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ないしょの恋人

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: 護堂アオイ
目次

第2話「流香と勇介」

 アップテンポの音楽が流れる。画面は真っ白だ。
 その白さが徐々に薄れていき、なにかが見えるようになっていく。
 それは後ろを向いている少女だ。癖のない髪をロングにしている少女の後ろ姿。
 彼女は何も身に着けていない……全裸であった。
 画面の中の白さは完全に消え、全裸の少女の姿がはっきりと見えるようになる。
 どこかの建物の一室、大きな窓の前に設置された小さなステージに立っているのが分かった。
 すると、少女の後ろ姿がズームインされ、お尻のアップとなった。音楽に合わせ、右に左に振られるお尻。
 そのお尻は、プリンッとして可愛らしい形をしていた。
 しばらくお尻のアップが映っていたが、画面は徐々にズームアウトされ、後ろ姿の全身が映るようになる。
 全裸の少女はステップを踏みながら半ターンし、前を向く。
 胸に膨らみはなく、乳首がツンッと目立っている程度。腰はようやく、くびれを見せはじめたという感じ。
 その少女は流香……ルカであった。
 笑みを浮かべているルカの顔がアップになり、作品のタイトルとモデル名……ルカの名前が表示される。
 タイトルとモデル名が消えると、画面は少し下がっていく。顔のアップから、膨らみのない胸のアップとなった。
 しばらく胸のアップが続くと、画面はまた少しずつ下がっていく。
 次にアップになるのは、無毛の股間……ただ、ルカが少女であることを示すスリットがあるだけの股間のアップとなる。
 流れる音楽に合わせて腕を振り、ステップを踏むルカは、また半ターンした。
 アップで映るのは、プリンッとした可愛らしい形のお尻。
 徐々にズームアウトされ、ルカの後ろ姿、その全身がまた映る。
 お尻を振りながらルカが肩越しに笑顔を見せると、画面は白くなっていった。
 画面の中の白さが消えると、場面は変化していた。どこかの部屋ではなく、岩の形を模したオブジェが並ぶ屋内プールだ。
 岩の形のオブジェの前で、水着姿のルカが音楽に合わせて踊っている。
 ルカが着ている水着は、白いビキニの水着であった。
 布面積が少ないだけではなく、布地がかなり薄いようだ。乳首の形と色、そして股間の少女の証しであるスリットの形が透けて見えていた。
 裸よりも、いやらしい格好に見える。
 そんな水着姿で踊るルカ。やがて彼女は背中に手を回す。
 背中の紐をほどき、腰を左右に振ってステップを踏みながら、ビキニの水着のトップスを胸から外した。
 それまで布越しに透けて見えていた乳首が露わとなる。
 外したトップスを放り投げ、上半身裸で舞い踊り続けるルカ。画面は、彼女の膨らみのない胸のアップとなった。
 しばらく胸のアップが映った後、ズームアウトされて全身が映る。
 ルカはステップを踏みながら半ターンし、背中を向けた。
 ボトムスは、お尻側も布地が薄い。お尻の割れ目が透けて見えている。
 彼女は薄い布で包まれたお尻を突き出し、左右に振った。
 画面はまたズームイン……水着に包まれたお尻のアップとなる。ルカはお尻を振りながら、ボトムスの両サイドに指を引っかけた。
 お尻を振り続けながらルカはボトムスを下げるが、一気には下げない。ゆっくりと下げていく。
 少しずつ見えてくるお尻の割れ目。半分ほどお尻の割れ目が見えたところで、ルカは一気に膝まで下げた。
 プリンッとしたお尻が、画面いっぱいに映る。
 ルカは露わにさせたお尻を右に左に振った。画面はズームアウトされていく。
 むき出しにしたお尻を、ルカは変化を付けて振る。ときには速く大きく、ときにはゆっくりと小さく振られるお尻。
 しばらくの間お尻を振っていたルカは膝に引っかけたままのボトムスを抜き、放り投げた。全裸になるルカ。彼女はステップを踏みながら前を向いた。
 画面は笑みを浮かべているルカの顔のアップになる。
 かと思ったら少しずつ下がっていき、膨らみのない胸がアップになり、そして無毛の股間がアップになった。
 その間もルカは音楽に合わせて腕を振り、ステップを踏んでいた。
『踊りモノ』……そう呼ばれているジャンルの作品。さまざまな衣装を着たり、ヌードになったジュニア・ヌードモデルが音楽に合わせて踊る作品だ。
 人気のあるジャンルである。
 リビングのテレビでルカが出演している『踊りモノ』のディスクを、1人の少年が見ていた。
 14歳くらいの少年だ。
 彼の視線の先にあるテレビの中では、ルカが後ろを向いてお尻を突き出し、左右に振っている。肩越しに、彼女は笑みを浮かべた顔を見せていた。
 画面は徐々に白くなっていき、お尻を振っているルカの姿が見えなくなっていく。
 その白さが消えたとき、場面は変わっていた。遊具がいくつも置かれている場所……林の中にある公園と思われる場所にルカはいた。
 彼女は白いタンクトップと水色のパンティという格好だ。
 アップテンポの音楽に合わせて、ルカは腕を振り、ステップを踏んで腰を左右に振る。
 タンクトップの布地は薄い。乳首の形がポッチリと浮き上がって見えていた。
 ルカはステップを踏んで腰を振りながら、タンクトップの裾に手をかける。そして、それをスルリと脱いだ。
 上半身裸となるルカ。水色のパンティ1枚きりとなった彼女は脱いだタンクトップを放り投げる。
 そこまで見たとき、
「ただいま」
 という少女の声が玄関から聞こえてきた。
 リビングのドアが開き、少女が姿を見せる。Tシャツにジーンズのミニスカートという服装の少女。それはテレビの中で踊っている少女ルカ……流香(るか)であった。
「ただいま、勇介(ゆうすけ)」
「おかえり、流香」
 ルカの『踊りモノ』を見ていた少年・勇介は、顔を流香の方に向ける。
「あ、この前渡した新作、見ていたんだ」
 テレビの中ではルカが踊りを続けていた。
 パンティも脱いで全裸となったルカは、公園の遊具の前で踊っている。背中を向け、お尻を突き出して左右に振っているルカ。
 画面はズームインされ、お尻のアップになる。
 勇介が見ているディスクは、流香が渡したものだ。彼と流香は一緒に住んでいる。2人は親戚の関係にあった。
 勇介の両親は海外で仕事をしており、流香の家に厄介になっている。
「ディスクで見るのもいいけれど……」
 彼は流香に顔を向けたまま言う。
「やっぱりナマで見た方が可愛いね、流香は」
 その言葉に、流香は笑顔で「ありがとう」と返す。
 ジュニア・ヌードモデルであるルカとしての仕事を終えた流香は自室に向かおうと、勇介に背を向ける。
 リビングから出ようとしていた彼女は、後ろから勇介に抱きしめられた。
「なに?」
 と肩越しに彼に顔を向ける流香。その唇が、勇介の唇によってふさがれる。
「んっ……」
 重なり合った唇のかすかな隙間から、流香の声が小さく響く。
 唇で唇の感触を味わう勇介は、流香のTシャツの裾に手をかけた。
 そして唇を離すと彼女に万歳のポーズをとらせ、Tシャツを脱がす。流香はTシャツの下にライムグリーンのハーフトップタイプのジュニアブラを着けていた。
「あっ……」
 と流香が短く声を漏らしたときには、勇介の手は続けてハーフトップも脱がしていた。
 乳首がツンッと目立っているだけで、まだ膨らみのない胸が露わにされる。
 ハーフトップタイプのジュニアブラが放り投げられる。天井近くまで舞い上がるハーフトップ。
 それが床に落ちるまでに、勇介の手はジーンズのミニスカートも脱がしていた。
 ジュニアブラと色を合わせたパンティ、そしてソックスだけという格好にされた流香。
 カーペットが敷かれた床に、あお向けの状態で押し倒される。
 流香をパンティとソックスだけにさせた勇介は、彼女に覆いかぶさり、再び唇を重ねた。
 流香の唇を舌でなぞりながら、勇介は片方の手を彼女の膨らみのない胸へと伸ばす。
 手のひらが胸を撫でる。
「んっ……ふぅ……」
 撫でられる胸から気持ちよさが走ってきて、流香は小さく声を漏らす。
 流香の唇から、勇介の唇が離れる。乳首がツンッと目立っているだけの胸を撫で回しながら、勇介は彼女の首に唇を這わせながら顔を少しずつ下げていった。
 やがて視界に、膨らみのない胸が入ってくる。
 勇介は片方の胸を撫でながら、もう片方の胸に顔を寄せた。舌を伸ばし、ピンク色と乳首を舐める。
「あんっ!」
 敏感な乳首を勇介の舌で舐められ、流香は甘い声を口から響かせた。
 その声をもっと聞きたくて、勇介は何度も乳首を舐める。
「あっ、あっ……あんっ! あっ!」
 胸を撫でられるたびに、乳首を舐められるたびに、流香は甘く潤っている声を勇介に聞かせた。
 愛撫される胸からの快感で、流香の顔は赤く染まっていく。
 勇介は流香の甘い声を耳にしながら、彼女の肌に唇を這わせて、また顔を下げていった。
 視界に入ってくるのは、ライムグリーンのパンティ。勇介はそれの両端に手をかけ、一気に脱がす。
 放り投げられるライムグリーンのパンティ。無毛の股間がむき出しにされる。
 ただ流香が少女であることを示すスリットがあるだけの股間。ソコを眺めながら、勇介は彼女の足首を掴み、両脚を大きく広げさせた。
 流香は彼にされるがままだ。
 勇介は彼女の股間に顔をうずめるようにする。舌が伸び、スリットに這う。
「あふんっ!」
 流香は声を漏らしながら、くびれが目立ちはじめたばかりという感じの腰を跳ねさせた。
 勇介の舌は何度も少女の証しであるスリットに沿って這う。
 彼の舌が這うたびに、股間から快感が広がってくる。
「あっ、あっ! あふっ! あっ!」
 舌がスリットに這う音に混ざり、流香の喘ぎ声がリビングに響く。
 彼女の喘ぎ声は、勇介を興奮させる材料となる。舌の動きが無意識のうちに激しくなっていった。
「あんっ! あふんっ! ああっ!」
 股間から疾走してくる快楽が強まり、流香が口から響かせる声は大きくなっていく。
 舌で愛撫される股間から広がってくる気持ちよさで、顔だけではなく全身の肌が赤く染まる。
 勇介の唾液で濡れる流香の股間。何度も舌による愛撫を受けているうちに、彼の唾液以外のものでも股間は濡れるようになっていく。
 快感によってスリットから溢れるようになる少女の蜜……それが、勇介の唾液と一緒になって流香の股間を濡らしていった。
 勇介の舌は、スリットから溢れる淫らな蜜をすくい取るように動く。
「あっ、ふぅ……んっ、あっ……あふっ!」
 快感で流香の体は震え、声の中にある甘さが濃くなっていった。
 彼女の甘い声をもっと聞きたい……そんな欲求を勇介は抱く。
 舌の動きをさらに激しくさせ、両手を胸に伸ばして撫で回す。
「あふぅっ! ふあっ! ふぅっ!」
 舌が這う股間だけはなく、胸からも快感が広がってくる。
 広がる快感が、赤く染まっている流香の肌を汗で濡らしていく、
 無毛の股間に顔をうずめてスリットに舌を這わせ続ける勇介は、両の乳首を二本の指でつまんでキュッと軽くひねった。
「ああっ!」
 ピリッとした小さな痛みとともに、乳首から快感が走ってくる。流香は喘ぎ、首を反らす。
 勇介の指で乳首をひねられるたびに、流香は声を響かせた。
 どれほど彼の舌で股間のスリットを愛撫され、指で乳首をひねられたことだろうか。
 流香の中で、快感がどんどん高まっていった。それを示すかのように、スリットから溢れ出る淫蜜の量が増えていった。
「はあ、ああ……ふぅ、ああ……あっ、あっ!」
 流香が口から響かせる声が、切羽詰まったようなものになる。
 高まった快感は、今にも爆発を起こしそう。
 勇介の舌が強い力でスリットを舐め上げた瞬間、
「ふぅああっ!」
 流香は目を見開く。爆発しそうだった快感が、それにより爆発を起こす。
「あっ、あっ……はふああっ!」
 股間に勇介の顔をうずめさせたまま、流香は全身をビクビクと震わせながら、ブリッジをするように背中を反らした。
 性の高みに達した流香。スリットから大量の淫蜜が噴き出して、勇介の顔を濡らす。
「はあ、ふぅ……」
 熱い吐息をこぼす流香の体から力が抜けていく。彼女の全身は真っ赤で、汗でしっとりと濡れていた。
 そんな流香の姿を見ながら、勇介は服と下着を脱いで裸になる。
 彼の股間では、少年の証しがそそり立っていた。
 荒く呼吸をしている流香をあお向けからうつ伏せにさせる。
 そして腰を抱き、プリンッとした可愛らしい形のお尻を高く上げさせた。
 勇介の少年の証しが、淫蜜と唾液で濡れている無毛のスリットを狙った。
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