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321…

原作: 名探偵コナン 作者: takasu
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安室「え、隠してくれてたんですか?」

「当たり前よ。ノック同士の方が仕事、やりやすいじゃない。」

安室「…なるほど…。」

「暫くは報告とか安室さんに任せられないから私が行くけど、その分しっかり働いてもらうのと、無駄な詮索をやめることね。」

安室「それは無理なお願いですね。」

「あのねえっ、私がどれだけジンのご機嫌取りを…!」

安室「大丈夫ですよ、そんなヘマしませんよ。」

「組織を甘く見ないで!」

安室「…?」

「あなたはまだなにもわかっていないわ…。………仕事、行くわよ。さ、乗って。」

安室「え…乗るんですか;」

「しょうがないでしょう、私の車も安室さんの車も修理出しちゃってるんだから。」

安室「そうですけど…」

「レンタカーはぐちゃぐちゃにする可能性高いからダメだし、私のバイクしかないの。…乗らないなら私一人で行くからいいわよ。」

安室「乗ります!」

「しっかりつかまっててよね」

安室「はい」『腰細い…』


安室「よく事故しないですね。」

「当たり前でしょ。」『今回の仕事はおそらく、いや絶対に安室さんを殺しにきてる。…私が囮になるしかない…』

現場に着いたら即銃撃戦だった。

容赦なく降り注ぐ弾丸の雨の中、ゆりは人の姿を見つけた。彼の狙いは安室透。

ゆりはあらかじめ用意しておいたもので安室に変装すると狙ってこいと言わんばかりに安室から離れた。

すると弾丸は一気にゆりに集中した。

そして安室がゆりを見失った頃…

「ジン、彼はノックじゃなかった。」

ジン「ではなぜ奴をかばう」

「パートナーになったんだもの、私の調査不足で殺されたってなると目覚めが悪いのよ。」

ジン「フンッ。まぁいい。今回は見逃してやる。」

「ありがとう、ジン…っあっ…」『やばっ…目眩が…』

ジン「どうした」

「何でもない、大丈夫よ」

ジン「そうか。なら早くここから消えるんだな。」

その後ゆりはすぐに安室と合流すると安室の家まで車を飛ばした。

「お疲れ様。」

安室「途中でどこに消えてたんですか」

「ジンの所よ。ノックじゃないって言っておいた。じゃ、そゆことだから、早く降りて。」

何となくいつもよりとげとげしい雰囲気のゆりに安室は大人しく引き下がった。

そして安室が降りたのを確認するとまた警察の仕事へ行き、もう一度ジンに報告書を渡してノックでないことを証明してからゆりはやっと家に戻ることができた。


空「ゆり!お帰り!あのさ!明後日みんなで海行こうってさ!」

「誰が?」

空「蘭ちゃんと園子ちゃんと透くんと!あとはちびっ子達と博士と昴さん!あ、ついでに眠りの小五郎さん!」

「あれ、世良ちゃんいないの?」

空「なんか来れないってさ!俺も会ってみたかったんだけどな!」

「まぁそのうち会えるよ。ってか秀も行くの??」

赤井「沖矢昴の姿でだがな。」

「そ、そっか…;」

空「あ、それでね、車だしてほしーって言ってた!何か大阪から二人来るらしいからその子たち拾ったら人数ふえるからってさ!
えっとねー、だから車持ってる人は全員車で!」

「あーはいはい。じゃあ私がその大阪の子達拾うわ。空は安室さんの車乗って妙な動きしてないか天然を装って探り入れて。」

空「おーけぃ!うひょー!楽しみ!」


車の中ではそれぞれ楽しく、ゆりが運転する車は和葉や平次にぜんかいのことをあやまったりと平和に終わった。

そしてついに海に着いたのだった。

「…あっつ。まぶし。」

ゆりは高校生らしからぬ態度でサングラスにラッシュパーカー、キャップを被り日傘を差しているなんとも海に来たという格好ではなかった。

園子「ちょっと…;脱ぎなさいよっ」

「嫌よ。暑いし」

蘭「着てる方が暑くない…^^;?」

空「ちぇーっゆりの水着姿ちょーエロいから見たかったのにー」

男共「!!」

「はいはい、もうみんな入って来なよー海。私荷物見ててあげるからさっ」

小五郎「ゆりちゃん、ガキらしくないこと言わずに行ってこいよ^^俺がここでビール飲みながら見てっからよ^^」『せっかくの水着姿拝みたいしなぁ』

「はぁ…じゃあお任せします。ちょっとだけ行ってきます。…はぁ。」

そう言うとゆりは仕方ないと言わんばかりに気だるげに日傘をたたみ、サングラスを外し、髪を一つに束ねるとパーカーを脱いだ。」

空「!ちょっと、お前痩せすぎ!」

「ん?そんなことないわよ。あ、でも最近お酒を飲んでないからかしら。」

和葉「高校生が酒って…;」

小五郎「スタイル抜群だが細すぎるくれえだなー!しっかり今日は食べて飲んで太れよー!」『スタイル良すぎて見惚れちまうじゃねーかー!』

「さ、暑いのは嫌いなの、先に海入ってくるわ」

ゆりはスタコラサッサと一人で海の方へ向かった。

が、

チャラ男「ねーねー!ひとりー?俺とデートしよーよー」

「結構です。」

チャラ男「ねーねー!」

昴・赤井「僕の彼女に手を出さないでもらえますか。」

チャラ男「なんだ、連れいんのかよ。」

平次「おい工藤、あいつら犬猿の仲っちゅー感じやけど大丈夫なんか?」

コナン「ハハ…;」『やべー』
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