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ないしょの恋人

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: 護堂アオイ
目次

第24話「杏樹と信二・2」

 シャワーが流れる音とともに、杏樹(あんじゅ)の舌が信二(しんじ)の肉棒に這う音が混ざって浴室に響いている。

 杏樹のピンク色の舌は、肉棒の根元から先端へ、先端から根元へと這う……かと思ったら、先端に集中してチロチロと舌を踊らせた。

 肉棒からの快感で、信二は満足そうな吐息をこぼす。

 信二は怒張を舌で愛撫している杏樹の湯で濡れている髪を撫でた。

 そして、

「袋の方も舐めるんだ」

 と告げた。

 杏樹は言われたとおりにする。顔を下げ、シワだらけの肉袋を視界に収める。

 怒張しているモノを舐めていた舌は、そのまま肉袋に這わされた。

 シワを1本1本確かめるように舌を動かす杏樹。

 信二の満足そうな吐息が強くなっていく。

 肉袋を唾液でベトベトになるまで舐めた杏樹は、再び肉棒の方を愛撫する。

 根元から先端へ、先端から根元へと舌を這わした後、口を大きく開けて、

「ん……んむっ……」

 ソレを含んだ。

 唇を密着させた杏樹は、

「んじゅ……んむぅ……んっ、んじゅる……んむぅっ……」

 頭を前後に動かして、唇で肉棒をしごいた。

 怒張しているモノを口に含んで唇でしごく杏樹の姿を、信二は満足げな顔で眺める。

 杏樹は単純に頭を前後に動かすだけではない。

 ときには粘りつくようにゆっくりと、ときには口から抜けてしまいそうなほど速く……頭の動きに変化を付け、信二の肉棒を愛撫した。

 一度口から怒張を抜き、先端をベロベロと激しい勢いで舐めてから、再び口の中へと含む。口に含んだときには、しっかりと唇で挟んで出し入れを繰り返す。

 どれほどの時間、杏樹の口で愛撫されたことだろうか。

 やがて信二の肉棒は脈動を開始していた。

 最初は小さかった脈動だが、愛撫を受けるたびに大きさを増していく。

 そして、信二のモノは今にも弾けそうになる。

 杏樹はソレを口から抜き、根元から先端へと舌を這わせる。それから、強い勢いで先端を舐めた。

 それが、とどめの一撃となった。

 信二の肉棒が弾ける。

 弾けて、

「わぷっ!」

 杏樹の顔に白濁した体液を降りかけた。杏樹の顔が、白く汚される。

 強い匂いが、杏樹の鼻へと漂ってきた。

 だが杏樹は、その匂いを不快だとは感じなかった。

 顔にかけられたものの匂いを嗅いだ杏樹の顔には、どこか恍惚としたような表情が浮かんだ。

 信二の股間では、まだ肉棒が隆々とそそり立ったままである。

 彼は杏樹を立たせると後ろ向きにさせ、壁に両手を付けさせた。そして、プリンッとした可愛らしい形のお尻を突き出させる。

 信二の両の手のひらが、杏樹のお尻を撫で回す。

「んっ……あっ……」

 杏樹はくすぐったそうな声を漏らし、お尻を小さくモジモジさせた。

 敏感な彼女の反応を楽しむように、信二は何度もお尻を撫で回す。

 信二の手のひらでお尻を撫でられるたびに杏樹は、

「あっ、あっ……んっ……あっ」

 お尻をモジモジさせながら甘く潤っている声を口から響かせる。

 そんな彼女に、もっと快感を与えたくなった。

 信二はプリンッとしたお尻を掴むと、グイッと左右に広げる。

「あんっ!」

 キュッとシワが寄っている小さな穴が外気に晒された。

 大きく広げられた杏樹のお尻……その谷間に、信二の顔が入り込む。

 お尻の谷間に顔を押し入れた信二は舌を伸ばした。舌先が軽く、杏樹のお尻の穴に触れる。

「あっ……」

 と杏樹が声を漏らしたときには、信二の舌はペチャペチャと音を立ててお尻の穴を舐めていた。

「あっ、ふっ……あっ!」

 舐められるお尻の穴からゾクゾクとするような快感が走ってきて、杏樹は甘い声を響かせながら腰をくねらせる。

 シャワーの湯の熱さとお尻の穴からの快感で、杏樹の顔は赤く染まっていった。

 杏樹が快感を得ているのを示すかのように、お尻の穴はヒクヒクと蠢きはじめる。

 信二が舌の動きを強めると、お尻の穴の蠢きは大きなものになっていった。

「はあ、あっ、あっ……あふっ……あっ!」

 杏樹が口から響かせる甘く潤っている声、お尻の穴から広がってくる快感が大きくなるのに合わせて声の中にある潤いが濃さを増していく。

 唾液でお尻の穴を充分に濡らした信二は、杏樹のお尻から顔を離した。

 そして、さらなる快感を彼女に与えるために、いきり立っているモノをお尻の谷間に差し込んだ。

 ソレの先端が、蠢くお尻の穴に触れる。

 杏樹のお尻の穴の蠢きは、信二には自分を誘っているように感じられた。

 誘われるまま、信二は腰を突き出した。

 怒張がシワを広げながら、お尻の穴へと埋没する。

「ああうっ!」

 お尻から走ってきた快感混じりの衝撃で、杏樹は声を響かせながら首を反らした。

 広げられたシワは元に戻ろうとして、埋没してきた肉棒をギチギチときつく締めつけてくる。

 信二に悦(よろこ)びを与えてくれる締めつけ。

 しばらくの間きつい締めつけを楽しんでから、信二は腰を動かしはじめた。

「あっ、ああっ!」

 怒張している肉棒が杏樹のお尻の穴をえぐる。

 肉棒が出入りを繰り返すたびに快感が走ってきて、杏樹は肩を震わせながら喘いだ。

 信二は遠慮せず、ガンガンと彼女のお尻の穴を突く。

「あうっ! あぁうっ! はあうっ!」

 お尻の穴を突かれるたびに、前後に揺さぶられる杏樹の湯で濡れた裸身。

 裸身の揺れに合わせ、小さな乳房がフルフルと愛らしく弾んだ。

 肉棒でお尻の穴をえぐりながら、信二は片方の手をフルフルと弾む小さな乳房へと伸ばしていった。

「あんっ!」

 杏樹の小さな乳房が片方、信二の手によって握られる。

 握られ、揉まれる小さな乳房。

 信二の手が動くたびに杏樹は、

「あっ、あっ! んっ、はうんっ!」

 乳房からの快感で声を漏らす。

 信二は夢中になって腰を動かし、杏樹のお尻の穴を肉棒でえぐり続けた。

 お尻の穴と乳房からの快感で、杏樹の全身の肌が赤く染まっていく。

「あっ、あんっ! あふっ! ふぅあっ!」

 浴室には杏樹の喘ぎ声とともに、信二の腰と彼女のお尻がぶつかるパンパンッ、パンパンッという音が混ざって響いた。

 何度も何度も杏樹のお尻の穴を突く信二の肉棒は、脈動を開始していた。

 お尻の穴を突くたびに、大きさを増していく肉棒の脈動。

 興奮で呼吸を荒くさせている信二は腰の動きを速める。

「ああっ! あっ、あっ!」

 信二が腰の動きを速めると、杏樹の中を走る快感は大きなものになっていった。

 速い動きで何度も杏樹のお尻の穴をえぐる信二は、肉棒が抜けるギリギリまで腰を引く。

 勢いを乗せ、一気に根元までお尻の穴へと肉棒を叩き込む信二。

「ふうああっ!」

 すさまじい衝撃がお尻の穴から走ってきて、杏樹は背中を弓なりに反らした。

 体の内側で膨らんでいた快感が、走ってきた衝撃によって破裂する。

「あっ、あっ……あふぅっ! ふぅああああっ!」

 ビクビク、ビクビクと湯で濡れている裸身を震わせる杏樹。

 性の高みに達した杏樹のお尻の穴から、信二は肉棒を引き抜く。直後、ソレは弾けた。

 弾け、白濁した体液を杏樹のお尻へと降りかける。

「ああ……」

 余韻の声を漏らす杏樹は、お尻にかかった信二のものを熱く感じた。

 シャワーから流れる湯が、杏樹のお尻を汚す白濁液を荒い流していく。

 二度放った信二だが、肉棒はまだそそり立ったまま。

 物足りないと言わんばかりに、存在を主張していた。

 信二は杏樹の腰を掴むと、肉棒の狙いを無毛の股間に定める。腰を突き出し、杏樹の秘洞を怒張で刺し貫く。

「あぁうっ!」

 新しい快感が秘洞から疾走してきて、杏樹は甘い声を響かせながら赤く染まっている裸身をブルッと震わせた。

 ギチギチと肉棒を締めつけてくる杏樹の秘洞。

 信二は腰を動かして、彼女の秘洞を肉棒でえぐった。

 怒張が秘洞をえぐる音と、

「あっ、あっ! あふっ! ふぅああっ!」

 という杏樹の甘い喘ぎ声が大きく浴室に響いた……。



◇◇◇



 廃校になった小学校、そこでマリの出演作品の撮影が行われる。

 監督は、亮一(りょういち)であった。

 教室の1つ、最初はそこで撮影をする。

 亮一はカーテンで窓を隠した。

「これで外から見られる心配はないよ、マリちゃん」

 今日は下着止まりではない。マリはヌードになる。

 朝からドキドキしっぱなしであった。

 亮一の自宅でヌードになる練習はした。しかし、あの時は亮一だけであった。

 今日は亮一だけではない。他の男性のスタッフもいる。

 大勢の異性の前で脱ぐのだ。

 だからドキドキしてしまう。

 マリのドキドキをよそに、撮影は開始される。

 水色のブラウスにデニムのミニスカート、白いソックスという格好のマリは黒板の前に立つ。

 そこで、さまざまなポーズをとっていった。

 ポーズの指示を出しながら、亮一はブラウスとスカート、どちらを先に脱いでもらうかを考える。

「マリちゃん」

 亮一はマリの姿を眺めながら、決めたことを口にした。

「先にスカート、脱いじゃおうか」

 彼に言われ、マリは「は、はい」と緊張気味にうなずいた。

 ミニスカートに手を伸ばす。そしてホックを外し、ファスナーを下げる。

 ストンッと足元に落ちるデニムのミニスカート。パンティが露わになった。

 露わになったのは、赤とピンクのボーダー柄のパンティである。

 パンティを露わにしただけでも、マリは恥ずかしくなって頬をわずかに赤く染めた。

 ブラウスとパンティ、そしてソックスだけになったマリに亮一はポーズの指示を出す。

 マリはその指示に従って、さまざまなポーズをとっていった。

 しばらくして亮一は、ブラウスも脱ぐように告げる。

 マリは恥ずかしさを感じながらも、ブラウスのボタンを外していく。

 すべてのボタンを外し、マリは水色のブラウスを脱いだ。

 まだ小さくても、もう成人型になっている乳房を覆うカップ付きのジュニアブラが露わになった。

 ジュニアブラの色は淡いピンク色だ。カップとカップの間を赤いリボンが飾っている。

 下着姿になったマリは、さらに恥ずかしさを感じた。

 それでも、腕で体を隠すことは我慢できた。

 下着姿でマリにさまざまなポーズをとってもらう亮一は、どうするか考える。

 ここでヌードになってもらうか、それともここでは下着までにするか……それを考えた。

 考えた結果、亮一は撮影を止めてマリに、

「マリちゃん、服を着て」

 と言っていた。

 撮影場所を変えることにする。そこでヌードになってもらうことにした。

 次の撮影場所は体育館だ。マリには衣装係が用意した衣装に着替えてもらう。

 白い体操シャツに紺色のブルマ……それが、マリの衣装だ。

 まずはその格好で、ポーズをとってもらう。

 先ほどは下から脱いでもらった。今度は上から脱いでもらうことにした。

 亮一に指示されて、マリは体操シャツを脱いだ。淡いピンク色のジュニアブラが露わになる。

 続いてブルマも脱いでもらい、ボーダー柄のパンティを露わにしてもらう。

 下着姿でいくつかポーズをとってもらった後、亮一はマリを見つめながら次の指示を出した。

「マリちゃん、ブラジャーを外して」
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