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180cmカップル

ジャンル: 現実世界(恋愛) 作者: rodann
目次

180cmの彼女は普通の服が着れない

ピピピピッ…
カチッ。

蒼「ふぁ…。」

目覚ましのアラームが鳴り、それを止めてまたいつもの日常が始まる。

ボクの朝は恭平先輩を起こす所から始まる。

蒼「先輩、起きてください~。」

ユサユサ…

恭平「ん…んんっ…あ、蒼ちゃん…おはよう…。」

蒼「さ、先輩早く起きましょう。」

恭平「うん…そうだね。」

恭平先輩は、まだ少し寝ぼけてる様子…。

蒼「先輩、目覚めの朝シャン。 お先にしていいですよ~。 その間にボクが着る服用意…。」

恭平「あ、その心配は無いよ。 僕が昨日、着る物は一応用意しておいたから…。」

蒼「あ、ホントだ。」

何と、準備の早い先輩だ。
まあ…朝起きるのに関しても…ボクが早かったりする日は多いけど…。
朝の準備は…先輩がいつも早く終わる。

その原因は…勿論…。

恭平「じゃあ、先に朝シャンするよ~。」

蒼「はーい、分かりました。」

と、彼は今日着ていく服を持っていって風呂場へと向かった。
その間にボクは、洗面所で歯磨きをしたりして一応出来る限りの準備を終える事にした。

シャーーーーーッ!

もう、早速シャワーをしてる。
シャワーの音が良く分かる、そして何よりもシルエットで彼が頭を洗ったり身体を念入りに洗ってるのが良く分かる。

蒼「先輩~まだですか?」

恭平「後少しで終わらせるから、待ってて。」

と言って直ぐに…彼は風呂場のドアを少し開けた。
当然だが…ボクは風呂場から少し離れる事に…。

恭平「ふぃ~…蒼ちゃん。 どうぞ、遅くなってゴメンよ。」

蒼「分かりました、じゃあボクもやりますね。」

着替え終わった恭平先輩と入れ替わりでボクも朝シャンをする事に。

服を脱いで風呂場に行くと…石鹸のいい香りが…。
先輩がそうとう身体を洗ったのが良く分かる。

蒼「(じゃ…ボクも…洗いますか!)」

シャーーーーーッ!

ゴシゴシ…。

蒼「うひょ~気持ちいい~♪」

ボクは、先輩と違ってあまりシャワーに時間は掛けない。
頭は念入りに洗うけど身体はそこまでじゃない。

キィ…

蒼「ふぅ~…。」

パチ

ボクは洗面所で髪を乾かそうと思ったが…。
生憎、先輩と違って…ボクは着替えを洗面所に持ってきてない…。
その為、ボクは自室で髪を乾かす事に。

ブォォーーーーー!!

蒼「はぁ~…どうしよう、今日は…。」

髪を乾かしてる間…下着姿のボクは、悩んでいた…。
それは…。

蒼「今日の着替え…!!」

そう、ボクは今日の着替えで時間が掛かるのだ。
それもそのはず。
普通の女の子だったら、可愛い服とかを着て直ぐに済ませれば良いだけの話だ。
だけど、ボクは背が高い…。
それでも背が高くても、着替えにはそんなに問題無いだろうと思うけど…。
そんなちょこっと背が高いとかのレベルじゃない。
何て言ったって、ボクの身長は「180cm」もある。
ボクのサイズは、メンズサイズでも中々な大きさになる…。

その上…自分でも言うのはなんだが…。

蒼「うぅ~胸大きすぎるわ…。」

ボクはスタイルも中々な物で…胸のサイズはGカップだ。
身長も高いのも有ってからか、ボクは周りに良く注目される…。
長身で巨乳なんて…どんだけ贅沢な身体なんだボクの身体は…。

そんなこんなで、ボクはこの胸のサイズと身長のせいでファッションに困ってる。

その結果として、どの服を着たら良いのかで悩んで…時間が掛かってしまうのだ。

蒼「どれにしよう…。 どんな服にしようかな…?」

ボクは大いに悩み…ようやく選び終えた…。
結果、ボクはまた谷間がもろ見えの服装をする事となった。

蒼「うひゃー…恥ずかしい…。 けど、仕方無いか…。」

ボクはその格好のまま、リビングへと向かった。

カチャ…。

蒼「おは~。」

恭平「蒼ちゃん、遅いよ~。」

蒼「ごめんなさ~い。」

奈緒美「まあまあ、恭ちゃん。 女の子は服装にも気を使わなきゃ行けないんだから。」

リビングのテーブルにはボク以外の皆が座っていた。

そして…朝食を食べ終えた後、先輩と一緒にいつものバスに乗って大学へ…。

その際…ボクの今日の服装からか…たまにボクの胸元をチラチラ、チラチラ周りの人が見ていく…。
やっぱり、今日の服装のチョイス…間違いだったかも…。

複雑な状況の中…ボクと先輩は家に帰ろうとしたが、先輩は途中でボクも巻き添えにしてバスを降りる事に。
そして先輩に連れてかれるがままにたどり着いた先は…。

恭平「蒼ちゃん、服買う?」

何と服屋さんだった。
しかも色んなサイズの対応が出来る専門店…。

蒼「え、先輩…どうして?」

恭平「いや…いつも、服装で困ってるからさ…服のバリエーションを増やした方が良いのかなと思ってね。」

蒼「先輩…。」

ギュッ!

蒼「ありがとうございます、先輩大好き♡」

ボクは人目も気にせず、先輩に抱きついた。
先輩は、ボクに抱きつかれたのか恥ずかしそうにしてた…。
離れた後に服屋へと入り…。
ボクは、色んな服を買う事が出来た。

ガサガサ…

蒼「先輩♡ 今日はありがとうございます♡」

恭平「うん…でも、ゴメンよ。 あまり可愛い服が無くて…。」

先輩はボクに可愛い服を着せたかったのだろうか、可愛い服専門の店じゃないという事でボクに謝ってたが。

蒼「そんな、気にしなくて良いですよ♡ 買えただけ良いんですからぁ♡」

ボクは、可愛い服よりも自分が着れる服が買えたのが嬉しかった。
それを聞いて、先輩の表情も少し明るくなり、テンション最高のままボク達は家に帰る事に。
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