが、もう成人型の乳房になっている。腰はくびれており、プロポーションがいい。
 雅彦はその少女の前に立った。美少女と言っていい顔立ちの少女。恥ずかしがらず、堂々としている。
「キミ、名前は?」
「イリーナよ。11歳」
 笑みを浮かべて返す少女……イリーナ。プロポーションから12歳くらいだと雅彦は思っていたが、実際は1つ下だった。
「キミに決めた」
「ありがとう、お兄さん」
 雅彦に選ばれた少女は、顔に浮かべている笑みを強める。
 イリーナのくびれている腰を抱き、雅彦は一緒にエレベーターに乗った。
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