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真っ白なパンツスーツを着た嫁は一家の癒し

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: rodann
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パンツスーツ嫁、動画配信始める

貴之君と家族に後押しされて私は動画配信を始める事にした。
けど…私は動画配信なんて一度もやった事が無い上にどんな事を配信したら良いのか悩んでしまう…。
勿論決まってる議題は、趣味のゲームか本業のモデルのどちらかだ。

潤「どうしようかな…?」

私はどちらをやるべきなのか…考える。
私のその動画チャンネル名は「モデル黒沼潤のPLAYチャンネル」。
モデルに関しては私が色んな格好をすれば良いのだろうが…問題はどんな動きをすれば良いのか…。
ゲームに関しては顔出しする方法とか色んな方法を取り入れないとそれなりに見てくれないだろうし…。
どちらにしても準備が必要なのは間違いない。

潤「良し…!!」

悩んだ末に一番最初の配信は…

潤「どうも~黒沼潤です~。 皆さん、初めまして~知ってる方は知ってると思いますが、私はモデルをやっております~いぇーい♪」

まず自己紹介をする事にした。
あの時よりは知名度が上がってるけど、それでもまだ有名人と言える程では無い…。
私を知らない人はまだいるだろうから、自分が何者なのか、そして何が好きなのかをまずは伝えていかないと。

潤「私は、白のパンツスーツが大好きでそれを着てパーティーに出席したりしています~。 あ、後はゲームも大好きなんですよね~。」

次に私は、本業のモデル、いわば服装に関する事、そして趣味のゲームに関する事を伝えた。
敢えてほのめかす事で興味を持ってくれると、私は考えた。

潤「こんな私ですけども、どうか宜しくお願いできたら嬉しいかな~?」

とまあ、こんな感じで一番最初の配信動画は終了となった。
自己紹介の為、配信は10分程で終える事に。
ちなみに動画は動画サイトに残るので、生を見逃した人でも後から、この自己紹介の動画を確認する事は可能。
それによって興味を持ってくれる人が出てくれば良いのだが…。

配信を終えた後、登録者数を確認する私。
意外や意外、登録者は50人程になっていた。
あれだけ短い動画でも登録してくれる人がいると言うのは正直驚き、それに加えて見てくれる人もいると言うのは驚きだ。

ガラガラ…

貴之「潤ちゃん、終わった?」

潤「あっ、貴之君。 見てよ、何でか50人程登録者が出てきたんだ。」

貴之「あら? ホントだ、やっぱり動画見てくれる人がそれなりにいたんだろうね。」

潤「まあ自己紹介だし、短めの配信だったけど、これだけ登録してくれる人がいるのは驚きだね。」

貴之「そうだね。」

潤「これから動画を沢山配信しないと。 もっと登録者増やして私も家に貢献しないとね!!」

私はそう意気込んで、次のプランを貴之君と一緒に考えた。
やるものは決まってるが、後は私自身のスケジュールと配信の時間帯次第。
大体配信の時間をどのくらいの時間にするか、その案を貴之君と話し合う。

貴之「潤ちゃん、スケジュールってどんな感じ?」

潤「来週だと、月火水は午前から仕事があって、木と土曜日は午後仕事だね。」

貴之「となると、金曜日は完全にフリーになるのか…。」

潤「まあ…配信を考えたら、木曜日のスケジュールを事務所と話し合おうかな? 明日、話してみるよ。」

貴之「事務所に動画配信は伝えた方が良いよ、勝手に始めたとなれば色々と騒ぐだろうし。」

潤「あ、そうだった。」

ここで、貴之君から大事な事を言われてようやく気づく私。
動画配信の事は事務所とかに話さないと後々面倒になりそうだ。

貴之「ちなみにさ、木曜日ってどんな仕事?」

潤「木曜日は…雑誌の取材かな? まあ、私のスケジュールで午後にして貰ったんだけど、午前にしようかなと思ってる。」

貴之「どのくらい掛かる感じ?」

潤「大体1~2時間程かな?」

と、こんなやり取りをして色々と動画配信の予定を立てていく私達夫婦。
私も正直に言えば、仕事が全く無い訳じゃないので毎日配信なんて正直無理に近い。
だが、やると決めた以上やらない訳にも行かない。

それに登録してくれた50人の人達の為にも…!!

潤「取り敢えず、金曜日の子供達が幼稚園に行った頃配信するよ3~4時間位ね。」

貴之「OK、朝御飯や昼御飯とかは一応前の日に作っておくから。」

潤「あ…ありがと…。」

貴之「配信するわけだからね、一応僕もこんな形で協力しないと。」

何と貴之君が御飯まで作ってくれる事に…。
何か軽々しく動画配信を考えていた私が恥ずかしくなってきた…。
いやだけど、ここまで協力してるからには最初の配信は上手く行っておかないと!

その為にもコンディションは万全に整えておこう!

潤「その前に…事務所に話さないと…。」


数日後

私は、仕事が終わって事務所の人達に動画配信を行う事を話した。
配信は主にモデルとしての服装ショーと、趣味のゲーム実況と伝えると。

社長「まあ、やるのは構わんが…もし我々の手助けが加わるとなれば、それで得た収入の何%かは貰いたいね。」

潤「一応そのつもりです。」

勿論、収入の幾らかは事務所が持ってく事に関しては私もそのつもりだ。

女性社員「配信は大体どの頻度で?」

今度は、配信の頻度について聞かれた。

潤「まあ…仕事次第ですね…。 ただ月に5~6回は配信したいですね。」

社員「それなら、一応やる日をそっちで決めておいて、こっちも前もって仕事とかの日程を決めておくから。」

潤「ありがとうございます。」

社員「それと、来週の木曜だけど…一応、あちらの方も早めで良かったですとの事で了承は得たから。」

潤「…!! ありがとうございます!」

これで配信の準備は整った…!
後はその日を待つだけ…!
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